名も無き農民と幼女魔王

寺田諒

文字の大きさ
上 下
553 / 586
第二部 第三章

昼食

しおりを挟む



「さーて、カールよ、ここからが難しいところじゃ」



 アデルはフライパンを竈の火から外した。フライパンの中にはベーコンを炒めた後の脂と酒精を飛ばしたワインの合わさった液体が入っている。

 わずかに濁ったその液体を見て、アデルはわずかに頷いた。



「で、こっちに用意したのが、牛乳じゃな。ロルフのところでのびのび育った牛の乳じゃ。実に美味い。これにその乳から作ったチーズを加えて混ぜる。それから、今日カールが持ってきてくれた卵を入れる。おお、この卵、実に美味しそうではないか」



 アデルはボウルに卵を割り入れてそう言った。家の卵が褒められるのは気分が良い。



「アデル兄ちゃん、後はこれを混ぜるの?」

「うむ、しかし気をつけねばならんことがあってな。卵をあまり熱くしすぎるとよろしくない」

「へー」



 隣では美女三人がお団子を茹でていた。ソフィは真剣な表情で鍋の中を見つめ、茹で上がった団子を順番に鍋から取り上げている。アデルが言うには、浮かんできてしばらくすればそれで十分茹で上がったと判断できるらしい。



「よし、最後の仕上げじゃ」



 アデルは牛乳とチーズと卵液を混ぜた液体をフライパンの中に注いだ。フライパンの温度はそれほど高くないらしく、液体を入れても沸騰するような様子はなかった。フライパンをしっかり火に当てながら、アデルはフライパンを揺すりつつヘラでかき混ぜる。



「見ておれ、段々ともったりとしてくるでな」

「もったり……」



 もったりってなんだろうと思ったが、アデルの言いたいことはなんとなく理解できた。フライパンの中に入っていた液体が段々と粘っこくなってきたのだ。



「ほれ、卵に段々と火が入ってきておる。もうこのあたりでよい。後は塩で味付けをして、っと」



 アデルはフライパンを火から外し、塩を振り入れた。それから味見をしてさらにほんの少し塩を足す。フライパンに茹で上がった団子を入れてしっかりとかき混ぜた後、それぞれのお皿に取り分けた。



「今は牛乳やチーズで味に丸みがある。しかしあまり丸すぎてもなんじゃ、こう、平凡じゃからのう。ここでしっかり胡椒を利かせて味を立てる」



 アデルは胡椒挽きでガリガリと胡椒を挽いて皿の上に胡椒を散らした。胡椒の鮮烈な香りが鼻腔の奥に入ってくる。その香りだけで胃袋はまるで荒れ狂う水面のように騒ぎ出した。

 胃を慰めようと唾を飲み込んだが、次から次へと唾液が溢れてくる。



「よーし、ではみんなで食べるとしようか」



 アデルは快活な声でそう言った。



























 アデルの作った料理に名前があるのかは知らない。ただ、この瞬間、今まで食べてきたものの中で一番美味しい料理になったことは間違いなかった。



「すっごくおいしいよ!」

「ハハハ、それはよかった」



 椅子が四つしかなかったので、アデルだけは自分のベッドに腰掛けて食べている。席を譲ってもらわなくてもよかったのだが、アデルはいいから座れと促したのだ。

 アデルへ視線を向けると、得意げに頷いているのが目に入った。



 団子は茹でた芋と小麦粉を練って作ったものらしいが、表面がつるんとしていて、噛むともっちりした食感が味わえた。歯でゆっくりと団子を潰すと、芋の旨味とチーズの旨味が一体になって舌の上に広がる。

 そしてこのソースがまた美味しい。牛乳と卵とチーズで出来ているだけあって、まろやかで厚みのある味わいだった。舌に滑らかで、濃厚な味が一気に広がってくる。この厚みの中で、胡椒のピリッとした刺激が鮮烈だった。そしてこのソースの中で、豚の旨味が全体の味を支えていた。



「おいしい! すっごくおいしいよこれ!」

「ハハハ、そうかそうか。よかった」



 もうもうと上がる湯気の中でアデルが笑みを見せる。食卓についている三人の美女も今は少し前のめりになって食事に集中している。こんなに美味しいものを食べているのだからお喋りでもすればいいのではないかと思ったが、今はお喋りよりも食べることに集中したいらしい。



 作り方は教えてもらったから、自分でも作れるかもしれない。そう思うとなんだか自分がとても成長したような気になってしまう。もちろん、まだ自分ひとりで作ったことが無いのだから、喜ぶにはまだ早い。

