或るインキュバスの劣情

はち

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或るインキュバスの劣情

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 おじさんのお腹に跨って、僕はおじさんのに比べたら薄い色の昂りを見せつけるみたいに擦る。早くおじさんに触って欲しくて、硬くなった昂りがいやらしく跳ねた。

「おじさん、触って」
「あ……」

 僕のおねだりに、おじさんの手がおそるおそる伸びてくる。僕は我慢できなくて、おじさんの手を取って僕のちんちんに添えた。
 厚みがあってごつごつしたおじさんの手のひらは、すごく熱くて気持ちいい。

「ふあ、おじさんの手、きもちいい」

 カウパーが、いっぱい溢れちゃう。
 おじさんの手をとろとろに濡らして、僕はおじさんの手の動きに合わせて腰を揺らした。
 ふふ、気持ちよくてすぐいきそう。
 おじさんの手でするの、気持ちいい。おじさんの手でオナニーするの、気持ちいい。

「ん、っふ、おじさん、きもちいい」

 勝手に腰が揺れる。間抜けにへこへこ揺れる腰が止められない。だって、おじさんの手でちんちん擦るの、気持ちいいんだもん。
 硬くなったちんちんを押し付けると、おじさんの手が優しく握ってくれた。
 嬉しい。カウパーにまみれたおじさんの手のひらに擦られて、僕は甘い声が止められない。

「あ、う、おじさ、も、でる」

 おじさんの手の中で脈打つ僕のちんちんからは、熱くて白いものがいっぱい出た。
 僕の出した精液で、おじさんの手はどろどろだ。おじさんを汚しちゃった。
 僕はおじさんの手を取って、僕の吐き出した精液を丁寧に舐めとる。指を一本ずつ舐って、手のひらも手の甲も、指の間も、手首も。
 おじさんの手を綺麗にした僕は、おじさんに、キスをする。せっかく出した僕のザーメンを、全部飲んでもらいたいから。
 飲ませると、おじさんは蕩けた目で僕を見上げた。何を飲まされたのかわかってないみたいだ。

「ハルト」
「ふふ、おじさん、僕の飲んでくれたの、嬉しい」

 だから、もっと気持ち良くしてあげるね。
 僕はおじさんのごつごつした腰に跨った。僕は脚を拡げて、天を仰ぐおじさんの逞しい猛りにひくつく窄まりを押し付けた。熱いおじさんの猛りに腰を落として、僕はひくつくお尻の孔におじさんのを飲み込んでいく。

 おじさんの目は、僕とおじさんが繋がってるところに釘付けだ。

 入ってくるおじさんのは熱くて、火傷しそうだった。
 皺を目一杯広げて飲み込んで、そのままゆっくり行き当たりまで。
 熱くて硬くて、まだ入れただけなのに眩暈がする。

 もうおなかの中は嬉しくてきゅんきゅんとうねっている。僕のおなかが喜んでるって、おじさんはわかってくれるかな。
 早く出してほしくて、おなかがせつない。おじさんに、熱いものを注がれたい。

「見て。おじさんの、入ってる」

 でも、もっと奥まで入るんだよ。

「っ、はる、と」
「おじさん、今日は、ちゃんと奥までして」
「お、く?」
「そう。ここのもっと奥だよ。僕のおなかの、いちばん奥」

 僕が腰を揺するのに合わせて、おじさんがゆるゆると腰を揺らして突き上げてくれる。
 うれしい。だけど、物足りなくて、奥は甘えるみたいにおじさんに吸い付いてしまう。

「っ、く」
「はあ、おじさん、もっと」

 僕はおじさんの引き締まったお腹を撫でる。
 おじさんの引き締まった硬いお腹に、深い紫の淫紋が浮かび上がる。パパに教えてもらった、理性を剥がす淫紋。それに、催淫の淫紋が重ねてある。
 ふふ。これならおじさんも気持ちよくなれる。
 ね、おじさん。

「っく、はると……!」

 跡がつくくらい、おじさんの手が強く腰を掴んだ。淫紋が効いてるみたい。

「あぅ……ッ!!」

 無遠慮な力強い突き上げに、思わず声が漏れた。こじ開ける勢いで、おじさんの張り詰めた先端が解けかけた奥に押し付けられる。
 吸い付く襞を、おじさんの逞しい先端が何度も叩く。早く開けろってねだられるみたいで、嬉しくなっちゃう。

「きて、おじさん」

 僕のおねだりに、おじさんが一際強く腰を突き上げた。
 おなかの中で、くぐもった音がした。
 おじさん熱いものが、奥の襞をこじ開けて僕のおなかの深いところまで入ってきた。

 あは、奥、届いちゃった。

 僕の視界にぱちぱちと白い星が散る。
 おなかが熱く濡れてる。だらしなく、とろとろと精液が溢れてる。お漏らししてるみたい。

 奥まで来てくれたおじさんを、僕の深いところは吸い付いて抱きしめて歓迎する。
 おへその下が、膨らんでる。ここまでおじさんが入ってるのがわかってうれしい。

 おじさんが突き上げるかたびにおなかの中を掻き回されるみたいな、押し上げられるみたいな、少し苦しさはあるけど、おじさんと深く繋がれたのが嬉しくてそんなの気にならない。

