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18.火龍の神殿
49.お風呂。(最終回)
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※最終回です。お風呂回です。エッチな話です。ご注意ください。
大工の棟梁に頼んで、自宅の裏庭に風呂を作ってもらった。
火龍神殿に行けば、毎日温泉に入れるのだがやっぱり自宅の風呂はいいと思う。
風呂は、木製ではなく、小さな温泉旅館にあるような石でできたやつだ。
なので、棟梁が左官屋を連れてきて作業を行った。
風呂は屋根と囲いのある半露天風呂といった感じにしてもらった。
風呂は、家からと他の敷地からは見えないように囲いを設置した。
それと木も植えて目隠し替わりにした。
脱衣所も作ってもらった。さすがに脱衣所は、普通の建物だ。
風呂は、6人くらいは入れる大きさにしてもらった。
この世界には、風呂に入る習慣がない。そもそも庶民が大量のお湯を沸かすという事ができないので無理もない。
風呂に入る前に井戸から水を汲んで風呂にいれる。
これがかなりの重労働だった。
日本の井戸にある手押しポンプがあったら便利なんだが。
風呂に水がたまったら大きな籠に魔石を入れて魔力を注ぐ。
魔石が赤くなってきたら魔力を注ぐのをやめる。
なんか籠から煙が出ている。やばい、籠が燃えそうだ。
魔石の近くでも石が過熱しているのが分かるくらい熱い。石の上の空気が熱でゆらめいている。
魔石を籠ごと風呂の中に入れると魔石からぶくぶくと泡が出ている。
どれくらいで熱くなるか観察してみる。
5分くらいで温かいと感じるくらいになった。
10分もすると熱いと感じるまでになった。
魔石をいれた籠に紐を付けておいたので、紐をひいて籠を風呂から取り出す。
魔石はまだ熱いようだ。
あまり魔石に魔力を注ぎ込まなくても風呂は沸かせることが分かった。
服を脱いで風呂場に入り、体を石鹸で洗う。さっぱりする。
そして、お待ちかねのお風呂に入る。
気持ちいい。
「…」
しかし、何か物足りない。
そうか、入浴剤がないんだ。
日本にいた時は、風呂に入る時に入浴剤を入れるのが当たり前だった。
例えば、温泉地へ旅行に行くと土産に売っていた"湯の華"とか。"ゆず"とか"菖蒲"とか。
ああいったものでもお風呂に入れると体が温まって気持ちのいいんだよな。
それらしいものを市場で探してみるか、柑橘類でも代用できそうだしな。
脱衣場で服を脱ぐ音がする。
おっ。だれか入ってくる。
「主様。ずるいです。おひとりで入るなんて。」
クリスが裸で立っていた。体を全く隠さないので、下の息子が元気になってしまった。
いかん。いかん。
広い風呂なのにクリスが俺の横に並ぶ。肌が触れる。
「主様。お風呂きもちいいです。」
「そうだろう。ただ、水を汲むのが大変なんだ。」
「それに、風呂に入ると水が汚れるから、毎回水を入れ替えないとな。」
「浄化魔法があれば、水を入れ替えなくても綺麗になります。」
「クリスさん。また誰かのスキルを奪ってくる気ですか。」
「…そんな…いですよ。」
「もう何も言わないけど、やるならこそっとやって。」
「はい。」
クリスは、俺の肩に頭を乗せてきた。
おっ。おおっ。クリスさんや。どこをにぎっているんですか。
「あの。クリスさん。にぎってませんか。」
「お嫌いですか。」
「…好きです。」
クリスは、湯船中で俺の唇に唇を重ねてきた。
おっ。舌が入ってきた。
俺とクリスの舌を絡ませる。
昼間っから何やってるんだろ。
でも気持ちいい。
今度は、俺の上にまたがりましたよ。
にぎった息子をクリスさんは自分の秘部に誘導してる。
ああ、クリスのお腹の中に入っていきます。
