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養成所編
講義初日 4 【修正】
しおりを挟む十字男子生徒がジョブについて考えなおしたいとの意向があり、
魔鉄の親和性くらいしか自己紹介しなくなった。
女子25名のうち20名は、魔銃か黒魔術師か召喚士。
親和性も魔鉄105%を超えていて、装備もほぼ杉田製作所製の初心者ハイグレードモデルで300万円。
ミイ曰く、10組狙うなら当然このレベルの装備は持ってるとのこと。
10組とは、その歳に入学した生徒の上位50人が入るクラスらしい。
ミイの自己紹介
杉田製作所の上級者向けハイグレードモデルでカスタムまで行い1億2千万円。
ミスリル製で親和性100%オーバーと言ったときには、
クラスメイトが黒目を白くさせて、なにかブツブツと言ってた。
俺とパーティーを組むこと、私は一番だから、
ケイト(俺)とパーティー組みたい人は、私を通しなさいと、宣言していた。
俺は深い意味がわかってなくて、肯定も否定もしなかったので、ミイの一番は決定事項となってしまった。
女子の中に、5人ほどヒーラー特性を持つ生徒がいたのですが、
ミイに強引に席交換される前の隣の席の女子の自己紹介
俺だけを見て、自己紹介を始めた。
魔鉄の親和性150%です。
装備も杉田製作所製の初心者ハイグレードモデル、ヒーラー仕様です。
すでに、ヒールとキールとキュアが使えます。
席に戻るときには、ミイの目を見つめながらお辞儀をして、ミイがうなずいた。
俺の後の席を確保したみたいで、席に座り何故か泣いていた。
ミイ「あなたが、2番はあなただから、もう泣かないでと、」頭をナデナデしていたら
女子「はい、カナと呼んでください。」
と、こたえた後はずーっと、ニコニコしていた。
他の4人のヒーラー候補は、俺を含めタンク候補の4人の目だけを見て、自己紹介していた。
教官「女生徒のなかには、ヒーラー特性があるものもいるので、考えるのもありですよ。
1、2番は無理でも5、6は狙えるぞ」
女生徒「いい男を掴むためには、ヒーラーの方が有利ですか?」
教官「戦闘中のタンクは、ヒーラーを守るための最善の行動をする。
当然、タンクはヒーラーのことをよく見ている。それだけだ。
10組には、タンク特性、ヒーロー特性があるもなか、ずば抜けたアタッカー特性がある生徒しかいない。
そのこともよく考えて、ジョブを選びなさい。」
アタッカー志望女子涙目。
最後になって俺の自己紹介
俺の持ってるはこれと言いながら、兄貴から貰った1.8m鉄の棒をだした。
手で握る所だけ細くなっていて、全体は36mmほどで、重量は20kgを超えていた。
教官「貴方は、これを振れるの?」
教官の俺の呼び方を変えたなーとは、思いつつ。
俺「まだ、まともには振れませんが毎日1000回素振りしてます。」
教官「見せてください」
また、教官の口調が変わったなーと思いつつ
3秒で1振りといつものペースで、スローモーションのような素振りを5回ほどしたところで
教官「ありがとうございます。いいものを見せて頂きました。」
教官が俺に敬語使ってないかなとは、思いつつ
教官が魔道具のようなものを覗きつつ
俺「重魔鉄親和性180%です。」
教官「他の装備も見せて頂けませんか?」
教官もう完全に俺に対して敬語だよね。
教官、俺より3才は上だよね。
冒険者ランクは、兄貴よりひとつ下のCだよね
俺「俺装備持ってないです。」
教官「上着を脱いで頂けませんか?」
冷たい言い方ではなく、心から尊敬するいいかたしたよね。
上着を脱ぐと
教官「ズボンも脱げませんか?」
ズボンの中見ると、今日はジャージはいてたので、スボンも脱いだ。
教官「ご馳走さまでした。」
教官なんかもう壊れてるよね。
俺「これ防具じゃないですよね?」
と、手首、足首、腰に巻かれたものをみせた。
教官「防具ではありませんが、重魔鉄製の鍛錬器具です。親和性は、武器と同じ180%です。」
魔道具を覗きながら答えた。
教官「まさか、これ付けたまま試験をお受けなりましたか?」
俺「はい」
教官が2分ほどフリーズした。
俺「この棒も武器というより鍛錬器具ですよね」
教官のフリーズがやっととけて、
教官「はい、全てお兄様から頂いたのですか?」
俺「一年前に兄貴から訓練メニューを添えて送られてきました。
兄貴と、今週末に会うことになってて、装備全て貰える事になってます。
その時に、これから一年間の訓練内容を教えてもらうことになってます。」
教官「その席に私を同席させては、頂けませんか?」
俺「兄貴からは、ヒーラー最低一人と、後2、3人は連れてこいと言われてて、困ってます。
同席していただければ、ありがたいです。」
教官「ありがとうごいます。ありがとうございます」といって、泣き出した。
少し悩んだのですが、教官は兄貴の凄いファンなんだと理解して
俺「金曜の夜7時からの予定ですのであけておいてください」
教官「はい」
そこで、終礼のチャイムがなり、帰宅となった。
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