 自分で作る時のためにもう少し詳しいことを聞いておいたほうがいいかもしれない。



「アデル兄ちゃん、ベーコンは一回炒めて外してたけど、そのままだとダメなの?」

「む? さすがカール、良いところに気づいたのう。うむ、そのまま入れておくとベーコンのカリカリ感が無くなるでな。わしは一旦取り出すようにしておる。別にそのままでもよいがのう」

「そうなんだ」

「うむ、ちなみにじゃな、ベーコンというのは豚から作られる。今日使ったのは豚の腹のほうの肉じゃな。背中側の肉なんぞで作ることもある」

「へー」

「豚の腹肉は脂が多いでのう。じっくりと炒めると良い脂が出る。薫香もついておるから味に深みも出る」



 そう言ってアデルは自分の分の団子を口に運んだ。もぐもぐと口を動かした後、再び口を開く。



「乳の質もなかなか良い。夏は夏で牛がバテるし、草の青さが乳に出るが、この時期は良い。冬になるとまた味が落ちるでのう。ロルフがしっかりと世話をした牛だけあって、滑らかで臭みが無い」

「そうだね」



 返事をした後で自分も料理を口に運んだ。こうやってみんなで食事をするというから、和気あいあいと話でもするのかと思っていたが、美女三人は黙ったまま料理に口をつけている。

 誰も喋ろうとはしていない。喋ることより今は食べることに集中したいと思っているのかもしれない。



「チーズも良い。それにカールが持ってきてくれた卵も良い。狭い場所ではなく、それなりに広い場所で飼育されておったからのう。のびのびとした環境で良いエサを食っておるから、卵も実に美味しい」

「うん、うちの卵、すっごく評判がいいんだって」

「さすがじゃのう。そんな卵もソースに使っておる。美味しくないわけがない。しかしじゃ、乳とチーズと卵という美味しい組み合わせでも、味の分厚さゆえに味の焦点が定まらぬ。その丸みをどうにかしてカドが立たぬ程度に味を立たせるかが難しくてのう」

「う、うん……」



 アデルはしみじみと頷きながら語っているが、その内容は難しかった。自分が料理をしないからわからないのだろう。



「やや強めの塩、そして胡椒、そしてベーコンを炒めた後の焦げをワインで落としたあれがじゃな、乳やチーズの丸みの中でカドが立つというか」

「へ、へー……」



 アデルの口は食べるためではなく、喋るために動き続けている。そんなことをしていたらせっかくの料理が冷めてしまうのではないかと思えた。





 アデルの語り口に耳を傾けていると、隣のソフィが小さな声で言う。



「アデルは料理のこととなると話が長いのじゃ」

「そ、そうなんだ……」



 よく見ればソフィのお皿はもう空っぽになっている。自分はまだ半分も食べ進めていないのに、少食のソフィがすでに平らげているのだ。自分もアデルの話に集中している場合ではない。

 こんなに美味しい料理ならじっくりと自分の世界に浸って味わいたい。



 そう考えてみると、みんながお喋りしていない理由もなんとなく理解できた。

 もちろん普段はお喋りしているのかもしれないが、これほど美味しい料理があるのなら料理に集中したいだろう。





 アデルはまだ何か語っている。



「うむ、この滑らかな舌触りは良い。乳と卵のソースが実によく絡み合っておる。間に隠れておるこのチーズの深い味わいもまた良い。ほくほくと上がる湯気の中にスプーンを入れるというのも実に楽しいのう」



 もうちょっと耳を傾けてあげたかったが、今は相槌を打つよりも料理に集中したい。

 もったりとしたソースだからか、少しくらい時間が経っても熱いままだった。スプーンの上に乗せてもソースから湯気がほわほわと立ち上る。その湯気が顔にあたってわずかに暖かかった。



 白いソースの中には大きめに挽かれた胡椒の粒が見える。その胡椒のツンとした香りがじっくり炒めたベーコンの薫香と相まって鼻腔へと飛び込んできた。鼻の穴のずっと奥でその香りを十分に楽しむ。



 それから口の中へと運ぶ。ソフィたちが作った団子はその表面がややツルツルしていた。弾力のある団子を歯で潰すと、今度はじゃがいもの味が団子の中から飛び出してきた。それを追いかけるようにチーズの旨味が口中に広がる。