風呂の中でするなんて初めてです。
風呂が気持ちいいのか、クリスの中が気持ちいいのか。…どっちもだ。
クリスが風呂の中で上下に動く。湯船の湯がリズミカルに波打つ。
風呂の湯で暖かくなって体が赤くなっているのか、ふたりの行為で赤くなっているのか。両方だ。
クリスが上下に動くたびにクリスの胸が波打つ。
クリスの体は、とても綺麗だ。
とても神器が人化したとは思えない。
もう限界だ。
クリスの中に果ててしまった。
クリスともういちど唇を重ねる。
クリスが俺の上から隣りへと移動した。
また、俺の肩の上に頭を乗せてきた。
湯船の中で手を握る。
なんかすごく幸せ。
こんな生活がいつまでも続くといいな。そんな思いが湧いてくる。
俺は、異世界に来る前と今とでは、どっちが幸せなんだろう。
この世界では、レストランを経営しながら武具の回収でいろいろな国を旅して、たまに危険な冒険をする。もしかすると夢かもしれないと思う時がある。
でも現実の世界では、ひと間のアパートに小さな中古の車が1台あるだけ、アパートと会社を往復するかわり映えのしない毎日。
週末はスーパーとホームセンターで買い物をして過ごす。楽しい日々が待っている訳じゃない。
それが現実の俺の世界の全て。
俺はこの世界で"武具の回収"という仕事をいつまでやり続けるのだろうか。
もし、この仕事が終わったら元の世界に帰ろうと思うだろうか。…いや、そう思えるだろうか。
もしかすると、この世界から元の世界へは戻ることなどできないのかもしれない。そう思いたい自分がいる。
湯船の中でクリスの手を握りなおす。
幸せか、幸せってなんだろうな。
また、脱衣所から服を脱ぐ音がする。あれ、わいわい騒がしいぞ。
アレス、レディ、ガーネの3人が入ってきた。
みんな全く隠す様子もないのでいろいろ丸見えです。
「主様、アレスとレディがすぐにお風呂に入るときかなくて大変だったんです。」
「主様とクリスがお風呂の中でエッチの最中なので待って欲しいと引き留めたんですよ。」
ガーネがいろいろ気を回してくれていたのか。
でもみんな知ってたのね。恥ずかしい。
アレス、レディ、ガーネが次々と風呂に入る。さすがに5人で入ると狭く感じる。
さらに俺の周りに集まるので、お湯の温度と相まってさらに熱く感じる。
「あら、主様。下の息子さんはもう元気になられたようですよ。では、次は私がお相手いたします。」
アレスが俺に跨ってきた。
アレスが大きな胸を押し付けてくる。
「私の胸はどうですか。いくらでも味見していただいて構いませんよ。」
アレスが俺の息子を秘部に押し当てて挿入を促す。
あっ、入った。
温かい。
しかし、連戦ですか。うれしいのに辛い。
辛いのに嬉しいとはこれいかに。
「お姉さま、次はレディがまいります。」
「では"しんがり"は、ガーネですね。」
「主様、お辛いようでしたらガーネが息子様の回復にとても良い秘伝の魔法をかけてさしあげますからね。あの魔法をかけたら朝まで頑張らないと眠れなくなりますからね。」
「ガーネの順番になって枯れ果てるなんてことはさせませんよ。」
みんな好き勝手なことを言ってやがる。
これじゃ、水神様の神殿の温泉風呂で水神様と風呂に入ってるのと変わらないじゃないか。
昼からひとりで風呂につかってのんびりしようと思ったのにのぼせるな。
風呂でのんびりしようと思っていたはずが、いろんな意味で忙しい。
でも毎日がこんなに楽しかったら、このままが一番良いのではという思いが湧いてくる。
きっとこの光景(エッチな)も女神様は見ているんだろうな。
"ポロロン"。
あっ、回収の腕輪が鳴った。女神様から武具の回収の依頼かな。でも少し待っててください女神様。もう少し楽しませてください。それからでも武具の回収は遅くないですよね。
- 終 -
■あとがき
