上 下
217 / 409

後後91 どつぼにはまってどっぴんしゃん!抜けられないどころか更に深みに、、

しおりを挟む

翌々日、領主様とシューレに見送られて転移門をくぐる。
手にはケーキが大量に入った箱を包んだ風呂敷包み、、4つ、、、指に引っ掛けられるぎりぎりであるっつ!!!

「どうせならケチ臭いこと言わんで、持てるだけ持っていけ」シューレ

さすが大精霊様である。太っ腹!太ってないけどね!でも俺の指のことも少しは、、

が、二歩ほどで到着w
すぐに荷物を床に置いた。指がちぎれるかとおもった、、、ケーキって、大量になると重いよなー。

目の前に大田さんとグレゴリーさんが居た。
「・・・・・・・・なんすか?これ、、」大田
「いや、、だってシューレがケチ臭いこと言わず持てるだけ持ってけ、、って、、」
「おお!!大聖霊様のケーキですか!!こんなに!!!今日は祝日にされるかもしれないっ!!!」グレさん

そーんな大層なものなんだ?
あ、どっかで高笑いしている声がする、、、

で、
「ケーキが来たからすぐに謁見したい、と王様にお願いしてこい!」
と、グレさんがなんか偉い人っぽい人に言う
グレさんも偉いんだね?ここでは。

「なんか、グレゴリーさん、王様と子供の頃からの付き合いらしくって、、、なんかどっかの誰かと誰かさんみたいだな?」
「まさに、、」
ああ、だからあの公爵様の言いつけがあったのか、、みんな一家みたいなものなのかな?
泉さんのこと知らなければ言えない言いつけだもんなー、、

「あ、んじゃ、グレゴリーさん!!あの女公爵様にも分けてあげてください。」
「あ、ああ、君は彼女の事を知っているんだったな、、うん、勿論だ。」あの経緯(中-37~後編ー第1話)を知っている様子なグレさん

あの公爵さんも、シューレのケーキを食べてみれば、今現在泉さんの居る環境(武国)が、少なくともケーキに関しては農国にいるよりかなり良い、とわかるだろう。

泉さんを俺についてこさせないで一人で越させた領主様の判断は大正解だとして、、、もし、農国も東へ兵を出すとなったら、こないよな?あの公爵、もうおばあさんだもんな?
もし来たら、、、
泉さん、あまし成長していなんで怪しむよなぁ、、俺はちゃんと少年から青年に移行中のふつーなのに、、そのうちおっさん、、シクシクしく、、、いや、泉さんみたいにボケ神の呪いだかなんだかで超長寿命とか精霊並になってもいやだし、、

やっぱあれだね、、他のボディに他の魂くっつけちゃうのになんか変な力つかったのかね?
無理やり神力ぶちこんで、あ、やべ、神に近くなった=精霊並、とかだったのかなぁ、、、
泉さんの本体、かわいいお人形さんみたいな子なんで、ボケ神、どうにかして死なせたくなかったのかなぁ、、
泉さんの魂がたまたまそこらにあったからラッキーしただけ?
言えねー、、言えねーよ、そんなこと、、。まぁ単なる想像だけどね、、
・・・おや?、、なんか、、、バレたか、、、、とか、、どっかで、、誰かが?


俺は客間?で待っている。
目の前のテーブルには茶と、農国のケーキがたくさん!

よいね!久々の農国の、しかも王宮のケーキ!つまり、農国でも最もうまいんじゃないかな?級のケーキだ!
これだけ前フリして美味くなかったら爆怒だよな?
パクりんこ!・・パクパクパクパク、、、パクパクパクパク、、、、ずずずず、、ごっくん、、、パクパクパクパク・・・・
まぁ、、うまいよな、、うん、、うまい。
・・・・・・・・・

やっぱシューレのケーキ、、すげーなぁ、、、
あの、つーか、この、か、、、すげーうんまい!と思っていた、感じていたっ!!この、農国のうんまいケーキが、、
うまいけど、、まぁそれなりに、、とか思えちゃうんだもん!!!

まずいよな、、舌が越えすぎる、、、
まぁ、それはそれ、、、
パクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパク・・・・
・・・・
ごちそーさん、、やっぱ美味いわ♪www
完食すますた!!

