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下−173 おいでませ! グモブレイ

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魔王と2人で北桜に来ています。

北桜からずっと北に行くと、海が在ります。氷の海です。年がら年中氷の海です。
そこに
「ないかいるんじゃねーか?」魔王
いるかいないかわからんのでとりあえず行ってみましょう!
ということで、
今北桜。

魔王んちの保養所に泊まって少し遊んでからぶらぶら北に向かうか、、となった。
魔王、そんなに休んで大丈夫なの?と心配になったイサムが訊くと、
念話でおかんに言ったら、なんか忙しいらしくって、二つ返事で行っていいですよ、でも連絡取れる場所に居てくださいね!って言われた。と。

なんか、フラグっぽいね?
んじゃ、俺ら、念話さえ通じないところに行っちゃうのかな?
少しワクワク♪w
さすがおかんだ、いい仕事しやがるぜ!!


で、まず街散策である。
開国の時いらいだからな、、そうだよね?

「あんときゃろくすっぽ街も見れなかったが、こう、歩いてみると、随分と建ってるんだなぁ、、」
魔王も同じなんだな、つか、魔王の方が自由な時間無いからな。

「俺もあれ以来なんだけど、かなり増えたな。あの前に来たことあるけど、この数分の一だったぞ」
へぇ、、

ギルドの前を通りかかったので、ついでに寄る。
「ちーす、どう?」
「あ、いらっしゃい!。・・どうって、、ああ、建国の時いらいですか、、どうです?かなり開けたでしょう?訪問者も移住者もかなり来てますよ。」

「移住も多いのか?」魔王
「ええ、魔王さんとこからも結構来てますよ?」
「へ?冬あるよな?ここ。そいつら知ってるの?」イサム

「ええ、ちゃんと説明したんですけど、土の下だから大丈夫、とか、冬眠しないから、とか、ガッツで!とか、、いろいろ」
最後のはあれだな、ザ・魔人!って感じな!

「なぁ、魔力の多さと冬眠とか、関係あるの?」
「・・・ないんじゃね?俺、速攻寝ちゃったし、、」魔王
だよなぁ、、

「あ、、土の下って、何?」
「モグラだそうです」
・・・・・・
「居たの?」イサム
「・・今はじめて知った、、、」魔王
そりゃそうか、普段も土の下だもんな、、、知らねーよな、、、

「でも、土の下に住んでても、ちゃーんとこういう情報は得るんだなぁ、、」
「ああ、怖ぇな、、」

今の所、草履から2千人くらい、魔国から300人くらい、中央王国20人ほど、西の王国20人ほど、その他3名。だそうだ。

「その、その他って?」
「うーん、、なんか魔人でもないし、獣人でもないし、もちろん人間じゃないなーって、のが、、、、、ああ、ゲレンデのそばになんかまんまるい棲家持ってるんで、行ってみればいんじゃないですか?あまり言葉も通じないんで私も少し困ってて、でも生活できるみたいだし、問題なさそーなんで今のとこいいかな?って」

うん、まったくわからん、
「いこーぜー、」と魔王とワクテカしなから行く。
未知の生物?言葉が通じないってのが需要ワードだと思います!!


・・・・・・
えんばんじゃん、、そらとぶえんばんじゃん、、、まさかまさかとは思っていたが、すげえ陳腐過ぎだよな?責任者出て来いだよな?
「魔王、知ってる?アレ」
「おう、知ってるぜ、、投げるんだろ?」
・・・違うと思います、、まぁおまえらなら投げられるだろうけどさ、、、変態して本来のデカさまででっかくなれば余裕で投げて遊ぶんだろうけど、、、

「家みたいだから、投げるなよ?」
「ほう?!家?なんか、すげーセンスだな?」
魔王にいわれちゃってるよ、グレイ(仮名)君、、

コンコンコン!!
硬いんで、も少し強めに、
ゴンゴンゴン!!ゴーーーん!!
・・・へこんじゃった、、、

「☆!><?ですー、、」
おう!グレイというよりは、、ぐれそこない、、でもねーな、、なんだろう?
ウエットスーツがぴったりすぎて一体化しちゃいそうですね?
ええ、もうコレなしでは生きていけません。
お似合いですよ?
みたいな、、、

笑うなよ魔王、、、
お顔が、、なんというか、、、インパクトゼロ、、、眼鏡でも掛けたほうがいんじゃない?くらい薄すぎ、、、もう消え入りそうな、、、完璧なモブ顔。

「えっと、グモブレイさんちでいいんですよね?」
「++*?えtp!w、@@<>にす#’’です?」
なんか笑われた?

