178 / 383
下−103 迂闊孔明とモザイク
しおりを挟むその昔、迂闊孔明という者が居た。
本人は「わしは未来から来たのじゃ。だから予言とかできる」
「おまえはいつか死ぬだろう」
とか言っていたらしい。
でも、迂闊孔明は不思議な力?特技?癖?があったらしく、特殊な者達から異常に敬意を払われていた。
それは偉くなればなるほど、そういうのが多くなってったそうな。
迂闊孔明は、その湧いた国のみならず、その周辺各国も遍歴し、その影響を拡散しまくったとのことだった。
その甲斐あって?
それから数十年後、
それらの国は、迂闊孔明を中心とした連合国になったそうな。
で、その後、各国王は、その王位を迂闊に移譲、迂闊はその各国を束ねた国の王になる。
その王家が数百年経って、ここの、つい数年前に滅ぼされたこの国の王家だったそうなのよ、
とマッチョガールのパマはその話を〆た。
俺以外誰も聞いていなかったけど、、
「なんか、、意味合ったの?その迂闊が前の王家だったっつー、なんか、、そう、、敬意を払えるようなこととか、、さ、、」
「はて?こーゆーのがありましたよ、というだけで、、その迂闊がどんだけなのか?という話は全く無かったわねぇ、、」パマ
「わざわざ話しにして残す意味合ったのか?、それよりも、他の世代の王の活躍とかのほうを広めたほうが王家の威厳とかに役立って良かったんじゃね?」
「・・・・・何?」
「いや、他の世代の王とか、活躍したやつ、いたろ?」
「・・・はて?」
いねーのかよ、、、一体、迂闊って、どーゆーやつだったんだ?
誰も知らない。記録もない。昔話にもなっていない。全く何も無く、その名前だけが残っている。
でも、各国をまとめて王になってしまった。しかも、全ての王から望まれて。
詐欺チート?
イサムにはそれしか思い浮かばなかった。
でも、それはそれで、無血で国家統一を果たしたんだから、すごいっちゃーすごい。
その後も全く名の上がらない王が続いていても、王国が潰れなかったんだから、すごいっちゃー凄い。
「もし、俺があの時、王に謁見とかしてたら、、」と、イサムが今回召喚さてた時の状況を思うと、、、
それは力比べだ。
迂闊の子孫の方が強かったら、イサムも籠絡され、迂闊子孫の子飼いになっていたろう。
でも、
そんなこと知らずに見境なく全てをぶっ壊し次の瞬間に神級の火炎で燃やしてしまったイサム。
相手(迂闊の子孫)も何が起きたのかわからない内に炭になったことだろう。
「運」もかなり付いてきているのだろうか?
あとから知ったこの事実。おそろしいな?
こういう事が数多くあったのかもしれんね。
なかったかもしれんけどw
まっちょなオカマさん達と一緒に喜んで騒いでいるギルダーを見ながら、
己の幸運を噛みしめるイサムであった。
嘘だけどw
いや、ラッキー!ついていた!とは思ったけどね。
「ふむ、、マッチョガールはおkなのか、ギルマス、、、んじゃ次回こそ期待の妖怪屋敷だな。勿論タカシ御一行と一緒にだ。」
と決意をパマに表明。
「何悪さ考えているのよ、まったく。でも、妖怪屋敷っても、ぴんからキリまであるあら、、どいうのいいの?」パナ
「おすすめは?」
「・・・・・自分で行くのであれば、一反木綿。ひとに行かせてそれ見て喜びたいなら、砂かけ、かな?」
・・・
「お主も大概じゃのう」
「あんたに言われたか無いわよ?」
「「フォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッ!!!」」
がっしり拳をぶつけ合うふたり!
