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第二十四話 元ゆー、毒には毒を、冒険者には冒険者を?そのための特訓
しおりを挟むぜぇぜぇぜぇぜぇぜぇ、、、、×9
「おまえらなぁ、、毎日自主的に5週ほどしてろやー、、、ぜーぜー言ってるのは怠けの証拠だぞ?」
あ?タカシ?なぜそんな目でみる?俺はいーんだよ、100周だってぜーぜー言わないから!
「んじゃ、同じ背格好のものとペアになってー!」
「せんせー
「涙目でみなまで言うなタカシ、お前は俺とだタカシ」
「んじゃ、俺とタカシで見本を見せるから、まずは見ててな」
一応基本の基本のさばきをいくつか見せ、それを再度今度はゆっくりやってみせる。
「んじゃ、これを慣れるまでやって。」
30分ほど放置。はえーな、さすがだなー
「はーいOK。皆早いな、、さすがだわ、、。んじゃ次ね」
のこりをすべて見せる。またそれが慣れるまでやらせる。
次は2つを組み合わせた捌きを見せ、やらせる。
その次は3つ。同上。
それが一通り慣れたら、お昼。
「んじゃ、昼休み中は今までやったやつのイメージトレーニングしてなー。イメトレすると伸びるの早いぞ!まじ!」
午後からは固め。
結構早く覚えたので、捌きから固めのコンポ。
おわりのじかんまでなれさせる。
皆、さすがで、少しくらいしか疲れが見えない。
「トップベテランだけあって、流石に疲れがあまり見えないな、障害走路5周したら各自上がれー!」
「げげげげーーーー」×9
ーーーー
ちゃぽん、、じゃぶじゃぶ、、、
ふいー、、、
がらがらがらーーー、、
「お、翔太、、」
「ども、、」
じゃぽん!ざぶざぶ、、
はぁーー、、
「あまり疲れなかったろ?」俺
「はぁ、まー、、」
「お前らは攻撃避けるのができてるから、捌きの半分くらいはできてたよなー」
「まぁ、、わかるのは多かったっすけど、、コンボになると流石に知らないのが多かったっすねー」
「剣技になったら見せるけど、あのポンコツに見えるタカシのは、見ものだぞ?」
「そーなんすか?教官が連れてきたんで、なんかあるとは思ってましたが、、、」
「基本ポンコツだけどなw」
・・・・
・・・・
俺は密かに、こいつらが全部終わったあとにどのくらいになるか少し楽しみにしている。
ーーーー
「今日は投げをやる」
柔道の投げと言うより、合気の方の投げ、だね。ほら、慣れたら、ぽぽぽいのぽーい、ってやつ。
最初銀翼の男+タカシに一斉にかかってきてもらい、技を見せる。 ぽぽぽいのぽーい!!!
次に銀猿の(同上)w
合気の投げは、やられるより外から見ている方が、なんとなくわかりやすい。
「んなかんじで。こんどはゆっくりやるのでおぼえろよ?」
タカシを相手にゆっくりとやってみせる。
「こんなかんじだ、ペアで練習しろー」
座り込んで見物に決め込もうとしてるタカシに
「おい、お前はもうできるんだから、皆のなおしや手助けしてやれ」
えー、、と言いながら、まんざらでもないのか、素直に行く。
見ていると、まー、それなりにうまく指導しているように見える。
今日いっぱい投げをやって終わり。
「明日はやっと最後の打撃なー。今日も障害走路5周したものから終わりだ」
「げー」×9
翌日
「まー、打撃はあまり効かないんだよなー、魔獣には。勁を使ってどうにか、なんだが、そーなると剣術と重なるところが少なくなるんだよなー。だからそこそこで済ます。基本、捌きとコンボで使うのは固めや投げと一緒だ。」
幾つかの技を見せ、やらせる。
それに結構なれさせる。午後も半分使った。
「さて、んじゃ木剣持って。勿論魔術師達もなー」
「見てろ」
と、俺がタカシを襲う。タカシは紙一重で避けを利用(=捌き)して、俺に反撃する。
香港アクションと一緒だ。香港の路地裏や食堂でないことがうらめしい。
皆が見入っているのを確認し、「やめ!」。
「と、まぁこんなもん。こいつ(タカシ)、きれいに動くだろ?」
すごいとか踊りみたいとか芸術的とか賞賛の言葉が多く、、、
えへへぇー、とか照れるタカシ。
「最も効果的に動けると、あーなる。傍から見て美しくない場合、まだまだ精進の余地があるということだ。」
「今のを見ちまうと、自分がやるときどうしても意識しちゃうけど、そこをスイッチして練習!!」
1対2とかやらんのですか?とタカシ。
「あー、こいつらはそこらはもう出来ているからいらないなー。実戦をそれ以上こなしているからな」
「はーい、ちょっと集まれー」
だだだだだっ!
「では、これからまたタカシが見せます。銀翼の3人対タカシな。それやれ!」
3人相手にすっすっすっすーおっとっとっとーすー、みたいな感じだけで終わっていた。
声も出ない女子二人+銀猿の男子3名。
「次に、銀猿3人対タカシ。いけーー!!」
3人相手にさっさっさっすーおっとっとっとーすー、みたいな感じだけで終わっていた。
声も出ない女子二人+銀翼の男子3名。 決してコピペではない。
「と、まぁこんなもん。ただ、このタカシは変態の桁が違うんで、普通の人と思わんでいい。だから自分と比べるなよ?参考に、最高クラスを見せただけだから。お前らも”いつかは届く”最高値を見せただけだ。
なので、これからも精進すれば、ここまでできるようになる。」
半分折れかかった銀翼銀猿の6人は、どうにか持ちこたえていた。希望を見せられたからな。
鼻っ柱少し折っとけば、現場に出ても死ににくくなるってもんだ。
再度ペアで練習させ、夕方遅くに終わる。
「今日が最後だからなー、障害走路5周。ホントはおまえら毎朝自分で走ってりゃ、こんなのやらせなかったんだけどなー」
「・・・・」×11
ーーーー
ちゃぽん、、じゃぶじゃぶ、、、
ふいー、、、
がらがらがらーーー、、
「おう、翔太、、」
「ども、、」
じゃぽん!ざぶざぶ、、
はぁーー、、
「あまり疲れなかったろ?」俺 決して(略)
「はぁ、まー、、でも、わかりましたよ、あれ、、」
「あー?」
「切れすぎる包丁のこと、、タカシさんのことでしょう?」
「あー、そうなんだよ、、あいつ、、高性能ポンコツ過ぎてなー、、使いどこが無かったんだよなー」
「教官にするとかは?」
「あいつが全部できると思う?」
・・・・・・「一部なら、、、」
「だよなぁ、、」
「んじゃ、僕達の補助で、、」
「おまえら、全部自分らで教えられるようになったろ?」
「、、、そうですねー、そうですよねぇ、、」
「ま、あいつにちょうどいい席を作ってやるさ、、、」
・・・
少しwktkする翔太であった。あの高性能ポンコツに”丁度いい席”って?と。
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