2016年9月3日より毎日公開してまいりました「誰にでもできる簡単なお仕事です」は、本話をもって終了となります。(続きは未定です)
拙い文章を長らく読んでいただき、誠にありがとうございました。
最初、漫画や小説を読むためにアルファポリスさんのサイトに会員登録を行いしました。お話を書こうなんて全く思ってませんでした。2016年7月初旬の事です。
でも、会員登録をしたのにお話のひとつも載せないのもつまらないと思い、無謀にも人生で一度もお話を書いた事が無いのに書こうと思い立ちました。なぜそう思ったのか分かりません。
ちなみに最初に試しに書いたお話が「17.水神様と女神様」のお話でした。
お話を書く上で以下の3つを目標にしました。
(1).公開初日は複数話を公開する。
※初日に1話だけの掲載では読んでくれた方に申訳ないと思ったためです。
(2).毎日話を公開する。
※切粉立方体さんの「異世界でチビチビ稼ぐースキルは唐揚げー」というお話が大好きで、その方が毎日お話を公開していたので真似ました。その方はこのサイトで小説を公開するのを辞めてしまいました。その事を知った時はとても悲しかったです。
(3).何の告知もせずにぷっとつり書くのを辞めない。話が終わる時はその旨を告知する。
無謀でした。皆さんよくこんな事を続けているなと、やってみて大変さが身に沁みました。
それ以来、皆さんが書かれた小説を読んでも"書くのって大変なんだよな"が先に立ってしまいました。
以前は、どうしてそんな展開にするんだとPCの前で人のお話に文句を言っていましたが、今は大変さが分かり文句など言えなくなりました。
このお話もいつの間にか169話にもなり、文字数も30万字を越えました。もうひとつのお話も35話となり9万字を越えました。そのためか右手が腱鞘炎になり上がらなくなりました。
2016年7月中旬に書いた設定書では、18-21章は別のお話を書く予定でいましたが、11月初旬に18章を別の話に切り替え、19-21章を書くのを諦めました。
※話の内容が面倒な物になる予定だったのでおそらく誰にも読んでもらえないとの思いと、内容的に書くのがかなり厳しいと判断したためです。
※私の場合、2週間(14話分)から1ヶ月(30話分)程先行してお話を予約公開設定してしまうので途中でお話の方向性の修正ができませんでした。
18章はお話の終わりに向かって何も考えずに好きな事を勢いで書いていたので、いつの間にか49話にもなってしまいました。
それと週末は、お話を書く以外の時間が殆どとれなくなりました。
※基本的に1週間分の「誰にでも」の7話と「ポム」の2話を金曜日の夜、土曜日、日曜日の3日間で書いていました。
次の話をどうするかばかり考えるようになり、他の方が書かれた小説を読む時間が取れなくなりました。小説を読むために会員登録したのに本末転倒です。
最終回を迎えた事でまた他のお話を読む時間が持てそうです。
右手が腱鞘炎になったり、インフルエンザ予防接種の後に腰痛になったり、ウィルス性の腸炎になったりで、好きな自転車(BMC AC01)にも最近に乗れていませんでした。以前は、ヤビツ峠、箱根、渋峠、富士スバルライン(富士山五合目)等にも走りに行ったんですけどね。腰が治ったらリハビリを兼ねて江ノ島、宮ヶ瀬湖、表ヤビツへ走りに行きたいです。
またこのお話の続きを書くことがあるか分かりませんが、こんなぐだぐだなお話を辛抱強く読んでいただいて本当にありがとうございました。
純粋どくだみ茶。
大工の棟梁に頼んで、自宅の裏庭に風呂を作ってもらった。
火龍神殿に行けば、毎日温泉に入れるのだがやっぱり自宅の風呂はいいと思う。
風呂は、木製ではなく、小さな温泉旅館にあるような石でできたやつだ。
なので、棟梁が左官屋を連れてきて作業を行った。
