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冒険者へ
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思わず指さしてしまったよ。
「えへ。どうも、面と向かっては初めまして。ソロンといいます。別に好きでギルドマスターなんて退屈なことやってるわけじゃなくて」
退屈な役職じゃないと思うんだけど。むしろ忙しくないか?
!しゅる、とロープからいつの間にか抜け出していた。
「ヤンヌ痛いよ」
「痛くやってんだから当然だろ」
ヤンヌも想定済、と。つまり、強いんだ、この人。ギルドマスターはおそらくそのギルド内で一番強い。性格は無視しても誰もかなわない、ということなんだろうなぁ。
まあ、土地柄もめ事をおこす冒険者もいないっていってたし、こんなんでも勤まると判断されたわけだ。
どこまで見られてたんだろう。そこがいま気になるところだわ。
「えっと、そんなに警戒しないでほしい。僕は、ただあのテントでどうして休めるのかが気になって。本当にあの中で食べているのか、とか。そのマジックバッグも気になるけど、一番はあのテントだから、うん」
…悪気はないらしい。たんなる好奇心。あの視線からして嫌な感じはしなかったものね。でも、手に負えないよね。
はあ、とため息が出る。
「あたしは行ったことないからわかんねぇけど、セーフティエリアでも息できる場所とかあったりするのか?」
「あそこにはないよ。だから、冒険者たちは昼に戻って来るんじゃないか」
「だからそういう場所を見つけた、とかさ」
「ないね」
即答だ。実はよく潜って知り尽くしてる?
「あったとしたらイレギュラーすぎる。それならダンジョン内で異変があってもおかしくないけど、今のところそういうのはない」
実は真面目に仕事やってるのかな?
自分の中で警戒心が少し下がってきたのを感じた。
「だから君のあのテントだけがおかしいんだよ。一度かりることはできないだろうか?」
「へ?」
変な声が出てしまったじゃないか。へらへら顔からのマジメ顔のギャップに驚いてしまって。おばちゃんギャップ萌えに弱いんだよ~。
「誰でも使えるのか、検証してみたい」
…うーむ。実は、それはこっちも同じだ。この人くらいの実力があれば、何があっても自分で対処できる気がする。その能力はあるだろう。むしろこれはチャンス?よし。
「いいですよ」
「!」
「いいのかっ?!」
なんで驚くのさ。自分で言い出したくせに。ヤンヌもだけど。
「売る気はないんだよね?」
「今のところありません。試作段階だし。ただ、責任はとれませんよ」
自己責任ということであれば、お願いしたい。
「試作、なのか?」
「はい。だから内密に」
周りがうるさくなるのは勘弁してほしい。面倒事はノーサンキューだ。まだここでやることあるんだから。
「わかった。じゃあ早速今から」
ええ?
「今?仕事がたまってる」
ギルドマスターが再びヤンヌに捕まった。…あ、これ逃げられないやつだわ。
「そんなことより今」
「あ?明日もギルドから出たくない、ということでいいんだな?」
「い…え」
ストーカーまがいのことをしてたから、仕事がたまってるんだね。
自業自得だ。
「いつ頃終わりそうですかね?私もいつまでもここにいる訳じゃないので」
「明日っ明日には終わらせますっ」
ぴしっと敬礼したまま、いい笑顔のヤンヌに引きづられていった。
はあ、疲れた。
ちょっとのんびり散策して帰ろーっと。
「おはようさん。珍しく遅いじゃないか。今日はダンジョン休みかい?」
昨日『シャットダウン』の強化版とか、もう少しテントをちゃんと見える形にしようか考えていたら、つい夜更かしをしてしまったのだ。
「食べるかい?」
「いただきます」
朝からスープとは、贅沢だわ~。胃にしみていく感じが嬉しい。
あ~このスープダンジョンに持って行きたいな。
「セパリさん、このスープって売ってもらえます?」
「ん?ああ、入れ物あるなら持っていきな」
ありがたや~。どうせなら色々テントで試してみよう。
「そうだ、ギルドから連絡メモ来てたよ。はい、これ」
お礼を言ってスープと紙をもらう。
『昼前にセーフティエリアにて』とあった。仕事終える自信があるってことなのかなあ。
「セパリさんってギルドマスターに会ったことあります?」
「あるに決まってるじゃないか。ここにもよく来てるし」
何言ってんのさ、と笑って片づけ始める。
え。来てた?しょっちゅう?
