221 / 383
下−146 だんじょん
しおりを挟む最近はタカシも学校あるし、銀翼・銀猿も訓練教官しているし、あまり主要メンバーがダンジョンに潜っていない。
まぁ、防衛軍やギルドに行ってる魔人達が新人引っ張って潜っているらしいんで大丈夫だろうけど、、
「たまには見とかなきゃな、、」
と、イサムは今日はダンジョンに潜ろうと思った。
「あ、主様、んじゃダンジョンの草獲ってきてくださいよ、草。ちょうど切れちゃって、、」メフィ
「・・まーいいけど、、その草って、、何よ?。草、とか言われても、、」
「なんでもいーんです、マソがありゃー。」
「・・・訊くけど、、何に使うの?」
・
・
・
・
「そりゃ、、冒険者たちの食事に混入させてみたり、、防衛軍の食堂で混入させてみたり、、、」
「学園は?」
「もう既に!!」
「・・・結果をはよ言え」
「まぁ、、いんじゃ、ないですか?」
「・・・何が、イイ、のかな?」
・・
・
「・・・・魔物を呼ぶ能力、、、、」
「・・・・おま、、、」
「だーいじょぶ!!ベテランにだけ混入させてますからっ!!」
「・・・んじゃ、ついでに魔力も増量できるような感じにしとけよ?もしくは自然に身体強化するような」
「ああ、その程度ならありますから、」
「そっち先にやっとけよっつ!!!」
「ガッテンラージャー!!」
まざってるぞー
仕様です!
そーすか、、
で、
ダンジョンB1宿前に跳んだイサム。
がらがらがら、「ちーっす」
引き戸である!
もう朝終わってるんで冒険者たちは皆出動後。
宿の主人はメフィが最初に任命した魔人、代わっていない。
「おひさしぶりですー」主人
「どうお?変わってない?」
「そうっすねぇ、、ここんとこ皆なんか収穫量多くなってますねぇ、、」
メフィの草効果かな、、、獲物が寄ってくるんだもんな、、
それ以外には特に無いと。温泉も豊富なんで皆喜んでると。中にはあいだの一週間(運搬サービスは間を一週間空けないといけない。じゃないと死ぬまで狩り続けるバカもいるから。)をそのままこの地下の宿でブラブラ過ごす者もいるとか。
「まっちろけに成っちゃうんじゃないか?」
「なってますねぇ、、地上に出るのを怖がってますよ」
「吸血鬼かよ、、」
「・・そういえば、バンパイアが、67層の階層主になってるとか?」
・・・・は?
「いえ、ばんぱいやが、、
「いえ、その前でごんす?」
「67層?」
「・・・今、何層まで、できてるの?」
「うーん、最下層まで行ったって聞いたこと無いので、、」
・・・・
こわいけど、、ちょっと、、さーち?
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
(メフィー!!)
(あい!なんでせう!!)
(ダンジョンの成長止めるって、どーすんの?!!!)
(えー?聞いたこと無いですねぇ、、マソを吸えば?)
(おう、やってみる)
ズッ、ズズズズズ、、
このくらいでいいかな?
かなり在ったので、金を錬成して預けてきた、王都ギルドと防衛軍総本部に予算だって。
両方にでっかい事務用ストレージあってよかった!
「えっとだなー、、、なんか、100層とか軽くあったんで、、、マソを吸引してこれ以上成長しないようにしてみた。ので、メフィすらよくわからんということなので、気をつけててね?なんか少しでも感じたら呼んでね?!」
と主人に言いつけて、
スタタタタタタタ!と風よりも早く!下層に向けて駆けていくイサム。
周囲を見ながら、感覚で何か感じながらとりあえず100層まで行ってみようと思ったのだ。
地面を走りながら音速間際ってのはなかなか難しいもので、レーダー照射範囲を広くても障害物が多いんであまり役に立たない。なのでサーチ利用し進行コースを選んでそこを走る感じを自動で設定し、オートクルーズにしたイサム。
「おう!楽ちんだな!!」
どっこーーん!!
たまに急に飛び出したり湧いてくる魔物を跳ね飛ばし微塵にかえているが。
コースに生えている草を自動的刈る魔法「刈り上げ君」も作動させている。
一定量になるとメフィの所に転送していく。
ほどなく、、
「もうじゅうぶんですうううう!!」という悲鳴が来たので刈り上げ君を停止。
そろそろ到着です。ご用意ください。とアナウンスが来た。
結構早いもんだ。
速度が徐々に落ちてきて、
しゅー!、、と言う音とともに、イサムの足は100階層のボス(怪獣型)の前で停まる。
うんぎゃああああああ!!!
ボスが襲ってくる。
ひょいひょいひょいと避けまくるイサム。
小いっときほど避けまくっていると、、
「頼むよ、、おねげーします、、反撃でもいいからなんかやって、、」と、その場にへたり込みながら本性現すボス。
「おまえ喋れんじゃん」
「いや、ほら、知的生命体とか言うと嫌がったり必要以上になんかあほなこと考えて脅威だとかイイ出すやつとかいそうで、、」
「あー、まぁ、そーだよなー、、びびりんぼばかりだからなぁ、、」
「ですよねぇ、、」
イサムは収納から酒を出して肴を出して、
「まぁ座れや、ってへたってるからいいか、、ほれ飲め」
とバケツに酒を満たしてやった。
片手でぐいのみを持つ感じでバケツを持って飲む怪獣
訊くとまだ誰も来たこと無いという。
「毎日何してんの?」
「ここ森が多いんで、下草刈ったり、間引きしたり、、」
・・・・・
で、イサムはこれ以上ダンジョンをでかくしたくないんでマソ吸ったんで、なんか違和感でもいいからあったら教えてくれと、イサムの呼び方を教えた。
かわいそうなので酒樽(市販品)を3つばかりと、ストレージに入れてあったスルメなどの肴を全て置いてきてやった。
B1の宿に戻って主人に顛末を話、なんかあったら呼んでなー、と言い残して森の宿に戻った。
食堂に戻ったイサムは
「メフィ、なんかダンジョンB1宿の客達、収穫量が上がっているって、おまえのおかげかな!」
と厨房に声かけた。
・・・
あれ?
