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三章【記憶】
三十話 家族
しおりを挟むその途中で、一瞬雑音が入った。次の瞬間、今まで水が流れていたはずの川には水が流れていなかった。濡れていたはずだが完全に乾いていたグレイは慌てて振り向くと、その先には何かにぎやかな声が聞こえる。グレイは川だった堀に降り、そして来た道を戻る。するとそこには人々の姿が見えた。門番であろう金髪の男二人がこちらに気付く。
「こんな辺境の村にまた旅人か」
「ああ、やはり水神様の祝福だ」
そう話す男たちは
「やあ、旅の方。もしよかったら貴方も水神様の生まれ変わりの子に祝福をしていってもらえないだろうか」
「水の月、水の日に生まれた子。水の精霊たちを統べるとされる水神様だ。是非祝福を祈ってくれないか」
そう言ってグレイを招き入れる。門をくぐるとそこはお祭りのように祝賀ムードに包まれていた。見る人皆、若干濃さの違いはあるが金髪だ。村の子供たちがやってきて
「お兄さん! アクトの家に祝福に行ってよ!」
「そうそう! アクトはずっとお兄ちゃんになりたいって言ってたから、自慢の弟が出来たの!」
「なんたって水神様の生まれ変わりだからな! 祝福を祈れば祈った人間にも祝福が来るって言われてるから損はねーぜ!」
そう言われながらやいのやいのと子供たちはグレイを家に連れて行く。そこは確かに先ほど入った、噴水広場の近くの自分の家だった。
「おーい、アクト! また旅人さんが来たぜー!」
「祝福してもらおう!」
そう言うと扉が開き小さな少年が出てきた。
「お前ら、うるさいぞ。グレイが目ぇ覚ましちまうだろーが」
そう言って子供たちをおとなしくさせ、そして各自家に帰らせる。子供たちがいなくなると
「お兄さん! ぼくの弟に祝福お願い!」
そう言ってアクトはグレイの手を引いて家の中に招く。すると
「こらこら、客人の、しかも旅の方を強引に連れてくるんじゃない」
と男性の声がした。アクトは手を放す。グレイが呆然としていると
「旅の方、息子が申し訳ないことをした。本当弟が出来たことが嬉しい上に、その弟となるグレイが水神様の生まれ変わりだから自慢したくて仕方ないようでして……」
と困ったように話す。
「私はレルス。アクトとグレイの父親です。妻のミリアムはグレイを看ております」
「グレイ、やっと抱っこできるようになったんだ。ぼくが手を出したら握ったりしてくれる。いやぁ弟かわいいなぁ」
嬉しそうにするアクトを見つめる。この子はグレイの兄であり、つまり生きていれば年上だったのだ、と。そして目の前にいる男性こそ自分の父なのである。グレイは思い切って声を出す。
「もし、よかったらその水神の生まれ変わりの子に会ってもいいだろうか」
すると
「もちろんだとも。祝福してもらえたら私としてもとても嬉しいよ」
と大歓迎の様子でグレイを二階へと案内した。大きな部屋の扉の前に立ち
「ミリアム。別の旅の方がいらっしゃった。グレイに会いたいと言っている。今大丈夫だろうか」
と声をかけた。中から
「大丈夫よ。今、起きたところだから」
と声が聞こえてきた。レルスが扉を開ける。そこにはベッドに座った女性と、その横で寝ている赤子がいた。赤子は目を開けて女性の手を握っている。
「お客様、わざわざお越しいただきありがとうございます。グレイの母、ミリアムです」
そう言ってミリアムは座った状態でお辞儀をした。
「ごめんなさいね。本当ならちゃんと立ってお礼をしたいのに、この子ったら手を離すと泣き出してしまうの」
そう言ってミリアムは赤子に握られた手を離すと、赤子は盛大に泣き始めた。そっとミリアムが手を差し出すと、赤子は手を握りそして泣き止んだ。ついてきたアクトは赤子のそばに行き
「ほーら。兄ちゃんだぞー」
と手を延ばす。空いているもうひとつの手で赤子はアクトの手を握った。
「いやはや、このような調子で常に妻はそばにいるのです。ああ、そう言えば前に来た旅の方はどこかの国の王子様だそうで。なんでも修行の旅の途中でここに立ち寄った、と言っておりました。二十一歳だと言ってましたね。若い上に一国を担うであろう王子様が祝福をしてくださったのは本当にありがたいことです」