風呂は屋根と囲いのある半露天風呂といった感じにしてもらった。
風呂は、家からと他の敷地からは見えないように囲いを設置した。
それと木も植えて目隠し替わりにした。
脱衣所も作ってもらった。さすがに脱衣所は、普通の建物だ。
風呂は、6人くらいは入れる大きさにしてもらった。
この世界には、風呂に入る習慣がない。そもそも庶民が大量のお湯を沸かすという事ができないので無理もない。
風呂に入る前に井戸から水を汲んで風呂にいれる。
これがかなりの重労働だった。
日本の井戸にある手押しポンプがあったら便利なんだが。
風呂に水がたまったら大きな籠に魔石を入れて魔力を注ぐ。
魔石が赤くなってきたら魔力を注ぐのをやめる。
なんか籠から煙が出ている。やばい、籠が燃えそうだ。
魔石の近くでも石が過熱しているのが分かるくらい熱い。石の上の空気が熱でゆらめいている。
魔石を籠ごと風呂の中に入れると魔石からぶくぶくと泡が出ている。
どれくらいで熱くなるか観察してみる。
5分くらいで温かいと感じるくらいになった。
10分もすると熱いと感じるまでになった。
魔石をいれた籠に紐を付けておいたので、紐をひいて籠を風呂から取り出す。
魔石はまだ熱いようだ。
あまり魔石に魔力を注ぎ込まなくても風呂は沸かせることが分かった。
服を脱いで風呂場に入り、体を石鹸で洗う。さっぱりする。
そして、お待ちかねのお風呂に入る。
気持ちいい。
「…」
しかし、何か物足りない。
そうか、入浴剤がないんだ。
日本にいた時は、風呂に入る時に入浴剤を入れるのが当たり前だった。
例えば、温泉地へ旅行に行くと土産に売っていた"湯の華"とか。"ゆず"とか"菖蒲"とか。
ああいったものでもお風呂に入れると体が温まって気持ちのいいんだよな。
それらしいものを市場で探してみるか、柑橘類でも代用できそうだしな。
脱衣場で服を脱ぐ音がする。
おっ。だれか入ってくる。
「主様。ずるいです。おひとりで入るなんて。」
クリスが裸で立っていた。体を全く隠さないので、下の息子が元気になってしまった。
いかん。いかん。
広い風呂なのにクリスが俺の横に並ぶ。肌が触れる。
「主様。お風呂きもちいいです。」
「そうだろう。ただ、水を汲むのが大変なんだ。」
「それに、風呂に入ると水が汚れるから、毎回水を入れ替えないとな。」
「浄化魔法があれば、水を入れ替えなくても綺麗になります。」
「クリスさん。また誰かのスキルを奪ってくる気ですか。」
「…そんな…いですよ。」
「もう何も言わないけど、やるならこそっとやって。」
「はい。」
クリスは、俺の肩に頭を乗せてきた。
おっ。おおっ。クリスさんや。どこをにぎっているんですか。
「あの。クリスさん。にぎってませんか。」
「お嫌いですか。」
「…好きです。」
クリスは、湯船中で俺の唇に唇を重ねてきた。
おっ。舌が入ってきた。
俺とクリスの舌を絡ませる。
昼間っから何やってるんだろ。
でも気持ちいい。
今度は、俺の上にまたがりましたよ。
にぎった息子をクリスさんは自分の秘部に誘導してる。
ああ、クリスのお腹の中に入っていきます。
風呂の中でするなんて初めてです。
風呂が気持ちいいのか、クリスの中が気持ちいいのか。…どっちもだ。
クリスが風呂の中で上下に動く。湯船の湯がリズミカルに波打つ。
風呂の湯で暖かくなって体が赤くなっているのか、ふたりの行為で赤くなっているのか。両方だ。
クリスが上下に動くたびにクリスの胸が波打つ。
クリスの体は、とても綺麗だ。
とても神器が人化したとは思えない。
もう限界だ。
クリスの中に果ててしまった。
クリスともういちど唇を重ねる。
クリスが俺の上から隣りへと移動した。
また、俺の肩の上に頭を乗せてきた。
湯船の中で手を握る。
なんかすごく幸せ。
