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ミュッドガル帝国編

不気味な女奴隷

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それからミュッドガル帝国は敗北を認め、悪魔塔に降伏して来た。マーガレットは首輪を付けたパッシマンをリードで引いて、ミュッドガル帝国内を連れ回した。帝国側はマーガレットの提案を全て飲み、女帝マーガレットが誕生する。

ユウトも塔から連れだされマーガレットの騎士に任命される。
嫌だと断ろうとすれば電流を流されるのだ。

しかしマーガレットは帝国を見て気付いた事もあった、あれだけカジル村やその他周辺の村から摂取しておきながら。
裕福なのは一部の貴族だけで、国民は餓死している者も少なくない。
町では人や魔物の奴隷が堂々と売られている。
それほど酷い状況だった。

通常村や国が戦争に負けて魔族に乗っ取られる場合、全員殺されて魔族と入れ換えられるケースがほとんどだがマーガレットは違った。帝国の国民はそのまま生かすというのだ。だから現時点では状況はあまり変わっていない。

その事もあってか、最初は女帝マーガレットは絶大な人気を誇っていた、人間と共存して下さるサキュバスの女帝と…

しかしマーガレットは最初に宮殿内の現職を全て解雇して女性のみを集め、ありえない役職を多く作っていった。
逆らう者は、主に男性ばかりだったが、彼らは地下監獄に幽閉して見せしめに殺される事もあった。

ちなみに俺は宮殿内に済ませて貰えていてそれなりに良い待遇だった。そして今日、宮殿内の広間でマーガレットに久し振りにマリンに会わせてもらえた。 

「ほらユウト、
久し振りでしょ
マリンちゃんよ」

「おぉ、久し振りだなマリン!」

マーガレットの肩の上にマリンが乗っている…(もしかしてこいつ、マーガレットに懐いたんじゃ…)と、不安がっているとマリンが硬化して頭突きしてきた。

「痛っ…マリンさんごめんなさい…」

やはりあんな映像見られたからか舐められているのだろうか…この水色饅頭に…。俺に頭突きする姿を見てマーガレットが笑っていた。せっかくだから今日は帝国内を散歩してみる事にした。
カジル村に比べて広くて賑やかな都会だった。

(市場に奴隷が居るな…人間…人間…人間…人間…人間ばかりじゃねぇか!この国どうなってるんだいったい!
路地裏には倒れ込んでるガリガリのおっさんとか、家族までいるし、こりゃガチでマーガレットのほうがマシな統治をする可能性があるな…前皇帝はどんだけ屑だったんだ…)

奴隷の檻を見ていると奴隷商人が話しかけてきた。

「いらっしゃいませ、どのような奴隷をお探しですか?
性奴隷ですか?それとも力仕事?戦力?一通り揃っておりますよ?」

(いや、俺まだ11の子供なんだけど…俺に奴隷売りつけようってのか?このおっさん)

まあ見ても仕方ないだろうけど性奴隷を見させて貰おうかな、悪魔塔でサキュバスに性的に虐められまくったし少しは性知識も付いてるはずだ。

「じゃ、性奴隷で」

「ははっ!
かしこまりました!
こちらでございます、ぼっちゃん」

「ぼっちゃんじゃねぇよ」

奴隷商人は俺を暗い部屋に案内した、すると、そこには先程と違い派手な格好の女奴隷、露出の激しい服の女奴隷、そもそも服を着ていない女奴隷がいた。

(うーん、俺の好みでいうとどの娘だろうなぁ…)

「ひゃあっ!!!」

覗いてると檻の中で悲鳴をあげた女奴隷がいた。
金髪のツインテールで可愛いドレスを着たお嬢様じゃないか…同い年ぐらいか、めっちゃ美人だし裕福そうだぞ?何故奴隷なんだ?

「お前、
どうして奴隷なんだ?」

「親が事業で失敗しちゃって、それでここに売られちゃったの」

ふむ、何だか脅えているなぁ、ちょっと驚かしてみるか。

ガシャーンッ!!

「ひいいぃっ!!!」

彼女は悲鳴をあげた、俺は狂気に満ちたいやらしい顔をしながら檻の柵を両手で掴んでガシガシと動かしながら言った。

「だったら、俺がお前の事を買えばいくらでもちんぽしゃぶってくれんのか?
好きなだけオマンコにぶち込んでもいいのか?

どうなんだぁ?おい!」

しかしその女奴隷は最初は脅えていたのにだんだん冷めた表情になってきた。

「もちろん命令されたらやりますよ、性奴隷ですから」

「へへっ…
じ…じゃあ…」

「でも貴方、するよりもされたそうな顔してますよ。」

「え…???」

「ひょっとして、マゾなんじゃないですか?」

「な……えっ…???」

(何だって?
何故そんな事を初対面の人に言われたんだ…?)

