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祝福
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「あう、寒くない?」
風の音に混じってジェジーニアの声がする。
「大丈夫だ」
肌寒さはあるが、耐えられないほどではない。アウファトをしっかりと包むジェジーニアの腕もある。ジェジーニアの腕は温かくて、しっかりとアウファトを包んで離さなかった。
ジェジーニアの大きな翼は風に乗り、アウファトを王都まで運ぶ。眼下には雪の溶けた竜哭の平原が広がり、かつてアウファトが歩いた街道が見えた。
ジェジーニアの翼は速い。フィノイクスほどではなかったが、日が暮れる前にはアウファトの目にメイエヴァードの石造りの街並みが見えてきた。
こうやって空から自分の住む街を見下ろす日が来るとは思わなかった。日暮れの迫る街は、暖かな色に照らされていた。
ジェジーニアがアウファトとともに舞い降りた王都は、何も変わらず、それぞれの日常が流れている。黄昏の迫る街は人の営みの作り出す耳慣れたざわめきに満ちていた。
アウファトとジェジーニアは開け放たれた窓から部屋に戻った。
「おかえり、ジジ」
「ただいま」
アウファトとジェジーニアは互いを確かめ合うようにしっかりと抱き合った。
帰ってきてくれてよかった。アウファトはジェジーニアの匂いを深く吸い込み、抱きしめる腕に力を込める。
つがいの儀式を終えても、ジェジーニアからする花の香りは変わらない。甘く清廉な香りは変わらずアウファトを優しく包み込んだ。
その夜、アウファトはジェジーニアと一緒に眠った。
迷い戸惑っていたのが嘘のように、胸を騒がせたさざなみは凪いで、穏やかな気持ちだった。
ジェジーニアの腕は優しくアウファトを包んで、柔らかな唇が降り注いだ。
アウファトは溢れる悦びを噛み締めながら、それに応えた。
翌朝、ジェジーニアとともに研究室へ出向いたアウファトが王へ謁見許可の申請を出すと、すぐに受理された。昼過ぎには、アウファトのもとに王宮からの迎えがやってきた。
「謁見許可、感謝いたします」
「アウファト、なのか」
ジェジーニアを伴って玉座の間へとやってきたアウファトの姿を見た王は困惑していた。
無理もない。淡い金色だった髪は乳白色に変わり、瞳も赤くなってまるで別人のような見た目だ。
「はい。ジェジーニアから、白き王の力を受け継いだようで」
「身体は大丈夫なのか」
「はい」
幸い、魔力酔いのような症状もなく、体調は普段通りだった。
アウファトは跪くと、今回の顛末を手短に伝えた。
「国王陛下。謹んで申し上げます。白い柩の周囲の嵐は止みました。白い揺籠は機能を停止、今回の調査で見つけた彼、ジェジーニアは黒き竜王の子、そして、王都リウストラでの儀式を経て正式に黒き竜王となりました」
「そうか。ご苦労だった、アウファト」
「それで、その、私が、彼の、伴侶となりました」
これも報告しなければならないだろう。白き王もこんな気持ちだったのだろうかと頭の隅で思う。
「後ほど報告書としてまとめますが、取り急ぎ、報告です」
「ありがとう、アウファト」
玉座の間に響く王の声は穏やかなものだった。
「こんなときに申し訳ないのですが、首席を後進に譲りたく」
「わかった」
王は穏やかな声で続けた。
「ご苦労だった。アウファト。この話は、後日ゆっくりしよう。今はゆっくり休んでくれ。報告書も、急がない。君の功績は大きい。感謝する、アウファト。それから、おめでとう。竜王の伴侶は大変だろうが、どうか、幸せになってくれ」
王は祝福してくれた。かつての白き王と重ねたのかもしれない。
