上 下
240 / 383

下−165 ちみっこの恐怖

しおりを挟む

どっかの誰かが笑っていた。

すごく怖くて、身動き一つとれなかった。

起きた時は汗びっしょりだった。

「・・なのよ、もう、でもどんな夢だったかほとんど覚えていないの、、」
と、朝食を食べながら軍団員に語るフェリパ。
チーはもう学校に行っている。
ほんとはちーをがっちりだきしめあたまをもふってくんくんして癒やしてもらいたかったのに、、、のフェリパ。

あっはっは、正夢だよーど、デジレ。すかさず顔面中央をぶん殴るちみっ子。KO!
「場所は?室内?昼間だった?」A治、まじ少し分析してみたい様子
「そういうのまったくなくって、、」F
「ふーむ、、難事件だな」ぶん殴られたくって合わせるC輔
なぜか少しイラッときたF

「何にしても僕らか、部屋でも最強チーと一緒なんだ、離れなきゃ大丈夫だろ?」イニャス
・・・・・・
「・・なんか、子供の頃、、そういうの、、あった気が、、、」美雄(B雄)
「「「「「まじか!?」」」」」
「いや、覚えてないんだけど、、あったような記憶が少し、、怖くて消してしまった記憶なのか?」B

「どうだったか、とかかけらでも思い出せないか?」A
「・・むり、、、まったく出てこねぇ、、」B

とりあえず食事済まして学園に行こうと、食い終え、転移していった。


今日は珍しくC子先生が来てまっ黒魔法の勉強。
今朝のこともあるし、皆興味持って受けた。

「せんせーしつもーん!」A
「いいよ?何?」C
「なんか黒魔法や呪い受けそうな時とか、受けたときとか、夢になんか出てくるとか、ありますか?」

「・・・むづかしいね、聞いたことがない。が、なんか霊障とかあるとそういうのがあるかもな」C
「「「「「更に増えた、、」」」」」
「あ?なんかあったのか?」C
で、フェリパが説明した。

「まぁ、単なる夢、だとは思うが、、予知夢の場合もあるかもな、、ロケーションの手がかりも一切無いんじゃあ、、、まんじゅうこわいの類?かもなぁ」C

なんだろう?まんじゅうこわいって、、
ああ、こえぇな、、
まんじゅうでトラウマ持つとか?
どーやって?
こう、、なんだ、、あんこがトラウマとか、、
ああ、「あ」じゃなくって「う」がはいっていたんだなん?
ぼこぼこぼこぼこ、、5人にボコられるデジレ

それは怖いな、、と心底から恐怖を感じたF。菓子好きだから。

昼にチーが来てからチーに説明して、「聞いたことある?」と訊くF。
「ありません、あのクソ村の連中は夢など高尚なものを見る機能は装備されてないのです。でも、おねいちゃんになんかあったらあたしがソレを消し去ります!!だいじょぶです!!いつもくっついていてください!!」
頼もしい幼児である!!

その日は一日、フェリパはチーをだっこしっぱなしだった。夕飯もだっこしたままあーんして食べさせていた。お風呂もだっこしたまま洗ってやっていた。

でも、
寝ちゃったら、
フェリパ寝相悪いし、、

夜中に尿意でもぞもぞ起き出すフェリパ、、部屋の端のトイレに行き、出すもん出して流して手をあらい、、目の前をみたら
恐怖で声さえ上げられなかった

が、
凍結数秒の後、、それが目の前の鏡に映った自分の顔だと気がついた、、

なぜ恐怖したのか?別に怖い顔じゃないのに、、ねぼけ顔だけど、、、
と、現実逃避に一瞬入ったが、、いやいやいや、それじゃだめなんだ、、

「だれよ、、この、、満月みたいな顔、、、」F
鏡を見てつぶやく

誰も気にしなかったのか?
なぜ誰も言ってくれなかったのか?

いや、、こどもってまるまるしている方が、なんか幸せっぽいよね?がりってる子見ると、なんか悲しくなるよね?
ただそんだけである。これが乙女っぽい歳なら注意する同朋(女性)もいたろうが、、ちっさい子だ。
おいしいものいっぱい食べて幸せなんだろうなー、と思ってしまうだろう?食うなとか、言えない。いいたくない。

翌日、C子に相談しに行ったフェリパは、そのように説明された。
で、
「脳筋クラスに混じって鍛錬しろ。」と命じたC子。

魔法がすげーのに、物理までアレになられても、、と少し焦る男子タチ。
「俺達も一緒に!!」
とABCDEはFと一緒に脳筋クラスの授業を受けたいとC子に言いに行った。
「魔法、使うなよ?使ったら意味ないからな!」とその時C子。
「「「「「うっし!!」」」」」