話と年齢を聞いて、以前祝福を祈ったのがまだ即位してない頃のディア王であることはほぼ確定した。
「祝福の祈りは無理強いしません。でも、グレイの顔だけでも見ていただければ……」
レルスにそう言われグレイは赤子のそばに近寄る。グレイが顔を覗かせると、そこには自分と同じ目の色と髪色をした赤子の姿の自分がいた。まっすぐに見つめるその眼差し。そして赤子はニコッと笑った。
「あっ、グレイが笑った!」
アクトが嬉しそうに赤子の顔を見る。
「あら、お客様に対して笑うなんて珍しいわね。今まで村の人たちに祝福してもらった時は泣くかバタバタするかだったのに。笑うなんて初めてかもしれないわね」
家族三人が笑顔で赤子を見つめる。一人、鼓動が早まり過呼吸に陥る。グレイは胸を掴み膝をついた。
「旅の方! 大丈夫かい! どこか具合でも悪いのかい!」
そう言ってレルスがグレイに寄り添う。
「だ、大丈夫……だ」
胸を押さえた手を離した瞬間、形見として手に入れたペンダントが肩掛けからチラリと見えた。レルスはそれを見て
「き、君! それを一体どこで!」
と青ざめた顔で言い、慌てて一階に戻る。そしてしばらくして駆けあがる音がした。
「あ、あった! ここにあった!」
そう言って取り出したのは綺麗な状態の同じペンダントだった。だがレルスが見ているペンダントの裏面には何も書かれていなかった。
「君、もしよかったらそのペンダントを見せてもらえないだろうか」
レルスがそう言うとグレイは少し尻込みする。見せてもいいものなのか、それとも見せたことで未来を変えてしまうのか。怖かった。グレイは一つだけ条件を出した。
「見せてもいい。だが、それによって何が起こるか分からない……。ここにいる全員を巻き込むことになるかもしれない。知る覚悟があるなら、見せてもいい」
そう言ってグレイはペンダントを外し握りしめる。その場の空気が重くなるが、何か事情を察していたのか
「分かった。見せてもらおう」
とレルスはグレイの前に手を差し出した。グレイは震えながら恐る恐るペンダントを差し出した。受け取ったレルスはまず表の面を自身が持っていたものと見比べる。
「全く同じ細工だが、君のペンダントはサビや痛みがひどい。裏面は……」
そう言ってレルスがペンダントを裏返す。それを見たレルスはしばらく沈黙する。
「あなた……」
思わずミリアムがレルスに声をかける。そしてしばしの沈黙の後
「君、未来から来たね」
と言葉を投げかけた。グレイは頷くこともなく、否定の言葉もなくじっとしている。レルスは
「このペンダントはね。本来なら、グレイが生まれて三か月が経って名を刻んでもらう予定だった。だから名前は、明日刻んでもらうことになっている。そして、十五になってから授けることになっていたんだ。だから私の持ってきた方にはまだ何も書かれていない。だが君の持っていた方にはこう書いてある『水の月、水の日に生まれ、水神の加護を授かりしグレイ・ハウ・ラインドに祝福を』と。グレイは私たちで付けた名前。ミドルネームのハウは古代語で神あるいは神の力を授かりし者を意味する。名前が刻まれた状態のそれを持っているということは、未来から来た。それ以外ありえない」
そう言うと付け加えるように
「それに君の髪の色と目の色。グレイと同じだ。君は、未来のグレイではないか? そして、この後にこの村に何かがあった。そうじゃないか?」
まるで全てを知っているかのような口ぶりに、グレイは震えながら口を開く。
「信じてもらえるか分からないし、これを話すことによって生じることが怖い。だが……話そう」
そう言ってグレイは自身がこの村で洪水が起こり、ウィル湖から流れる川の中流にある村で拾われ、孤児院で育ったこと。そこでは金髪は忌み子とされずっと蔑まされ育ち、忌み子だから親に捨てられたのだとずっと思い続けていたこと。その村が十年後に合成術の事故で壊滅した際に唯一生き残り、祝福をしたとされる現サウザント国王に助けられたこと。記憶を失いつつも自身の命を救ってくれた国王に恩を返すために働いていたこと。そして旅の仲間が現れこの村、そして自身の生い立ちまでたどり着いたことを話した。しばらく沈黙が続いたが