翌日、アウファトはジェジーニアとともにミシュアの家を訪ねた。
白い嵐が止んだこと、ジェジーニアが竜王になったこと、それから、アウファトがつがいになったこと。
手短に伝えると、ミシュアは出てきた玄関先で、宝石のような青緑の瞳をきらめかせて喜んでくれた。
「やったなアウファト! やっぱりお前は俺が見込んだ男だ」
感極まってアウファトに抱きついたミシュアを、ジェジーニアが慌てて引き剥がす。
「あうは俺の花嫁だよ。だから、ミシュアはだめ」
「はは、悪かったよ」
やきもちを妬くジェジーニアに、ミシュアは眉を下げて謝る。
「で、式はいつだ?」
悪気のない、純粋な光を湛えた青緑色の宝石がアウファトを映す。そんなこと考えてもいなかった。
ひとまず近いうちに王都で一番高い酒場に連れて行かなければと思うアウファトだった。
ウィルマルトにも挨拶に行った。ジェジーニアの翼なら、エンダールまではすぐだった。
突然の訪問にも関わらず、ウィルマルトは喜んでくれた。
相変わらず雑然とした執務室で、ウィルマルトはジェジーニアの前に跪くと深く頭を垂れた。
「心よりお祝い申し上げます、黒き竜王、ジェジーニア」
「ありがとう、ウィルマルト」
立ち上がったウィルマルトはアウファトに向き合う。
「驚いたな。お前がつがいだなんて」
「ええ」
それにはアウファトが一番驚いている。
「で、式はいつやるんだ? 祝儀は弾むから俺も呼んでくれよ」
どうやらウィルマルトも式に来るつもりのようだった。
三日もすると、髪の色と瞳の色は元に戻った。
「フィーと、トルの、お墓はあるの?」
「あるよ」
「見たい」
弔いの丘。そこはそう呼ばれている。
白き花の一族が、白い嵐から運び出し、白き王と黒き竜王の亡骸を埋葬したといわれる場所だ。
リウストラから、歩いて半日ほど。ジェジーニアの翼ならすぐだった。
リウストラを見渡せる、霊峰の麓にそれはあった。
ランダリムの花が敷き詰められたように咲く、なだらかな丘。白き王フィオディークと、黒き竜王トルヴァディアの墓だ。
墓標になっているのは、ジエクノウス。エンタロトの死後、清められここに返された。
墓標となった剣の前に立ち、ジェジーニアは咆哮する。
悼みの咆哮だった。
聞いている方が心臓を潰されるような、悲痛な声。
神にまで届くような、叫びだった。
「アウファト、ありがとう」
アウファトはジェジーニアを抱きしめる。
「ジジ、すまない」
「どうして、謝るの。アウファトは、悪いことしてない」
そうはいっても、ジェジーニアの両親の命を奪ったのは人間だ。同族として、ジェジーニアには申し訳ない気持ちしかない。
名君であったフィオディークの治世はいまだに語り継がれるもので、トルヴァディアの深い愛情もまた、語り継ぐべきものだ。
そんな二人が失われたことを、アウファトも悼まずにはいられない。
何より、ジェジーニアの最愛の二人だ。
「フィーは、もういない。トルも、もう会えない。だけど、大丈夫」
ジェジーニアは微笑む。
「あうがいるから、俺は平気だよ」
芯のあるその声には、もう不安も戸惑いも見えない。澄んだ響きには竜王の威厳が宿りつつあるのがわかって、アウファト笑みを浮かべた。
リウストラは国の管轄の遺跡となり、保護のため衛兵が常駐するようになった。
白い嵐が止んだたことで、かつての王都を見にいくものも増えた。気候も以前のような温暖な気候に戻り、防寒具なしでもなんの問題もない。
王宮の前の広場の、ジェジーニアが竜王の槍を抜いた跡からは泉が湧いていた。
愛するもののためにその魂を賭した黒き竜王の名を忘れぬよう、トルヴァディアの泉と名付けられた。
後に、その泉の水は病を癒す力があると言われた。