お代わりいりますか?と尋ねられて、いらないと答えるバカがどの世におるのだろうか?!!!
「勿論!!」と応えるのが、礼儀というものであろう!!

どの口が先程の文句いってたんだろーね?www

3度めのお代わりのさいごらへんを食べていると、3人が帰ってきた、、
?ん?、、3人??
誰?

「王じゃが?」
じゃがまるくn、、、
へへー!!と這いつくばる俺。なんか慣れているよねー、、

「いや、それはいーから、、、聞いているから、おまえんとこの、、将軍様相手にするのと同じ感じでやってもらえると助かる」王様
へ?いいの?まじっすか?不敬とか言われない?
コーユー時に泉さんがいないと不安で仕方がない俺www。泉さんって、無敵な護衛でもあるのだなぁ、、と今つくづく思ったわけで、、、

あのじょーちゃん、一生あの幼女のままで結婚しなけりゃいーのに、俺が死ぬまでw
一生護衛かよ!ごめんなさい、嘘です!

3人はソファに座り、ケーキを食ってた俺を珍しそうに見る。
「うまいですか?」グレゴリーさん
「??えーっと、お代わり3度めですが、、ヒト皿に10個ほど、、今残り2こ、つーか1個半、全部おいしく頂いていますけど、、何か?」俺

「ふーむ、、、どうだろう?」王様
「あれはあれ、これはこれ、とか、ですかね?量が異常ですけども。」グレゴリー
「私はそう何度も食べていないのですが、慣れると、あーなるのでしょうかね?」大田

「えー、、シューレのケーキと比べているのですか?、あれはあれ、これはこれでオイシイでしょう?」俺
よし!と小さくガッツポーズのグレさん

「ふむ、、そういうものか?」王
「農国のシチとかもオイシイし好きだし、ムーサリムの料理もオイシイし好きだし、エッ料理もオイシイし好きだし、和食(武国飯)も好きだし、南方諸国の辛い飯もオイシイし好きだし、農国の酒も好きだし、武国の酒も好きだし、ただ、、今の武国のケーキはとても食えない、、、」俺
「オチが着くんかい!!!」オータさんw

「まぁ、なんとなく言いたいことはわかるが、、ケーキも店によって違いがある程度、みたいなもんかな?ものすごくアレだと埒外だが、、というだけで、、」王
「そうみたいですね」グレ

「まあ、安心したな。アレの味を知ってしまうと、うちの国のケーキが食べられなくなると危惧してしまっていたからな」
「そうですね、、強烈ですからねぇ、、」

「で、お主のことは将軍よりたくさん聞いている。とても変わっているところが面白いらしいな?」
そーいうこと思ってるんだ、将軍様、、
どーいったことを”たくさん”言ったんだろう?

「すみません、何がどう変わっているのか、自分では把握できないので、、、」
「そりゃそうか、、」
「それは、今度の遠征で、私がよく見て確認してきますので、、」
「え?儂は行けないのか?もう良かろう?しかも今度はものすごく強い敵だというではないか、魔法使いが一人でも多く必要だろうが!?」

「・・・(困ったな)」グ
「・・・王様は魔法使いなのですか?」俺

「ええ、魔法使いサリュエル殿と、王太子時代は名を馳せていました。」グ
魔法使い、、なんだって???

ひそひそひそ
(サリュエルですよ、、なんかものすごく強引ですよねぇ、、、、)
(おう、、大田さんに禿同意!!ここの神様、名付けがあまり得意じゃないみたいなんだよなー)
(ははぁ、、なんか納得ですよねー)

魔法使いサリュー殿!!

(ねぇよ、、)
(ですよねぇ?)

「でも、、前線は巨大ロボに蹂躙してもらい、魔法使いさんの一部には狙撃部隊担ってもらって敵の主な狙撃手を屠って貰い、王様には後方の司令部から、敵の首都にメテオストライクで蹂躙してもらうとかなら、、安全なのでは?」
・・・・・・
「う、、・・・ごめん、わし、、まだ、、できない・・・」王
しまったぁーーーー!!

