異世界から来た魔法少女がドSだった件

焼き芋さん

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大人の玩具

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 シオンが空中を掴み引っ張る仕草をすると、和樹の首輪が引っ張られた。

「うぐっ、やめっ、シオンさん許して…」

「服を脱げ和樹、裸になってその醜い体を見せてみろ」

 何もしないでいると首輪が閉まっていく、和樹は恐ろしくなりながら服を全部脱いで全裸になった。

「うわぁ、キモオタの裸!
ぶくぶくに太ってるし、気持ち悪すぎ!
こんなの見て誰が喜ぶのよ!」

 サクラたんに言われたくないことを言われ怒りが沸いてくる。

「確かに触りたくない体だな、まずは強制的に運動させてダイエットからか…」

 好き勝手言われて悔しいが首輪が締まったのが恐ろしくて和樹は何も言えなくなっていた。

「和樹、今から近所の公園まで走って往復10周!
ほら、早くしないと首輪が締まって窒息死するぞ?」

「ぐ…ぐっ…」

 本当に首輪が締まり和樹は慌てて走りに行った、すると首輪が元に戻るのだった。

「うぅっ、酷いよシオンさん…こんな、こんなのって」

 夜道をダイエットの為に走り出し、死にそうになりながら10周走り遂げた。

次の日…

 学校から帰ると、シオンがテーブルに純金を重ねて置いていた、今回は昨日よりも全然枚数が多かった。

 「この首輪、笑われて虐められちゃったよシオンさん」

「そうか、よかったな」

「良くないですよ…」

 おそらくシオンはインターネットに夢中で何も聞いちゃいない、それに何故か彼女はあれ以降SMに興味を持ち気になっている様子だった。
 今も女王様がM男を鞭で打つ動画を眺めていた。

「なぁ、和樹、この鞭は何処で手に入る、このバイブという奴は?
是非現物を見てみたい、見ればコピー出来るからな」

「大人の玩具の店にでも行けばいいんじゃないですかねぇ…」

「ほほう、では和樹、さっそくそこに案内しろ」

「ええっ?
僕未成年なのに…未成年はアダルトショップ入っちゃ駄目なんですよ」

「駄目だ、お前に拒否権はない、今から一緒に行くぞ和樹」

 緑髪ロングで可愛い美女シオンとブクブクに太った和樹が一緒にアダルトショップへ入っていく。
 和樹は入った事もない店に入らされ、店の中で挙動不審だと思われるぐらいにビクビク震えていた。

「こら、緊張するな和樹、お前を調教する為に買うんだからな。
これは何だ、答えろ」

「えっと…貞操帯って言って、射精出来ないように管理する奴だったかと…」

 何故か説明させられて凄く恥ずかしかった、店の店員や他の客が驚いて見ている気もする。

「これは買うべきだな、射精管理は是非してみたい、そして鞭はここか、ボンテージも気になるな…なぁ店員さん、試着は出来るのか?」

「はい、可能ですよ
あちらで試着されますか?」

 美しいシオンに話しかけられて緊張した様子で男の店員が答えていた。

「あぁ、頼む
和樹、お前の好みだと、どれかな?」

「こ、これが良いかな…」

 彼女は試着室で僕が選んだボンテージに着替え出てきた、そして聞いて来た。

「どうだ?似合うか?
この姿で和樹に鞭打つ姿を想像してみろ、
まあ自分では悪くないと思っているんだが」

「シオンたん、はぁはぁ…」

「顔が気持ち悪くなってるから当たりだな、これも買おう」

 そのまま鞭を売ってる売り場にシオンが行き、色々なタイプの鞭を眺めていた。

(うわぁ、痛そう…)

 和樹がトゲの付いた鞭を見て怖がっていた、シオンもそれに気付いた様子でこちらにやってきた。

「これにしよう、和樹の肉は分厚いからな、これぐらい耐えられるだろう」

「いや、あの…
それだけは勘弁してください」

「駄目だ、これも買う、あとバラ鞭、蝋燭、縄も欲しいな」

 シオンは興味深そうに一時間は眺め、SMグッズを購入して二人で帰っていた。

「和樹、昨日行けなかったから
今日こそは外食へ連れて行って貰うぞ」

「あの、荷物は一度持って帰ってからにしましょう?」

 荷物は置いてから外食へと行った、和樹はとりあえず回る寿司屋に行った。

 シオンは夢中になって寿司を食べていた。

「おおっ、何だこれは、
美味い、これが寿司という奴か」

 回る寿司のカウンター席に二人で座り一緒に寿司を食べていた。サクラたんがシオンのポケットから出て俺のサーモン寿司を勝手に食べ始める。

「確かに美味いわね、お前キモオタの癖に一人で寿司とか行くんだね、似合わないわ~♪」

「うるさいな、サクラたん、いい加減にしてよ…」

 シオンは満足そうに僕に匹敵するほど皿を取って寿司を食べていた。
 彼女は鯛、蟹、トロなどがお気に入りなようだ。

「ふぅ、美味かった、この世界の食べ物はどれも魅力的だな」

「気に入って貰えて良かったです」

そうして、その日は家に帰り眠りについた。
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