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4羽鼻提灯
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「あー、食った。食い過ぎて動きたくねぇ…」
思った以上にこの鳥が上手かった。スライムが食いたいと言ってから、必死に焼いた。スゲー食うんだもんこいつ。
俺が10本食べたら、30本焼いてもまだ食うと言ってきたのでチキンステーキにして食わせた。串に刺さない分楽だからな。
この鳥は臭みもなく柔らかく、あふれる肉汁がたまらない。この鳥なら、捌くのが大変でも扱いたい。まぁ、でもまだまだ残ってるから当分は問題ないだろ。
ゴミも綺麗にスライムが処理済みだ。
「片付けしないとな。焼き台の周りがベタベタだ」
――ぺったん――
「手伝ってくれんの?ってーー!ちょっとーー!!」
マジで、マジで焦ったぞ。手伝ってくれるのかと思ったら、アメーバ状でいきなり焼き台包み込んだ。
汚れを取ってくれたみたいだけど、いきなりされたらマジ焦るって。
そして焦る俺に対して、焼き台なんて食べないけど?ってジト目で見てくる。だからそのジト目止めて。
「悪かったよ…。だから、ジトーって見ないでくれる?」
それに段々暗くなってきたな。ギャースギャースよく分かんない鳴き声が増えて来たぞ。カラスが夕方増えるみたいなもんか?
でも、俺どうしていいのか分かんないよ。爺さん聞いときゃ良かった。最悪、このスライムが魔物を丸のみするみたいだし今日は野宿でも良いか。
◇
鶏肉をある程度串に刺し終える頃には、日が完全に落ちていた。屋台には裸電球と提灯が付いており、どうやってつけるのか四苦八苦。
投げやりになり「電気よーー、着ーけー」とぼやいたら着いた。オンオフを口に出せばついて消えるようだ。ちょっと恥ずかしい…。
「お前は夜の間も起きてるの?」
――ぺったん――
わからん…。これは起きてるのか、起きてないのか?どうにか意思の疎通を取る方法を考えないと困るぞ。よし。
「俺の話しがわかるなら、右手を挙げてくれ。よし。わかるようだな。それで、お前は寝るのか?寝るなら右手だ」
右手が上がる。マジかー―。寝るのかこいつも。そうだよな。生き物だもんな。
「俺って夜の間無防備?」
左手が上がる。左手は特に意味を伝えてないけど、違うってことなのか?
「無防備じゃないってこと?」
右手が上がる。でも、それどうやってやるの?スライムも寝るんだよね。寝ながらでも問題ないよってこと?まぁ、今夜ぐらいは起きてようか。
仕事で徹夜はなれっこだからな。焼鳥屋だけじゃ金が無くて真夜中も仕事に出てた。親父は心配だったろうに、見て見ぬふりしてくれてたからありがたいよ。
「俺はまだやることあるから、気にせず寝てくれ」
右手が上がる。うんうん。素直な良いスライムじゃないか。
◇
灯りがこの屋台しかないって、けっこうシュールだな。夜になると少し冷え込んでくる。スライムは屋台の屋根の上に陣取って寝ているようだ。俺は屋台の中にある椅子に座って、ボケーっとしてた。
――ズシン――ズシン――
風に混ざり葉が何かにガサガサとこすれる音にする。さらに、なにかでかいものが歩く足音も聞こえる。しかも、段々こちらに向かってくる。
これか!?この灯りのせいか!?でも、消したら何も見えなくなる。そっちの方が怖い。
――ガサッガサガサ――
「なんだ…。なんなんだ!?この怪獣みたいなのはッ…!!」
昼間見た魔物はビックリはしたけど、ウサギに角が生えたやつとか狼みたいなのとか、まだ俺の中で許容範囲だった。
これは無理だ…。こんな怪獣みたいなの相手に出来るやつはいないだろ!!
――ぽっよん――
「スライム!お前起きて……ないのか?」
スライムに鼻があるのかは知らないが、鼻があるならここだろうと思う場所に鼻提灯が出来てる…。
絵面的には可愛いんだけど、スライムに鼻提灯ってどうなのよ。しかも、怪獣の前に出て来たから起きてるのかと思えば寝てるのかよ!