「っく、そ、はると」
「動いて、おじさん」

 僕がねだると、おじさんは深く身体を繋げたまま、僕を硬い床に押し付けた。
 見上げたおじさんの目は、熱に澱んでいた。

 おじさんが腰を引いた。
 エグい段差におなかの中を全部引き摺り出されるみたいで、僕は思わず甘えた声をあげてしまった。

「あ、ア」

 抜けるギリギリまで抜けたそれは、再び緩みきった襞をぶち抜いておへその下を押し上げる。

「っは、ア」

 気持ちいい。うれしい。
 また、おなかの上が熱く濡れた。お漏らししたみたいに、精液がでる。
 おじさんは大きなストロークで、僕を蹂躙する。
 うれしい。
 気持ちいい。
 おじさんにしがみつくとおじさんもその逞しい腕で抱きしめてくれた。
 おじさんの大きな身体の下に抱き込まれて、力任せに腰を打ちつけられる。

「っく、はると」

 中でおじさんのが跳ねる。もうすぐおじさんも限界かな。

「いって、おじさん」

 僕もいきそう。一緒にいきたくて、僕もおじさんの動きに合わせて腰を揺らす。

「っあ、く」

 僕の中でおじさんのが脈打つ。いちばん奥でおじさんの熱いものが爆ぜて、熱いのが中に溢れて、僕のおなかは喜んでる。
 鼓動みたいに、吐精するおじさんの脈動がぼくのおなかに響く。
 いつのまにか、僕のお腹も白く濡れていた。
 いっぱい、出ちゃった。
 おじさんと一緒にいけたのが嬉しくて、僕はおじさんに擦り寄った。

「はる、と?」
「うれしい。おじさん、気持ちよかった?」
「ん」

 あーあ、もったいないな。
 せっかく笑ってくれたのに、この記憶も消さなきゃいけない。

 おじさんの手が、優しく頭を撫でてくれる。

 ゆるゆるとおじさんが腰を揺らすのが気持ちよくて、ぼくはおじさんに縋り付く。

「もっとして」

 僕のおねだりに応えて、おじさんの動きが大きくなる。
 まだ萎まない、おじさんの。中で硬いまま、僕の中をほじくる。
 何度も一番奥を突き上げられて、おなかが破れそうで興奮する。

「おじさん、きもちいい」
「ああ、俺も」

 おじさんも気持ちよくなってるのがうれしい。
 深く、催眠が効いてるから。
 それが何だかせつない。いつか、催眠なんか使わなくても僕にこうやって触れて、微笑みかけて欲しい。

 おじさんの大きいのが一番奥の柔らかいところを捏ね回す。
 おじさんの毛が、ざらざらとお尻を擦る。深く繋がってる証拠に、僕は嬉しくなってまたおなかを震わせた。
 気持ちよくて、僕のおなかが熱く濡れた。サラサラしたもの。潮だ。おもらしみたいにびちゃびちゃで恥ずかしいのに、うれしい。おじさんが、僕がいくまでしてくれる。

「おじさん、いって。もっといっぱい、僕にだして」
「っ、ふ、はると」

 中でおじさんの熱いものが脈打って、奔流が柔らかい奥を何度も打ち据える。
 うれしい。おじさんが、僕の中でいってる。

「んあ」

 ぼくもまた、潮を散らせた。お尻からはおじさんの出した白いものが溢れて、泡立っていた。お腹もお尻もドロドロで、このままじゃ帰れないや。

「おじさん、シャワー浴びようよ」
「ああ、そうだな」

 熱いものをずるりと引き抜かれて、僕の中からおじさんが出したものが溢れた。もったいないな。指先で掬った白いものは、僕のおなかの熱が滲んで熱かった。

 おじさんに抱き上げられて、僕はお風呂場に連れて行かれた。
 おじさんは、軽々と僕を抱き上げてしまう。
 おじさんの家のバスルームで、僕が白く汚れたおじさんのを舐めて綺麗にして、白く汚れたお腹を洗ってもらった。おじさんの手が僕の身体を優しく撫でていくのが気持ちよくて、僕のちんちんはまた硬く反り返ってしまう。仕方ないよね。おじさんに触られるの、気持ちいいんだもん。

「おじさん、出そう」

 目上げるとおじさんが目を細めた。その目が優しくて、やらしくて。

「あ、あ……!」

 僕のちんちんが跳ねる。さっき散々だしたから、出たのは少しだった。

 それから身体を洗って、シャンプーもして、一緒に出た。
 身体を拭いてもらって、リビングに脱ぎ捨てたままだった服を着て、着替えたおじさんがリビングに戻ってきたところで僕はおじさんの催眠を解いた。

 おじさんが眠ったあと、息子さんの記憶もいじっておく。

「じゃあおじさん、またね」

 静かに眠るおじさんのおでこにキスを落とした。
 今度雨が降ったら、おじさんに最後の仕上げをしよう。
 おじさんが、僕のところまで堕ちてくるように。

 次の雨の日が楽しみだな。
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