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18.火龍の神殿
10.見学。
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※エッチな話ですのでご注意ください。
「そういえば、おぬしの神殿には龍の卵がふたつもあるそじゃな。」
えっ、どこからそんな話を聞いてきたんだ。俺も知らない話だ。
「その卵だが、もうすぐ生まれるぞ。生まれる時は人の手ではなくおぬしが面倒を見るのじゃ。」
「そうすれば、おぬしのことを母親と思い、おぬしが龍神としての生が終わる時まで、そやつらは
おまえのことを慕ってくれるはずじゃ。」
「よい親になるのだ火龍よ。いやもう龍神じゃったな。」
水神様は、既に龍神としての教えを始めているようだ。
「ときに榊殿、今日はもう日も暮れたのじゃ。神殿に泊まっていくのじゃ。」
水神様が泊まっていけと言い出したぞ。前回はそうやって朝まで弄ばれたんだよな。それで散々精を搾り取られたんだった。
「いえいえ、そう毎回のようにお世話になる訳にはいきません。参道にある俺の店に転移石があるのですぐに帰れますので、これにて失礼します。」
俺は、ベティを連れて椅子から立とうとした。
「今日は、良い日じゃ。龍が龍神に昇華するなどめったにないのじゃ。お祝いをするので泊まっていくのじゃ。」
水神様は、俺の顔をにらみつけている。帰すもりは全くないようだ。
俺が返答に困っていると。
「泊まれと言っているのが分からぬか!」
ああ。水神様のごり押しが始まった。ベティのこともあるし断る訳にもいかないか。
「…はい、泊まります。」
「そうでなくてはな。では、皆で風呂にでも入るか。」
水神様は、そう言うと半ば強引に俺とベティの手を引いて神殿の温泉風呂に連れていった。
「もうわしらは家族じゃからの。」
家族、それってあれのことですか。以前ここに来た時の行為の結果ですか。
お腹に子がいるとかいないとか…。
皆で風呂に入ると相変わらずベティは風呂で泳いでいた。
水神様は、俺の横に並んで湯船に浸かりながら相変わらず俺の息子を握って弄んでいた。
ベティが、泳ぎ飽きたのか、俺と水神様が並んでいるところに戻ってきた。
「火龍よ。おぬしの神殿にも温泉を作ったそうじゃな。」
「あれは、万病に効くよい温泉じゃ。信徒達に開放したのは良い行いじゃったぞ。」
何処から仕入れた話なのか、水神様は火龍神殿の良いところと悪いところを話始めた。
風呂から上がり食事も済んだ時だった。
「榊殿、わしの腹にはおぬしの子がおる。」
「しかしじゃ、あっちの方はまだ問題がないのじゃ。今宵は寝かさぬから覚悟するのじゃ。」
ああ。やっぱりそうなりますよね。
「それと火龍。おまえは、小作りがどういうものか見ておくのじゃ。」
「おぬしもいつかは子を産むことがあるじゃろう。その時のための勉強じゃ。よいな。」
えっ。今、水神様は凄いことをさらっと言いましたよ。
ベティは、顔を赤らめて黙って頷いていた。
水神様の寝室で俺は水神様のなすがままにされてながらベットに横になっていた。
「よいか火龍よ。おぬしはその椅子に座ってわしらの行いをとくと見るのじゃ。」
「おぬしが榊殿を好いておることは知っておる。じゃからなおさら良く見ておくのじゃ。」
「人の男というものがどういうものかをな。」
「火龍よ。おぬしもいつか榊殿に抱いてもらう時が来るであろう。今はまだ体が成熟しきっておらぬから我慢するのじゃ、いずれ時がくればこやつはおぬしを抱く。それは運命なのじゃ。そしておぬしは、こやつの子を孕み産むことになる。それも運命じゃ。龍神も歳を取ると先の事が見えてくる。お主もいつか未来が見えるようになるのじゃ。」
また水神様はとんでもないことを言いだしましたよ。
ああ。また意識がもうろうとしてきましたよ。
前もそうだったが、気が付くと朝なんだよな。
こんな大事な場面で、意識が…。
きっと体は水神様が魔法か何かの力で勝手に動かしてしまうのだから俺の意識はいらないのか。ああ。勿体ない。
榊は、水神様の力で意識を保てなくなり深い眠りに入ってしまった。