中を、、のぞけない、、カウンターはシャッター?がしまって、扉はあかない、、、ぐぐぐぐぐいいっつ!!となんか柔らかめな抵抗を受けながらも押し開けると、、むわっと草の香りが!
あれ?
魔法でどうにかする間もほとんどなかったようで、、メフィもメギーもたらも、、草のどっかにうまって指一本さえ動かせずにそのまま気絶したようだった。
「わ、、わるかったな、、、今度は送る場所、ちゃんとちぇっくしとくわ」イサム
0
お気に入りに追加
245
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
悠々自適な転生冒険者ライフ ~実力がバレると面倒だから周りのみんなにはナイショです~
こばやん2号
ファンタジー
とある大学に通う22歳の大学生である日比野秋雨は、通学途中にある工事現場の事故に巻き込まれてあっけなく死んでしまう。
それを不憫に思った女神が、異世界で生き返る権利と異世界転生定番のチート能力を与えてくれた。
かつて生きていた世界で趣味で読んでいた小説の知識から、自分の実力がバレてしまうと面倒事に巻き込まれると思った彼は、自身の実力を隠したまま自由気ままな冒険者をすることにした。
果たして彼の二度目の人生はうまくいくのか? そして彼は自分の実力を隠したまま平和な異世界生活をおくれるのか!?
※この作品はアルファポリス、小説家になろうの両サイトで同時配信しております。
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
元悪役令嬢はオンボロ修道院で余生を過ごす
こうじ
ファンタジー
両親から妹に婚約者を譲れと言われたレスナー・ティアント。彼女は勝手な両親や裏切った婚約者、寝取った妹に嫌気がさし自ら修道院に入る事にした。研修期間を経て彼女は修道院に入る事になったのだが彼女が送られたのは廃墟寸前の修道院でしかも修道女はレスナー一人のみ。しかし、彼女にとっては好都合だった。『誰にも邪魔されずに好きな事が出来る!これって恵まれているんじゃ?』公爵令嬢から修道女になったレスナーののんびり修道院ライフが始まる!
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
【二章開始】『事務員はいらない』と実家からも騎士団からも追放された書記は『命名』で生み出した最強家族とのんびり暮らしたい
斑目 ごたく
ファンタジー
「この騎士団に、事務員はいらない。ユーリ、お前はクビだ」リグリア王国最強の騎士団と呼ばれた黒葬騎士団。そこで自らのスキル「書記」を生かして事務仕事に勤しんでいたユーリは、そう言われ騎士団を追放される。
さらに彼は「四大貴族」と呼ばれるほどの名門貴族であった実家からも勘当されたのだった。
失意のまま乗合馬車に飛び乗ったユーリが辿り着いたのは、最果ての街キッパゲルラ。
彼はそこで自らのスキル「書記」を生かすことで、無自覚なまま成功を手にする。
そして彼のスキル「書記」には、新たな能力「命名」が目覚めていた。
彼はその能力「命名」で二人の獣耳美少女、「ネロ」と「プティ」を生み出す。
そして彼女達が見つけ出した伝説の聖剣「エクスカリバー」を「命名」したユーリはその三人の家族と共に賑やかに暮らしていく。
やがて事務員としての仕事欲しさから領主に雇われた彼は、大好きな事務仕事に全力に勤しんでいた。それがとんでもない騒動を巻き起こすとは知らずに。
これは事務仕事が大好きな余りそのチートスキルで無自覚に無双するユーリと、彼が生み出した最強の家族が世界を「書き換えて」いく物語。
火・木・土曜日20:10、定期更新中。
この作品は「小説家になろう」様にも投稿されています。
神々の間では異世界転移がブームらしいです。
はぐれメタボ
ファンタジー
第1部《漆黒の少女》
楠木 優香は神様によって異世界に送られる事になった。
理由は『最近流行ってるから』
数々のチートを手にした優香は、ユウと名を変えて、薬師兼冒険者として異世界で生きる事を決める。
優しくて単純な少女の異世界冒険譚。
第2部 《精霊の紋章》
ユウの冒険の裏で、田舎の少年エリオは多くの仲間と共に、世界の命運を掛けた戦いに身を投じて行く事になる。
それは、英雄に憧れた少年の英雄譚。
第3部 《交錯する戦場》
各国が手を結び結成された人類連合と邪神を奉じる魔王に率いられた魔族軍による戦争が始まった。
人間と魔族、様々な意思と策謀が交錯する群像劇。
第4部 《新たなる神話》
戦争が終結し、邪神の討伐を残すのみとなった。
連合からの依頼を受けたユウは、援軍を率いて勇者の後を追い邪神の神殿を目指す。
それは、この世界で最も新しい神話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる