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後後7 泉、3軍のテコ入れ

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「あ、あとそれから、この国には、本で、、笑えるような話しが載っている本とか、ないの?」俺
「ああ、俺のいたとこにはあったぞ、、マヌケなやつが日常であほうなことばかりしでかすとか、そういったやつだな」泉さん

「・・・・どうだろう?あまり聞いたことがないなぁ」王
「使用人に聞いてみたらどうですか?なかにはそういうの好きな人もいるかも、、」俺
「そうだな、、使用人は獣人が多いんであまり期待できないが、、居なけりゃ街に出てきけばいいか、、」王

それって、どうよ?(泉)
王様が、街で、「マヌケな話の本って知ってる?」とか訊くんですかね?(俺)

「君たち、何考えているかわからんが、私は、本を売っている店に行って訊こうと思っているだよ?街のソコいら歩いている人に片っ端から訊く奇行をしようってんじゃないからな?」

パチパチパチ、、おざなりに手を叩く。

まぁ、その程度だろうな、と王本人もわかっている様子w

「まあ、無かったら無かったで、、」
「おう、いくらでも」泉さん
「なるほど、、大会のようなものを、、」王

「「そーゆーわけ」」
なるほどねぇ、、(王)

探すんじゃない、来させるんだ!!
って、なんかのセリフだったよね?
・・・なんか少し違うかも知れないけど似たようなもん

「んじゃ、俺らまたさっき手紙頼んだ同郷人のとこ行ってくるわ、、」泉さん
「いや、それは本の件が決まってからでいいのではないか?もし本がなく、武国からも募集することになったら、そのことも頼むだろう?」
流石王、自分の楽しみのことには抜かり無く!?

「・・まぁそうか、、んじゃ、、まず俺が部隊に行って見てみるか、、」泉さん
「すまんな、お願いする。」
「いやいや、一時的でも俺の連れの相方だからな」
「何あほうなこと言ってんですか、、ほら、行きましょう!」

なんかどんどんマヌケ世界に引っ張り込まれていく気が、、、部隊に行ってまじめな獣人たちで癒やされよう、、、
俺達は席を立った。

ーー


駐屯地は王宮の敷地内にあった。
王宮の建物自体はそう大きくないが、敷地はそこそこみたいで。厩とかは他と同じく建物脇がわ。
部隊の建物と訓練場は、その前庭の大半を占めていた。

通常、王宮前庭は大きく広く取ってある。東屋などあって、そこで王妃とか王女とかがお茶会とかやっちゃったりする。なのだが、、ここでは宮殿東南に幾分の花園が小さくこさえてあり、その中央に東屋がある。
訓練中に東屋でお茶会w・・ねーよ。でも、お茶会やってるところが、兵士の訓練の声が聞こえるのって、、雰囲気ぶち壊しだよね?
・・
・・・・あ、これ作ったときの王妃様が、お茶会嫌いだったのかな?うぜぇ!めんどくせぇ!第一面白くない!!って。あの王の祖先なんだから、、それをぶち壊しにするために、あえて、訓練場の隅に東屋、、とか、、かな?ありえるな十分に。
「うちの国は予算があまりませんので、このようになりまししたが、お気になさらずお茶を楽しんでくださいね!?」とかやってきて喜んでたんじゃないかなぁ、、

この予測を泉さんに言ったら、「あっはっはっは!かもなあ!!」。
「大体、茶会なんか腹の黒さの競い合いだろ?笑スのが好きな者には天敵だわなwww」泉さん
まぁ、武国に似ているな、そこらへん、、気持ちはよくわかるww

武国の王宮前にはの多くには木々は植わってるけど、、、、、木々の間を利用する戦闘訓練用、なんだよね、、
あの国はあの国でおかしいよね?小館が阿呆な村なのが不思議なくらいだ。けどあそこも皆何気に強いけどw
武国は武国で、「茶会より闘う♪」だ。
まぁ腹黒より万倍マシだけどな。



日のいずる国王と警備軍
日のいずる国王宮警備軍
そして
日のいずる国国王軍

この2つの軍がここを拠点としている。

「え?ここに3つも??、狭くね?」俺思わず口に出た、、
「おう、だよなぁ?こりゃあまりにも、、ありえねぇ、、」泉さん

3人の指揮官の中で最上級の指揮官が、この拠点の総括責任者になってるそうで、、
「本来なら、、お言葉どおりですが、、、人数、少ないんですよ、、、今、、というか、、その、、」

3人縮こまる

はぁ、、
「中途半端なら、最小限でいいわー、とか誰かさん達が?」俺
「・・・・ええ、、まぁ、、」総括

ちなみに全員獣人。
当然である。国民の半数が人間、半数が獣人。闘いに強いのは獣人。まぁ、我慢強いのも獣人のほうだからめったに怒らないけどね。

なので、対人間の軍(普通の=武国以外の)であれば、5倍から10倍くらい相手に出来る。
でも、3軍合計で300人程度だという。

「まぁ、、ここも、国内も平和なんだろう、他国のへんなのが来ない限り」泉さん
「まぁ、そういうことです。攻国も無くなったし、これからはこの程度で十分やっていけるとは思います」総括
他の2にんもうんうん言っている。

「おまえら、平時は役に立たないと思ってるんだろ?あのな、平時の軍は結構使えるんだぞ?」泉さん
「「「へ?」」」

まぁそうですよねー。
俺の世界でもそうだったが、少なくない数の軍が、平時はなんらかの経済活動をしている。
軍が牧場を経営していたり、漁業をやっていたり、林業をやっていたり。
勿論いざというときは、畜産だったら食料にして軍の必要以上は売り払って資金にして軍備にあてて生き残り向上に向ける。漁業や林業はそのまま休止に。林業は帰ってきてから少し大変だが、まぁどうにかなる。
国内経済に組み込まれていた一部がそうなるので、その時点で物価は王政府が調整し、高騰させない。
物価を上げることはその国の経済に大きなダメージを与える。敵対国や経済的に支配したい連中がよくやる手だ。

「常備は今の人数にして、3倍に増やす。訓練が終了した者達は順番でそれぞれの経済活動に参加する。
そすれば、軍を退役後でも、手に職を持っているのだぞ?
オレのいたとこでは、狩人は当然だが、牧畜、林業をやっている。ガク、おまえは?」

「そっすねー、海辺や大きな川の側では漁業もやってますね。継続的に面倒みなけりゃならない農業みたいなものだけはできないですけど、それ以外なら、焼窯関係とか、林業と相まって水車や荷車などの部品を作っておくとか、、
なんでもやること、ありますよ」

「と、いうことだ。」泉さん

「「「はぁ、、」」」
・・・
「おまえら、明日から数日時間とれ、、王様には俺から言われたと言えば許可をくれるだろう。」泉さん
「あと、副官の半分を一緒に連れて行くから、そこのこともな。で、人数分馬を用意してくれ。」泉さん

「あ、俺ら獣人は変態して走ったほうが速いんで、、」総括
「ああ、んじゃ獣人は自分で。俺らは馬がいないとどーしょーもないからな」
げー、、まぁ、仕方がないけど、、、、

明日から数日、軍のテコ入れが始まる。
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