僕っ子聖女は男と女の二つの性を持って育ち女性たちに愛されて喜びや苦しみを知り大聖女になる話

＝＝第五章僕っ子聖女二学期は波乱含み＝＝

1•僕はお姉様に恋人とは何かを聞く

辺境から学院に帰ってきました。二学期が始まるのは３日後です。みんなに会いたくて少し早く戻ってきました。しかし僕一人なんです。お姉様もリリーもまだです。やっぱり近くに住んでいるのでこんなに早くは戻ってきませんよね。寂しいです

「なんでみんな帰ってこないのよ」

こんな愚痴も許してください一人ですからもうふて寝するしかありませんね。寝ます

「うぅん暖かい誰、お姉様どうして」

「あら起きたのせっかく帰ってきたのに可愛く寝ちゃってつい添い寝しちゃったわ」

「お姉様、寂しかった」「あら甘えん坊」

ついお姉様に抱きついてしまいました。でも久しぶりのお姉様です。凄く嬉しいです

「どうだったリリーとの関係は進んだかしら多分もうそういう仲になったわね」

「どうして分かるんですかお姉様」

「それは好き同士同じ部屋に寝泊まりすれば自然の流れよ普通のことだわ」

「そうなんだリリーと恋人になりました」

「よかったわ私の指導のお陰かしら」

「聞いてくださいリリーに教えてあげたら自分が帰る前の日にリリーだけ満足して帰っていったんです。酷くありませんか」

「可哀想だわでもダメねもっと押さないと相手に遠慮したら恋人じゃないわ」

「でも次の日帰るんですそんな事したら大変な事になりますリリーが可哀想です」

「だけど無理にでも引き留めなさい」

「それがリリーのためになりますか」

「愛は鮮度が大事なの恋人になったのに二学期が始まったら分からないわ」

「初めて聞きましたそんな事があるの」

「まあリリーに限っては大丈夫だわ」

「それはどうしてですかお姉様」

「マギーの事前から大好きだわ」

「前は恋人のふりでしたそんな事は」

「だからダメなのそういう時は絶対に好きに決まってるでしょうでも面と向かっていえないから遠回しに言ってるだけよ」

「そういうものなんですね勉強になる」

「まあそんな鈍いマギーちゃんにはお仕置きが必要なようね覚悟なさい」

こうして朝からお仕置きされました。