こんな生活がいつまでも続くといいな。そんな思いが湧いてくる。
俺は、異世界に来る前と今とでは、どっちが幸せなんだろう。
この世界では、レストランを経営しながら武具の回収でいろいろな国を旅して、たまに危険な冒険をする。もしかすると夢かもしれないと思う時がある。
でも現実の世界では、ひと間のアパートに小さな中古の車が1台あるだけ、アパートと会社を往復するかわり映えのしない毎日。
週末はスーパーとホームセンターで買い物をして過ごす。楽しい日々が待っている訳じゃない。
それが現実の俺の世界の全て。
俺はこの世界で"武具の回収"という仕事をいつまでやり続けるのだろうか。
もし、この仕事が終わったら元の世界に帰ろうと思うだろうか。…いや、そう思えるだろうか。
もしかすると、この世界から元の世界へは戻ることなどできないのかもしれない。そう思いたい自分がいる。
湯船の中でクリスの手を握りなおす。
幸せか、幸せってなんだろうな。
また、脱衣所から服を脱ぐ音がする。あれ、わいわい騒がしいぞ。
アレス、レディ、ガーネの3人が入ってきた。
みんな全く隠す様子もないのでいろいろ丸見えです。
「主様、アレスとレディがすぐにお風呂に入るときかなくて大変だったんです。」
「主様とクリスがお風呂の中でエッチの最中なので待って欲しいと引き留めたんですよ。」
ガーネがいろいろ気を回してくれていたのか。
でもみんな知ってたのね。恥ずかしい。
アレス、レディ、ガーネが次々と風呂に入る。さすがに5人で入ると狭く感じる。
さらに俺の周りに集まるので、お湯の温度と相まってさらに熱く感じる。
「あら、主様。下の息子さんはもう元気になられたようですよ。では、次は私がお相手いたします。」
アレスが俺に跨ってきた。
アレスが大きな胸を押し付けてくる。
「私の胸はどうですか。いくらでも味見していただいて構いませんよ。」
アレスが俺の息子を秘部に押し当てて挿入を促す。
あっ、入った。
温かい。
しかし、連戦ですか。うれしいのに辛い。
辛いのに嬉しいとはこれいかに。
「お姉さま、次はレディがまいります。」
「では"しんがり"は、ガーネですね。」
「主様、お辛いようでしたらガーネが息子様の回復にとても良い秘伝の魔法をかけてさしあげますからね。あの魔法をかけたら朝まで頑張らないと眠れなくなりますからね。」
「ガーネの順番になって枯れ果てるなんてことはさせませんよ。」
みんな好き勝手なことを言ってやがる。
これじゃ、水神様の神殿の温泉風呂で水神様と風呂に入ってるのと変わらないじゃないか。
昼からひとりで風呂につかってのんびりしようと思ったのにのぼせるな。
風呂でのんびりしようと思っていたはずが、いろんな意味で忙しい。
でも毎日がこんなに楽しかったら、このままが一番良いのではという思いが湧いてくる。
きっとこの光景(エッチな)も女神様は見ているんだろうな。
"ポロロン"。
あっ、回収の腕輪が鳴った。女神様から武具の回収の依頼かな。でも少し待っててください女神様。もう少し楽しませてください。それからでも武具の回収は遅くないですよね。
- 終 -
■あとがき
2016年9月3日より毎日公開してまいりました「誰にでもできる簡単なお仕事です」は、本話をもって終了となります。(続きは未定です)
拙い文章を長らく読んでいただき、誠にありがとうございました。
最初、漫画や小説を読むためにアルファポリスさんのサイトに会員登録を行いしました。お話を書こうなんて全く思ってませんでした。2016年7月初旬の事です。
でも、会員登録をしたのにお話のひとつも載せないのもつまらないと思い、無謀にも人生で一度もお話を書いた事が無いのに書こうと思い立ちました。なぜそう思ったのか分かりません。
ちなみに最初に試しに書いたお話が「17.水神様と女神様」のお話でした。