「おい!起きろ!!食われるぞ!!」
––––––––––––––すぴぃー…すぴぃー…
「ダメだこれ。起きないやつじゃないか…」
――ズシン――ズシン――ズシッ……
どんどんグルル…と言いながら近づいてくる魔物。もう無理だ!!!と頭を抱えしゃがみ込んだ。……こんだが何も衝撃が来ない。
恐々と顔をあげると、スライムがあのデカい怪獣丸呑みしてる…。お前どんだけ広がるんだよ。しかも包み込んだ状態でも鼻提灯維持なのかよ!なんかアホらし。
飲み込まれた怪獣は暴れようとするが、強酸でも出てるのかあっという間に消化され終わった。
消化が進むごとに、小さくもとのサイズに戻っていくスライム。そして元のサイズに戻ると、屋台の屋根の上に帰っていった。
ただ、魔物が消化されている姿が透明なスライムのおかげで丸見え。けっこうこれがグロいんだよな…。声が聞こえないだけマシなのか。
はぁ…。でも、俺も寝て良いか…。
起きてるのがなんかバカらしくなってきた。屋台の側にゴロっと横になると、そのまま疲れであっと言う間に眠りについた。
思った以上にこの鳥が上手かった。スライムが食いたいと言ってから、必死に焼いた。スゲー食うんだもんこいつ。
俺が10本食べたら、30本焼いてもまだ食うと言ってきたのでチキンステーキにして食わせた。串に刺さない分楽だからな。
この鳥は臭みもなく柔らかく、あふれる肉汁がたまらない。この鳥なら、捌くのが大変でも扱いたい。まぁ、でもまだまだ残ってるから当分は問題ないだろ。
ゴミも綺麗にスライムが処理済みだ。
「片付けしないとな。焼き台の周りがベタベタだ」
――ぺったん――
「手伝ってくれんの?ってーー!ちょっとーー!!」
マジで、マジで焦ったぞ。手伝ってくれるのかと思ったら、アメーバ状でいきなり焼き台包み込んだ。
汚れを取ってくれたみたいだけど、いきなりされたらマジ焦るって。
そして焦る俺に対して、焼き台なんて食べないけど?ってジト目で見てくる。だからそのジト目止めて。
「悪かったよ…。だから、ジトーって見ないでくれる?」
それに段々暗くなってきたな。ギャースギャースよく分かんない鳴き声が増えて来たぞ。カラスが夕方増えるみたいなもんか?
でも、俺どうしていいのか分かんないよ。爺さん聞いときゃ良かった。最悪、このスライムが魔物を丸のみするみたいだし今日は野宿でも良いか。
◇
鶏肉をある程度串に刺し終える頃には、日が完全に落ちていた。屋台には裸電球と提灯が付いており、どうやってつけるのか四苦八苦。
投げやりになり「電気よーー、着ーけー」とぼやいたら着いた。オンオフを口に出せばついて消えるようだ。ちょっと恥ずかしい…。
「お前は夜の間も起きてるの?」
――ぺったん――
わからん…。これは起きてるのか、起きてないのか?どうにか意思の疎通を取る方法を考えないと困るぞ。よし。
「俺の話しがわかるなら、右手を挙げてくれ。よし。わかるようだな。それで、お前は寝るのか?寝るなら右手だ」
右手が上がる。マジかー―。寝るのかこいつも。そうだよな。生き物だもんな。
「俺って夜の間無防備?」
左手が上がる。左手は特に意味を伝えてないけど、違うってことなのか?
「無防備じゃないってこと?」
右手が上がる。でも、それどうやってやるの?スライムも寝るんだよね。寝ながらでも問題ないよってこと?まぁ、今夜ぐらいは起きてようか。
仕事で徹夜はなれっこだからな。焼鳥屋だけじゃ金が無くて真夜中も仕事に出てた。親父は心配だったろうに、見て見ぬふりしてくれてたからありがたいよ。
「俺はまだやることあるから、気にせず寝てくれ」
右手が上がる。うんうん。素直な良いスライムじゃないか。
◇
灯りがこの屋台しかないって、けっこうシュールだな。夜になると少し冷え込んでくる。スライムは屋台の屋根の上に陣取って寝ているようだ。俺は屋台の中にある椅子に座って、ボケーっとしてた。
――ズシン――ズシン――
風に混ざり葉が何かにガサガサとこすれる音にする。さらに、なにかでかいものが歩く足音も聞こえる。しかも、段々こちらに向かってくる。
これか!?この灯りのせいか!?でも、消したら何も見えなくなる。そっちの方が怖い。
――ガサッガサガサ――
「なんだ…。なんなんだ!?この怪獣みたいなのはッ…!!」
昼間見た魔物はビックリはしたけど、ウサギに角が生えたやつとか狼みたいなのとか、まだ俺の中で許容範囲だった。
これは無理だ…。こんな怪獣みたいなの相手に出来るやつはいないだろ!!
――ぽっよん――
「スライム!お前起きて……ないのか?」
スライムに鼻があるのかは知らないが、鼻があるならここだろうと思う場所に鼻提灯が出来てる…。
絵面的には可愛いんだけど、スライムに鼻提灯ってどうなのよ。しかも、怪獣の前に出て来たから起きてるのかと思えば寝てるのかよ!
「おい!起きろ!!食われるぞ!!」
––––––––––––––すぴぃー…すぴぃー…
「ダメだこれ。起きないやつじゃないか…」
――ズシン――ズシン――ズシッ……
どんどんグルル…と言いながら近づいてくる魔物。もう無理だ!!!と頭を抱えしゃがみ込んだ。……こんだが何も衝撃が来ない。
恐々と顔をあげると、スライムがあのデカい怪獣丸呑みしてる…。お前どんだけ広がるんだよ。しかも包み込んだ状態でも鼻提灯維持なのかよ!なんかアホらし。
飲み込まれた怪獣は暴れようとするが、強酸でも出てるのかあっという間に消化され終わった。
消化が進むごとに、小さくもとのサイズに戻っていくスライム。そして元のサイズに戻ると、屋台の屋根の上に帰っていった。
ただ、魔物が消化されている姿が透明なスライムのおかげで丸見え。けっこうこれがグロいんだよな…。声が聞こえないだけマシなのか。
はぁ…。でも、俺も寝て良いか…。
起きてるのがなんかバカらしくなってきた。屋台の側にゴロっと横になると、そのまま疲れであっと言う間に眠りについた。
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