「あの人、影薄いからねえ。全然それっぽく見えないしさ」
やっぱ一般人にそう見られてるんだ。黙ってれば余計にギルドマスターには見られないよね。
「こんにちわー。ニイナに。あれ?今日は休み?」
「ちょっと寝坊しました」
なんか口に出して言うと恥ずかしいな。
ん?マーベルがここにきたってことは~。
「できたんですか?!」
「う、ん。よかった、直接サイズあってるか試してほしくて」
カバンから出したのは、頼んでいたグローブ。
早速右手にはめてみる。のばして曲げて。グーパーグーパー。
「OKです!すごい、ピッタリ~」
これが元はあの魚の皮とはびっくりだ。
「よかった。じゃあ、あと残りは持ってきたらやるよ」
…今日がんばるぞ。ギルドマスターにも手伝ってもらおうかな。精神的苦痛を受けた賠償金として。ムフフ。
準備をして気分よくダンジョンへ向かう。海からあがってくる人はいても、これから潜る人は私の他にはいない。
このあやしいスタイルにも慣れてきた。いや、慣れちゃいけないんだけど。もう少し工夫すればマシになるんだろうけど、なんか面倒くさくなっちゃってね。
セパリさんからもらった服は優秀だ。丈夫だし、伸びるし、洗濯してもすぐ乾く。今後のためにも、もう一着ほしいところだ。マントをしまい、手に入れたばかりのグローブをはめて、スポッと頭からかぶり、装備完璧。鎖にそってダンジョンへ向かう。
一層二層を軽く通過して三層へ降りていく。「今日は捕るぞ!」と気合いを入れても、現実はそうそう思ったようにほしいモノは出てこない。そんなもんだよねぇー。
と、ぼちぼちやってたら、ギルドマスターがいた。
そう、いたのだよ。声かけてよ!
…無理か。いや、そこは行動で知らせてくれてもいいでしょうが。観察されてるみたいで、気恥ずかしい。ボディバッグから、水中対応させたホワイトボードとペンを取り出した。
『こんにちわ。テントに入りますか?』
あ、びっくりしてる。話せないんだから、これしかないじゃん。
うなづいたので、セーフティエリアへ移動する。まずは使い方を説明しないと。
『①テントをはる。
②私が先に入って20秒たってから入る。
③その場で魔法を使うのでそのまま待機。
④指でOKサイン出したら、ゆっくり魔導具を外す。
*水が入ったら、すぐに魔導具をかぶり直すこと!』
これ、昨日説明しておけばよかったなぁ。分かれてから気がついたんだよね。
ギルドマスターが大きく丸を作った。理解したね?ではやりましょうか。
いつものようにテントを地に固定する。先に入って水抜きの魔法を使い、魔導具を外す。どうしてもテント内に入ると少し浮いてしまうのがまだまだ改善点ありなんだよね。
20秒カウントしてたら、ほぼ同じくソロンが入ってきた。キョロキョロと周りを見渡している。そんな珍しい光景はないよ?普通のテントだからね。
あれ?!私より浮いてる?もう天井に頭がついてる。あ、そうか、重力だ。ブーツに少し重力の魔法をかける。うん、降りてきた降りてきた。不思議そうな顔を見たら、おかしくなった。
続けて水抜きをかける。よし。大きくうなづくと、ソロンが魔導具に手をかけた。もし万が一上手く行かなかったら、とりあえず酸素の玉でソロンを覆うことにしよう。
あ、大丈夫そうだ。よかった。
「えへ。どうも、面と向かっては初めまして。ソロンといいます。別に好きでギルドマスターなんて退屈なことやってるわけじゃなくて」
退屈な役職じゃないと思うんだけど。むしろ忙しくないか?
