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下−184 片付けの後始末

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その逆ドナドナは1週間かかったようだった。
彼らが村に戻ってきたのは10日にもなろうという頃。

「さぞかし暗い顔で戻ってくるんでしょうねぇ」メフィ
「ああ、気の毒だが仕方がない、いっぺん拾ったんだ、最後まで面倒見るのが飼い主の責務」
きびしいイサムである。が、、その拾ったんは、にんげんですけど、、

だが、
あっはっはっは!という笑い声とともに食堂に入ってきたのは、、
「ただいまー!!」×4
「ただいま」×4
喜び顔の4人と、初期の頃のアンドロイドのような表情の4人。

面倒な患者をロボトミー手術しておとなしくさせて喜んでいる病院の奴等かおまえらはっ!!!
ここはアメリ*でも棒極東の島国でもねぇ!!
そういう笑って許せないことは絶対させないイサム。

だが、これは訓練結果なのだ。某海兵隊が訓練生に仕込むアレとあまりかわらない結果だが、、、
民間人だろうが非戦闘員だろうが子供にだろうが命令が有れば何も考えずに鉛玉をぶち込むことができるようにされるのを、心の底から無理!って者はどうしても脱落していく。
だが、
今回は「片付け」だ。片付けることを心底拒否しているのを仕事として強制的に行わせてきた、脱落不可!!ということで、海兵隊のそれよりも強制的で彼女らの心を破壊したのだろうか?!!
そこまで片付けを拒否る理由は何なのだろうか!!??

「あ、お前たち、悪いけどそこのゴミ片付けといて」
と、イサムはその女子たち4名に言ってみた。
「はい(棒)」×4
もそもそと箒とちりとりもってきてゴミを片付け始めた。
目をマルクスるエンゲルス男性陣4名!!

「いや、そこまでびっくりしなくとも、、」イサム
「いやいやいやいやいや、、マジびっくりですわー、、天変地異?」
そうなの?そこまで?

「自分で道に落としたゴミすらひろわない、絶対に、どんだけ言っても、頑なに!!」
「そういうときは、その袋10枚集めて送るとなんかあたるんだよねー、というと回収しますよ」
まず、どこに送るんだよ、何が当たるんだよ、、オメーたちも転生だろー!!!・・・いやそこじゃない、、そこじゃないんだよ、、、

「んじゃ、ゴミ10コで銅貨1枚あげるって言えば?」
「自分でゴミ作って集めますな、、」

「っていうか、今のこの世界でどんだけゴミがあるんだよっ!!ねーよ!!せいぜい生ゴミくらいだろ?それも埋めて肥料にしちゃうだろ?!」
「ちっちっち、、あまいっすな、、例えば彼女たちの服、、しょっちゅう裾をぎざぎざに切ったり、もとのまっすぐに戻したり、短くなったら新しいの買う。古いのは一部を切って何かに使おうとしたり、、、武器も似たりよったりで、、ゴミ、結構出ますよ?土足で土も払わないで家に上がるんで、ホコリまみれの家の中。寝床もそのまま、、一時が万事。」
うっひょー、、、

「それもこれも家を買ってから判明したことですけどね?ほら、宿暮らしなら掃除とか洗濯とかしてくれるし、、」
なるほど、、、

あれだ、タカシが下取りブーツゲロマズって言ったのは、それなりの不可避な理由があったんだなー、、もうなかぐっちゃぐちゃだったんじゃねーか?

「水虫とか、なってないの?」
「さあ?少なくとも足をかいてるのはみたことないですねー」

あ、
「終わりました」×4
「おう、ご苦労さん、まぁ座ってお茶でも飲んで、、さあさあ!」
で、メフィに言って茶を出してもらう。

「あ、逝っていますねー、誰の仕事ですか?いい仕事してますわ、、」メフィ
いや、そういうのと違うんですけど、、結果はそーでも。

「メフィ、訊いていいか?」
「どうぞ?」
「片付けが嫌いで死んでもやらない、と頑なに拒否する、なんか病気みたいのって、ある?」
・・・・・・
「片付け死んでもしない病?」



「!!!、そこな4人娘、森に入って魔獣、とくにゴブを全部片付けてきてくれ。」イサム
「はい(棒)」×4

「男性陣は後ろから付いてって見守ってな?普段より弱いだろーし、、、」
「うす!」×4

「なんか、意味あるんスカ?」翔太
「どーだろー、、でもこんままじゃ、使えないだろ?教官どころか、おまえら、パーティで使えるか?」
「・・・無理っすね、、」
「もすこし、ゴーレムより人間に近くなる方がいいだろ?」
「そりゃ、そうですね、、だいじょぶっすかね?」
ん?
「反動で、、」
・・・・・・・・・・わからん、、、
へ?
やってみないとわからない、、



「まぁ、何事も実験ですよ!?」メフィ

ということで送り出し、、、

遠目と聞き耳で見守りながら、メフィはおしごと、イサムは茶をすすっている。


あ、(メフィ、イサム)

ゴブを50匹狩り終わるかどうかというころ、急に、

がーはっはっはっはっは!!
きゃーー!!♪きゃーー!!wwきゃーーーー!!!♪www

どっこーん!どっかーん!!ぼぼぼーーーんん!ずががーん!!
ぐいーーんどっかんどっかんどっかんどっかん!!ぐしゃぐしゃぐしゃぐしゃ!
ぴーっぴーっぴーっぴーっ、ががががーーー!
ぎゅぃーーんがりがりがりがりがりがり!!!
かんかんかんかん!!
とんかんとんかんとんかんとんかん!!
ジジジジジジーー!!

なんか工事現場みたいな音もまじってるが勘違いだろう、、、


夕方遅く戻ってきた。

がっはっはっは!!たいりょうじゃーー!!(女性陣)
げっそり、、と男性陣

「おう、、もとに戻っちゃったか、、」イサム
「あ?なにが?」
「・・なんでもない」
「おなかすいたー、たらちゃーんごはんちょうだーい超大盛りでー!!8つー!!」
「はーい!」

(どうだった?なんかパワーアップしていない?)イサム
(2バイ以上(当社比)はありましたね、、)翔太

・・・・・
(メフィ、、)
(がってん)

つかつかつかつか、、
「闘子さん、これ」
と、メフィが箒とちりとりを差し出す、
と、そこにいた4人は瞬時に目から力を失い、ぼーっとなり、闘子は箒をうけとり、カルメラはちりとりを受けとり、そこらを掃き掃除しはじめた。

「「「「ほう!!」」」」男性陣

「まだ効果は持続されてるんですねぇ、、」メフィ

なんか、こえぇよな、、、しかも、魔法なしなんだぜ??(イサム)
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