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2章 魔王様は抱き枕を所望する
二度目まして魔王様②
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(髪から銀粉を撒いているのは、魔王様は蝶か蛾? もしかしたら頭から触角が生えて……はっ、違う、違う!)
斜め上の方向へ行きかけた意識を、理子は首を振って取り戻す。
「そ、それは、お風呂から出たばかりだから。魔王様がいきなり喚んだからでしょう。その、裸だったらどうするの!」
裸だったらと、自分で口に出して理子の頬は真っ赤に染まった。
今の格好は、キャミソールにショート丈パンツという、守備力がほとんど無い状態。
キャミソールはカップ付きで、見えて欲しくない部分が透けない分裸よりは許されると思いたい。
「裸に近い恰好の上に、濡れ鼠だな」
「……だからお風呂上がりだったの! 何で、また私はここに来たの?」
精一杯の非難の気持ちを込めて、理子は魔王を睨む。
「魔王の我に対して、反抗的な態度を取る女はお前くらいだ」
愉快そうに魔王は笑い、組んでいた足を外して椅子から立ち上がると、ベッドの上にいる理子に向かって右手を差し出す。
「来い」
短く命じた言葉には、有無を言わせない力がこもっていて、理子は仕方無しに膝と手を使ってズリズリとベッドの端まで移動した。
ふわっ
ベッド端から両脚を出してカーペット敷の床へ下りようとした理子を、あたたかくて柔らかな風が包み込む。
風によって肩に掛けていたタオルが、パサリとベッドに落ちた。
「わぁ……」
びしゃびしゃに濡れていた理子の髪は、吹き抜けた風で一瞬にして乾いた。
「凄いっ! ドライヤーいらず」
櫛すら通していなかったため乱れたいた髪は、トリートメントをした後のような、滑らかな指通りになっていた。
髪から仄かに漂うジャスミンの香りがして、嬉しくなった私は勢いよくベッドから下りる。
「これは魔法ですか?」
小走りで魔王の側まで行った理子は、彼に尊敬の眼差しを送りながら問う。
「ああ」
「凄い! 便利ー」
髪を乾かしてくれて、手入れを怠っていた髪を艶々に変えてもらい、興奮して自分の髪を指に絡めた理子は声を弾ませた。
「この程度の魔法で喜ぶとはな」
頬を紅潮させる理子を、魔王は目を細めて見下ろす。
「この程度じゃないですよ! 髪を乾かしてくれた上に、痛んでいた髪を艶々にしてくれたんです。魔王様ありがとうございます。あ、あと、こんばんは?」
勢いよく話していたのに、途中で魔王との距離の近さに気付いてしまい、「こんばんは」の言葉は尻窄みとなってしまった。
「やはり、お前は変わった女だな」
「あっ」
不自然な動きにならないよう少しずつ後ろへ下がっていき、距離を空けようとしていた理子の右手首を魔王が掴む。
(笑うと色気が増して、駄目、近すぎるし直視出来ない)
色気漂う美貌の魔王の顔をなるべく見ないように、理子は俯いて視線を逸らした。
魔王から離れたいのに、手首を掴まれていては離れられない。
どうしていいのか分からず、理子は眉尻を下げて自分の手首を掴む魔王の手を見詰めた。
(はっ、きゃああー!)
俯いて視線を彷徨わせていた理子は、魔王の顔を見ない代わりに少しはだけた胸元が視界に入ってしまい、堪らずは瞼を閉じた。
「どうした?」
長身の魔王が理子の耳元に顔を近付けて問う。
耳元にかかる吐息とジャスミン系の香りは、目を逸らしても感じとってしまい、ビクリと肩を揺らした理子は覚悟を決めて魔王を見上げた。
「魔王様、手を離してください。あと、ち、近いです」
「ああ」
両目を潤ませた理子の熱くなった頬を一撫でした魔王は、掴んでいた手首を離した。
「リコ」
後ろへ下がろうとした理子の周囲を温かい空気が包みこみ、瞬く間に紫紺の肌触りの良いストールが肩に巻かれていた。
「そのままでは風邪をひく」
目を見張る理子の胸元で、魔王の白く長い指がストールの両端を器用に結ぶ。
肩に巻き付けられたストールは、カシミヤ素材に似た柔らかな肌触りとあたたかさで、理子は魔王の結んでくれたストールの結び目を軽く握った。
「魔王様、ありがとう」
はにかみながら礼を伝えれば魔王が僅かに目を見開き、直ぐに視線を横へと逸らした。
「リコ……そろそろ寝るぞ」
「帰してくれるの?」
キョトンとした理子は、寝ると言い出した魔王に聞き返す。
壁越しの会話では、元の世界に帰れるかは分からないと話していたのにあっさりと帰してもらえるのか。
首を傾げている理子に、魔王は怪訝そうに眉を寄せた。