!しゅる、とロープからいつの間にか抜け出していた。
「ヤンヌ痛いよ」
「痛くやってんだから当然だろ」
ヤンヌも想定済、と。つまり、強いんだ、この人。ギルドマスターはおそらくそのギルド内で一番強い。性格は無視しても誰もかなわない、ということなんだろうなぁ。
まあ、土地柄もめ事をおこす冒険者もいないっていってたし、こんなんでも勤まると判断されたわけだ。
どこまで見られてたんだろう。そこがいま気になるところだわ。
「えっと、そんなに警戒しないでほしい。僕は、ただあのテントでどうして休めるのかが気になって。本当にあの中で食べているのか、とか。そのマジックバッグも気になるけど、一番はあのテントだから、うん」
…悪気はないらしい。たんなる好奇心。あの視線からして嫌な感じはしなかったものね。でも、手に負えないよね。
はあ、とため息が出る。
「あたしは行ったことないからわかんねぇけど、セーフティエリアでも息できる場所とかあったりするのか?」
「あそこにはないよ。だから、冒険者たちは昼に戻って来るんじゃないか」
「だからそういう場所を見つけた、とかさ」
「ないね」
即答だ。実はよく潜って知り尽くしてる?
「あったとしたらイレギュラーすぎる。それならダンジョン内で異変があってもおかしくないけど、今のところそういうのはない」
実は真面目に仕事やってるのかな?
自分の中で警戒心が少し下がってきたのを感じた。
「だから君のあのテントだけがおかしいんだよ。一度かりることはできないだろうか?」
「へ?」
変な声が出てしまったじゃないか。へらへら顔からのマジメ顔のギャップに驚いてしまって。おばちゃんギャップ萌えに弱いんだよ~。
「誰でも使えるのか、検証してみたい」
…うーむ。実は、それはこっちも同じだ。この人くらいの実力があれば、何があっても自分で対処できる気がする。その能力はあるだろう。むしろこれはチャンス?よし。
「いいですよ」
「!」
「いいのかっ?!」
なんで驚くのさ。自分で言い出したくせに。ヤンヌもだけど。
「売る気はないんだよね?」
「今のところありません。試作段階だし。ただ、責任はとれませんよ」
自己責任ということであれば、お願いしたい。
「試作、なのか?」
「はい。だから内密に」
周りがうるさくなるのは勘弁してほしい。面倒事はノーサンキューだ。まだここでやることあるんだから。
「わかった。じゃあ早速今から」
ええ?
「今?仕事がたまってる」
ギルドマスターが再びヤンヌに捕まった。…あ、これ逃げられないやつだわ。
「そんなことより今」
「あ?明日もギルドから出たくない、ということでいいんだな?」
「い…え」
ストーカーまがいのことをしてたから、仕事がたまってるんだね。
自業自得だ。
「いつ頃終わりそうですかね?私もいつまでもここにいる訳じゃないので」
「明日っ明日には終わらせますっ」
ぴしっと敬礼したまま、いい笑顔のヤンヌに引きづられていった。
はあ、疲れた。
ちょっとのんびり散策して帰ろーっと。
「おはようさん。珍しく遅いじゃないか。今日はダンジョン休みかい?」
昨日『シャットダウン』の強化版とか、もう少しテントをちゃんと見える形にしようか考えていたら、つい夜更かしをしてしまったのだ。
「食べるかい?」
「いただきます」
朝からスープとは、贅沢だわ~。胃にしみていく感じが嬉しい。
あ~このスープダンジョンに持って行きたいな。
「セパリさん、このスープって売ってもらえます?」
「ん?ああ、入れ物あるなら持っていきな」
ありがたや~。どうせなら色々テントで試してみよう。
「そうだ、ギルドから連絡メモ来てたよ。はい、これ」
お礼を言ってスープと紙をもらう。
『昼前にセーフティエリアにて』とあった。仕事終える自信があるってことなのかなあ。
「セパリさんってギルドマスターに会ったことあります?」
「あるに決まってるじゃないか。ここにもよく来てるし」
何言ってんのさ、と笑って片づけ始める。
え。来てた?しょっちゅう?
