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下−145 基盤

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A学園
魔国の魔都にある学校。と言っても、通常の学校のように読み書き計算など教えるものではない。
・・・・なんだろう?魔法とか剣技など武芸とか、、余計な知識とか?余計な魔力とか?・・・・・
現状よりも作られた目的や理念を語るほうがいいだろう。そうしよう。うんそれがいい。

いや、、、
実は目的がA子達がなんか面白いことやるかなーと思って、とかいう発端のことを言ってもいいのかなぁ、、
そうそう、、優秀な、責任持って管理者できる者達で有能な者がまだすくないので、そういった者達を生み出すことができたらーいな?とかもあったはず!である。
魔国にもう一つ作られる草履経営の管理者育成学校のほうがほよど、、とか思ってはいけない。
なぜそっちが作られるんだ?こっちがあるじゃん?とか考えると悲しい答えに至るので厳禁だ。

こっちはこっちでおもしろいものがうまれつつあるのだから。

それがたけ、タカシ軍団だ!
それ以外全然表に出ていないと思ってはいけない。皆この時も一生懸命勉学や実践に励んでいるのだから!つい先日も道路建設やインフラ整備やでっかい建物作りなどに貢献したのだ!北桜で!学園保養所を得るために!
なんか売られた子達みたいだと思ってはいけない!
学園以外でも他の国から来た者達全員にたような立場だったのだから!

その保養所、つーても、、魔物の森の宿の訓練場みたいのとか演習場みたいのが併設されている。土地はいくらでもあるから。
で、同じ町内にある防衛軍の保養所もやっぱ似たような施設を持っている。
で、また、ヘンヅーラ王国の保養所も、新たに奥になんかそれらしきものを作っている。
誰か「保養所」の意味を教えてあげて欲しいと心から思う。

学園の講師C子の研究室。ここにもC子軍団様なものが出来上がっていた。
なんかそれらが集まっているところはまっくろく曇っててよく見えないのが玉に瑕だ!あの黒い霞のようなのはなんなんだろう?!!

学園長のA子はスターでも在る。
月に数度な割合で、路上でいきなり魔王とプロレスを始める。
当然中継されている。
もう今ではかなりの人気である。
回を増すごとにテクニックが向上しているのが人気の秘密!

今までの魔人たちの闘い方は主にパワー。デカイほうが有利。
イサムとかタカシが出来てきたら、それに「魔力のパワー」が加わった。
で、
それと全く違う方向で、現れたと同時に刮目されたのがA子プロレス軍団
「技」なのだ。
それも、「カッコイイ技!!」のみ。地味なんはいくら効果的でもやらん。
ウケ!を狙うことしか考えていないプロレス軍団!ホンモノのエンターテイナーだ!!

今日もA子とその手下たちは魔都の片隅で魔王軍の戦闘員達を屠る!!
さすがに魔王には、手を抜いてもらえないと勝てないけどA子。
そこらはほら、Pを交えて進行かんがえてw

と言うと、
A学園は色物を生み出す学校なのか、、と思うだろう、、思われちゃってるんだろうなぁ、、
まぁ、そーしたら、今後はそーいった系の奴等が入学希望してくるだろうなぁ、、、
わざとらしいイロモノって、存在自体が害悪だよね、、、天然でこそのイロモノだよなぁ、、

そういった、今までのいろいろなことが積み重なって
「A学園って、こういうの」というイメージが出来上がるのだ。
出来上がってしまっているのだ。

だからこそ、草履の桜姫に頼んで「管理者養成学校」を経営してもらいたい魔都で!と願う者が多く、実現に動いたのだ。
それまではA学園の卒業生が使えるだろう、と思い込んでいた皆。
「やっぱイサムさん肝いりって、こーなるんだ、、」
と皆思い知ったのだ。
ダメだ、と。


そんなんで急遽作られた近代ビルチックな10階建て。
どっちかっつーとバベルの塔にも見える。
近代的なバベルの塔を想像してもらいたい。そのもの!
うん、難しいよね!

その最上階。
下界を見下ろす男が居た。
「見ろ、、ゴミが・・
その名台詞を少し間違えて吐く男、、筋肉ボディが痛々しい。どれだけ鍛えてきたのだろうか?
部屋の隅にもそれらのマシンがいくつかある。それらが濡れているのは、その男が先程まで使っていたということを表している。
男の胸筋がびくんびくん!と跳ねる。何かに喜んでいるようだ。

がちゃり、、
部屋の高級そうなでっかい扉が開き、小柄な美人が飛び込んで男の後ろに抱きつく

「だーりん!」
「あっはっはっは!さくらあ!だぁめぇだよぉ!ここは君の職場だろう?」
世紀のバカップル桜といt,、アラタであった。


収容人数3000人。
監視んじゃねー、講師人数300人。
実技を含めた、ほぼ全ての管理者(=事務系)養成を目的としたしゅうじょう‥、、、学校である。

「現場の何倍もの苦労をするのが管理者」
が、基本理念。
下を旨く使って楽しよう、などという者は、この同盟ではその場で消される、物理的に。だから存在しない。
よって、実質的にしたものもから尊敬されるような者達が上になっている。そうでなければ上になれない。そのもっと上のものがそうでないものを上にしたら、それなりの誰もが認めるような理由が無い限りそいつもその場で消される。当然だ。それが自分の存在に責任を保つということだ。

というか、今のイサムの世界ではそれが当たり前になっているので、特にそう意識している者はいない。極普通に自分の言動を理解し行動しているだけだけど。

だからイサムやタカシみたいに人の上に立つのがイヤだと立たない者達でも、その時になったらその資質はしっかり機能している。
信頼やら信用なんて言葉は必要ない。それが当たり前なのだから。

(リアル世界でも第三世界の一部でそういう地域はまだ存在してたけどね)

ただ、社会的生き物としての部分以外(いわゆる”人として”とかいう部分以外)で、例えば、魔王の管理を信頼するというバカは居ないし、魔王の筆頭側近のおかんの武力を信頼するというバカもいない。人を信用・信頼できる者は人を見る目を持っている。だからこそその者もその者のできる部分では信頼信用される。

だから、A学園は「しかたねーなー」とか言われながらもみな期待こそあまりしないけど興味深く生暖かく見つめているし、イサムも夜の活動とかもしかたねーなーとかいいながら面白がってみているし、ギルダーのギルマス職も事務は全く使えねぇとか言われながらもいざっつーときは頼りにされてたりする。
だからタカシの嗅ぎ趣味も理解できねーと思われながらも放置なのだ。

イサムみたいのからメフィみたいのまで様々なのがいてこそ、はじめてこのような基盤が作れたのだろう。
イサムが来る迄は、ごくあたりまえのクズが支配するクズのための社会であったのだから。
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