幸せを願う

あと数時間で年も明けようかという大みそかの夜、タクシー運転手の俺はひとりの奇妙な客を乗せる。
彼は自分は座敷わらしだと名乗り、軽口をたたくが、どうしても幸せにしたい男がいるという。

奇妙な客を怪しみながらも心のどこかで共感した俺は、自分の不運を吐露し、幸せとは何なのかを座敷わらしに問う。

奇妙なおっさんと満たされない日々を送る俺の、心温まる(?)交流
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