遺跡では、ときおりジェジーニアの姿が目撃されるようになった。ジェジーニアの生まれ育った場所だ。定期的に遊びに行っているのだろう。
風の音に混じってジェジーニアの声がする。
「大丈夫だ」
肌寒さはあるが、耐えられないほどではない。アウファトをしっかりと包むジェジーニアの腕もある。ジェジーニアの腕は温かくて、しっかりとアウファトを包んで離さなかった。
ジェジーニアの大きな翼は風に乗り、アウファトを王都まで運ぶ。眼下には雪の溶けた竜哭の平原が広がり、かつてアウファトが歩いた街道が見えた。
ジェジーニアの翼は速い。フィノイクスほどではなかったが、日が暮れる前にはアウファトの目にメイエヴァードの石造りの街並みが見えてきた。
こうやって空から自分の住む街を見下ろす日が来るとは思わなかった。日暮れの迫る街は、暖かな色に照らされていた。
ジェジーニアがアウファトとともに舞い降りた王都は、何も変わらず、それぞれの日常が流れている。黄昏の迫る街は人の営みの作り出す耳慣れたざわめきに満ちていた。
アウファトとジェジーニアは開け放たれた窓から部屋に戻った。
「おかえり、ジジ」
「ただいま」
アウファトとジェジーニアは互いを確かめ合うようにしっかりと抱き合った。
帰ってきてくれてよかった。アウファトはジェジーニアの匂いを深く吸い込み、抱きしめる腕に力を込める。
つがいの儀式を終えても、ジェジーニアからする花の香りは変わらない。甘く清廉な香りは変わらずアウファトを優しく包み込んだ。
その夜、アウファトはジェジーニアと一緒に眠った。
迷い戸惑っていたのが嘘のように、胸を騒がせたさざなみは凪いで、穏やかな気持ちだった。
ジェジーニアの腕は優しくアウファトを包んで、柔らかな唇が降り注いだ。
アウファトは溢れる悦びを噛み締めながら、それに応えた。
翌朝、ジェジーニアとともに研究室へ出向いたアウファトが王へ謁見許可の申請を出すと、すぐに受理された。昼過ぎには、アウファトのもとに王宮からの迎えがやってきた。
「謁見許可、感謝いたします」
「アウファト、なのか」
ジェジーニアを伴って玉座の間へとやってきたアウファトの姿を見た王は困惑していた。
無理もない。淡い金色だった髪は乳白色に変わり、瞳も赤くなってまるで別人のような見た目だ。
「はい。ジェジーニアから、白き王の力を受け継いだようで」
「身体は大丈夫なのか」
「はい」
幸い、魔力酔いのような症状もなく、体調は普段通りだった。
アウファトは跪くと、今回の顛末を手短に伝えた。
「国王陛下。謹んで申し上げます。白い柩の周囲の嵐は止みました。白い揺籠は機能を停止、今回の調査で見つけた彼、ジェジーニアは黒き竜王の子、そして、王都リウストラでの儀式を経て正式に黒き竜王となりました」
「そうか。ご苦労だった、アウファト」
「それで、その、私が、彼の、伴侶となりました」
これも報告しなければならないだろう。白き王もこんな気持ちだったのだろうかと頭の隅で思う。
「後ほど報告書としてまとめますが、取り急ぎ、報告です」
「ありがとう、アウファト」
玉座の間に響く王の声は穏やかなものだった。
「こんなときに申し訳ないのですが、首席を後進に譲りたく」
「わかった」
王は穏やかな声で続けた。
「ご苦労だった。アウファト。この話は、後日ゆっくりしよう。今はゆっくり休んでくれ。報告書も、急がない。君の功績は大きい。感謝する、アウファト。それから、おめでとう。竜王の伴侶は大変だろうが、どうか、幸せになってくれ」
王は祝福してくれた。かつての白き王と重ねたのかもしれない。
翌日、アウファトはジェジーニアとともにミシュアの家を訪ねた。
