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【第9話】裏社会の落ちこぼれ
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続く3限、昼休み、4限、5限、6限。そしてホームルーム。
今朝、理事長室にて、秘書に変装した殺し屋が紛れ込んでいたことを考えると、いつ敵が黒川翔斗を襲撃してもおかしくなかった。プラムとアローは、いつも以上に気を引き締めて警戒にあたったが、特に何も起きないまま、その日の終業のチャイムが鳴った。
「なにぃ? もう帰る?」
「はい・・・お腹痛くて~・・・」
「東くんはどうなのかね」
「あたしも・・・ちょっと頭が悪いので帰ります」
それじゃただのバカじゃないのよバカプラム!
心の中で強くツッコむアローだが、もちろんそんな思いが届くことはなく、中塚先生の説教が始まってしまった。
「何を弱気な! 君たちはこの後校舎に残って今日の反省、ノート作成、明日の授業準備、他にもたくさんやることがあるんだぞ! これから教職員になろうとする者が、ちょっとやそっとの体調不良に負けちゃイカン!」
「え~、でも・・・」
「でも、じゃない! 大丈夫。君たちならできる。ここを乗り越えれば、教職員として必要な能力が鍛えられる。きっとだ。教員歴25年の私が保証する! そもそも君たちのような今の若い世代はだね・・・」
や、やべえっ・・・帰れねえ~!!
中塚先生、超昭和思考じゃーん!
任務のため、体調不良を装うプラムとアローVS愛ある叱咤激励で教員志望の若者を鼓舞する中塚先生。ついに、両者の攻防が長引いているのを見かねた鈴木校長が横から入ってきた。
「中塚先生、もう帰してあげましょう。若い子達の調子に合わせてあげるべきですよ」
「鈴木先生。しかし・・・」
「時代はもう令和ですよ中塚先生。体調不良では仕事になりません。そのまま業務を続行しても、彼女たちのためにはならない」
「むぅ・・・鈴木先生がおっしゃるなら仕方がない。西くんも東くんも、今日はもう帰りなさい」
す、鈴木校長~!
助け舟を出されたプラムとアローは、鈴木校長にキラキラと輝く眼差しを向けた。校長は、頬に垂れる冷や汗を手で拭いながら親指を立て、プラムとアローに小さくGoodサインを出した。同じくGoodサインで応答したふたりは職員室を後にすると、黒川翔斗を連れて駐車場に停めてあるランエボに向かった。
校舎を出る寸前・・・まずプラムがランエボの元まで走って行き、何か細工や仕掛けが施されていないかを手早く確認。その間、アローと翔斗は下駄箱の隅で待機している。
「ごめんね翔斗くーん。放課後友達と過ごしたかっただろうけど、今朝のことがあったから予定変更よ」
「まぁ・・・別にいいですけど」
やがて、エンジン音が鳴り響いたのを合図に、アローと黒川翔斗も走ってランエボに乗り込んだ。同時にプラムはランエボを素早く発進させ、大きな道路に出た。外は薄いオレンジ色。夕焼けが綺麗に彩る街をランエボが進む。
「周りに怪しい奴はいなかったよな」
「うん。大丈夫っぽい」
「今朝のアイツは何だったんだ」
「分かんないわよぉ。ベル姉も調査中って言ってたじゃない」
後部座席にちょこんと座り、ふたりの会話を聞く翔斗は、今日の朝、自分が毒入りのお茶で殺されかけたことが未だに信じられずにいた。
父から散々言われ続けてきた。「命が危ない」と。家政婦からも、何度も何度も心配された。そして、明らかに表の世界に生きるているようには思えない2人組と出会った。何より、殺されかけた。なのに、現実味が無い。
自分が殺される・・・?