しかし、、
やるもんである、ここの店の娘(男)達も。
「あのおっさんに、かなう冒険者って、ここの国では居なかったんだけどなぁ、、」
「え、そーなの?」
「皆!そのおっさん!無敵キングなんだって!!」
「「「「「「きゃー!!!きゃー!!!!ぎゃー!!!!ごるぅわあああ!!」」」」
対戦申し込まれる申し込まれる、、ここだけなんか魔国になっている
がらがrがらがら・・・・天井からリングが降りてくる。
すげー!こんなんあったんだあ!(棒)
「ふっふっふ!強敵が現れた時のみ使われる、最終平気りんぐ、見たら最後呪われる、みたいなー」パマ
どーでもいいけど、もうギルダーと対戦相手はリングで組み合っている。
ふんぬっ!!とか、どっせい!とか、ぐぬぬぬぬぅ!!とか、言い合って、なかなか動きがない。
「ギルダー、今日ここで全勝したら、来週の週末にもおもしろいとこ連れてってやる!」
「え?ほんと?!!」ぽい!!
ひゅーん、どーん!!
組み合っていた相手を、思わず投げちゃった♪、みたいな顔してんじゃねー!
「だって急に言うんだもん、、、」おっさんがかわいくねーよ!
そのあと、ぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽーい!と、容赦なかった。
来週の楽しみのために、今の楽しみ全て捨て去ったギルダー、、
少しは相手してやればよかったのに、、、
「今日はもう店閉めるから、またね!」
と追い出されてしまった。
女の子(男)達がばっきばっきのぼっきぼっきで立つこともできず仕事にならないと。
ギルダー、来週楽しみだなー、とかウキウキなので、そのままギルダーの家の近くの通りで、適当におねーちゃん居る店にぶち込んだ。通りの全ての店でギルダーは常連らしい。ある意味すげー。
んで、俺だけ帰ってきた。
一応俺様は今回はお怒りなのだ。
女の子(男だけど)を意味なく泣かすのはご法度だ。しかも翌週の自分の欲のために、ってだけのために?しかも手加減して、いい感じで終わらせられるのに、全くしないでぼっきぼっきにするなんて、ありえねーよな?
なので来週は砂かけの刑に処す♪w
「タカシー、今度の週末、飲みに行く?おまえの子分達連れて。ギルダーと一緒だけど」
「あ、いきますうー!!」
子分(生徒)達も、いくいく騒いでいる。
ここは魔都のA学園の運動場だ。
「おまえら、稽古、いいの?何起きてるん?」
今は魔力量増大訓練期間なはずなので、ぶっ倒れているはずなんだが、、、
「えー、この子達、もうぶっ倒れてもすぐ起きちゃうんですよー、困っちゃっててー」タカシ
あ?もう天井?そんなに小さいのか?・・・・・む?・・・・むむ?・・・・・・・
「なんじゃこれ?」
「でしょう?」
なんか、底なしっぽい?けど、、今はもう限界まで広がっている。その後は成長とともに限界が解かれていくんじゃないかな?こわいな?
「おまえ、最大の画面出してみ、この間俺らが空で鬼ごっこやった高さで。」
「ういっす!」
ほいっと、、
ずーん、、と、、ピクセルで数えたら一生かかるかな?が、出てきた。ずっと向こうの端が霞んでるけど、、
「おまえ、この間デロンちゃんにちちビンタされてたよな?デロンちゃんの画像出してみ?」
ほいっと、、
あちこちから、魔都のあちこちっから悲鳴があがるけど、まぁ大した問題ではなかろう、、
魔人だったら気にしていないはずだからな!はっはっは!
「んじゃ、キレイな景色のふうけいは?」
ほいっと、、
あ、らりらりらりほーらりるれらりほーのアルプの山とおじいさんの小屋の、、アニメ画、、、、
こいつ絶対転生者、、、
「他のみんなも、こんな程度なの?」
皆こくこく頷く。
ロボを出してみ?とか言いたいのをこらえたイサム。ロボの種類によって、時代が判るというものだ。
なの(東雲)が出てきたらどう判断するのだろうか?
「よし、んじゃ、お祝い兼ねてだなー、今週末の飲みは」
「「「「「いやっほー!!」」」」」
いや、よーかい屋敷なんでそんなに喜ばれても、、、
あくまで妖怪屋敷にこだわるイサム
他の生徒たちもおかしいのかな?