チーはどうするんだろうね?
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス

R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。 そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。 最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。 そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。 ※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

器用貧乏の意味を異世界人は知らないようで、家を追い出されちゃいました。

武雅
ファンタジー
この世界では8歳になると教会で女神からギフトを授かる。 人口約1000人程の田舎の村、そこでそこそこ裕福な家の3男として生まれたファインは8歳の誕生に教会でギフトを授かるも、授かったギフトは【器用貧乏】 前例の無いギフトに困惑する司祭や両親は貧乏と言う言葉が入っていることから、将来貧乏になったり、周りも貧乏にすると思い込み成人とみなされる15歳になったら家を、村を出て行くようファインに伝える。 そんな時、前世では本間勝彦と名乗り、上司と飲み入った帰り、駅の階段で足を滑らし転げ落ちて死亡した記憶がよみがえる。 そして15歳まであと7年、異世界で生きていくために冒険者となると決め、修行を続けやがて冒険者になる為村を出る。 様々な人と出会い、冒険し、転生した世界を器用貧乏なのに器用貧乏にならない様生きていく。 村を出て冒険者となったその先は…。 ※しばらくの間(2021年6月末頃まで)毎日投稿いたします。 よろしくお願いいたします。

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第二章シャーカ王国編

転生貴族可愛い弟妹連れて開墾します!~弟妹は俺が育てる!~

桜月雪兎
ファンタジー
祖父に勘当された叔父の襲撃を受け、カイト・ランドール伯爵令息は幼い弟妹と幾人かの使用人たちを連れて領地の奥にある魔の森の隠れ家に逃げ込んだ。 両親は殺され、屋敷と人の住まう領地を乗っ取られてしまった。 しかし、カイトには前世の記憶が残っており、それを活用して魔の森の開墾をすることにした。 幼い弟妹をしっかりと育て、ランドール伯爵家を取り戻すために。

月が導く異世界道中extra

あずみ 圭
ファンタジー
 月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。  真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。  彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。  これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。  こちらは月が導く異世界道中番外編になります。

特殊スキル持ちの低ランク冒険者の少年は、勇者パーティーから追い出される際に散々罵しった癖に能力が惜しくなって戻れって…頭は大丈夫か?

アノマロカリス
ファンタジー
少年テイトは特殊スキルの持ち主だった。 どんなスキルかというと…? 本人でも把握出来ない程に多いスキルなのだが、パーティーでは大して役には立たなかった。 パーティーで役立つスキルといえば、【獲得経験値数○倍】という物だった。 だが、このスキルには欠点が有り…テイトに経験値がほとんど入らない代わりに、メンバーには大量に作用するという物だった。 テイトの村で育った子供達で冒険者になり、パーティーを組んで活躍し、更にはリーダーが国王陛下に認められて勇者の称号を得た。 勇者パーティーは、活躍の場を広げて有名になる一方…レベルやランクがいつまでも低いテイトを疎ましく思っていた。 そしてリーダーは、テイトをパーティーから追い出した。 ところが…勇者パーティーはのちに後悔する事になる。 テイトのスキルの【獲得経験値数○倍】の本当の効果を… 8月5日0:30… HOTランキング3位に浮上しました。 8月5日5:00… HOTランキング2位になりました! 8月5日13:00… HOTランキング1位になりました(๑╹ω╹๑ ) 皆様の応援のおかげです(つД`)ノ

辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい

ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆ 気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。 チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。 第一章 テンプレの異世界転生 第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!? 第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ! 第四章 魔族襲来!?王国を守れ 第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!? 第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~ 第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~ 第八章 クリフ一家と領地改革!? 第九章 魔国へ〜魔族大決戦!? 第十章 自分探しと家族サービス

異世界に召喚されたけど、聖女じゃないから用はない? それじゃあ、好き勝手させてもらいます!

明衣令央
ファンタジー
 糸井織絵は、ある日、オブルリヒト王国が行った聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界ルリアルークへと飛ばされてしまう。  一緒に召喚された、若く美しい女が聖女――織絵は召喚の儀に巻き込まれた年増の豚女として不遇な扱いを受けたが、元スマホケースのハリネズミのぬいぐるみであるサーチートと共に、オブルリヒト王女ユリアナに保護され、聖女の力を開花させる。  だが、オブルリヒト王国の王子ジュニアスは、追い出した織絵にも聖女の可能性があるとして、織絵を連れ戻しに来た。  そして、異世界転移状態から正式に異世界転生した織絵は、若く美しい姿へと生まれ変わる。  この物語は、聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界転移後、新たに転生した一人の元おばさんの聖女が、相棒の元スマホケースのハリネズミと楽しく無双していく、恋と冒険の物語。 2022.9.7 話が少し進みましたので、内容紹介を変更しました。その都度変更していきます。

処理中です...