んーーー、完全意思疎通魔法!!こいつと俺にシンクロ!

言葉をお互い発するが、イミフで、でも、意志は脳波とばし合って理解し合う、という感じの、意志疎通がなされはじめた。

「未開世界の人が、何用ですか?なんかくれるんですか?」グモブレイ(ヵ)
「何も上げませんが、私はこの世界の責任者なので、危険だったら排除しなければならないので、見に来たのです。問題ななそうですね、、」
「何を言うのか、未開の人。この私が危険じゃ無いだと?」
「じゃ、危険なんですね?消しますよ?こーゆーふーに、、」
と、道の端のでかい岩を消した。

魔王もそこらのなんか消してみて?ってお願いして、円盤のすぐ脇の土地、10m四方くらい、消えた。深さは、、見えないくらい、、
それを恐る恐る覗き込むグモブレイ(仮)
ドン!と足を地面に叩きつけると、
びよーん!と真後ろにすんごく飛んだ!!
ぷ!、×2

んじゃ、、と、イサムがバリア張って3人を月の上に転移。

「へ?」
「月の上だ。」
「・・どう、やったの?」
「お前ら、魔法って知ってる?」
「・・・古代の未開の猿がそういうおとぎ話好きだったようだ、ということくらいは、、」
「その魔法、俺らは使えるんだ。だいたい誰でも使えるぞ?」
・・・・・

「だから科学技術は必要ない。空気を汚すし水を駄目にするし資源はバカ食いするし、いいとこないじゃん?そんなバカなことは俺達の世界には必要ないんだよ?わかる?」
・・・・・
「だから、おまえらを消すことも簡単だし、お前らの星に跳んで、お前らの世界をすべて消し去るのも簡単♪消してほしいか?」
ふるふるふるふる、とその超モブ顔をおもいきり振るグモブレイ。
はったりってわからないだろうしね!ぷw

シュン!
地上の円盤前に戻る。

「おまえ、どうする?基本、俺達は他者に干渉しない。悪さしたら燃やし尽くすか消すのみ。悪さしないでおとなしく善良な市民としてここに滞在するのであれば、許すが?」
「ああ、おもしろソーダからな、これ、放って遊びたいし、、」

「帰ります、、ボク、オウチに帰ります、、、」
「どのくらい掛かったんだ?ここに来るまで」
「100万年くらい?」
「コールドスリープ?」
「まぁ、似たようなもんで、、」
「お前の星、なくなってるかもな?」
はあ?
「星の寿命って知ってる?」
・・・

「恒星に住んでるじゃないんで、そこのエネルギーの恩恵を受けているだろ?、その恒星が成長し、広がったりエネルギーが弱まったりすりゃ、その周囲を回っている星はどうなる?そこの生物なんか、気候が10度変わっただけで死滅とかあるんだぜ?
で、帰りに100万年掛けて帰って、おまえの故郷の星の上に、おまえの仲間たちが生きているのかな?違う生物が支配してたりしてなー」

「そうなのか?」魔王
「おう、そうなんだよ。俺らが居られるのなんて、短い間だけさ♪さあ、短い青春を謳歌しよう!!」
「まぁー、そんななら、そーしないとなー、」素直な魔王

悩むグモブレイ

「まぁ、悩め。悩むことは良いことだ。脳みそ使おうとしていることだからな!なんか、用事あったら、ギルドの受付に行けば俺を呼び出してくれるから。その前にここの言葉を覚えろ。俺はおまえの通訳しないぞ」

情けない顔になるグモブレイ。

「悪いやつはいないから、お前がちゃんと仲良くなろうとすれば、みな優しくしてくれるよ、頑張れ!」

あばよ、と言い、目の前で転移して、保養所の近くの酒場の前に行った。
はいろーぜ?と酒場に入り、酒とメシを注文。

「なんか変なやつだったなー、何言ってたんだ?」魔王
「なんか、他の星、とーくから来たようだったな、あほうみたいな遠くから。で、技術自慢するので、俺らには魔法があるからそんな歪な文明なんぞ必要ねーんだ、って言ったった♪で、魔法見てびびってた」

「魔法無いんだ、、大変だなぁ、、よく続くよな?絶滅しなかったんだなぁ、」
「ああ、でも思い切り歪になるけどな」
「死んだのと一緒だなぁ、、俺はぜってー嫌だな、、あんな顔になるの」
うん、魔王、なんかアレだなと思ってたけど、そういう勘違いしているんだなぁ、、流石みんなのひーろーまおうさまだな!
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