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下−86 タカシ組ノービスナイト

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防衛軍初代は、このように、最初にイサムの地獄の訓練を数度味わい、その後、ある意味それよりもかなりひどい意味ですごかったタカシの実験的最初の訓練を生き延びた?死に延びた?者たちが多かった。

イサムの訓練では、100人全員がまんべんなく同じようにしごかれたが、タカシの時は最初の回が特に抜きん出てひどかった。なので、そのときの20数名が、生きながらにして川の向こう側に立っているようなものだった。
なので、翔太やゴッツや総隊長や副官達みたいのとは、また別の次元でのあっちがわ?な人々が発生していたのだった。


まぁ、それはそれとして。



今ラッキーなのはタカシ組の5人。
イサムに連れられ、西の領都に来ている。
勿論夜の散策である♪

早く連れてけってうるさいんだもん、毎日毎日朝昼晩に、、なぜ奴らが念話使えるのかタカシに問いただしたら、
「ボクが教えました」だと、、、

相手を選ばないといけない。と俺が偉そうに言うと、転移すると見えないとことかにいるでしょう?
とか言い返されてしまった。
怒鳴れよっつ!とも言えないんで、、いいたいけど!奴らならそんなもんで十分だっ!!っていいたいけども!



学園の生徒の年齢層は豊かだ。15歳くらいから30末?くらいまでいろいろ。
だが、なぜか、異色と言うほどの魔法を使えているのは、15から18の者達になっている。
で、皆、見るからにヲタクっぽい、というか、もしあっちの世界だったらヒキニーでアニメ、らのべ、漫画、ゲーム三昧の毎日だったんじゃねーの?みたいな者たち。

逆に言うと、そういうのだったからか、そこまでに成れたと言うか、なっちゃった、というか、、なのかな?とか思うイサムであった。

だから、
今日は、あまり過激なのもなぁ?とも思ってるが、いっその事、最初に超過激な経験させとけば、あまりはまらないんじゃないか?とかとも思ったり。
ホラ、俺も最初ハマって懲りたし、、、みたいに思うイサムであった。

ま、どーせ遊びの経験のない、耳年増(知識のみ)なんだろうけどな!



学校が引けてからすぐ来たので、まだ早い。

「まだ時間あるから、お茶でもして暇つぶすか?」
「あ、んじゃ猫耳喫茶がいーです」タカシ
なんだそのピンポイント?

通りを歩いている、いかにもなおにーちゃんを物色して、捕まえて訊いてみる。

「ああ!在りますぜ!!いいお店!!3軒あるんだけど、どれがいいっすかね?」
ここでイサムは危険を感じた。
まずいな、、同じようなシュチュエーションだ、、、

「一番おとなしい、普通っぽいところって、どれなの?」
と、彼が揚げた3軒のうちの最もまともぽいのを訊いた。

「えー、面白くないっすよ?」
「うん、初心者いるから、あまり過激なのは避けたいかなーって思って」
「ああ、そうですねぇ、、初心者さんにはきっついかもねー」
よかった!

「んじゃ、3つ目に上げた、ルルー樹ってのいいかもしれないっすね!おとなしめですよ!」
んじゃ、俺は同伴にいかなきゃいけないんで!とか急ぎ足で去っていく、結局どっぷりなおにいちゃんだった。


「おう、すげーな今の人、同伴だってよ?」
「あー、プロ、だな?」
「同伴するようになりゃ一人前だっていうよな?」
「はやくそこまでなりたいものだ」
「うむ、目標か?」
・・
「いや、おまえらそういうおかしな話を何処から聞いてくるんだ?同伴なんか騙されてるだけだぞ?」イサム

「いや、騙されてこその夜の世界?」
「そこからはじまる?」
「騙されれてわかる異世界生活」
「はじめての騙され」
「まぁ、些細なことだ」

・・・・・・・こいつら、、、
と、タカシを見ると、
通りを歩いているご婦人方の足ばかり、正確には靴ばかり見ている。
靴をっちゃー?

引率にギルダー連れてくればよかったかなぁ、、でもあれもお荷物にもなりそうだし、、、

とりあえず、教えてもらったお店に行こうか、、

あー行ってこー行って、ここで曲がって、ここで引き返して?で、ここで、これを?通り抜け?、、どっこいしょ、、で、、ここを渡って、、、、あぶねぇ、、で、三軒目、、
ケモミミドンゴロス・・・・
これ、二軒目じゃん、、、、

カランカランカラン、、
あ!!なにか勝手に入ってるんだよタカシ!!!
あああ!皆も入っていく!!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・どーぢよ、、行きたくないよ?

シュン!!
・・・・・・・
てめー何勝手に強制転移くれてんだよ!
「だってー、来ないんだもん!」タカシ

店を見回すと、、、、おや?、まとも?
いや、まだ安心したらいかんぞ?

椅子に座って、テーブルを触って、メニューを開く、、にちゃにちゃなんか全くしておらず、キレイ?清潔?
・・・・

メニューの中身は、、まぁ、何処の店でもそおだが、、意味不明名称のもんの羅列だ。
だが、念写の写真が付いていて、それもわかりやすいものになっている。
コーヒーがコーヒーに見えるのだ!!

気になるお値段、、、まぁ、、普通の高さだな、、喫茶店の倍くらい。
夜のお店と同格なのだから、まぁそんなもんだろう。(異論は受け付けない!!w)

「お前ら、好きなもんたのんでいーぞ。でも頼んだら全部食い切れよ?残したらペナルティなー」俺

「気に成る!」
「おう、受けてみたいな?」
「どっちかというと、そっちがいいかな?」
「拙者はケモミミのみ」
「はじめてのモフカフェ」

「・・・んじゃ、ペナルティは、ここの勘定持ち、だな?」

「真面目に注文するが吉とみた」
「さて、何がおいしそうかな?」
「ケーキセットのみでいいか、、」
真剣にメニューに見入っている2人

など、イキナリでごわすwこいつら、、、

タカシはもう注文始めていた
「ダフンダラブンゲッチャークリーム乗せとバライテーボワンゾンラシキーレインボーバクレツポイズケーキね!」

うん、タカシの選ぶのって、ある傾向の語感と、危険そうなの、ってデフォなんだ?

ちょうどウエイトレス(メイド)さん(猫獣人)が来たからか、いっせいに注文しだす生徒たち。
(あの、ぼくは、、これ、と、これ、、で)
(あー、このせっとを)
(おほん、これとこれをくだされ)
(・・・・・(指差すだけ))
「ぼくは、、(これと、これ)」

ちなみにカッコあるのは小声という意味である。

「なんだお主、行けるのかとびびったでござる!」
「いやぁ、、イケそうに思えたが、やはり、無理でござったな!」
「「あっはっはっはっは!!」」

なんだこいつら?
内弁慶もいいとことろだなぁ、、

「・・・・おまえら、そーゆーとこはタカシを見習えよ?」
「「「「「当然!!」」」」」

「教官は我らと同じ臭いのくせに、堂々と平気になにもかもを口に出します。それはそれはとてもとても神々しいくらいにまで!!」
だろーな、、言ってはいけないことまで平気で口にするからな

「うん、考えちゃいけなんだぞ?感じるんだ、感じて口に出せばいいだけだ!!」タカシ

それがおまえの地雷の素か。

でもキラキラした10個の目(ひとつは眼帯付き)が、タカシを見つめる。

一種の、、そーゆーアレ、か、、、タカシは収容所長?
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