同僚殺しの政治家の息子とはいえ、つい最近まで平凡な暮らしを送ってきたのに・・・。
自分が本当に殺されようとしているという事実に、今になってようやく実感が湧いてきた。そして何より信じ難いのは、翔斗の隣に座るアローという女性と、運転席に座るプラムという女性が、翔斗を守った。お茶が毒入りであることを見抜き、ドアの向こうに潜む殺し屋を躊躇なく攻撃したのだ。
このふたり、もしかして・・・。
「いや~、今朝は危なかったわねぇ~」
「ホントそれな。報酬がパァになるとこだったわ。たまにはあたしの勘も当たンだろ?」
「プラムってたまに凄いわよね~。あたし全然分かんなかったもん。でもあんた、相変わらず銃下手すぎ」
「うっせぇ」
楽しそうに笑うふたり。翔斗の脳裏に一瞬浮かんだ「ふたりは世界最強の殺し屋」という説は、どうやら間違いらしい。プラムは勘であの殺し屋を攻撃し、アローはそもそも見抜いてさえいなかったのだ。
そんな翔斗が何か考えていると思ったのか、アローが彼の顔を覗き込んできた。
「どーしたの? 考え事?」
「い、いや。別に」
「え~何々? 言ってよー。あたし達ビジネスパートナーなんだからさ~。互いの考えは共有しとくべきよ」
今朝、人をひとり殺したとは到底思えないほど陽気だ。そんな可愛らしいアローの笑顔に押されて、翔斗は恐る恐る質問した。
「・・・ふたりって、凄い殺し屋なんですか?」
勇気を振り絞り、思い切って聞いた。瞬間、車内は大きな笑いに包まれた。プラムとアローも、これでもかというくらい笑っている。
「あ、あたしたちが、殺し屋・・・アハハハ! ちょっとやめてよ翔斗くーん! 厨二病みたいじゃ~ん!」
「生意気坊主にしては面白いこと言うじゃん!」
「な、何がおかしいんだよ・・・!」
赤面する翔斗に、プラムがゲラゲラと笑いながら言った。
「あたしらは殺し屋じゃねーよ」
「え? けど今朝、殺し屋だって・・・」
「そりゃ世間様がそう呼んでるだけだ。アタシらみたいな、どこの落ちこぼれかも分からん失敗製造機が殺し屋になれるわけねえだろーが」
「え、でも・・・アローさんだって今日の朝、古着屋の人殺したんでしょ・・・?」
「あー、あれは仕事の一環よ。居酒屋バイトだって、料理とお酒だけ運べばイイってわけじゃないでしょ? 日勤ノート書いたり、レジ打ちしたり、トイレ掃除したり・・・。いろんな業務があるじゃん? あたしらにとって人を殺すって、そういうモンなのよ」
プラムは両手で握っていたハンドルを片手だけ離し、笑いすぎて出た涙を拭った。
「あたしらは裏社会じゃ下っぱ中の下っぱさ。つい最近まで雑務か連絡係しかさせてもらえなかったんだからよ」
「ね~。それでアメリカに行けたのは良かったけど」
またしても車内に笑いが起こる。そんなふたりを、困惑しながら見つめる翔斗。
殺しが業務の一環・・・?
そんなのおかしい。そんな片手間で、簡単に人を殺せる物なのか? やっぱりこのふたり、狂ってる・・・。
すると、唐突にアローが言った。
「プラム、気づいてる?」
「おう。さっきからずっと引っ付いてるな」
翔斗は背後を振り向いた。街を歩いていれば、一度は見かけるであろう普通の乗用車が、ランエボのすぐ後ろに付いて来ている。運転席には、真顔でこちらをじっと見つめる気味の悪い男性が・・・。
「どーする? やっちゃう?」
「いや、逃げる。こんな道路のど真ん中で銃ぶっ放したら、周りの迷惑だし」
「それもそーね。じゃ、よろしく~」
「OK」
プラムの眠たそうな目つきが一気に虎のような鋭さに変貌した。素早く左手でシフトダウンし、ギアを1速にする。プラムの表情にドキッとした翔斗だったが、突如として吠えだしたエンジン音と共に、爆走を開始したランエボのGによって、その思いは吹き飛ばされるのであった。
危ない、ぶつかる! と思う頃には、すでに別の景色。ぐんぐんと変わりゆく光景。強烈な横Gに体が飛ばされそうになる。車と車の間を縫うようにランエボを滑り込ませていくプラムのステアリング操作は、クラッチ、ブレーキ、アクセルと絶妙に絡み合い、ランエボにまるで生き物のような動きを与える。あまりの素早さに、背後を付けていた謎の追跡車両は、なすすべなく振り切られてしまうのであった。
今朝、理事長室にて、秘書に変装した殺し屋が紛れ込んでいたことを考えると、いつ敵が黒川翔斗を襲撃してもおかしくなかった。プラムとアローは、いつも以上に気を引き締めて警戒にあたったが、特に何も起きないまま、その日の終業のチャイムが鳴った。
「なにぃ? もう帰る?」
「はい・・・お腹痛くて~・・・」
「東くんはどうなのかね」
「あたしも・・・ちょっと頭が悪いので帰ります」
それじゃただのバカじゃないのよバカプラム!