と気になり、見回ってみたが、増量訓練してる教員含め皆極普通だったので、ひと安心?し、食堂に寄るイサム。
「おこんにちわ!ご飯食わせてー!」
「おや主様?」メフィ
・・・
「おまえ、もう皆に仕込んだんじゃねーの?」
「ええ、そうですけど、今日は新しい食材を」
・・・・・・
「正直に、な?」
「魔力増量に聞きそうな、、なにか、を摘んできました」
なにかぁ?
「これ、、」
・・・・・・
モザイクが掛かってるのでよく見えないが、、、
「こんなの、食わすの?死ぬでしょ?」
「いえ、見た目だけ少しアレですけど、魔国じゃ珍味で通ってますよ?」
ふつーじゃねぇ食い物を総じて「珍味」って言うよな?
「で、タカシんとこの若い奴らには、どんだけ食わせたんだ?」
「おや?ご存知で?」
「うん、ご存知なの、だから、どんだけ?」
「一人頭30匹」
・・・・・・・よく、、食ったよな?、、すげーな、、あいつら、、、怖いもの無しかよ?
「おいしい!って言ってましたよ?」
「・・ちなみに、訊くけど、どう料理したの?」
「・・踊り食い」
絶句
って、これのことなんだな、、、生まれて初めて経験したわ、、、
数分後絶句解除
「使用禁止な!」
0
お気に入りに追加
246
あなたにおすすめの小説
神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜
月風レイ
ファンタジー
グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。
それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。
と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。
洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。
カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。
女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません
青山 有
ファンタジー
強引に言い寄る男から片思いの幼馴染を守ろうとした瞬間、教室に魔法陣が突如現れクラスごと異世界へ。
だが主人公と幼馴染、友人の三人は、女神から貰えるはずの希少スキルを他の生徒に奪われてしまう。さらに、一緒に召喚されたはずの生徒とは別の場所に弾かれてしまった。
女神から貰えるはずのチート能力は奪われ、弾かれた先は未開の原生林。
途方に暮れる主人公たち。
だが、たった一つの救いがあった。
三人は開発中のファンタジーRPGのキャラクターの能力を引き継いでいたのだ。
右も左も分からない異世界で途方に暮れる主人公たちが出会ったのは悩める大司教。
圧倒的な能力を持ちながら寄る辺なき主人公と、教会内部の勢力争いに勝利するためにも優秀な部下を必要としている大司教。
双方の利害が一致した。
※他サイトで投稿した作品を加筆修正して投稿しております
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
転移した場所が【ふしぎな果実】で溢れていた件
月風レイ
ファンタジー
普通の高校2年生の竹中春人は突如、異世界転移を果たした。
そして、異世界転移をした先は、入ることが禁断とされている場所、神の園というところだった。
そんな慣習も知りもしない、春人は神の園を生活圏として、必死に生きていく。
そこでしか成らない『ふしぎな果実』を空腹のあまり口にしてしまう。
そして、それは世界では幻と言われている祝福の果実であった。
食料がない春人はそんなことは知らず、ふしぎな果実を米のように常食として喰らう。
不思議な果実の恩恵によって、規格外に強くなっていくハルトの、異世界冒険大ファンタジー。
大修正中!今週中に修正終え更新していきます!
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
スライムと異世界冒険〜追い出されたが実は強かった
Miiya
ファンタジー
学校に一人で残ってた時、突然光りだし、目を開けたら、王宮にいた。どうやら異世界召喚されたらしい。けど鑑定結果で俺は『成長』 『テイム』しかなく、弱いと追い出されたが、実はこれが神クラスだった。そんな彼、多田真司が森で出会ったスライムと旅するお話。
*ちょっとネタばれ
水が大好きなスライム、シンジの世話好きなスライム、建築もしてしまうスライム、小さいけど鉱石仕分けたり探索もするスライム、寝るのが大好きな白いスライム等多種多様で個性的なスライム達も登場!!
*11月にHOTランキング一位獲得しました。
*なるべく毎日投稿ですが日によって変わってきますのでご了承ください。一話2000~2500で投稿しています。
*パソコンからの投稿をメインに切り替えました。ですので字体が違ったり点が変わったりしてますがご了承ください。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる