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下−102 日常

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白衣着たちびっこと黒猫とロボは今回は見送りました♪


魔物の森の宿
一階食堂の片隅

「ふう、やっぱここが落ち着く、、、俺にはのんびりが似合うんだよ、、」
とひとりごちるイサム

「何いってんですか、きりきり働いて皆を食わせてくださいよ!」メフィ
どこのセリフなんだろう?、、俺がわかるのを言ってくれないと通じないよなーー

「えと、このセリフはかのゆうめい
「うんわかった、解説はタブーだろ?知らないのか?」
「え、そーなんですか?」
「ああ、ギャグやパロは解説始めた時点で、そいつの負けだぞ?」
奥が深いといいながら、メフィがそのまま戻っていった。

お茶のお代わりを入れてくれるのを忘れて戻っていってしまったメフィ、
なので
「よし、蕎麦屋に」
と、道の向こうに渡る。

で、
道を渡ってて気がついた。
バン(下53話)に、赤豚領で「そのうち村にも屋台いっぱい出るようにしてやる」みたいなこと言ったよなー、、

なので、宿を中心に、道沿いの余っている場所に余裕を持って屋台のブースをいくつもつくった。
所々にベンチとテーブルを配置。

これ、祭りの前にやればよかったなー、、
祭りの時はフードコートみたいな感じでごまかしていた。あの建物、もー使ってない、使いどころ無いw

この村のお客さん達が帰ってくるのは夕方。
冒険者たちは攻略進めた場所から転移サービスを呼んでダンジョンB1のプチ宿に。で、今はその宿前から馬車がこの宿まで出ている。馬車なのは、途中で森で狩りをしてて、宿に帰るお客さんを拾うから。道端で待ってりゃ馬車に拾ってもらえるって、便利だろう?

最近は、ダンジョン祭りとかなくても、宿の部屋は8割方埋まっている。こっちがそーなんで、ぷち宿のほうはほぼ満室だ。
宿賃は当初のまま。開店記念特別料金とか言っておきなから、未だw
いーのだ、王都のほうと競合しないんで、同業者に迷惑にはなっていない。はず。


あれだ、、
魔法ビジョン、宿の外壁の上の方にはっつけて、屋台で買食いしてる者達が見れるようにするか、、
(メフィー、、魔国から、魔法ビジョン1個貰ってきてよ、今宿の外の街道沿いに屋台幾つも立てててさー、そこで買食いしてる客が見られるように、宿の空いている壁の上の方にはっつけたいんだよ)

(・・・へんなことを、、。まぁわかりました、お客さんサービスの一環ですね。今から言って見繕ってきます)

よし!

ーー

結局、
「うちに客が来なくなった、」と蕎麦屋と茶屋。
「なんか客が来なくなるときがある」銭湯。
ビジョンの放映している時だろうなー

なので小さいビジョンを蕎麦屋と茶店に。
大きめのを銭湯の、脱衣所出たとこの休憩場所の広間に設置した。

蕎麦屋と茶屋には「食い物持ち込み可にして」と頼み込んだ。

数日後、
「飲み物ばかりのだが、客が増えた。売上が上がっている」と蕎麦屋と茶屋。

ただー、、

冒険者達の朝が遅くなった。
夜の放映が遅い場合がある。そういう時は、次の朝遅いか、仕事休んしまう冒険者が増えた。大概休んでしまう様子。
のんびり稼ぐほうが、安全でいいよね?


そういえば、、、
シュン!
「ちーす!」
「あ、イサムさん、ギルマスですか?」ギルドの受付の人
「うん、いる?」
います、上に勝手にどーぞ!
と言ってくれたので上がる。
いつも勝手には上がらないのだ。職員もそれをわかってくれているので、声を掛けてくれている。

トントン、はいるぞー、、
「あ!何!今日はどこに行くの?!?!!」
しまった、餌付けしすぎた、、

「違います。、、あの一之江のダンジョン、どーよ?」
「ああ、そんなことか、、」 しょぼんこの上ないギルダー

「・・・わーかったよ、今日仕事上がったら連れてってやるから、今はまじめに仕事しよーぜ?」
いきなりしゃきっとしだすギルダー。

・・・・これはこでわかりやすいから、、いいかな、、

結局一之江ダンジョンは、タカシがほぼ放置状態(月に一度くらい巡回にしているらしい)でも、少しづつ成長し、今は20階層くらいになっているとのこと。
魔獣のクラスは低く、あまり危険性はなさそうだと報告がきている。

訪れる冒険者達が確実に増えてきていて、ダンジョンの森の外の宿屋街も拡張している、銭湯も手狭になったので倍ほどの大きさに、最近タカシた来た時にやってもらった、そうな。

