上 下
8 / 53
養成所編

講義初日 4 【修正】

しおりを挟む

十字男子生徒がジョブについて考えなおしたいとの意向があり、
魔鉄の親和性くらいしか自己紹介しなくなった。

女子25名のうち20名は、魔銃か黒魔術師か召喚士。
親和性も魔鉄105%を超えていて、装備もほぼ杉田製作所製の初心者ハイグレードモデルで300万円。

ミイ曰く、10組狙うなら当然このレベルの装備は持ってるとのこと。

10組とは、その歳に入学した生徒の上位50人が入るクラスらしい。

ミイの自己紹介
杉田製作所の上級者向けハイグレードモデルでカスタムまで行い1億2千万円。
ミスリル製で親和性100%オーバーと言ったときには、
クラスメイトが黒目を白くさせて、なにかブツブツと言ってた。
俺とパーティーを組むこと、私は一番だから、
ケイト(俺)とパーティー組みたい人は、私を通しなさいと、宣言していた。
俺は深い意味がわかってなくて、肯定も否定もしなかったので、ミイの一番は決定事項となってしまった。

女子の中に、5人ほどヒーラー特性を持つ生徒がいたのですが、

ミイに強引に席交換される前の隣の席の女子の自己紹介
俺だけを見て、自己紹介を始めた。
魔鉄の親和性150%です。
装備も杉田製作所製の初心者ハイグレードモデル、ヒーラー仕様です。
すでに、ヒールとキールとキュアが使えます。

席に戻るときには、ミイの目を見つめながらお辞儀をして、ミイがうなずいた。

俺の後の席を確保したみたいで、席に座り何故か泣いていた。

ミイ「あなたが、2番はあなただから、もう泣かないでと、」頭をナデナデしていたら

女子「はい、カナと呼んでください。」
と、こたえた後はずーっと、ニコニコしていた。

他の4人のヒーラー候補は、俺を含めタンク候補の4人の目だけを見て、自己紹介していた。


教官「女生徒のなかには、ヒーラー特性があるものもいるので、考えるのもありですよ。
   1、2番は無理でも5、6は狙えるぞ」

女生徒「いい男を掴むためには、ヒーラーの方が有利ですか?」

教官「戦闘中のタンクは、ヒーラーを守るための最善の行動をする。
   当然、タンクはヒーラーのことをよく見ている。それだけだ。
   10組には、タンク特性、ヒーロー特性があるもなか、ずば抜けたアタッカー特性がある生徒しかいない。
   そのこともよく考えて、ジョブを選びなさい。」

アタッカー志望女子涙目。

最後になって俺の自己紹介
俺の持ってるはこれと言いながら、兄貴から貰った1.8m鉄の棒をだした。
手で握る所だけ細くなっていて、全体は36mmほどで、重量は20kgを超えていた。

教官「貴方は、これを振れるの?」

教官の俺の呼び方を変えたなーとは、思いつつ。

俺「まだ、まともには振れませんが毎日1000回素振りしてます。」

教官「見せてください」

また、教官の口調が変わったなーと思いつつ

3秒で1振りといつものペースで、スローモーションのような素振りを5回ほどしたところで

教官「ありがとうございます。いいものを見せて頂きました。」

教官が俺に敬語使ってないかなとは、思いつつ

教官が魔道具のようなものを覗きつつ

俺「重魔鉄親和性180%です。」

教官「他の装備も見せて頂けませんか?」

教官もう完全に俺に対して敬語だよね。

教官、俺より3才は上だよね。

冒険者ランクは、兄貴よりひとつ下のCだよね

俺「俺装備持ってないです。」

教官「上着を脱いで頂けませんか?」

冷たい言い方ではなく、心から尊敬するいいかたしたよね。

上着を脱ぐと

教官「ズボンも脱げませんか?」

ズボンの中見ると、今日はジャージはいてたので、スボンも脱いだ。

教官「ご馳走さまでした。」

教官なんかもう壊れてるよね。

俺「これ防具じゃないですよね?」
と、手首、足首、腰に巻かれたものをみせた。

教官「防具ではありませんが、重魔鉄製の鍛錬器具です。親和性は、武器と同じ180%です。」

魔道具を覗きながら答えた。

教官「まさか、これ付けたまま試験をお受けなりましたか?」

俺「はい」

教官が2分ほどフリーズした。

俺「この棒も武器というより鍛錬器具ですよね」

教官のフリーズがやっととけて、

教官「はい、全てお兄様から頂いたのですか?」

俺「一年前に兄貴から訓練メニューを添えて送られてきました。
  兄貴と、今週末に会うことになってて、装備全て貰える事になってます。
  その時に、これから一年間の訓練内容を教えてもらうことになってます。」

