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下−101 天空の城にゃぶだ ミツル再び M2

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どっかの田舎の国の田舎の村、奇習慣が多いその国のその田舎の貧村でも奇習慣が残っており、数年に一度川に人柱を立て川の神に捧げるという。
その生贄に指名されたのは、その村でも両親がいないある少女。
でもその少女に想いを寄せていた少年が、その子を助け出し、村を殲滅させ、放浪に出る。
「なぜ全員ぬっころしたの?」
「そーすりゃ、もう二度と生贄なんかでないろう?」
そしてその旅の途中で耳にしたのは、天空の城に行けば幸せになれるという話。

艱難辛苦の旅の末、世界で一番高い山の上が待合所だというので待っていた。
ら、来たので乗った。
しかし、それは年に一度、人を食料として取るに来ることだったのだ。
少年と少女は、「もう二度とその悪事をさせないために」と、その天空城を破壊することに決めた。

「という話だ。これなら画伯絵でもけっこうウケるようにできると思う」
「何その三流臭いぱちもの?」

「・・おめー、、棚に上げすぎじゃね?このゆーしゃ様が言うんだから間違いねーんだよ!やれや!!」
ブツブツいいながら、ノートに絵コンテ起こしてる。ユーシャに見せてOK貰ってから書き始めるのだ。

実は!
最初の村、その奇習は、「たまに村に悪魔や悪魔などを引きつける者が生まれ出る」という呪いからだ。
でも誰が悪魔を呼びつけるのかわからんのでテキトーにしている。
村人を全滅させた少年が悪魔だったのか?少年をたぶらかした少女が悪魔だったのか?
天空城も、悪魔のモノだった。
悪魔が悪魔を惹きつけたのか?それとも連れてきたもう一人が生贄になるはずだったのか?
誰が悪なのかわからいまま話は進む。
山の頂上に至る前に起った数々の事件、それらも奇っ怪な事件ばかりだった。
ただ、そのおかげで、余録として旅の金が得られていたのだ。
天空城に入ったその日から、翌日には城からひとけが減っていた。
数日後、たった二人、少年と少女だけになっていた。
で、終わり。

最初の話としてはこんなもんだろ。
とミツルは思った。

あとは画伯の画力(恐怖度)だな♪
内容なんかどーでもいいんだよ、絵が怖けりゃww

絵コンテでダメ出し連続し、どうにかミツルの思う方向にごまかして持っていった。

5話完結、一話50Pほど。最初だから8の倍数じゃなくてもいーだろw
旅の途中の話が怖すぎが多いようにする。

毎日進行を見ていた。
あるとき色をつけようと、、
「色なんか付けるのはごまかすためだ。まずは画力で勝負しろ!」
と騙す。

・・・
うっわ、こえー、、、なにこれ?冒険譚のつもりで書いている筈だよね?
画伯って、、才能かな?すげーよね?ただ、脳みそと神経が繋がっていないっていうだけなんじゃないかな?