白い嵐が止んだこと、ジェジーニアが竜王になったこと、それから、アウファトがつがいになったこと。
手短に伝えると、ミシュアは出てきた玄関先で、宝石のような青緑の瞳をきらめかせて喜んでくれた。
「やったなアウファト! やっぱりお前は俺が見込んだ男だ」
感極まってアウファトに抱きついたミシュアを、ジェジーニアが慌てて引き剥がす。
「あうは俺の花嫁だよ。だから、ミシュアはだめ」
「はは、悪かったよ」
やきもちを妬くジェジーニアに、ミシュアは眉を下げて謝る。
「で、式はいつだ?」
悪気のない、純粋な光を湛えた青緑色の宝石がアウファトを映す。そんなこと考えてもいなかった。
ひとまず近いうちに王都で一番高い酒場に連れて行かなければと思うアウファトだった。
ウィルマルトにも挨拶に行った。ジェジーニアの翼なら、エンダールまではすぐだった。
突然の訪問にも関わらず、ウィルマルトは喜んでくれた。
相変わらず雑然とした執務室で、ウィルマルトはジェジーニアの前に跪くと深く頭を垂れた。
「心よりお祝い申し上げます、黒き竜王、ジェジーニア」
「ありがとう、ウィルマルト」
立ち上がったウィルマルトはアウファトに向き合う。
「驚いたな。お前がつがいだなんて」
「ええ」
それにはアウファトが一番驚いている。
「で、式はいつやるんだ? 祝儀は弾むから俺も呼んでくれよ」
どうやらウィルマルトも式に来るつもりのようだった。
三日もすると、髪の色と瞳の色は元に戻った。
「フィーと、トルの、お墓はあるの?」
「あるよ」
「見たい」
弔いの丘。そこはそう呼ばれている。
白き花の一族が、白い嵐から運び出し、白き王と黒き竜王の亡骸を埋葬したといわれる場所だ。
リウストラから、歩いて半日ほど。ジェジーニアの翼ならすぐだった。
リウストラを見渡せる、霊峰の麓にそれはあった。
ランダリムの花が敷き詰められたように咲く、なだらかな丘。白き王フィオディークと、黒き竜王トルヴァディアの墓だ。
墓標になっているのは、ジエクノウス。エンタロトの死後、清められここに返された。
墓標となった剣の前に立ち、ジェジーニアは咆哮する。
悼みの咆哮だった。
聞いている方が心臓を潰されるような、悲痛な声。
神にまで届くような、叫びだった。
「アウファト、ありがとう」
アウファトはジェジーニアを抱きしめる。
「ジジ、すまない」
「どうして、謝るの。アウファトは、悪いことしてない」
そうはいっても、ジェジーニアの両親の命を奪ったのは人間だ。同族として、ジェジーニアには申し訳ない気持ちしかない。
名君であったフィオディークの治世はいまだに語り継がれるもので、トルヴァディアの深い愛情もまた、語り継ぐべきものだ。
そんな二人が失われたことを、アウファトも悼まずにはいられない。
何より、ジェジーニアの最愛の二人だ。
「フィーは、もういない。トルも、もう会えない。だけど、大丈夫」
ジェジーニアは微笑む。
「あうがいるから、俺は平気だよ」
芯のあるその声には、もう不安も戸惑いも見えない。澄んだ響きには竜王の威厳が宿りつつあるのがわかって、アウファト笑みを浮かべた。
リウストラは国の管轄の遺跡となり、保護のため衛兵が常駐するようになった。
白い嵐が止んだたことで、かつての王都を見にいくものも増えた。気候も以前のような温暖な気候に戻り、防寒具なしでもなんの問題もない。
王宮の前の広場の、ジェジーニアが竜王の槍を抜いた跡からは泉が湧いていた。
愛するもののためにその魂を賭した黒き竜王の名を忘れぬよう、トルヴァディアの泉と名付けられた。
後に、その泉の水は病を癒す力があると言われた。
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