教官「その席に私を同席させては、頂けませんか?」

俺「兄貴からは、ヒーラー最低一人と、後2、3人は連れてこいと言われてて、困ってます。
  同席していただければ、ありがたいです。」

教官「ありがとうごいます。ありがとうございます」といって、泣き出した。

少し悩んだのですが、教官は兄貴の凄いファンなんだと理解して

俺「金曜の夜7時からの予定ですのであけておいてください」

教官「はい」

そこで、終礼のチャイムがなり、帰宅となった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

転移した場所が【ふしぎな果実】で溢れていた件

月風レイ
ファンタジー
 普通の高校2年生の竹中春人は突如、異世界転移を果たした。    そして、異世界転移をした先は、入ることが禁断とされている場所、神の園というところだった。  そんな慣習も知りもしない、春人は神の園を生活圏として、必死に生きていく。  そこでしか成らない『ふしぎな果実』を空腹のあまり口にしてしまう。  そして、それは世界では幻と言われている祝福の果実であった。  食料がない春人はそんなことは知らず、ふしぎな果実を米のように常食として喰らう。  不思議な果実の恩恵によって、規格外に強くなっていくハルトの、異世界冒険大ファンタジー。  大修正中!今週中に修正終え更新していきます!

スキルが全ての世界で無能力者と蔑まれた俺が、《殺奪》のスキルを駆使して世界最強になるまで 〜堕天使の美少女と共に十の塔を巡る冒険譚〜

石八
ファンタジー
スキルが全ての世界で、主人公──レイは、スキルを持たない無能力者であった。 そのせいでレイは周りから蔑まされ、挙句の果てにはパーティーメンバーに見限られ、パーティーを追放させられる。 そんなレイの元にある依頼が届き、その依頼を達成するべくレイは世界に十本ある塔の一本である始まりの塔に挑む。 そこで待っていた魔物に危うく殺されかけるレイだが、なんとかその魔物の討伐に成功する。 そして、そこでレイの中に眠っていた《殺奪》という『スキルを持つ者を殺すとそのスキルを自分のものにできる』という最強のスキルが開花し、レイは始まりの塔で数多のスキルを手にしていく。 この物語は、そんな《殺奪》のスキルによって最強へと駆け上がるレイと、始まりの塔の最上階で出会った謎の堕天使の美少女が力を合わせて十本の塔を巡る冒険譚である。

修行マニアの高校生 異世界で最強になったのでスローライフを志す

佐原
ファンタジー
毎日修行を勤しむ高校生西郷努は柔道、ボクシング、レスリング、剣道、など日本の武術以外にも海外の武術を極め、世界王者を陰ながらぶっ倒した。その後、しばらくの間目標がなくなるが、努は「次は神でも倒すか」と志すが、どうやって神に会うか考えた末に死ねば良いと考え、自殺し見事転生するこができた。その世界ではステータスや魔法などが存在するゲームのような世界で、努は次に魔法を極めた末に最高神をぶっ倒し、やることがなくなったので「だらだらしながら定住先を見つけよう」ついでに伴侶も見つかるといいなとか思いながらスローライフを目指す。 誤字脱字や話のおかしな点について何か有れば教えて下さい。また感想待ってます。返信できるかわかりませんが、極力返します。 また今まで感想を却下してしまった皆さんすいません。 僕は豆腐メンタルなのでマイナスのことの感想は控えて頂きたいです。 不定期投稿になります、週に一回は投稿したいと思います。お待たせして申し訳ございません。 他作品はストックもかなり有りますので、そちらで回したいと思います

ヒューマンテイム ~人間を奴隷化するスキルを使って、俺は王妃の体を手に入れる~

三浦裕
ファンタジー
【ヒューマンテイム】 人間を洗脳し、意のままに操るスキル。 非常に希少なスキルで、使い手は史上3人程度しか存在しない。 「ヒューマンテイムの力を使えば、俺はどんな人間だって意のままに操れる。あの美しい王妃に、ベッドで腰を振らせる事だって」 禁断のスキル【ヒューマンテイム】の力に目覚めた少年リュートは、その力を立身出世のために悪用する。 商人を操って富を得たり、 領主を操って権力を手にしたり、 貴族の女を操って、次々子を産ませたり。 リュートの最終目標は『王妃の胎に子種を仕込み、自らの子孫を王にする事』 王家に近づくためには、出世を重ねて国の英雄にまで上り詰める必要がある。 邪悪なスキルで王家乗っ取りを目指すリュートの、ダーク成り上がり譚!

エラーから始まる異世界生活

KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。 本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。 高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。 冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。 その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。 某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。 実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。 勇者として活躍するのかしないのか? 能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。 多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。 初めての作品にお付き合い下さい。

チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい

616號
ファンタジー
 不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。

異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが

倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、  どちらが良い?……ですか。」 「異世界転生で。」  即答。  転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。  なろうにも数話遅れてますが投稿しております。 誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。 自分でも見直しますが、ご協力お願いします。 感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。

神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜

月風レイ
ファンタジー
 グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。  それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。  と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。  洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。  カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。

処理中です...