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下−267 軍団、不穏な動きをする。

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「ほおんな予感?」タカシ
ここはA学園。魔都にあるA学園の食堂。昼の時間だ。

「??保温が必要なんですか?ストレージに入れとけば?」英治
「何を保温するのか、だぞ?。生まれる卵だったら?」美雄
「ゆで卵でも暖かいほうが断然美味いぜ?」椎輔
「ストレージだったら蕎麦とかラーメンでも温かいままでのびないだろ?」デジレ
「うむ、そういうのであれば単なるおにぎりだって暖かいほうが断然美味い!」イニャス
「アルシュのポーション、投げる前に温めると、爆発力倍増だっていうわよ?」フェリパ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・一瞬引く皆(こいつ何考えているんだろう?)と。
そして(爆破なら魔法でいいじゃん?)と。

「草履を温めると出世するという話を、丁度今日学校の歴史の時間に聞きました」チー。午前中は子供学校(小学校)に通っている。午後からココA学園に登校する。
以下、チーと同じ。
「保温っても、冷たくしておくのも保温だよな?」アンバー
「最近は冷たくするのは保冷って言うんだぜ?」アンビリ
「なんか叫び声や掛け声みたいな、ほーれい!ほーれい!ほーれいしょー!とかなー」ばぶる
「「「「あーっはっはっはっは!!!」」」」子供達は些細なことを楽しめる。
「あーっはっはっは!」沸点が同じなタカシ。

教師タカシの生徒たちが次々に発言した。人呼んで「タカシ軍団」のメンバーである。タカシが担任しているクラスの子たちだ。学園の者達には、彼等は一風変わってるので、タカシクラスに隔離されていると認識されている。

さて、久々の登場なので紹介しないと「誰?」となってしまうからね!紹介終了!


「そうです。不穏なのです。こけものの森の宿が!」タカシ。魔物の森と言いたかったタカシ。
「うまそうな森ですね!!!」ちー
「行きましょう先生!!」フェリオパ
二人は女子なのでっ!!
他の子達もまだ若いし、アンバー、アンビリ、バブル、はまだ小学生。食いたい盛りだ。

まぁ、タカシもあの宿に住んでいるんだ。気づくよな?
でも、邪魔したいのかな?何をしたいんだろう?
まだ自分でも何をしたいのか?という目的ができていないのか?
単に混じりたい、というのか?
タカシなのでそのおつむの中の想像は常人には難しすぎるのだ。

「どう思います?」メフィ
「そうですね、覗いて見ても、どす七色の靄(土留色、ラメ紫、ラメ山吹色、灰色、ラメ砂漠迷彩色、ラメモスグリーン、ラメ緋色)がかっていて、見ることができませんねぇ」ヘケロニメス
「タカシ先生でしょ?興味本位で見てみたいだけで、最後にぶち壊す、っていつものパターンじゃないの?」C子

なんか、最も野次馬な連中が自然に集まってきていた。ヘケロニメスとC子はここが職場だからたまたま?いや違う!臭いだ!臭いを怪談だっ!!・・嗅いだんだ!!

「確かに恐ろしそうだ」ヘケロニメス
「ええ、夏にふさわしい」メフィ

が、タカシは特に破壊癖は無い。今までもそういうような感じに持っていくこともあっても、最後はうまく落ち着くところに落ち着くのだなぜか。それが勇者資質なのだろう。だからC子の言うことは言いがかりだけど。
そんなことわかってて乗ってるメフィとヘケロニメス。

「まぁ、生暖かく見守りましょう」メフィ
「それが良いですね。よき暇つぶしです。」ヘケ
「まぁ、破壊を見るのは楽しいわよね」C
オメーのほうが余程だろう?と思うメフィとヘケだった。

(まずいですね。この子達をあの中に放り込んだら大爆発ですよ?)
あーは言ったが、やばいことを認識するメフィ。
恋する主様とかゼッテー見てみたい!一生の物笑いのネタがどれだけ発生すると思ってんだ?ぶち壊されて溜まるもんか?とか思っているメフィ。せっかくここまで進めてきたのにっ!!!