心の中で強くツッコむアローだが、もちろんそんな思いが届くことはなく、中塚先生の説教が始まってしまった。
「何を弱気な! 君たちはこの後校舎に残って今日の反省、ノート作成、明日の授業準備、他にもたくさんやることがあるんだぞ! これから教職員になろうとする者が、ちょっとやそっとの体調不良に負けちゃイカン!」
「え~、でも・・・」
「でも、じゃない! 大丈夫。君たちならできる。ここを乗り越えれば、教職員として必要な能力が鍛えられる。きっとだ。教員歴25年の私が保証する! そもそも君たちのような今の若い世代はだね・・・」
や、やべえっ・・・帰れねえ~!!
中塚先生、超昭和思考じゃーん!
任務のため、体調不良を装うプラムとアローVS愛ある叱咤激励で教員志望の若者を鼓舞する中塚先生。ついに、両者の攻防が長引いているのを見かねた鈴木校長が横から入ってきた。
「中塚先生、もう帰してあげましょう。若い子達の調子に合わせてあげるべきですよ」
「鈴木先生。しかし・・・」
「時代はもう令和ですよ中塚先生。体調不良では仕事になりません。そのまま業務を続行しても、彼女たちのためにはならない」
「むぅ・・・鈴木先生がおっしゃるなら仕方がない。西くんも東くんも、今日はもう帰りなさい」
す、鈴木校長~!
助け舟を出されたプラムとアローは、鈴木校長にキラキラと輝く眼差しを向けた。校長は、頬に垂れる冷や汗を手で拭いながら親指を立て、プラムとアローに小さくGoodサインを出した。同じくGoodサインで応答したふたりは職員室を後にすると、黒川翔斗を連れて駐車場に停めてあるランエボに向かった。
校舎を出る寸前・・・まずプラムがランエボの元まで走って行き、何か細工や仕掛けが施されていないかを手早く確認。その間、アローと翔斗は下駄箱の隅で待機している。
「ごめんね翔斗くーん。放課後友達と過ごしたかっただろうけど、今朝のことがあったから予定変更よ」
「まぁ・・・別にいいですけど」
やがて、エンジン音が鳴り響いたのを合図に、アローと黒川翔斗も走ってランエボに乗り込んだ。同時にプラムはランエボを素早く発進させ、大きな道路に出た。外は薄いオレンジ色。夕焼けが綺麗に彩る街をランエボが進む。
「周りに怪しい奴はいなかったよな」
「うん。大丈夫っぽい」
「今朝のアイツは何だったんだ」
「分かんないわよぉ。ベル姉も調査中って言ってたじゃない」
後部座席にちょこんと座り、ふたりの会話を聞く翔斗は、今日の朝、自分が毒入りのお茶で殺されかけたことが未だに信じられずにいた。
父から散々言われ続けてきた。「命が危ない」と。家政婦からも、何度も何度も心配された。そして、明らかに表の世界に生きるているようには思えない2人組と出会った。何より、殺されかけた。なのに、現実味が無い。
自分が殺される・・・?