「そうか……やはり長老様の仰る通りだったのか……」
とレルスが話す。レルスはグレイが持っていたペンダントを返すと
「正直信用して良い内容か分からなかったから、家族にも実は黙っていた話なんだがね。実は息子が生まれ、水神様の加護を得た事を知った際、長老様はこう仰っていたんだ『未来から使者が来る。この村に災いが起きることを教えに』とね。だからこの村に何かが起こることは長老様と私は知っていた。だが村が大混乱に陥ることは明白だ。だから、家族にもずっと黙っていた。でも、君が、大人になった息子がこうやってきたということは。それは正しいことなのだと、私は思った」
そう言ってレルスはグレイの両肩に手を載せる。
「未来に待ち受けていたのは祝福なんかじゃなかった。親として護ることも出来なかった。でも……ここまで立派に育ってよかった。あの時、祝福していただいた君の時代で言う国王陛下に助けていただいた」
そして一呼吸おいて
「息子よ……すまない。何も、力になれなくて」
そう言ってそっと抱きしめる。グレイはようやく自身が本当は親に愛され、そして大事にされていたことを実感した。そして遂に思いの丈をぶつけた。
「俺はっ! 俺はずっと親に捨てられたと、そう思い続け親を憎み続けていた! それなのに、本当はこんなに大事に愛されて……。でも俺は、家族を……誰一人救えない。未来は変えられない、でも! 未来を変えたい! 俺は、家族を護りたいと、初めて思った……だから……」
そう言うと
「それ以上は、もういいんだ。定められた運命。水神様のお導きならば、それはすべて受け入れる覚悟がある」
とレルスは言う。グレイはレルスから離れ
「だがっ! ここで全員逃げれば生き残る道がある。誰も死なない道がある!」
グレイがそう言うが、レルスは首を横に振る。
「未来は変えられないし変えてはいけない」
それに続くように
「確かに、親として出来ることを何もしてあげられなかったかもしれない。でもこうやって未来から来てくれたのなら、貴方は未来を切り開く力があるわ。ごめんなさいね、本当に親として貴方への愛を与えられなくて」
少し困った様子でミリアムが笑う。アクトも
「ぼくは難しいことはわかんないけど。つまり、お兄さんはグレイが大人になった姿だってことだよな? ぼくが兄ちゃんとしてできること、なんもないままおっきくなっちまうのか。でもこれは水神様のお導きだから、変えちゃいけないことはわかるよ」
三人とも覚悟が決まったように話す。
「なんで……なんでそんなに冷静にいられるんだ。俺以外の全員が死ぬ未来が分かってるんだぞ。なのに、なんでそんなに……全部受け入れようと出来るんだ……」
どれだけ言っても救えない、救うことが出来ない、救われようとしない家族。震えるあまり握っていたペンダントを落とす。それをそっと立ち上がり、ミリアムが拾うとグレイの首にかけた。
「貴方が私たちを救いたい気持ちは分かるわ。でも、私たちはそれを受け入れないといけない。それが精霊の、そして水神様のお導き」
そう言ってミリアムもグレイをそっと抱きしめる。
「物心がつく前に私たちと離れてしまった。愛を、伝えられなくてごめんなさい」
アクトもグレイの腰に抱きつき
「ぼくはもうグレイと一緒に居られない。でもずっと護ることはできる。独りぼっちじゃねーぞ」
「母さん……父さん……それに、兄さん」
覚悟が決まった家族の意思を引き継ぐためにも、その想いを受け入れた。そんなグレイを見て
「グレイ。お前が水神様の力を引き継ぐための儀式を行う。長老様の元に向かおう」
そう言ってグレイを外へと連れ出す。ミリアムは赤子のグレイを抱き、アクトもついて行く。こうして一行は長老の家にたどり着いた。
「長老様! ようやく時期が来ました」
レルスがそう言うと
「そうか、やはり未来から使者が、闇を司る者が来たか」
と老人が言う。
「未来からの使者、それは大人になった息子、でした」