「大丈夫です、まだ時間ありますしっ!!」俺
あせってよりドツボに向かう

「そうだな、、これから毎日鍛錬すれば、、、シューレのケーキを食えば大精霊パワーも付くだろうし、、」
あ、、なんかそれっぽい感じどっかであった、言った気がする、、、どこでだか忘れたし、、

「それじゃ、毎日シューレのごはん、貰ってきますか?」俺
「・・・・・どうじゃろう?儂が、その大精霊シューレ様の食堂のある村に滞在して鍛錬を行うってのは?」王
・・・・・・・・・・
「いや、、それはぁ、、」グレ
「今、特に何もないし、遠征のことはわし許可出したんであとはお前たちの仕事だろう?」
「そうですけどー、、」
「他の一般のこまごまとしたものは、書類でその度に儂の所に持ってきてくれればいい。夜にその分やるから。」
あー、これ、もうどうあっても行く気だなぁ、、と思ったグレゴリー

「えっと、滞在できますか?」グ
「将軍様に聞いてみないとわかりませんが、将軍様の離宮が在ります」俺
「よしきめた。吉宗に言って借りるから大丈夫だ!」王
吉宗、サリューの仲か!!いつのまにっ!!!

それから王様、武国王宮に行って直談判。
将軍も、「んじゃ俺も遠征に参加だな!!」
流石に福田さん達も、反対できず。
もっとデカイ農国の王様が参加するんだもんなぁ、、

で、今回は将軍の離宮に住んでいいけど、よい機会だから農国王の離宮作って良いよな?
と将軍様に言われ、その場で拒否なんかできるわけなう了承するガク。
福田さんがすぐさま小館の熊に手配。

明日から農国王が小館に滞在する。
明日から!!今日の明日!!・・・・・周囲が大変w

まぁ、、仕方がない、、

で、帰ってシューレに言ったら、、
「まぁ、、なんかの効果はあるんじゃないか?魔法強くしたいんなら、それ用にメニュー作ってやるよ」
とのことでした。王様の選択が最善だったようで、、結果的に。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活

空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。 最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。 ――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に…… どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。 顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。 魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。 こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す―― ※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。

退屈な人生を歩んでいたおっさんが異世界に飛ばされるも無自覚チートで無双しながらネットショッピングしたり奴隷を買ったりする話

菊池 快晴
ファンタジー
無難に生きて、真面目に勉強して、最悪なブラック企業に就職した男、君内志賀(45歳)。 そんな人生を歩んできたおっさんだったが、異世界に転生してチートを授かる。 超成熟、四大魔法、召喚術、剣術、魔力、どれをとっても異世界最高峰。 極めつけは異世界にいながら元の世界の『ネットショッピング』まで。 生真面目で不器用、そんなおっさんが、奴隷幼女を即購入!? これは、無自覚チートで無双する真面目なおっさんが、元の世界のネットショッピングを楽しみつつ、奴隷少女と異世界をマイペースに旅するほんわか物語です。

25歳のオタク女子は、異世界でスローライフを送りたい

こばやん2号
ファンタジー
とある会社に勤める25歳のOL重御寺姫(じゅうおんじひめ)は、漫画やアニメが大好きなオタク女子である。 社員旅行の最中謎の光を発見した姫は、気付けば異世界に来てしまっていた。 頭の中で妄想していたことが現実に起こってしまったことに最初は戸惑う姫だったが、自身の知識と持ち前の性格でなんとか異世界を生きていこうと奮闘する。 オタク女子による異世界生活が今ここに始まる。 ※この小説は【アルファポリス】及び【小説家になろう】の同時配信で投稿しています。

死霊王は異世界を蹂躙する~転移したあと処刑された俺、アンデッドとなり全てに復讐する~

未来人A
ファンタジー
主人公、田宮シンジは妹のアカネ、弟のアオバと共に異世界に転移した。 待っていたのは皇帝の命令で即刻処刑されるという、理不尽な仕打ち。 シンジはアンデッドを自分の配下にし、従わせることの出来る『死霊王』というスキルを死後開花させる。 アンデッドとなったシンジは自分とアカネ、アオバを殺した帝国へ復讐を誓う。 死霊王のスキルを駆使して徐々に配下を増やし、アンデッドの軍団を作り上げていく。

いらないスキル買い取ります!スキル「買取」で異世界最強!