何箇所か、
「気迫が足りない!!冒険なんだぞ!!」
と、もっと鬼気迫る絵にさせたw

歓声現行、じゃねーよ完成原稿
「こ、、こりゃ、ぁ、、すげー、、すげぇわ、、画伯、、やるなぁ、、おまえ、、さっさとUPしろ。」
とその場でUPさせた。

即日18禁にされた。

で、カテゴリーを、画伯が銭湯に行っている最中に勝手に「ホラー」にした。
タイトルも、サブタイトルで、「冒険のつもりがスプラッタホラーだった件」と付けといた。


翌日
「昨日はお疲れだったな!なので、気晴らしに短編やってみないか?」ミツル
「たんぺん?どんな?」
「カップ麺様を称える短編」
「乗った」

もふもふは森から迷い出てしまい、人里に降りてしまった。
「人里に降りるともれなく食われてしまうぞ」
と森の長が言っていたのであせってパニクるモフ。
歩いている人にぶつかり、その人がもっていたコンビニ袋の取手が首にからまり、そのまま走ってたら、いつの間にか森が見える所にいたので、そのまま森の中に戻れた。
その袋の中身を見た長。
これは危険じゃ、われが預かって悪気を払おう。と、取り上げてしまう。
その晩、いい匂いに誘われ、モフと仲間達が長の邸の裏に集った。
裏からこっそり中をのぞくと、「ひさびさじゃな、カップ麺様!美味しゅうごたる!」
と、長がそのカップ麺をうまそうに食べているではないか!
怒ったモフ達は全軍突入し、敵を簀巻にして部屋の隅に放置し、
他のカップ麺達にもお湯を装填し、突撃準備完了。
総員突撃!とともに、食う!
「ああ、なんという甘露!!ああ、なんとえも知れぬ香り!このぐちゃぐちゃという生まれて初めての口当たり!」
皆カップ麺の虜になってしまった。
残ったカップを祭壇に乗せ、天からの贈り物、として崇めたたて祀ることにした。
そして
「人間どもだけこんなのを食べられるなんて、、侵略を開始する!」
と、森総意で翌日から人類へ(厳密に言えばカップ麺がある地域のみ)への侵攻がはじまった。

「という話だ。壮大だろ?」
・・・
「まぁ、、崇め奉る、というのはいいかな、、完成し、UPしたら、あの板に載せよう、でござる」
たまに思い出したように語尾付けるな?

ミツルが召喚されてから書いた第一作は結構時間がかかった。
小説ではない、絵、なのだ。時間かかる。
この画伯、すげー筆が速い。でも書き込むんで、時間がかかるっちゃーかかる。同程度の書き込み具合の絵師の半分も時間かからんだろうけど。

なので一50Pなんて大作だ。それを5話、書いてしまった。
半年かかってw

あとから文句言って書き直しになるとその前後にも影響出ちゃうんで、なるたけその場で言うようにしていたのでひっついていた。
が、画伯が寝ているときとか気分転換で漫画読んでるときとか、ミツルは買い物とかに出るようになっていた。
画伯のジャージをコピーしたものを作って、それ着て出た。

魔法で地中(どっか遠くの)から集めた金を形成して金の指輪にして、それを魔法で古そうにして、重さを量ってから売りに行ったり、(同)ダイヤを(同)したり、小金(ミツル比)を得ていた。毎回騙されそうになるが、腐っても勇者、魔法で操っていい金額出させるw

画伯に生活費を聞いたら、月5万ていどで生きていると凄まじいことを言っていた。魔法使いかよ!!
アパートなら4倍で最低限の暮らしなのに、、
その程度でも、今までミツルが得た分で10年は暮らせるくらいにはなっている。画伯に預かった通帳にほとんどぶちこんであるが。

「なんだろー、、パトロンとかって、こーゆー気持ちなのかなー」ミツル
スーパーからの帰り、ビニール袋を6つ下げて歩いているパトロンって珍しいんじゃないか?


一ヶ月後、短編UP直後に
スプラッタ冒険ホラー画伯
という位置づけを数多くの読者様達と数多の同業者様達より頂き確立した画伯。

数え切れないほどの評価コメントを貰ったが、要約すると、
「ストーリー内容はあまり覚えていないが、もすごくオソロかしい、二度読み三度読みしてもまだ怖さが緩まない作品です」
というものだった。

まぁなんだ、、
こういうのも、アリ、なんだろう、イサムさんが言うとしたら。


最近、作品作りに入れ込んでいるので動きがなく、天界の下界ビジョンランクでは結構落ちちゃったけど、まだ上位にはいるミツル。

他の、今後出るかも知れない?現代へ召喚される使い回し勇者達の参考になるだろうか?

召喚者が特殊だからねぇ、、?

「召喚者が画伯とか、ねーよな?」
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