同僚殺しの政治家の息子とはいえ、つい最近まで平凡な暮らしを送ってきたのに・・・。
自分が本当に殺されようとしているという事実に、今になってようやく実感が湧いてきた。そして何より信じ難いのは、翔斗の隣に座るアローという女性と、運転席に座るプラムという女性が、翔斗を守った。お茶が毒入りであることを見抜き、ドアの向こうに潜む殺し屋を躊躇なく攻撃したのだ。
このふたり、もしかして・・・。
「いや~、今朝は危なかったわねぇ~」
「ホントそれな。報酬がパァになるとこだったわ。たまにはあたしの勘も当たンだろ?」
「プラムってたまに凄いわよね~。あたし全然分かんなかったもん。でもあんた、相変わらず銃下手すぎ」
「うっせぇ」
楽しそうに笑うふたり。翔斗の脳裏に一瞬浮かんだ「ふたりは世界最強の殺し屋」という説は、どうやら間違いらしい。プラムは勘であの殺し屋を攻撃し、アローはそもそも見抜いてさえいなかったのだ。
そんな翔斗が何か考えていると思ったのか、アローが彼の顔を覗き込んできた。
「どーしたの? 考え事?」
「い、いや。別に」
「え~何々? 言ってよー。あたし達ビジネスパートナーなんだからさ~。互いの考えは共有しとくべきよ」
今朝、人をひとり殺したとは到底思えないほど陽気だ。そんな可愛らしいアローの笑顔に押されて、翔斗は恐る恐る質問した。
「・・・ふたりって、凄い殺し屋なんですか?」
勇気を振り絞り、思い切って聞いた。瞬間、車内は大きな笑いに包まれた。プラムとアローも、これでもかというくらい笑っている。
「あ、あたしたちが、殺し屋・・・アハハハ! ちょっとやめてよ翔斗くーん! 厨二病みたいじゃ~ん!」
「生意気坊主にしては面白いこと言うじゃん!」
「な、何がおかしいんだよ・・・!」
赤面する翔斗に、プラムがゲラゲラと笑いながら言った。
「あたしらは殺し屋じゃねーよ」
「え? けど今朝、殺し屋だって・・・」
「そりゃ世間様がそう呼んでるだけだ。アタシらみたいな、どこの落ちこぼれかも分からん失敗製造機が殺し屋になれるわけねえだろーが」
「え、でも・・・アローさんだって今日の朝、古着屋の人殺したんでしょ・・・?」
「あー、あれは仕事の一環よ。居酒屋バイトだって、料理とお酒だけ運べばイイってわけじゃないでしょ? 日勤ノート書いたり、レジ打ちしたり、トイレ掃除したり・・・。いろんな業務があるじゃん? あたしらにとって人を殺すって、そういうモンなのよ」
プラムは両手で握っていたハンドルを片手だけ離し、笑いすぎて出た涙を拭った。
「あたしらは裏社会じゃ下っぱ中の下っぱさ。つい最近まで雑務か連絡係しかさせてもらえなかったんだからよ」
「ね~。それでアメリカに行けたのは良かったけど」
またしても車内に笑いが起こる。そんなふたりを、困惑しながら見つめる翔斗。
殺しが業務の一環・・・?
そんなのおかしい。そんな片手間で、簡単に人を殺せる物なのか? やっぱりこのふたり、狂ってる・・・。
すると、唐突にアローが言った。
「プラム、気づいてる?」
「おう。さっきからずっと引っ付いてるな」
翔斗は背後を振り向いた。街を歩いていれば、一度は見かけるであろう普通の乗用車が、ランエボのすぐ後ろに付いて来ている。運転席には、真顔でこちらをじっと見つめる気味の悪い男性が・・・。
「どーする? やっちゃう?」
「いや、逃げる。こんな道路のど真ん中で銃ぶっ放したら、周りの迷惑だし」
「それもそーね。じゃ、よろしく~」
「OK」
プラムの眠たそうな目つきが一気に虎のような鋭さに変貌した。素早く左手でシフトダウンし、ギアを1速にする。プラムの表情にドキッとした翔斗だったが、突如として吠えだしたエンジン音と共に、爆走を開始したランエボのGによって、その思いは吹き飛ばされるのであった。
危ない、ぶつかる! と思う頃には、すでに別の景色。ぐんぐんと変わりゆく光景。強烈な横Gに体が飛ばされそうになる。車と車の間を縫うようにランエボを滑り込ませていくプラムのステアリング操作は、クラッチ、ブレーキ、アクセルと絶妙に絡み合い、ランエボにまるで生き物のような動きを与える。あまりの素早さに、背後を付けていた謎の追跡車両は、なすすべなく振り切られてしまうのであった。
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