 牛乳で作った滑らかなソースが舌の上で踊る。使う時に乳の上澄みを使ったから、とても味が濃かった。



 カリカリに炒めたベーコンも美味しい。噛んだ瞬間に豚の旨味が飛び散る。





 スプーンを動かす手が止まらない。こんな美味しい料理を作れるんだったら、お店を作ったら繁昌するのではないかと思えた。





「よいかカール、味の引き締めには酸味というものが重要になる。わしもこれに気づくまでに時間がかかったがのう。カールには特別に教えてやろう。このように脂の多い料理にわずかな酸味を与えることで全体が引き締まってじゃな」

「これアデルよ、いつまで喋っておるのじゃ。この後もまだやることがあるのじゃ。いつまでも喋っておってはいかん」

「ぬ? い、いやまぁそれはそうかもしれんが」

「料理談義はまた今度なのじゃ」

「う、うむ……」



 アデルは少し不満そうではあったが、ソフィの言葉に従って口を食べるためにだけ使い出した。アデルもこの後にやるべきことがあると分かっているのだから、いつまでもお喋りをしていられないと思ったのだろう。











 全員が昼食を食べ終えたが、誰も動こうとはしなかった。みんな少しだけ深く椅子にもたれかかって黙っている。正午を過ぎ、気温も少しは上がってきた。みんなずっと体を動かしていたせいで、昼食前には十分に体が温まっていた。

 今は暖炉にも火が入っていない。しかしそれでも寒いとは思わなかった。



 あんなに美味しい食事なら、しばらく余韻に浸りたい気持ちも理解できた。

 ここに人がいなければ皿に少しだけ残ったソースも舐め取ってしまいたいくらいの気持ちだった。最後のほうはどうにか頑張ってスプーンでソースを集めたが、それも少し行儀が悪かったかもしれない。



 自分も椅子の背もたれにもたれかかってゆっくりと息を吸い込んだ。しばらくこうしていたいと思った瞬間、アデルの明るい声が家の中に響いた。





「さて、みんな食べ終わったことじゃし、午後の作業に入るとしようかのう」

「アデルよ、そう急ぐでない。食べた後にいきなり動くと体に悪いのじゃ」

「そうか?」

「アデルは問題無いかもしれんが、普通は少しばかり休むものなのじゃ」

「まぁ休みたい気持ちはわかるが、そろそろ取り掛かったほうがよいでのう。ゆっくりでもいいから動き出したほうがよかろう」



 アデルが言いたいことはわかる。昼食の用意にいくらか時間がかかったのは事実だ。きっと、アデルは自分がいたから少しは良いものでもてなそうと思ったのだろう。

 そうでなければ別にこれほど美味しい料理を作る必要はない。団子を捏ねるのだって時間がかかるし、後片付けだって大変だ。



 自分ももう少しゆっくりしていたかったが、ここはアデルに味方しよう。



「僕もアデル兄ちゃんに賛成かな。僕はもう大丈夫だから、先に林に行ってるよ。ソフィちゃんはゆっくりしてても大丈夫だから」



 椅子から立ち上がりつつそう言うと、ソフィは怪訝そうに目を細めた。そんな目で見られるような言動だったとは思えない。ソフィの視線の理由がわからずにいると、食事の間ずっと黙っていたリディアが声をあげた。





「あ、そうそう。ソフィ、交代よ」

「なんじゃ?」

「交代よ交代、午後はあたしが林にいって枝拾いしてくるわ。ソフィは鶏小屋作るの手伝って」

「妾に鳥小屋など作れんのじゃ」

「あたしだってもうあたしのやること終わったもの。いいから、ソフィはなんか適当にお手伝いでもしてればいいの。あたしはカールちゃんと二人っきりで枝拾いしてくるから」

「む……」



 ソフィが目を細める。リディアはというと、相変わらずの美人で、その横顔を眺めているだけでも何故か罪悪感が湧き上がるほどだった。別に悪いことをしているわけではないのだが、リディアの顔を見ているとなんだか悪いことをしているような気持ちになってしまう。





 きっと、リディアは自分に訪ねたいことがあるのだ。以前、リディアから村人たちにリディアのことをどう思っているのか調べて欲しいと頼まれたことがある。

 その頼み事は済ましたが、その結果についてはまだリディアに伝えていない。リディアはその結果を知りたがっているのだろう。





「そういうわけだからカールちゃん、一緒に頑張りましょ」



 女神の微笑みについ体が固まってしまいそうになる。気を落ち着けようとして首を振りそうになってしまった。どうにか思い直す。ここで首を振ったら嫌がっていると思われかねない。



「が、がんばります」





 なんだか頼りないことしか言えなかった。







しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス

R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。 そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。 最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。 そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。 ※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

漫画の寝取り竿役に転生して真面目に生きようとしたのに、なぜかエッチな巨乳ヒロインがぐいぐい攻めてくるんだけど?