「あの人、影薄いからねえ。全然それっぽく見えないしさ」
やっぱ一般人にそう見られてるんだ。黙ってれば余計にギルドマスターには見られないよね。
「こんにちわー。ニイナに。あれ?今日は休み?」
「ちょっと寝坊しました」
なんか口に出して言うと恥ずかしいな。
ん?マーベルがここにきたってことは~。
「できたんですか?!」
「う、ん。よかった、直接サイズあってるか試してほしくて」
カバンから出したのは、頼んでいたグローブ。
早速右手にはめてみる。のばして曲げて。グーパーグーパー。
「OKです!すごい、ピッタリ~」
これが元はあの魚の皮とはびっくりだ。
「よかった。じゃあ、あと残りは持ってきたらやるよ」
…今日がんばるぞ。ギルドマスターにも手伝ってもらおうかな。精神的苦痛を受けた賠償金として。ムフフ。
準備をして気分よくダンジョンへ向かう。海からあがってくる人はいても、これから潜る人は私の他にはいない。
このあやしいスタイルにも慣れてきた。いや、慣れちゃいけないんだけど。もう少し工夫すればマシになるんだろうけど、なんか面倒くさくなっちゃってね。
セパリさんからもらった服は優秀だ。丈夫だし、伸びるし、洗濯してもすぐ乾く。今後のためにも、もう一着ほしいところだ。マントをしまい、手に入れたばかりのグローブをはめて、スポッと頭からかぶり、装備完璧。鎖にそってダンジョンへ向かう。
一層二層を軽く通過して三層へ降りていく。「今日は捕るぞ!」と気合いを入れても、現実はそうそう思ったようにほしいモノは出てこない。そんなもんだよねぇー。
と、ぼちぼちやってたら、ギルドマスターがいた。
そう、いたのだよ。声かけてよ!
…無理か。いや、そこは行動で知らせてくれてもいいでしょうが。観察されてるみたいで、気恥ずかしい。ボディバッグから、水中対応させたホワイトボードとペンを取り出した。
『こんにちわ。テントに入りますか?』
あ、びっくりしてる。話せないんだから、これしかないじゃん。
うなづいたので、セーフティエリアへ移動する。まずは使い方を説明しないと。
『①テントをはる。
②私が先に入って20秒たってから入る。
③その場で魔法を使うのでそのまま待機。
④指でOKサイン出したら、ゆっくり魔導具を外す。
*水が入ったら、すぐに魔導具をかぶり直すこと!』
これ、昨日説明しておけばよかったなぁ。分かれてから気がついたんだよね。
ギルドマスターが大きく丸を作った。理解したね?ではやりましょうか。
いつものようにテントを地に固定する。先に入って水抜きの魔法を使い、魔導具を外す。どうしてもテント内に入ると少し浮いてしまうのがまだまだ改善点ありなんだよね。
20秒カウントしてたら、ほぼ同じくソロンが入ってきた。キョロキョロと周りを見渡している。そんな珍しい光景はないよ?普通のテントだからね。
あれ?!私より浮いてる?もう天井に頭がついてる。あ、そうか、重力だ。ブーツに少し重力の魔法をかける。うん、降りてきた降りてきた。不思議そうな顔を見たら、おかしくなった。
続けて水抜きをかける。よし。大きくうなづくと、ソロンが魔導具に手をかけた。もし万が一上手く行かなかったら、とりあえず酸素の玉でソロンを覆うことにしよう。
あ、大丈夫そうだ。よかった。
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