109 / 409
後−36 真夜中のパフェ
しおりを挟む翌日も昼間は風呂巡りをし、合間にケーキを食い、夕方には御者のおっちゃんの紹介してくれた店に行く。
奥まったところにある特長の無い宿の一階の食堂。でもひとけだけは多い。
マキシムとゴンザレスがいた。
混んでる店なのにすぐにわかった。なぜだろう?
普通の人の服が似合わない似合わないwwwww目立つわけだwww
「こんちは!びっくりしましたよ、大衆酒場にも来るんですか。」俺
「ぶふぅー、、ここはうまいからねぇ、、僕らは旨けりゃどこでもいーんだよ」ゴンザレス
「うん、太ってもこの街に来れば痩せられるからね!うまいもの食うのに躊躇は無いさ!!」マキシム
本物の食通さんたちには障壁はない、、、、、、?
テーブルが一杯だったのでカウンターに座る。
「おっちゃん,ここで一番うまいと二番目にうまいのを1皿づつと、燗酒上級酒で2合、銚子2つ!」泉さん
あいよ、じょうちゃん通だね?!とかカウンター内のちょび髭角刈り鉢巻おやじ。どっかでみたよーなー??
というか、どこにでもいたような典型的脇役だなー
うん?なんか失礼な気配を感じたが、、ま、気のせいだろ、とカウンター内からつぶやきがきこえた。
譲ちゃんとか言っている時点で、、いいのかよこっちの世界は、、
とか思ったが、多分エルフとかいるんだろーなー、、だから子供に見えて100歳とか、、いるんだろーなー、、
人間に擬態してりゃわからないからねエルフだと。
ちなみに
エルフの無変化(不定形)だとエルヒ
主格でエルフ
目的格だとエルフェム
うそです
いや、男子には憧れだったろ?ドイツ語とかロシア語とかさ、んで自分で少しやるよな?中学高校くらいにさ、、
やるんだよ普通は!でやったんだよ普通に!!
難しすぎるんだよ!!
そのおかげで英語ってなんて楽なんだろう!!って、点数取れるようになったんだよ!!
(しまった、俺もやっとけば常に赤点とか回避できたかも、、でも昔はネットとかなかったし、、)
誰?
見た目は普通、味は、、あれ?無くなってる?
くらいにぺろってくっちゃう、、味わうひまもないくらい?
こういうのをチート料理って言うんだろうな、、、
「そうなのか?ふーん、チート料理か、、、なるほどなぁ、、」
俺のつぶやきを拾ってなんか覚えてしまった泉さん
オタ(大田)さんの教育の成果か?
「おっちゃん、次は、おいしいの5つくらいちょうだい!、お酒も同じヤツで」
「あいよっつ!でもちびちびやるんだよ?さっさと酔っちまったら、食っても覚えていないぞ?」
「おう!でも今もそうだが、味わう間もなくいつのまにか無かったぞ!!??」
あっはっはっはっは!初めての客は、なんかみんなそ~言うんだよなー!あっはっはっは!!
とかいいながら奥に入っていった、奥からまだ笑い声が聞こえる
「やっぱ美味いって言われると嬉しいんですねー、ここまでなっても」
「みたいだなぁ、、職人なんだろーなー」泉さん
他の客は?と、見渡してみても、俺らのようにガツガツペロってんじゃなく、大衆酒場(食堂)なのに、品よく食べて飲んでいる。ざわつきがあるが大声になっている者などいない。下品ではないのだ。
「居心地もいいですね」
「おう、俺も思った、客の質が違うよな、、武国の店とかとは、、」
俺らがこっちに来てから飲んでいる店は、大体は食堂でだ。なので酒場を銘打ってる店は、、、あれ?ここが初めてかな?あとは立ち飲みの酒蔵だったし、、、
酒場だと、酔って大声出す奴が多い。少なくとも武国では。だから品がないのが酒場、というのが当たり前だった。
「もしかしたら、隣国の影響?」
「かもなぁ、、ま、あっちに行けばわかるし」泉さん
俺らが結局一升ほど飲んだ頃、ゴンザレスとマキシムは「お先に!」って帰っていった。そのテーブルには大皿が優に10枚は残っていた。流石食通♪ww
俺らもその後、半升ほど飲んでから店を出た。
「あ!」たたたたたたー
おいおい、まじかよ、、もう夜中だろー?
夜中のケーキ屋喫茶店、、なんかホラー系になりそうで怖いんですけど?
ガちゃ!チリンチリン!!
「おおおおお!!」
中から泉さんの叫び声が!
急いで入ると、、
ゴンザレスとマキシムが、バケツパフェを一つずつ食っていた、、、
0
お気に入りに追加
147
あなたにおすすめの小説
お持ち帰り召喚士磯貝〜なんでも持ち運び出来る【転移】スキルで異世界つまみ食い生活〜
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ひょんなことから男子高校生、磯貝章(いそがいあきら)は授業中、クラス毎異世界クラセリアへと飛ばされた。
勇者としての役割、与えられた力。
クラスメイトに協力的なお姫様。
しかし能力を開示する魔道具が発動しなかったことを皮切りに、お姫様も想像だにしない出来事が起こった。
突如鳴り出すメール音。SNSのメロディ。
そして学校前を包囲する警察官からの呼びかけにクラスが騒然とする。
なんと、いつの間にか元の世界に帰ってきてしまっていたのだ!
──王城ごと。
王様達は警察官に武力行為を示すべく魔法の詠唱を行うが、それらが発動することはなく、現行犯逮捕された!
そのあとクラスメイトも事情聴取を受け、翌日から普通の学校生活が再開する。
何故元の世界に帰ってきてしまったのか?
そして何故か使えない魔法。
どうも日本では魔法そのものが扱えない様で、異世界の貴族達は魔法を取り上げられた平民として最低限の暮らしを強いられた。
それを他所に内心あわてている生徒が一人。
それこそが磯貝章だった。
「やっべー、もしかしてこれ、俺のせい?」
目の前に浮かび上がったステータスボードには異世界の場所と、再転移するまでのクールタイムが浮かび上がっていた。
幸い、章はクラスの中ではあまり目立たない男子生徒という立ち位置。
もしあのまま帰って来なかったらどうなっていただろうというクラスメイトの話題には参加させず、この能力をどうするべきか悩んでいた。
そして一部のクラスメイトの独断によって明かされたスキル達。
当然章の能力も開示され、家族ごとマスコミからバッシングを受けていた。
日々注目されることに辟易した章は、能力を使う内にこう思う様になった。
「もしかして、この能力を金に変えて食っていけるかも?」
──これは転移を手に入れてしまった少年と、それに巻き込まれる現地住民の異世界ドタバタコメディである。
序章まで一挙公開。
翌日から7:00、12:00、17:00、22:00更新。
序章 異世界転移【9/2〜】
一章 異世界クラセリア【9/3〜】
二章 ダンジョンアタック!【9/5〜】
三章 発足! 異世界旅行業【9/8〜】
四章 新生活は異世界で【9/10〜】
五章 巻き込まれて異世界【9/12〜】
六章 体験! エルフの暮らし【9/17〜】
七章 探索! 並行世界【9/19〜】
95部で第一部完とさせて貰ってます。
※9/24日まで毎日投稿されます。
※カクヨムさんでも改稿前の作品が読めます。
おおよそ、起こりうるであろう転移系の内容を網羅してます。
勇者召喚、ハーレム勇者、巻き込まれ召喚、俺TUEEEE等々。
ダンジョン活動、ダンジョンマスターまでなんでもあります。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
気がついたら異世界に転生していた。
みみっく
ファンタジー
社畜として会社に愛されこき使われ日々のストレスとムリが原因で深夜の休憩中に死んでしまい。
気がついたら異世界に転生していた。
普通に愛情を受けて育てられ、普通に育ち屋敷を抜け出して子供達が集まる広場へ遊びに行くと自分の異常な身体能力に気が付き始めた・・・
冒険がメインでは無く、冒険とほのぼのとした感じの日常と恋愛を書いていけたらと思って書いています。
戦闘もありますが少しだけです。
退屈な人生を歩んでいたおっさんが異世界に飛ばされるも無自覚チートで無双しながらネットショッピングしたり奴隷を買ったりする話
菊池 快晴
ファンタジー
無難に生きて、真面目に勉強して、最悪なブラック企業に就職した男、君内志賀(45歳)。
そんな人生を歩んできたおっさんだったが、異世界に転生してチートを授かる。
超成熟、四大魔法、召喚術、剣術、魔力、どれをとっても異世界最高峰。
極めつけは異世界にいながら元の世界の『ネットショッピング』まで。
生真面目で不器用、そんなおっさんが、奴隷幼女を即購入!?
これは、無自覚チートで無双する真面目なおっさんが、元の世界のネットショッピングを楽しみつつ、奴隷少女と異世界をマイペースに旅するほんわか物語です。
チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。
転生させて貰ったけど…これやりたかった事…だっけ?
N
ファンタジー
目が覚めたら…目の前には白い球が、、
生まれる世界が間違っていたって⁇
自分が好きだった漫画の中のような世界に転生出来るって⁈
嬉しいけど…これは一旦落ち着いてチートを勝ち取って最高に楽しい人生勝ち組にならねば!!
そう意気込んで転生したものの、気がついたら………
大切な人生の相棒との出会いや沢山の人との出会い!
そして転生した本当の理由はいつ分かるのか…!!
ーーーーーーーーーーーーーー
※誤字・脱字多いかもしれません💦
(教えて頂けたらめっちゃ助かります…)
※自分自身が句読点・改行多めが好きなのでそうしています、読みにくかったらすみません
【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。
この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。
ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。
少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。
更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。
そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。
少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。
どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。
少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。
冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。
すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く…
果たして、その可能性とは⁉
HOTランキングは、最高は2位でした。
皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°.
でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )
突然だけど、空間魔法を頼りに生き延びます
ももがぶ
ファンタジー
俺、空田広志(そらたひろし)23歳。
何故だか気が付けば、見も知らぬ世界に立っていた。
何故、そんなことが分かるかと言えば、自分の目の前には木の棒……棍棒だろうか、それを握りしめた緑色の醜悪な小人っぽい何か三体に囲まれていたからだ。
それに俺は少し前までコンビニに立ち寄っていたのだから、こんな何もない平原であるハズがない。
そして振り返ってもさっきまでいたはずのコンビニも見えないし、建物どころかアスファルトの道路も街灯も何も見えない。
見えるのは俺を取り囲む醜悪な小人三体と、遠くに森の様な木々が見えるだけだ。
「えっと、とりあえずどうにかしないと多分……死んじゃうよね。でも、どうすれば?」
にじり寄ってくる三体の何かを警戒しながら、どうにかこの場を切り抜けたいと考えるが、手元には武器になりそうな物はなく、持っているコンビニの袋の中は発泡酒三本とツナマヨと梅干しのおにぎり、後はポテサラだけだ。
「こりゃ、詰みだな」と思っていると「待てよ、ここが異世界なら……」とある期待が沸き上がる。
「何もしないよりは……」と考え「ステータス!」と呟けば、目の前に半透明のボードが現れ、そこには自分の名前と性別、年齢、HPなどが表記され、最後には『空間魔法Lv1』『次元の隙間からこぼれ落ちた者』と記載されていた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる