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入れ替わり2
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「で…朝起きたら二人の体が入れ替わっていたと…」
「「そうなんだ!(です)」」
「セバスさんどうしよう…ずっとこのままだったら…」
ベイカーの顔でしゅんと項垂れるミヅキを見て…
「うっ…これは直ちに戻さなければ」
「頼むよ!この体を傷つけたらと思うと動けねぇよ!」
「ミヅキさんの顔でそんな言葉遣いをするな!」
ギルマスがベイカーの頭を叩こうと腕を上げて停止すると…
「うっ…この場合どっちを叩くんだ…ベイカーを叩けばミヅキさんが痛がるし…ミヅキさんを叩けば体に被害が…」
その言葉にベイカーが内心ニヤッと笑う…
「そりゃ叩かないのが一番だろ!俺を叩けばミヅキが傷つくぞ!」
ミヅキの体で立ち上がると片足を椅子にのせ腰に手を当て豪快に笑う。
「ベイカー…ミヅキさんの体でそんな事するな…」
「はい!」
キチッと椅子に座り直すと…
「しかし…体が入れ替わるなんて聞いた事ないぞ…」
ギルマスがセバスに聞くと
「そうですね…下手な事も出来ませんし…何か前日に二人だけでした事はありませんか?」
セバスの問いに二人は顔を合わせると…
「何かしたっけ?」
「いや…森に肉の調達に行ったくらいだよな?」
「うん…後は森でご飯食べて…帰ってきたよね?」
【…あれじゃないか?お前達なんか実を食べてただろ?】
「あっ!ベイカーさんシルバがあの実じゃないかって!」
「実?どんな実でしたか?」
セバスさんが二人に聞くと…
「普通の果物だったよね?黄色くて甘くて美味しかったよ!イチゴにそっくりだったし」
「黄色いイチゴ?」
「黄色いイチゴなんて聞いた事ないぞ…」
「まだ残ってるかな?」
ミヅキが収納をあさると…
「あった!」
黄色い果実を出すと…鑑定…
《黄イチゴ》
ごく稀に食べると中身が入れ替わる。
効果は一日。
味は普通のイチゴ。
加熱すれば入れ替わりは無くなる。
「……だって」
「よかった…なら一日たてば戻るんだな」
ベイカーがホッとすると…
ベイカー姿のミヅキがモゾモゾと動き出す…
「どうしました?」
セバスさんがミヅキに近づくと…ベイカーの姿でセバスに耳打ちをする。
セバスが微妙な顔で聞いていると…
「えっ!」
驚いた顔でベイカー姿のミヅキをみると…恥ずかしそうに顔を赤らめた…
「ベイカー…気持ち悪いのぅ…」
「いや…俺じゃねぇし!」
「ベイカー…いやミヅキさんこちらに…」
セバスがミヅキを連れて何処かへ行こうとすると…
「お、おい!何処に行くんだよ!」
ミヅキの姿で二人を止めようとすると…
「いいからあなたも来なさい!」
セバスが二人を連れて奥に行くと…
「えっ?トイレ?」
「ミヅキさんが…どうすればいいのかと…」
セバスさんが困った顔をすると…
「いや!ミヅキは目を瞑っていれば…だが…おおぉぉー!どうすりゃいいんだ!俺は今ミヅキだし!」
セバスさんをチラッとみると…
「嫌です!」
「じゃミヅキに触らせるのかよ!」
「駄目です!」
「じゃこの体で触るのか?」
「絶対許しません!」
「じゃよろしく頼む」
セバスが葛藤していると…
「だ、大丈夫!なるべく見ないようにしてくるから!ほら…手袋でもすればいいんじゃない?」
「「駄目だ!」」
「よし、二人で行こう…」
「しょうがないですね…ミヅキさんにやられる訳にはいきませんから…」
「なんか…二人に見られるのやだなぁ…あっ!座ればいいんじゃない!大丈夫見ないから!」
ミヅキはベイカーの姿のまま…女性用トイレへと入っていった…。
「「あっ…」」
二人が顔を見合わせると…中から…
「きゃぁ!」
「変態!」
「ベイカーさん!最低!」
女性用トイレで叫び声が上がっていた…。
スッキリとした顔でベイカーが戻ってくると…
「何とかなったよ!」
「そ、そうか…」
ベイカーがミヅキの体で闇を背負って蹲っていると…
「じゃベイカーさんがする時は私が見てあげるからね!」
「意地でもしないわ!」
「えー病気になっちゃうよー」
うるさい!と手を振り払っていると…
「大変です!町に向かって魔物が大量に押し寄せて来ました!」
冒険者の一人がギルドに駆け込んで来た…
「なに!」
「直ちに手が空いてるものは討伐に向かって下さい!」
ギルマスとセバスが素早く指示を出す!
「町には決して入れるなよ!何とか外で追い返すんだ!」
「よし!みんな行くぞ!」
ベイカーは声をかけると真っ先に駆け出した。
「ベイカーさん!あなたは待機ですよ!」
セバスさんがミヅキ姿のベイカーに声をかけると…
「あっ!」
自分の体を見る。
「じゃ!私が行ってくるよ!」
「「駄目だ(です)」」
「でも…魔法は使えるんだよ!今はみんなで協力して立ち向かわないと!」
「ぐっ…なら私が…」
セバスさんが立ち上がると…
「セバスさんはここでみんなを指示しないとだろ…しょうがない…ミヅキ、一緒に行くぞ!俺が現場でみんなに指示を出すから…ミヅキは後方で魔法の援護と回復役だ!」
「仕方ありませんね…ベイカーしっかりとミヅキさんを守って下さいね!」
「この場合…どっちを守るんだ…」
「もちろん両方に決まってるでしょう!」
「だよな…まぁ…傷なんて付けさせねぇよ」
ベイカーがミヅキの体で片腕を上げるとベイカー姿のミヅキと共に走り出した…。
「なんか…ミヅキちゃん今日はやけにイケメンだな…」
「なんか…さらに惚れそうだ…」
他の冒険者達もミヅキ達に続いて行った…。
「「そうなんだ!(です)」」
「セバスさんどうしよう…ずっとこのままだったら…」
ベイカーの顔でしゅんと項垂れるミヅキを見て…
「うっ…これは直ちに戻さなければ」
「頼むよ!この体を傷つけたらと思うと動けねぇよ!」
「ミヅキさんの顔でそんな言葉遣いをするな!」
ギルマスがベイカーの頭を叩こうと腕を上げて停止すると…
「うっ…この場合どっちを叩くんだ…ベイカーを叩けばミヅキさんが痛がるし…ミヅキさんを叩けば体に被害が…」
その言葉にベイカーが内心ニヤッと笑う…
「そりゃ叩かないのが一番だろ!俺を叩けばミヅキが傷つくぞ!」
ミヅキの体で立ち上がると片足を椅子にのせ腰に手を当て豪快に笑う。
「ベイカー…ミヅキさんの体でそんな事するな…」
「はい!」
キチッと椅子に座り直すと…
「しかし…体が入れ替わるなんて聞いた事ないぞ…」
ギルマスがセバスに聞くと
「そうですね…下手な事も出来ませんし…何か前日に二人だけでした事はありませんか?」
セバスの問いに二人は顔を合わせると…
「何かしたっけ?」
「いや…森に肉の調達に行ったくらいだよな?」
「うん…後は森でご飯食べて…帰ってきたよね?」
【…あれじゃないか?お前達なんか実を食べてただろ?】
「あっ!ベイカーさんシルバがあの実じゃないかって!」
「実?どんな実でしたか?」
セバスさんが二人に聞くと…
「普通の果物だったよね?黄色くて甘くて美味しかったよ!イチゴにそっくりだったし」
「黄色いイチゴ?」
「黄色いイチゴなんて聞いた事ないぞ…」
「まだ残ってるかな?」
ミヅキが収納をあさると…
「あった!」
黄色い果実を出すと…鑑定…
《黄イチゴ》
ごく稀に食べると中身が入れ替わる。
効果は一日。
味は普通のイチゴ。
加熱すれば入れ替わりは無くなる。
「……だって」
「よかった…なら一日たてば戻るんだな」
ベイカーがホッとすると…
ベイカー姿のミヅキがモゾモゾと動き出す…
「どうしました?」
セバスさんがミヅキに近づくと…ベイカーの姿でセバスに耳打ちをする。
セバスが微妙な顔で聞いていると…
「えっ!」
