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下−157 祭りの後ののんびり日
しおりを挟む皆にとっては久々の中央王国王都、でも上空。多くの者にとっては上空からの眺めははじめてだろう。
しっこしはじめる男子、でも物理バリアなんで下に落ちずに、、
で、先生に殴られている。
「雨を降らそうと思ったんです!!」
どこの世界でも言い訳はおんなじかい、、(ex.マンションや団地のベランダからションベン垂れるがき)
タカシよりマシ、かも??どうだろ?。まぁ、あの時(中-22話)は一応敵への攻撃としてのうんこ爆弾のつもりだったようだが。
こっちに居る時はまだ飛行が出来ないものが大半だった。回復魔法が使えるクラスになるとまぁ大体飛べる。
その上になると大体どこでも転移できるかな?程度。防衛軍の隊長はそのくらい。
今の学生たちは副長に届くかどうかな?程度だろう。
一部除いてw
空飛ぶバリアは無事元学園運動場に着陸した。
早速探検始める奴等や、そのまま宴会続ける者達、久々の街に出る者達。その他。
夕方まで自由行動なのだ。時間になったらわかるようにハナビでも打ち上げるから、と言ってある。
チーにははじめての場所。
まぁ、でも興味は無い様子。バリアの上にぺたっと座ってケーキなどつまんでいる。
こっちの菓子はおいしいのだ。
ちみっ子は団員3名と探検に行ってしまった。
まぁ懐かしさ、というとこだろう。何もないだろうけど、入学したての頃とか思い出すのだろうか。
校舎のどっかでボン!とか、どぐわしゃ!とか、いろいろ聞こえるのは愛嬌か空耳か。
それに無反応の先生たちもどーだろう?
大半が楽しく騒げりゃどこでもいいわ、という者達だということが、今回わかった唯一のこと?
次回は成層圏付近へ昇るだけでいいか、昼間と夜の両方が見えるんで、それを肴にするだろう、と思うA治。
適当に騒いでて、夕方になったのでA治がハナビを打ち上げる。タカシに習ったのだ。タカシはもうハナビ打ち上げベテランになっていたから。あの時期毎日打ち上げ(中ー29話)、しかも追加分の生産はタカシだったのだ。
夕方の景色を楽しみ、その後の夜景を楽しみながら魔都に戻る空飛ぶ薄桃色バリア。
魔都の学園運動場に帰ったときには、半数はもうかなり酔っ払っていた。
ちみっ子やチーみたいに明らかな子供以外は、大人同様なことしてりゃ飲酒も許されるのだ。特に魔国は。
小さい子が飲もうとしたら「おめーらにはもったいない!」とか言って取り上げられる。うそです、まだ早い!って取り上げられます。
下船したら成り行き解散。
タカシはA子達に捕まっているので、軍団はタカシ抜きで「外食しよかー!」と。寮の職員たちも今日は一緒だったんで、夕飯はないから。
魔都なので食事できる店は多いが、魔人相手と人あいてじゃ結構違う。なので、人相手メインの蕎麦屋、、に行くと、どうせ先生たちに遭遇するに決まってるんで、巻き込まれるのがいやだから、銭湯の上にあるレストラン街に行くことにした団員達。
チーが全員の総量と同程度食べたのを除けば、まぁ大体何時もどおり。
その後皆でのんびり寮まで歩いて帰って、風呂入って寝た。
翌日はお休みの日。
7日に一度休みの制度は、防衛軍のみならず学校にも使われている。
「休ませないととことんやるやつが多そうな所は、制度導入な」と、イサムが強制的にやらせた。
昨日魔力を結構使ったチーは昼間で寝ていた。
ちみっ子と同室だ。
ちみっ子は先に起きたが、寝顔が可愛いのでそのまま寝かせておかないと可愛そうだなー、と思ってそっと部屋をでた。
チーが起きて、洗面所で水浴びして(所謂シャワー浴びるのと同じ)着替え、食事しに下に降りた。
昨日でろでろになってた者達も、似たようにその時間に起きたようだ。食事に来ていた。
「あー、軍団の、、、チーちゃんだっけ?」先に食事していた寮生青年。
「うん、、、チー」
続けると危ないので、少し間を開けるのだ!!マナーだよ!食事中だしね!!カレーじゃないけどね!!
見ると、、今朝、というか、昼はハンバーグだ。デミグラソースの。うん、返事と名前をくっつけないでよかった、と思ったチー。
チーも厨房前のカウンターに行きお盆をもらう。セットになって用意されている。あとはご飯とスープを好きなだけよそえばいい。
チーはごはんのちゃわんとスープの椀をを丼に替え、てんこ盛りによそった。
さきほど声を掛けた者の前に座る。
「・・・すごいね、、さすが魔力が莫大なだけあるな、、、昨日魔力だいぶ使ってたよね」
「まぁ、、いつもよりは」
チー、チーをバカにする者達との会話は慣れているけど、普通の会話とかチーに一目置いている者との会話はさっぱりだ!!
「デ族って、皆そうなの?」
「・・・・あの一族とは縁を切った。とっとと滅ぼしたい」
「・・・・・お、おう、、、そいつは、、わるかったな、、、んじゃなんて言えば、、あ、、すにふ?じゃない、すにふきん、、でもない、、なんだったっけ、、フェリパがこだわった呼び名、、」
「あー、、、・・・・あ、、、うーん、、、、ニンフ(精霊)じゃないし、、すからb、、ちがう、、、らふれ・・ちがうなぁ、、だーく・・ああダークエルフ、、のダークを取った、エルフだ!!」チー
なぜかダークが付くと思い出しやすい?
その食堂にいる皆がひやひやしていたが、やっとのどのつかえがとれ、食事が再開された。
皆なんか出てこなかったんだね!!
その後、皆なんか暇なのか、食べ終わっても茶すすりながら食堂に残っていた。
「んじゃ、、皆で検討でもしてみるか、暇みたいだし何面白いことしたいみたいだし、、そのエルフ一族を討伐する計画を」
皆目を輝かせ!うんうん頷いている。
その首魁、チーは、もうそれはもう!! ってなぐあいで。
フェリパが外出から帰ってくるまでそれは続いた。いろいろ面白い案ばかり出て、、、枝葉に逸れて行き、、戻っては逸れ、、爆笑したり、ブー!とか言われたり、、
「ただいまー!あ、チー、皆とたのしそーね!よかったねー!あ、チーの好きなケーキ買ってきたから、、」F
チーはもう討伐の事はすっかりあっちに放り出し、ケーキに目を輝かせていた。
ちっちゃい子だからね!!
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