レルスの言葉に後から入ってきたグレイを見て
「やはり、災いが起こるのじゃな。準備は出来ておる。こちらに来なさい」
そう言って長老は付き人と一緒に部屋の奥へと入っていった。一行もついて行く。そこには壁際の段差の上で宙に浮く杖があった。
「これは水神様の加護を得た者だけが手にすることが出来る」
付き人がその杖に触れようとすると見えない力に跳ね返されてしまった。
「グレイよ。お主が本物のグレイであるなら、この杖はお前を受け入れる」
長老にそう言われ、グレイは杖の前に立った。震える左手でそっと杖に手を寄せる。一瞬反発する力を感じた。その時脳内に声が響く。
『お前が我の生まれ変わりとなる者か』
その声に心で答える。
『そういうこと、らしい』
彼らの家族であることは確信できたが、自身が水神の生まれ変わりであることには自信がなかった。声は
『お前の魔力の器、見定めた。一つは我の力を受け止める器。もう一つは闇の精霊と契約する器。なるほど、千年に一度起こりし世界の災厄を正す使命に、もう一つの意味で選ばれたわけか』
少し間をおいて
『覚悟が出来たなら杖を握れ。お前に本来の力を授けよう』
声はそこで途切れた。グレイは一瞬迷ったが、思い切って杖を握る。その瞬間、ありとあらゆる知識と魔力が体に流れ込む。しばらく杖を握った状態で立ち尽くしていた。少しため息をつくと、杖を握ったまま手を下ろした。それを見て
「おお……やはり水神様の生まれ変わりであったか。よかった。災いが起こる前に授けることが出来た。未来から来たグレイよ。お主は今日から水神様の生まれ変わりとして生きることになる。そして、闇を司る者としても、な」
長老がそう言うと席を外していた付き人が服を持ってきた。
「こちらが正装となります」
渡された服に着替えるために隣の部屋に行く。テーブルの上に杖とペンダントを置き、そして渡された黒い服に着替えた。少し大きめに作られているようだが、誤差の範囲。グレイは新たな衣をまとい、そしてペンダントを首に下げた。長老たちのいる部屋に戻ると
「おお……立派なお姿に」
長老はそう言って礼をした。
「グレイ。これでお別れだ。でも、お前をずっと見守っている」
「貴方のそばでこれからの未来を見守るわ」
「グレイー。お前に兄ちゃんとしてなにも出来なかったけど、ずっと一緒にいるからな!」
そう言って家族が励ます。
「今なら、今ならまだ間に合うっ! この村からっ」
グレイがそう言うと視界が乱れる。レルスの
「お前の行く末に祝福を」
最後の言葉に
「父さん! 母さん! 兄さん!」
そう言った瞬間、周りは水で埋め尽くされる。そこは水に沈んだ長老の家だった。
「…………」
グレイは何も言えないまま、水中を泳ぎ家を出た。水から出て、門があった場所に泳いでいく。陸地に上がると
「お前はこれで二つの精霊と契約したことになる」
とイグナスが言う。そして
「そう言うことだ。俺はパウル。水の精霊だ。契約は俺としているが、お前は水の精霊の全ての力を集結することが可能。その使い方、間違えるなよ」
と先ほどの水神としての力を得た際に契約が成立したらしいパウルの精霊石がいつの間にか手元にあった。
「これからはお前は魔術師としての力が試される。まあ今まで通りの戦い方もお前なら出来る。好きな方を選べばいい」
イグナスはそう言った。
「さあ、お前の仲間が待っている拠点に戻ろう。パウル、こいつの水くらいは吸い取ってやれ」
「お前に言われなくても分かっているさ」
イグナスとパウルのやり取りを見ていると、体中の濡れた水分があっという間に消えた。
「お前の力の特権だ。乾かさずとも水を吸い上げる力がある」
「これは、他人には使えるのか?」
グレイが聞くと
「あくまでもお前だけの特権だ。他人には使えん」
とパウルは言う。
「そうか。それと、もう、ここには用はないんだな」
少し寂し気にグレイは拠点へと足を運んだ。振り返り
「父さん……母さん、そして兄さん。皆の想い、受け取った」
そう言った。
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