みずがめ
恋愛
目が覚めたら読んだことのあるエロ漫画の最低寝取り野郎になっていた。 なんでよりによってこんな悪役に転生してしまったんだ。最初はそう落ち込んだが、よく考えれば若いチートボディを手に入れて学生時代をやり直せる。 身体の持ち主が悪人なら意識を乗っ取ったことに心を痛める必要はない。俺がヒロインを寝取りさえしなければ、主人公は精神崩壊することなくハッピーエンドを迎えるだろう。 一時の快楽に身を委ねて他人の人生を狂わせるだなんて、そんな責任を負いたくはない。ここが現実である以上、NTRする気にはなれなかった。メインヒロインとは適切な距離を保っていこう。俺自身がお天道様の下で青春を送るために、そう固く決意した。 ……なのになぜ、俺はヒロインに誘惑されているんだ? ※他サイトでも掲載しています。 ※表紙や作中イラストは、AIイラストレーターのおしつじさん(https://twitter.com/your_shitsuji)に外注契約を通して作成していただきました。おしつじさんのAIイラストはすべて商用利用が認められたものを使用しており、また「小説活動に関する利用許諾」を許可していただいています。

深刻な女神パワー不足によりチートスキルを貰えず転移した俺だが、そのおかげで敵からマークされなかった

ぐうのすけ
ファンタジー
日本の社会人として暮らす|大倉潤《おおくらじゅん》は女神に英雄【ジュン】として18才に若返り異世界に召喚される。 ジュンがチートスキルを持たず、他の転移者はチートスキルを保持している為、転移してすぐにジュンはパーティーを追放された。 ジュンは最弱ジョブの投資家でロクなスキルが無いと絶望するが【経験値投資】スキルは規格外の力を持っていた。 この力でレベルを上げつつ助けたみんなに感謝され、更に超絶美少女が俺の眷属になっていく。 一方俺を追放した勇者パーティーは横暴な態度で味方に嫌われ、素行の悪さから幸運値が下がり、敵にマークされる事で衰退していく。 女神から英雄の役目は世界を救う事で、どんな手を使っても構わないし人格は問わないと聞くが、ジュンは気づく。 あのゆるふわ女神の世界管理に問題があるんじゃね? あの女神の完璧な美貌と笑顔に騙されていたが、あいつの性格はゆるふわJKだ! あいつの管理を変えないと世界が滅びる! ゲームのように普通の動きをしたら駄目だ! ジュンは世界を救う為【深刻な女神力不足】の改善を進める。 念のためR15にしてます。 カクヨムにも先行投稿中

俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない

亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。 不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。 そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。 帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。 そして邂逅する謎の組織。 萌の物語が始まる。

実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい

エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】  ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。  学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。  何か実力を隠す特別な理由があるのか。  いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。  そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。  貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。  オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。    世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな! ※小説家になろう、pixivにも投稿中。 ※小説家になろうでは最新『勇者祭編』の中盤まで連載中。

俺が異世界帰りだと会社の後輩にバレた後の話

猫野 ジム
ファンタジー
会社員(25歳・男)は異世界帰り。現代に帰って来ても魔法が使えるままだった。 バレないようにこっそり使っていたけど、後輩の女性社員にバレてしまった。なぜなら彼女も異世界から帰って来ていて、魔法が使われたことを察知できるから。 『異世界帰り』という共通点があることが分かった二人は後輩からの誘いで仕事終わりに食事をすることに。職場以外で会うのは初めてだった。果たしてどうなるのか? ※ダンジョンやバトルは無く、現代ラブコメに少しだけファンタジー要素が入った作品です ※カクヨム・小説家になろうでも公開しています

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

【R18】異世界に来たのに俺だけ経験値がセックスな件〜エロスキルで成り上がる

ビニコン
ファンタジー
 突然の学校のクラス全員が転生からの、テンプレ通りの展開で始まる、職業はエロ賢者というアホのような職業だった。  アホのような職業で直ぐに使えないと判定からの、追放されることになる。  ムッツリスケベであった陰キャ主人公が自分の性欲を解放していき、エロで成り上がる。

処理中です...