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下−91 野稽古再び

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サーチの者たちはまだ見つけていない。
というか、距離がイマイチ足りない。
なんでさっきの魔石をここでも応用しないかなぁ、、

なので、サーチしている者達がいる場所に魔石を一個転がす。
ことん、足に当たる。
気づかない。
・・・・・・・・・・・・・こいつら、、、、
トラップに掛かりまくって即全滅するモブ系だなー

横のやつが気付く。
「あ、、石?」拾う
窓から捨てようと、、、
「いや、、これ、、魔石?」
やっと気づくか、、、

「ふん!」と魔石から魔力を吸うそいつ。
で、石をポケットに入れて、またサーチに戻る。
ほどなく、
そいつが
「発見!!位置、、(地図を見ながら)、座標112-448、該当の船舶、外観からはダメージは見えません。」

指揮官
「航空班、発進!!」
まて!!(俺)

「なぜ、転移しない?」俺
かっこいいからだよなーそりゃー
とか航空班の奴らがぶつくさ言っている

しぶしぶ
「んじゃ、皆転移して行けー」指揮官

まぁ、防衛軍以外じゃ、転移どころか飛ぶことさえもできるものなどさほどいない。
飛んで助けに行っても、奴ら大びっくりだろう。
でも総隊長の連れてくる部隊は精鋭。

なんか、根本的に間違ってないかなー、、全体が、、、


もういーよな?なんかあったら大声で呼べばきてやるから、
と言い残して魔物の森の宿に帰る。



ふう、、ズズズッ、、
「メフィ、、見てたろー?」
「ええ、、おもしろく、、も、、あった、、かも、、しれませんが、、、、」メフィも歯切れが悪い
「そーなんだよ、、なんかずれてんだよなぁ、、」
「でしたよね、しかも、面白くない方に!!!」
まぁ、、メフィだからな。

「ありゃー、総隊長も苦労してるんじゃねーかな?」
「いや、あの人自体が、また違う方にですけど、似た系統でずれてますよね?」
「まぁ、、まだましかな?とか思ったけど、似た系統だった?」
「ええ、修正しにくい系統、、」
・・・・・・・・・・・・・・・・・

「どーしよ?」
「魔人の、きっちりしたのを付けたら、直せるかも?」
「悪いけどー、、」イサム
「わかりましたよー、、しかたないですねー、、数人、探してみますよ」
「わるいなっ!!」


よし、
ひと安心、亜空間に引きこもるかなー♪

と、亜空間部屋に入り、こたつにこもってみかん食べながら漫画を引っ張り出し、、外界ビジョンを点けた。
あ、
これすきなんだよなー、太陽人吠えろ!。
特に山さんが。絶対ドアに耳くっつけて必死に話聞いているんだよなっつ!!それを思うだけでたのしいよ!!
だから「話は聞いた」の場面だけは絶対に見逃せないっつ!!!!

ビジョン機もう一つ出して別の番組探してみる。
おう!これもこれも!!
漫画が面白かっただけに、実写版がオマヌケに見えて面白いんだよねー!
ワイルダーセブン!。

なのでもう一台出して
かちゃ、かちゃ、かちゃ、番組を選ぶのはチャンネルノブを回す。リモコンボタンとかじゃなく、TVにくっついている丸い部分を回す。がちゃ、がちゃ、とか音がする。
ほかの国、ほかの時代のは他のビジョン機を出す。
なので現代日本のは薄型でチャンネルはリモコンで。

おお!
なってったっけ、えっちい深夜番組、今思えばぜんぜんだったけどw
いいや、
ガちゃ、ガちゃ、ガちゃ、
「ま”っ!」
おお!懐かしい!!
怪獣系の中でこれが一番面白かったかも知れない、ある意味!
天界でこれ発見した時、ハマったなーwww
ワイルダー7もハマったが、これのほうが笑ったよなー♪
太陽人が最も笑えたけど!!

どういうふうに楽しんでいるのか?



イサムが朝方タカシ達を寮に放り込んで、宿に戻って茶をすすっていたその頃

明け方になって寮を出て鍛錬をしていたA子、B子、C子
「なんだか体がハンパじゃなくなまってねーか?こんなぬるい鍛錬なんかじゃほぐれるどころか、どんどんなまってかねぇ?」A子
同意しまくるB子、C子

「行くか?」
「「おう!!」」
シュン!!

魔国、コロシアム周辺
シュン!!
「ふう、久しぶりのここの空気、うめぇなぁ!」A子
いろんな焼き物やらの臭いが混ざり合っている。

そこには同意しないB子、C子

「お!ねーちゃんたち!久しぶりだね!!やってくの?」通りすがりの魔人、以前の常連さんか?
「「「おうよっつ!!」」」


あっと言う間に人だかり。
参加者の列は長くなった。

うえー、体がうまくうごかん、、(A子)
うん、これ、明日も来なきゃ、、(C子)
目も、、追えないわ、、、まじきっつい、、、(B子)

お昼になったので、「昼休憩させるから、一旦解散なー」と、次の番の人が仕切ってくれて、一時解散。

3人は銭湯に行き、汗だらけの服も洗ってもらい、上の階の食堂でご飯を食べている。
なまった筋肉に血行促すために「一本だけ飲もう」とB子。
皆も野稽古優先なので、一本だけで十分だ。

「こりゃ、、毎週来なけりゃだめだな」A子
「うん、平日は遊んでるようなものだから、土日で来ましょう」
いつになくやる気のあるB子。脇腹の当たりをさすっていたように見えたのは気のせいだろう。

「学校を、こっちに移転させてくれないかなぁ、、」C子
無茶振りだよな

「いいなそれ!」A子
・・・・・
「できるかしら?」B子
いままでのあんただったら否定するよな?

「んじゃ、、なんとか、かんがえなくっちゃね、、」
C子、、、かつて無いほどの黒い笑みをみせているのだが!!!



まぁ、たしかに、今後の同盟の中枢を担う者たちを育てて行こうという表向きの趣旨がある。
しかも、
本音は、A子達を先生にしたらおもしろそーだから、てんでイサムが始めさせたあの学校。

最も面白くしたいのであれば、この魔都にあるのがベストであろう。
でも、
設立運営してもらうんに都合の良かったのが中央王都だった。
まぁできちゃったらどこでもいいんだけどね、がイサムの本音に成るかも知れない!


C子達はまだそこは知らないはずである。知ってたら穏便に行けたろう!


3人は小一時間ほど昼寝して、また広場に戻り、
魔人達に相手してもらって夕方まで体をほぐした。
というか、ぼろぼろに。

「うーん、まだほぐれていないなぁ、、固まっちまったかな」A子
「うん、私も、重いわ、、、」C子の得意なのは細かく素早く動いていろいろすることだ。重いと致命的。
「・・・・(私も重いとか言えないというか言いたくない、、、)」B子

寮の風呂よりこっちの銭湯のほうがでかくて便利なので、やっぱこっちに行く。
風呂から出て、浴衣のまま飯くってたら
「帰るのめんどくせー」A子
「泊まれるよね、ここ」B子
「私部屋取ってくる」C子

そのまま飲んで、ほろ酔いでやめて、部屋に行ってばたんきゅー
な、3人であった。

魔国に住んでからの3人は、変わったねぇ、、勿論良い方に、、、?
戦闘的には、良い方に。
結婚とか、は?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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