ベットの横では、ベティが赤い顔をしながら水神様と榊の行為を見ていた。
「そういえば、おぬしの神殿には龍の卵がふたつもあるそじゃな。」
えっ、どこからそんな話を聞いてきたんだ。俺も知らない話だ。
「その卵だが、もうすぐ生まれるぞ。生まれる時は人の手ではなくおぬしが面倒を見るのじゃ。」
「そうすれば、おぬしのことを母親と思い、おぬしが龍神としての生が終わる時まで、そやつらは
おまえのことを慕ってくれるはずじゃ。」
「よい親になるのだ火龍よ。いやもう龍神じゃったな。」
水神様は、既に龍神としての教えを始めているようだ。
「ときに榊殿、今日はもう日も暮れたのじゃ。神殿に泊まっていくのじゃ。」
水神様が泊まっていけと言い出したぞ。前回はそうやって朝まで弄ばれたんだよな。それで散々精を搾り取られたんだった。
「いえいえ、そう毎回のようにお世話になる訳にはいきません。参道にある俺の店に転移石があるのですぐに帰れますので、これにて失礼します。」
俺は、ベティを連れて椅子から立とうとした。
「今日は、良い日じゃ。龍が龍神に昇華するなどめったにないのじゃ。お祝いをするので泊まっていくのじゃ。」
水神様は、俺の顔をにらみつけている。帰すもりは全くないようだ。
俺が返答に困っていると。
「泊まれと言っているのが分からぬか!」
ああ。水神様のごり押しが始まった。ベティのこともあるし断る訳にもいかないか。
「…はい、泊まります。」
「そうでなくてはな。では、皆で風呂にでも入るか。」
水神様は、そう言うと半ば強引に俺とベティの手を引いて神殿の温泉風呂に連れていった。
「もうわしらは家族じゃからの。」
家族、それってあれのことですか。以前ここに来た時の行為の結果ですか。
お腹に子がいるとかいないとか…。
皆で風呂に入ると相変わらずベティは風呂で泳いでいた。
水神様は、俺の横に並んで湯船に浸かりながら相変わらず俺の息子を握って弄んでいた。
ベティが、泳ぎ飽きたのか、俺と水神様が並んでいるところに戻ってきた。
「火龍よ。おぬしの神殿にも温泉を作ったそうじゃな。」
「あれは、万病に効くよい温泉じゃ。信徒達に開放したのは良い行いじゃったぞ。」
何処から仕入れた話なのか、水神様は火龍神殿の良いところと悪いところを話始めた。
風呂から上がり食事も済んだ時だった。
「榊殿、わしの腹にはおぬしの子がおる。」
「しかしじゃ、あっちの方はまだ問題がないのじゃ。今宵は寝かさぬから覚悟するのじゃ。」
ああ。やっぱりそうなりますよね。
「それと火龍。おまえは、小作りがどういうものか見ておくのじゃ。」
「おぬしもいつかは子を産むことがあるじゃろう。その時のための勉強じゃ。よいな。」
えっ。今、水神様は凄いことをさらっと言いましたよ。
ベティは、顔を赤らめて黙って頷いていた。
水神様の寝室で俺は水神様のなすがままにされてながらベットに横になっていた。
「よいか火龍よ。おぬしはその椅子に座ってわしらの行いをとくと見るのじゃ。」
「おぬしが榊殿を好いておることは知っておる。じゃからなおさら良く見ておくのじゃ。」
「人の男というものがどういうものかをな。」
「火龍よ。おぬしもいつか榊殿に抱いてもらう時が来るであろう。今はまだ体が成熟しきっておらぬから我慢するのじゃ、いずれ時がくればこやつはおぬしを抱く。それは運命なのじゃ。そしておぬしは、こやつの子を孕み産むことになる。それも運命じゃ。龍神も歳を取ると先の事が見えてくる。お主もいつか未来が見えるようになるのじゃ。」
また水神様はとんでもないことを言いだしましたよ。
ああ。また意識がもうろうとしてきましたよ。
前もそうだったが、気が付くと朝なんだよな。
こんな大事な場面で、意識が…。
きっと体は水神様が魔法か何かの力で勝手に動かしてしまうのだから俺の意識はいらないのか。ああ。勿体ない。
榊は、水神様の力で意識を保てなくなり深い眠りに入ってしまった。
ベットの横では、ベティが赤い顔をしながら水神様と榊の行為を見ていた。
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