「何故、今すぐ帰る必要がある? 共に眠ればよかろう」
「はっ?」
口角を上げた魔王の爆弾発言に、理解が追い付かず理子の思考は停止した。
斜め上の方向へ行きかけた意識を、理子は首を振って取り戻す。
「そ、それは、お風呂から出たばかりだから。魔王様がいきなり喚んだからでしょう。その、裸だったらどうするの!」
裸だったらと、自分で口に出して理子の頬は真っ赤に染まった。
今の格好は、キャミソールにショート丈パンツという、守備力がほとんど無い状態。
キャミソールはカップ付きで、見えて欲しくない部分が透けない分裸よりは許されると思いたい。
「裸に近い恰好の上に、濡れ鼠だな」
「……だからお風呂上がりだったの! 何で、また私はここに来たの?」
精一杯の非難の気持ちを込めて、理子は魔王を睨む。
「魔王の我に対して、反抗的な態度を取る女はお前くらいだ」
愉快そうに魔王は笑い、組んでいた足を外して椅子から立ち上がると、ベッドの上にいる理子に向かって右手を差し出す。
「来い」
短く命じた言葉には、有無を言わせない力がこもっていて、理子は仕方無しに膝と手を使ってズリズリとベッドの端まで移動した。
ふわっ
ベッド端から両脚を出してカーペット敷の床へ下りようとした理子を、あたたかくて柔らかな風が包み込む。
風によって肩に掛けていたタオルが、パサリとベッドに落ちた。
「わぁ……」
びしゃびしゃに濡れていた理子の髪は、吹き抜けた風で一瞬にして乾いた。
「凄いっ! ドライヤーいらず」
櫛すら通していなかったため乱れたいた髪は、トリートメントをした後のような、滑らかな指通りになっていた。
髪から仄かに漂うジャスミンの香りがして、嬉しくなった私は勢いよくベッドから下りる。
「これは魔法ですか?」
小走りで魔王の側まで行った理子は、彼に尊敬の眼差しを送りながら問う。
「ああ」
「凄い! 便利ー」
髪を乾かしてくれて、手入れを怠っていた髪を艶々に変えてもらい、興奮して自分の髪を指に絡めた理子は声を弾ませた。
「この程度の魔法で喜ぶとはな」
頬を紅潮させる理子を、魔王は目を細めて見下ろす。
「この程度じゃないですよ! 髪を乾かしてくれた上に、痛んでいた髪を艶々にしてくれたんです。魔王様ありがとうございます。あ、あと、こんばんは?」
勢いよく話していたのに、途中で魔王との距離の近さに気付いてしまい、「こんばんは」の言葉は尻窄みとなってしまった。
「やはり、お前は変わった女だな」
「あっ」
不自然な動きにならないよう少しずつ後ろへ下がっていき、距離を空けようとしていた理子の右手首を魔王が掴む。
(笑うと色気が増して、駄目、近すぎるし直視出来ない)
色気漂う美貌の魔王の顔をなるべく見ないように、理子は俯いて視線を逸らした。
魔王から離れたいのに、手首を掴まれていては離れられない。
どうしていいのか分からず、理子は眉尻を下げて自分の手首を掴む魔王の手を見詰めた。
(はっ、きゃああー!)
俯いて視線を彷徨わせていた理子は、魔王の顔を見ない代わりに少しはだけた胸元が視界に入ってしまい、堪らずは瞼を閉じた。
「どうした?」
長身の魔王が理子の耳元に顔を近付けて問う。
耳元にかかる吐息とジャスミン系の香りは、目を逸らしても感じとってしまい、ビクリと肩を揺らした理子は覚悟を決めて魔王を見上げた。
「魔王様、手を離してください。あと、ち、近いです」
「ああ」
両目を潤ませた理子の熱くなった頬を一撫でした魔王は、掴んでいた手首を離した。
「リコ」
後ろへ下がろうとした理子の周囲を温かい空気が包みこみ、瞬く間に紫紺の肌触りの良いストールが肩に巻かれていた。
「そのままでは風邪をひく」
目を見張る理子の胸元で、魔王の白く長い指がストールの両端を器用に結ぶ。
肩に巻き付けられたストールは、カシミヤ素材に似た柔らかな肌触りとあたたかさで、理子は魔王の結んでくれたストールの結び目を軽く握った。
「魔王様、ありがとう」
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「リコ……そろそろ寝るぞ」
「帰してくれるの?」
キョトンとした理子は、寝ると言い出した魔王に聞き返す。
壁越しの会話では、元の世界に帰れるかは分からないと話していたのにあっさりと帰してもらえるのか。
首を傾げている理子に、魔王は怪訝そうに眉を寄せた。
「何故、今すぐ帰る必要がある? 共に眠ればよかろう」
「はっ?」
口角を上げた魔王の爆弾発言に、理解が追い付かず理子の思考は停止した。
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