お話を書く上で以下の3つを目標にしました。
(1).公開初日は複数話を公開する。
※初日に1話だけの掲載では読んでくれた方に申訳ないと思ったためです。
(2).毎日話を公開する。
※切粉立方体さんの「異世界でチビチビ稼ぐースキルは唐揚げー」というお話が大好きで、その方が毎日お話を公開していたので真似ました。その方はこのサイトで小説を公開するのを辞めてしまいました。その事を知った時はとても悲しかったです。
(3).何の告知もせずにぷっとつり書くのを辞めない。話が終わる時はその旨を告知する。
無謀でした。皆さんよくこんな事を続けているなと、やってみて大変さが身に沁みました。
それ以来、皆さんが書かれた小説を読んでも"書くのって大変なんだよな"が先に立ってしまいました。
以前は、どうしてそんな展開にするんだとPCの前で人のお話に文句を言っていましたが、今は大変さが分かり文句など言えなくなりました。
このお話もいつの間にか169話にもなり、文字数も30万字を越えました。もうひとつのお話も35話となり9万字を越えました。そのためか右手が腱鞘炎になり上がらなくなりました。
2016年7月中旬に書いた設定書では、18-21章は別のお話を書く予定でいましたが、11月初旬に18章を別の話に切り替え、19-21章を書くのを諦めました。
※話の内容が面倒な物になる予定だったのでおそらく誰にも読んでもらえないとの思いと、内容的に書くのがかなり厳しいと判断したためです。
※私の場合、2週間(14話分)から1ヶ月(30話分)程先行してお話を予約公開設定してしまうので途中でお話の方向性の修正ができませんでした。
18章はお話の終わりに向かって何も考えずに好きな事を勢いで書いていたので、いつの間にか49話にもなってしまいました。
それと週末は、お話を書く以外の時間が殆どとれなくなりました。
※基本的に1週間分の「誰にでも」の7話と「ポム」の2話を金曜日の夜、土曜日、日曜日の3日間で書いていました。
次の話をどうするかばかり考えるようになり、他の方が書かれた小説を読む時間が取れなくなりました。小説を読むために会員登録したのに本末転倒です。
最終回を迎えた事でまた他のお話を読む時間が持てそうです。
右手が腱鞘炎になったり、インフルエンザ予防接種の後に腰痛になったり、ウィルス性の腸炎になったりで、好きな自転車(BMC AC01)にも最近に乗れていませんでした。以前は、ヤビツ峠、箱根、渋峠、富士スバルライン(富士山五合目)等にも走りに行ったんですけどね。腰が治ったらリハビリを兼ねて江ノ島、宮ヶ瀬湖、表ヤビツへ走りに行きたいです。
またこのお話の続きを書くことがあるか分かりませんが、こんなぐだぐだなお話を辛抱強く読んでいただいて本当にありがとうございました。
純粋どくだみ茶。
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本文前の作品説明という最も大事なところで間違いを見つけてしまいました。
異世界のバランスが崩れる前に武具を改修するんだ。
改修→回収では?
読ませてもらいました~(*≧∀≦*)
とっても面白かったです~d=(^o^)=b
どくだみ茶私も飲んだことあります~(σ゚∀゚)σ
体に気をつけて更新頑張ってください~q(*・ω・*)pファイト!
応援してます~( ノ^ω^)ノ
お疲れさまでした~(*^-^)ノ
とても楽しいお話でした。
腰痛はキツいのでお大事にしてください_(._.)_
新しいお話の方にばかり気が行っていて、こちらの感想に気が付きませんでした。
腰は治りましたが、腕というか肩の方は相変わらず激痛続きです。
新しいお話は、マイペースで書いていきます。
これからもよろしくお願いします。