驚いた顔でベイカー姿のミヅキをみると…恥ずかしそうに顔を赤らめた…
「ベイカー…気持ち悪いのぅ…」
「いや…俺じゃねぇし!」
「ベイカー…いやミヅキさんこちらに…」
セバスがミヅキを連れて何処かへ行こうとすると…
「お、おい!何処に行くんだよ!」
ミヅキの姿で二人を止めようとすると…
「いいからあなたも来なさい!」
セバスが二人を連れて奥に行くと…
「えっ?トイレ?」
「ミヅキさんが…どうすればいいのかと…」
セバスさんが困った顔をすると…
「いや!ミヅキは目を瞑っていれば…だが…おおぉぉー!どうすりゃいいんだ!俺は今ミヅキだし!」
セバスさんをチラッとみると…
「嫌です!」
「じゃミヅキに触らせるのかよ!」
「駄目です!」
「じゃこの体で触るのか?」
「絶対許しません!」
「じゃよろしく頼む」
セバスが葛藤していると…
「だ、大丈夫!なるべく見ないようにしてくるから!ほら…手袋でもすればいいんじゃない?」
「「駄目だ!」」
「よし、二人で行こう…」
「しょうがないですね…ミヅキさんにやられる訳にはいきませんから…」
「なんか…二人に見られるのやだなぁ…あっ!座ればいいんじゃない!大丈夫見ないから!」
ミヅキはベイカーの姿のまま…女性用トイレへと入っていった…。
「「あっ…」」
二人が顔を見合わせると…中から…
「きゃぁ!」
「変態!」
「ベイカーさん!最低!」
女性用トイレで叫び声が上がっていた…。
スッキリとした顔でベイカーが戻ってくると…
「何とかなったよ!」
「そ、そうか…」
ベイカーがミヅキの体で闇を背負って蹲っていると…
「じゃベイカーさんがする時は私が見てあげるからね!」
「意地でもしないわ!」
「えー病気になっちゃうよー」
うるさい!と手を振り払っていると…
「大変です!町に向かって魔物が大量に押し寄せて来ました!」
冒険者の一人がギルドに駆け込んで来た…
「なに!」
「直ちに手が空いてるものは討伐に向かって下さい!」
ギルマスとセバスが素早く指示を出す!
「町には決して入れるなよ!何とか外で追い返すんだ!」
「よし!みんな行くぞ!」
ベイカーは声をかけると真っ先に駆け出した。
「ベイカーさん!あなたは待機ですよ!」
セバスさんがミヅキ姿のベイカーに声をかけると…
「あっ!」
自分の体を見る。
「じゃ!私が行ってくるよ!」
「「駄目だ(です)」」
「でも…魔法は使えるんだよ!今はみんなで協力して立ち向かわないと!」
「ぐっ…なら私が…」
セバスさんが立ち上がると…
「セバスさんはここでみんなを指示しないとだろ…しょうがない…ミヅキ、一緒に行くぞ!俺が現場でみんなに指示を出すから…ミヅキは後方で魔法の援護と回復役だ!」
「仕方ありませんね…ベイカーしっかりとミヅキさんを守って下さいね!」
「この場合…どっちを守るんだ…」
「もちろん両方に決まってるでしょう!」
「だよな…まぁ…傷なんて付けさせねぇよ」
ベイカーがミヅキの体で片腕を上げるとベイカー姿のミヅキと共に走り出した…。
「なんか…ミヅキちゃん今日はやけにイケメンだな…」
「なんか…さらに惚れそうだ…」
他の冒険者達もミヅキ達に続いて行った…。
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