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07.武具が人化しました

01.家を買いました。

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"ココ"の街の建築ギルドの受付に来ている。
普通、家を買うなら不動産へ行くものだが、少し場違いではあるが建築ギルドの伝手をたよって安い物件を紹介してもらえないか頼みに来た。
購入したい物件は、築年数が古くてもよいので4部屋くらいのものを希望した。
直ぐに3件の物件を紹介してもらえた。
そのうちのひとつが街の中央通りから少し離れた静かな場所にあった。
敷地が広めだったが建物が古く(築80年)傷んでいたので安かった。直ぐに購入した。
いつもの大工の棟梁に頼んでリフォームを依頼した。最近、プレハブの注文が多くなって仕事が忙しいと喜んでいた。

その家のひと部屋にアイテムバックに収納した武具を並べ、目的の武具と使えそうな武具やアイテムの仕分けを始めた。
殆どはガラクタだったがいくつか良い物があった。

転移石だ。
"青の転移石"が中央石。"赤の石転移"が端末石。
"青の転移石"から念じた場所にある"赤い石"へ転移できるすぐれものだ。
ただし、"赤い転移石"から"赤い転移石"への転移はできない。
青石1個、赤石3個がセットになったものが3セットあった。

ミスリスの剣も長剣と短剣を含めて10本以上あった。
ミスリルの槍も3本、ミスリルの弓は2弓あった。
売ったらかなりの金額になるがとりあえず保管しておこう。

その他にアイテムバックやステータスを強化する腕輪が数個あった。
困ったものも多数あった。バルデ皇国軍が使用していた武具だ。
武器屋に売っても殆ど金にならないので売るに売れず困ってしまった。
素材として鍛冶屋にでも売るか。

今回、火龍の巣穴へ行った目的である"女神様が創造した武具"がいくつかあった。

「腕輪"隕石の女王"(いんせきのじょうおう)」
装備補正
・HP +500
・MP +500

・鑑定
HP:0
MP:0
武器を使用中にのみ対象者への鑑定が使用可能になる。

・隕石Lv1
HP:100
MP:100
小型の隕石を対象者に落下させる。

・隕石Lv2
HP:200
MP:200
中型の隕石を対象者に落下させる。

・隕石Lv3
HP:500
MP:500
大型の隕石を対象者に落下させる。

・隕石Lv4
HP:1000
MP:1000
巨大な隕石を対象者に落下させる。

・隕石の雨Lv1
HP:500
MP:500
小型の隕石群を対象者に落下させる。

・隕石の雨Lv2
HP:1000
MP:1000
中型の隕石群を対象者に落下させる。

・隕石の雨Lv3
HP:2000
MP:2000
大型の隕石群を対象者に落下させる。

・人化
HP:100
MP:200
武器が人化する。人化すると自らが武器を使用できる。

「腕輪"召喚の女王"(しょうかんのじょうおう)」
装備補正
・HP +1000
・MP +1000

・鑑定
HP:0
MP:1
武器を使用中にのみ対象者への鑑定が使用可能になる。

・召喚Lv1
HP:100
MP:100
狛犬「阿形」「吽形」を召喚する。

・召喚Lv2
HP:500
MP:500
「阿形」「吽形」を召喚する。

・召喚Lv3
HP:600
MP:600
「風神」「雷神」を召喚する。

・召喚Lv4
HP:1000
MP:1000
「阿修羅」を召喚する。

・召喚Lv5
HP:5000
MP:5000
四天王「持国天」「増長天」「広目天」「多聞天」を召喚する。

・人化
HP:100
MP:200
武器が人化する。人化すると自らが武器を使用できる。

この2つは、呪いのアイテムなので俺しか扱えないか。

「覇者の槍」
説明:この武具を装備するとで、複数の槍を操ることができる。武具の使用経験により具現化する槍の数が増える。槍の最大数は16槍。槍の攻撃力は、装備者の槍術のレベルに左右される。
付与スキル:槍術Lv5

「覇者の弓」
説明:この武具を装備するとで、複数の矢を操ることができる。武具の使用経験により具現化する矢の数が増える。矢の最大数は128矢。弓の攻撃力は、装備者の弓術のレベルに左右される。
付与スキル:弓術Lv5

この2つは、とりあえず在庫として持っていよう。

「特盛の腕輪」
装備補正
・HP:+5000
・MP:+5000
説明:この武具を装備すると、HP+5000、MP+5000となる。

この腕輪は、呪いのアイテムではないので誰でも使えるか。
HP/MPが5000増えるって何に使うんだ。
これも在庫かな。
とりあえずアイテムボックス(特大)にしまっておこう。

今までは"ココ"の街から森の木の上にある小屋まで"風魔法"フライ"で飛んで移動していた。
しかし、仲間が増えたので他の移動手段を考える必要があった。
丁度いい具合に、火龍の巣穴から回収したアイテムの中に"転移石"を見つけた。
"青い転移石"と"赤い転移石"の間を転移できる優れものだ。
"青い転移石"は森の木の上の小屋に、"赤い転移石"はリフォーム中の家に置いた。

せっかくなので、森の小屋の配置も少し変えた。
アイテムバックに入れっぱなしだった小屋と木の上にあったトイレを森の木の下に移した。
森の木の下に配置した小屋に"赤の転移石"を置いて、木の上の小屋から森に自由に降りられるようにした。
ただ、御神力の宿った木とはいえ、魔獣が絶対寄ってこないとも限らないので、小屋の周りに丈夫な柵を設置して魔道具屋で買った"魔獣避けの護符石"を置いて魔獣が寄ってこないようにもした。
"トイレに行ったら目の前に魔獣がいた"なんてのはまっぴらだからだ。

家のリフォームが完成したら生活の基本は"ココ"の街、魔獣狩りは森の小屋という2重生活になる。
女性陣がいつまでも狭い小屋の2段ベットというのも可愛そうだからな。
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