流石二度目。もうヘマなしだなー。
一度目の、魔物の森のダンジョンは、メフィがイサムに「魔力をどんどんぶち込んで!」とか言ってやらせてたらスタンビードが起こったのだw

まぁ、あのおかげで有名になったんだけど。”スタンビード祭りのダンジョン”、”世界一楽ちんダンジョン”ってなw

ほかの国の冒険者ギルドはどうよ?、と訊いたら、流石こんなんでもギルマスやっているだけあって、、、
草履と西の国は確実に伸び、冒険者達も強くなっている。その次につけているのがヘンヅーラ(中23話)で、ここももう放置でも勝手に伸びていくだろう。
敗戦国(元5カ国+3カ国をまとめたもの)は、まー、、あまり期待しないほうがいいんじゃないかな?程度で、、
勿論防衛軍と、ギルド職員の元ベテラン冒険者達がガンバッてくれているけど、やる気が無い奴ら、へんなプライドが在る奴らを、どーしろてーの?と「言われちゃった、てへ!」ギルマス。

「燃やしといたほうがよかったかなぁ、」イサム
「うーん、それも訊いたけど、、微妙なとこですね、とか言っていた」ギルダー
訊いたんか、、、

「・・・ギルダー、悪いけど、この件は、西の国の王様に相談に行ってみて。多分、あの人ならナンかしらの手をうてるんじゃないかなぁ、、、と期待している俺が居るw」
「わかった、んじゃ明日ね。ほら、今日は夕方から忙しいし、、」
このやろー、、まぁ、たまにだから仕方がない、、、慰労してやらなきゃなぁ老人は。(ギルダーはまだ中年入ったばかりです。独身です。)


「・・・・、ギルドから、ウチの宿の方に、行きたい者、いる?」イサム
一応ローテとかで、事務仕事から開放させる仕事を、銭湯以外にもあてがってやったほうがいいかな?と一瞬思ったのだ。

「そりゃ皆喜ぶだろうーけど、、まだ人手が足りないしねぇ、、」
「月に2人くらいローテで出してやりゃ、気晴らしになるんじゃね?ダンジョンや魔物の森の現場だし。」
「仕事は?」
「屋台で串焼きやら作って売るの。今うちの子達がやってるのを、ギルドで受け継ぐ?売り上げ上がっているから、少しは利益にもなると思うが。」

「2人か、、そのくらいの穴なら、皆容認するだろうな、、自分もローテで行けるんだから。利益も増えるんで、ボーナスに、とかも思うだろうし、何より憧れのあの村に一ヶ月でも住めるんだろ?」
「まぁ、、建売一つ使っていいけど、、」

「んじゃ、あとでサブに言っとく。近いうちにそっちに伺わせるから。でも喧嘩になるよなー、、どーしよ」
殴り合いとか?
ううんちがう、裏の訓練場で魔法でやりあう、、勝ったもの勝ち、
そーっすか、、
よかったよ、あの3人がもうここにいなくて、、


で、ギルダーが仕事上がるまで、ちょいと暇潰すことにした。
向こうだと2-3時間というところだろうか。

銭湯に行ってみた。

・・・・・
そういえば、新装開店とか言っていたよな前に。

これはこれでいいかもしれないけど、、誰の趣味なんだろう?

風呂はあまり変わっていない。きれいになったかな?程度。

広間だ。
それと、
娯楽施設が幾つも出来ている。
卓球台どころじゃないんだな、、
ゲーセン?ダーツとか、バスケとかいいけど、、ピンボール、、魔石使ってるの?
ボーリング場って何よ?・・12レーンもあるんですが!! 今度タカシや翔太達とやりに来よう、
仮眠室、、は、、まだいいとして、、
宿泊施設併設されちゃってる、、
いや、最初に作ったのは訓練に来た冒険者や兵隊用のタコ部屋宿のみだから、だろうけど、、

新装、どころじゃないよね?もう新しいものに作り変えられちゃった、系だよね?誰だ?関与した転生者は!ww

ギルダー、何も言っていなかったな?知らないのかな?いや、、来てても、この変化に気づかなかった、とかへーきでアリそうだし、、
「なんか売上倍増しているね、よかった」くらいで済ましているんだろうな、、
工事は「利益が溜めてあるからそっちから出しますから」とか言われりゃ、おk出してたんだろうし、、

内務はサブマスターの担当である。優秀である。

時間を忘れて遊んでたイサム。
(イサムえもーん!!)という悲痛なギルダーの叫び声でやっと気付いたイサム。

それから「ちょっと遅くなった」けど、マッチョガールに連れて行った。
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