こいつも大概である。けど、メフィのは結果的にイサムのために成ってるのだから良いのだ。
こーゆーことでもしない限り、イサムのあのトラウマは除けない。

いやでもちと違うんじゃね?あてがうのは魔人のほうが良かったんじゃね?なぜよりによって魔人や獣人いるのに、もっとも寿命が短いひと族を選ばせるかなぁ?

メフィはメフィで、そんときゃそんとき、どうにかするでしょう?と、イサムがその時にウル虎パワーを出すのではないか?と期待をしているので、メフィの中ではそれは無問題扱いだった。
むしろ早くイサムがもう何段階か成長するかもしれない!とか期待している、というのもある。


やっぱ、イサム関係にとっては、イサムはおもちゃなのかっつ?!!!


人が良いからねぇ、頼れるし。おもしろいし。オマヌケだし。
ビリケンさんみたいなものだろうか?あ、でもビリケン作者は契約時騙されてほぼ全部の権利を盗まれたんだよなー、作者のみ不幸にしたビリケンさん?イサムがそれ?
やべぇじゃん?
なしだな!!

ーー

「では行きましょう!」タカシ
「おー!」軍団全員。勿論コケモモの森に行くと思っている。

「先生!コケモモの森ってどこにあるんですか?」チー
「えー?こけもものもりぃ?どこだっけー?、ちみっこ(フェリパ)は知ってる?」タカシ
「少し待ってくださいね?」検索かけるちみっこ。何を使ってどう検索かけているのかは秘密らしい。

「あ、あった。近いですよ、北桜の西3000キロほど行ったところに広大なとても美味しいコケモモが成る森があるそうです。」フェリパ
「・・・こけももって、そんなにおいしいの?」タカシ
「「「「「「「そりゃあもう!!」」」」」」

あまずっぱくって、でもちいさいので大量にくうのはめんどう。

あ、イサムやタカシの居た世界でもコケモモは寒い所とか高地のものだった。北桜の方なら、やはりこっちでも寒いところのものなんだろう。

んじゃ、と、タカシは全員を北桜に転位。
通りの真ん中に出現。
でもここに来る者どもはほぼ転位ができるか転位が身近なものなので誰一人驚かない。

「あ!タカシ君?」
おどろいてるのかいる!
というかタカシに?

「????」タカシ
「B子よっつ!!!!!何忘れてるのよっつ!!!!」
めずらしい、ABCそれぞれ別行動?しかも遠出?

「B子先生ですよタカシセンセー!もう!脳みそ無いんだからっ!!!」フェリパ
「まぁ、過度な要求はだめだぞ?フェリパ?」
「うん、タカシセンセーにそれをもとメル事自体、無理吉だ!」
誰と誰だよ?
「しかし、美人のB子センセーをも記憶に残さないって、どーユー脳?」

「嗅ぎリストって、こんなもんなのかな?」
「しらねーよ、嗅ぐラーなんか周囲にこの一人しかいねーだろ?」
「何の話?」
「タカシセンセーの趣味の話よ」
「へぇ、特別な趣味なの?」
「子供は知ったらいけなんだって」
「こええな?」
「うん、こわいよねー」

「B子センセーも、コケモモ食べに行きますか?」フェリパ
「え?!こけもも?コケモモ屋さんとかあるのっ?!!!」飛びつくB子。コケモモラー?
こけもも屋?
聞いた事、無いけど?
あるの?
存在?
店にこけものだけ?
(皆想像してみる)
ぷっつ!
ぶひっつ!
プゲラ!
ぶっしゅーーー!!!過度な想像は危険です。鼻水撒き散らさないでください。
いや、ほら、コケモモクッキーとかジュースとかジャムとか菓子パンとかラーメンとか揚げ物とかあるかもしれないだろ?
一部ネーヨ!

ーー

結局B子も一緒に、コケモモの森を探索することになった。
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