不意打ち発言に俺はあまりにもびっくりして後ろに転んでしまう。

「あー、なるほど、
ここ最近自分がされた調教のストレスを、私を使って発散しようと思ったんですね…?」

「ち…違っ…」

「最低ですね貴方、恥を知りなさい…」

「えっ…うっ…何で…そんな事…言われなぎゃ…
いけないんだっ…ぢぐじょーっ…」

全部当たっていて悔しくて涙が出てきた、何故心を読まれてしまったんだ俺は…恥ずかしい…

檻の中にいるのは金髪ツインテールのドレスを着た同い年ぐらいの女の子、なのにこの不気味なエロさはいったい何なのだろうか。

「ほら、謝って下さいよ私に。
「本当は惨めで情けないM男なのに女の子をストレス解消の道具にしようとしてごめんなさい」ってね。
ほらほら、お兄さん、腰が曲がってますよ?」

「あ…あぁぁ……」

俺は情けない声を出しながら泣いて腰をくねくねさせてしまう。俺は操られるように口を開いて言ってしまった。

「惨めで情けないM男なのに、女の子をストレス解消の道具にしてごめんなさい…」

「よく言えました。
じゃあお兄さん、あなたの所持金は…うん、大丈夫そうですね。
それだけ持っていれば、所持金で私と、もう一人ぐらい買えますよ?」

(え…え?何故所持金がバレた?もしかして心が読めたりするのか??
怖くて漏らしそうなんだが??)

「漏らされては困りますね…お兄さんの汚い小便で、ここの土が腐ってしまいます」

少女がクツクツと怪しく笑い、俺は心を読まれてるのを確信した。

(やばい、我慢汁でパンツがぐしょぐしょだ…どうしてくれるんだっ)

「それは大変ですね、私を買ってくれたら楽にして差し上げますよ?」

離れてこちらを見ていた奴隷商人に値段を聞いてみた。銀貨10枚か…なるほど確かに買える。俺は前かがみになりながら銀貨10枚を払い、このやばそうな女性奴隷を購入した。

「奴隷のご購入、ありがとうございます。」

(いったいどっちが奴隷なのやら…)

「私の名はスカーレット、よろしくお願いしますね、M男のお兄さん」

「いっ…ああ、よろしく…俺はユウトだ…」

自己紹介で何故か、さっそくスカーレットに足を踏まれてしまった…

「ところでM男のお兄さん、今からどこに行くんですか?」

「宮殿に、マーガレットのところに行くんだ、スカーレットの紹介と部屋があるかの確認だな。
M男はやめてくれ。」

「わぁ、楽しみ♪
もしかしたら、宮殿に住める可能性があるのね?」

「まあ、確認してみないとわからないけどな…」

宮殿内に戻り、マーガレットに奴隷を購入した事を伝えた、すると何故かとても喜んでいた。

「まぁ、可愛い女の子じゃない、なのにユウト…そんな酷いことしたの?」

「はい、お兄さんM男の癖にマーガレット様に調教されたストレスを「お前を犯して晴らしてやるぞ」って脅されました…」

スカーレットが泣き真似をした、すると、マーガレットが意地悪な顔で俺を見ていた。
その後もスカーレットはマーガレットと打ち解けて凄く仲良くなってしまった、もしかすると最悪のコンビかも知れない。部屋の話も決まり俺の隣の部屋になった。

この分だとマーガレットに気に入られすぎて側近にでもされそうな勢いだな、俺の奴隷なのに。

スカーレットは性奴隷なんだし、今夜お願いしてみようかな、攻めさせろって。

その夜…

「嫌です」

「何ですと?」

当たり前のように断られてしまった、攻めさせてはくれないようだ。

「だから嫌だと言ったんですお兄さん、あんまりそんな事ばかり考えているとこうですよ?」

「ぐああぁぁぁっ!!!」

間抜けな顔になりながら体の自由が効かなくなりユウトはブルブル震えていた。そして涙目で荒く呼吸を繰り返していた。

「マーガレット様から貰ったアイテムです。このボタンを押すだけでM男のお兄さんの体に電流を流す事が出来るそうですよ?」

(嫌だ…もう電気やだ…
怖いよ…怖くて寝られなくなる…)

「はぁ…はぁ…わかった、スカーレットもういいから、変な事頼んで悪かったな。」

しかしスカーレットは部屋から帰らなかった。それどころかニヤニヤしながらベッドに腰掛けてくる。

「まだです、奴隷屋さんで言ったじゃないですか、気持ち良くしてあげるって…まだあの時の約束済んでませんよね?」

「いやいいんだ…気は済んだからもういい…スカーレット、もう許してくれ…変な事言わないから頼む…」

スカーレットがスイッチを押そうとする。俺は目を瞑り身構えていた。

「何ですか?
泣きそうな顔しちゃって、M男なのに電流だけは怖いんですか?ふむふむ、この痛みだけは慣れないと?
うふふふふふふふふっ!!」

「な…何がおかしいっ!!
さっきから酷いじゃないか、少しぐらい俺に感謝したらどうだスカーレット!!

ぎゃああぁぁぁっ!!」

また電流を全身に流されて俺は転げ回っていた、
そして涙目になりながら呼吸を繰り返していた。
なのにスカーレットは怪しい笑顔で俺の方を見ながら笑い続けていた。

「可愛いですよM男のお兄さん、貴方は本来奴隷を飼う立場じゃないんですよ、飼われる立場なんです…わかりました?」

(嘘でも「はい」って言わないとまた電流流される…嫌だ…嫌だ…ビリビリするのやだっ、もう怖くて夢に見るんだよ…)

「はい…ごめんなさい…」

「お兄さん脅えすぎです、まさかそこまで怖がってるなんて思いもしませんでした…
ほらほらぁ、ビリビリしちゃうよぉ?M男のお兄さぁん?」

「ひいぃぃっ!!
お願いです許して下さい、スカーレット様…」

スカーレットはとても満足そうな表情を浮かべて笑っていた。

「ところで、お兄さん、私どうして人の心が読めると思います?」

「それは…魔法とか…そういったアイテムがあるんじゃ…?」

「いいえ、性奴隷として調教されている間に身に付いたスキルなんです。
だからお兄さんが考えている事も手に取るようにわかるんですよ?」

(なるほど…調教を受けている間に身についたのか…そんなことがあるのか)

「だからねぇ、お兄さん」

「はい…」

スカーレットが俺の背後に回り、耳元で言った。

「お兄さんをね?私がされたのと、同じ目に遭わせてあげようと思うの」

先程からの彼女の言葉責めで、ユウトのパンツはもうグショグショのビチョビチョだった。包茎ちんぽが勃起してカウパーでぬるぬるになっていたからだ。

 しかしスカーレットも何故俺をお兄さんと呼ぶのだろうか、今更だが聞いてみた。

「あの…お兄さんって言ってますけど…そもそも俺達ってさ、同い年ぐらいなのでは?
ちなみに俺は11です。」

すると、スカーレットは怪しく笑いながら言った。

「まさか、私のほうが4つも年上だったとは、これは呼び方を変えなければいけませんね」

「えぇ??四つも??」

(15歳って事か、確かに俺より背も高いしなぁ…
でも心に思ってる事を読まれるって怖い…何かメンタル縛られてる感じで逃げ場がなくなる妄想に逃げる事も許して貰えない感じで…)

「そしてそれが凄く気持ちいい…と?心を読まれて言葉で責められるのが…
だったら、現実でも妄想でも逃げられないように調教して壊して差し上げましょうか?
ドMなマゾゴミさん」

「い、嫌…そんなの……」

「私、マゾゴミさんの考えてる事だけじゃなく、その気になれば過去の記憶も探れるんですよ?
過去のトラウマを見つけて掘り起こしちゃうことも…
んー、そうですね、例えば…
マーガレット様はあなたのお母様だったのね?
しかも実はサキュバスでお父様を殺され部屋から逃げられたと…
ふぅん、マゾゴミにはお似合いの末路ですね、くすくす」

「やめて…お願い、スカーレット様やめてぇ…」

ユウトは記憶を全部覗かれる事が本気で怖くなりスカーレットの前に跪いて足をつかみ揺さぶっていた。

「多分、私ほどあなたの事を理解してあげられる女性はこの世にいませんよ?」

(しかし…記憶を覗かれて全部丸裸にされちゃうのは…怖すぎる、いつ何処で何を考えてたのか全部バレてしまう)

「それだけじゃないですよ、その汚らわしい包茎ちんぽでオナニーした回数も、何が気持ち良くて射精したのかも、女性のどの部位に興奮したのかも全部わかります。」

(嘘付けないじゃないか、隠し事出来ないじゃないか、何でそこまで覗かれないといけないんだ、これは人権侵害だ!)

「だから?もう嘘を付かなくなれば良いだけじゃないですかマゾゴミさん。
私が身も心もトロトロにしてその逃げ道、完全に断ち切ってあげますね♪
…くすくす」
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