町島航太
ファンタジー
 ひょんな事から異世界に召喚された木村哲郎は、救世主として期待されたが、手に入れたスキルはまさかの「買取」。  ハズレと看做され、城を追い出された哲郎だったが、スキル「買取」は他人のスキルを買い取れるという優れ物であった。

チート幼女とSSSランク冒険者

紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】 三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が 過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。 神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。 目を開けると日本人の男女の顔があった。 転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・ 他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・ 転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。 そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語 ※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。

【HIDE LEVELING】転生者は咎人だと言われました〜転生者ってバレたら殺されるらしいから、実力を隠しながらレベルアップしていきます〜

久遠ノト@マクド物書き
ファンタジー
【ステータス1の最弱主人公が送るゆるやか異世界転生ライフ】✕【バレたら殺される世界でハイドレベリング】✕【異世界人達と織り成すヒューマンドラマ】 毎日更新を再開しました。 20時に更新をさせていただきます。 第四創造世界『ARCUS』は単純なファンタジーの世界、だった。 しかし、【転生者】という要素を追加してしまってから、世界のパワーバランスが崩壊をし始めていた。挙句の果てに、この世界で転生者は罪人であり、素性が知られたら殺されてしまう程憎まれているときた! こんな世界オワコンだ! 終末までまっしぐら――と思っていたトコロ。  ▽『彼』が『初期ステータス』の状態で転生をさせられてしまった! 「こんな世界で、成長物語だって? ふざけるな!」と叫びたいところですが、『彼』はめげずに順調に協力者を獲得していき、ぐんぐんと力を伸ばしていきます。 時には強敵に負け、挫折し、泣きもします。その道は決して幸せではありません。 ですが、周りの人達に支えられ、また大きく羽ばたいていくことでしょう。弱い『彼』は努力しかできないのです。 一章:少年が異世界に馴染んでいく過程の複雑な感情を描いた章 二章:冒険者として活動し、仲間と力を得ていく成長を描いた章 三章:一人の少年が世界の理不尽に立ち向かい、理解者を得る章 四章:救いを求めている一人の少女が、歪な縁で少年と出会う章 ──四章後、『彼』が強敵に勝てるほど強くなり始めます── 【お知らせ】 他サイトで総合PVが20万行った作品の加筆修正版です 第一回小説大賞ファンタジー部門、一次審査突破(感謝) 【作者からのコメント】 成長系スキルにステータス全振りの最弱の主人公が【転生者であることがバレたら殺される世界】でレベルアップしていき、やがて無双ができるまでの成長過程を描いた超長編物語です。 力をつけていく過程をゆっくりと描いて行きますので「はやく強くなって!」と思われるかもしれませんが、第四章終わりまでお待ち下さい。 第四章までは主人公の成長と葛藤などをメインで描いた【ヒューマンドラマ】 第五章からは主人公が頭角を現していくバトル等がメインの【成り上がり期】 という構成でしています。 『クラディス』という少年の異世界ライフを描いた作品ですので、お付き合い頂けたら幸いです。 ※ヒューマンドラマがメインのファンタジーバトル作品です。 ※設定自体重めなのでシリアスな描写を含みます。 ※ゆるやか異世界転生ライフですが、ストレスフルな展開があります。 ※ハッピーエンドにするように頑張ります。(最終プロットまで作成済み) ※カクヨムでも更新中

気がついたら異世界に転生していた。

みみっく
ファンタジー
社畜として会社に愛されこき使われ日々のストレスとムリが原因で深夜の休憩中に死んでしまい。 気がついたら異世界に転生していた。 普通に愛情を受けて育てられ、普通に育ち屋敷を抜け出して子供達が集まる広場へ遊びに行くと自分の異常な身体能力に気が付き始めた・・・ 冒険がメインでは無く、冒険とほのぼのとした感じの日常と恋愛を書いていけたらと思って書いています。 戦闘もありますが少しだけです。

処理中です...