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1000コメ感謝!女装コンテスト
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「はい、やってまいりました。王都開催の第1回女装コンテスト!我こそはと言う方もそうでない強制参加の方も皆さん張り切って参りましょう!」
「よろしくお願いします!」
「司会は第五部隊副隊長のセシルが努めさせていただきます。解説は変装ならお手の物ミヅキちゃんです」
「よろしく~」
ミヅキが観客に向かってにこやかに手を振る
「いいぞー!」
「ミヅキちゃーん!」
「可愛い~」
「ミヅ~ル様~!」
「おおっと、解説のミヅキちゃんに様々な声援が送られています。続いての解説者は出たら優勝間違いなし!第三部隊ミシェル隊長です」
「よろしくぅ~」
ヒラヒラと手を振ると…
「きゃー!ミシェル様~」
「男でも好きです!」
「おっとこちらも声援がすごい!野太い声の告白があるぞー!」
「ごめんなさいね~、私綺麗な子が好きなの~ミヅキちゃんみたいな!」
そう言ってミヅキのほっぺにチュっと軽くキスをすると…
「おい!ミシェルなにしてんだ!」
「ふざけんなよ!このおかま!」
「おふざけは大概にしてください…」
女装コンテスト出場者達控え室から野次が飛ぶ…。
「何よ!ちょっと挨拶しただけじゃない!ねー!ミヅキちゃん」
ミシェル隊長がミヅキを見ると…
顔を赤くしてモジモジしているミヅキがそこにはいた。
「ミ、ミヅキちゃん?」
ミシェル隊長がミヅキの反応に驚いていると…
「えへへ…ミシェル隊長綺麗だから…恥ずかしくなっちゃった」
照れながらはにかむミヅキに…
ガッターン!!
ミシェル隊長が椅子から落ちる…
「何この子…可愛すぎる…」
ミシェル隊長が呟いた…。
「いいから!早く始めろ!」
「いつまでこんなに格好させとく気だ!」
「ミシェル隊長?大丈夫ですか?控え室がうるさいのでどんどん行きますよ!」
椅子に座り直してミシェル隊長がどうぞと促す。
「続いての解説者は女装など絶対ゴメンだとただを捏ねたタナカ隊長です」
「誰がドレスなんて着るか!なら解説の方がましだ!」
「ぶー!」
「ノリが悪いぞー」
「引っ込めー」
「誰だー!うっさいぞ!」
タナカ隊長が椅子を倒して立ち上がると…
「まぁまぁ、押さえて。では以上のメンバーで解説を行います!観客の皆様は審査員となります、最後に出場者の番号の箱を用意しますので気に入った方の箱にお金を投入してください!金額はいくらでも構いません!なおそのお金はこれから建てられる子供達の学校の建設費にあてさせていただきます」
『おおっ!』
「ではエントリーNo.1第一部隊のカイト隊長!」
カイト隊長はスラッとした体格を生かし、スレンダーなドレス姿で登場する。
「おお!流石王都部隊でも指折りのイケメン!スッキリとしたドレスを華麗に着こなしています!」
「かっこいい!カイト隊長!」
「あら!まぁまぁいいわね!」
「まぁ…みれるな…」
「ちなみに今回の衣装、メイクはマルコさん率いるリングス商会の提供で行っております!」
あー…マリーさんだね…
ミヅキは納得した。
「どうですか?解説の皆さん?」
「カイト隊長の良さを引き出していて、かっこいい女性って感じです!髪をアップにしてまとめていてる所もポイント高いですね!」
「そうね、カイト隊長の髪の色と服がとってもよく似合っているわ、これは衣装を用意した方を褒めるべきね」
「カイト隊長が…」
タナカ隊長が少し凹んでいる?
「どうやら、憧れのカイト隊長の容姿に少しショックの様ですね…そっとしておきましょう!続いてエントリーNo.2第二部隊ガッツ隊長!」
「えっ?ガッツ隊長?」
「あのゴリゴリマチョのガッツ隊長?」
「男の中の男のガッツ隊長?」
皆が見守る中、舞台に集中するがなかなか出てこない…
「あれ?どうしました?ガッツ隊長出てください!」
「なにしてんだ!サッサと出ろ!」
「し、しかし…」
「今更恥ずかしがってんじゃねーよ!」
ドンと押されてガッツ隊長が舞台に出ると…
シーン…会場が静まりかえる。
「可愛いねぇ~!」
ミヅキの声が会場に響いた!
「か、可愛い?あれが?」
「流石に無理だ…あんなごつい女性は…」
皆がコソコソと話出すと、
「なんか大きなガッツ隊長が恥ずかしそうにしてて可愛い!もう少し大きな服があれば良かったね!やっぱり顔が濃いから化粧も似合ってます!」
ミヅキの言葉にガッツ隊長がはにかむと…ザワザワと会場がざわめく。
「やべぇ…一瞬あの笑顔に可愛いと思っちまった…」
「俺も…」
ガッツ隊長が静々と下がると…
「意外といい評価だったのでしょうか?では続きましてエントリーNo.3我らが第五部隊からアラン隊長!」
『おお!』
アラン隊長が堂々と出てくると…
「なんか…歩き方が無いわ…」
「女性に見えなくもないが…がさつ感が出てるな」
「なんでこんな時までがに股なんだよ!」
「少しは女性らしく歩け!」
アラン隊長まんまの態度にブーイングが飛ぶ。
「なんだと!てめぇら!どう見ても女性だろうが!」
ドレスのスカートをまくしあげて生足を見せると…
「おぇー!」
「汚ねえ足を見せるな!」
「ガッツ隊長の方が全然良かったぞ!」
「凄い批判の嵐ですね!解説のミシェル隊長どうですか?」
「女装したからいいってもんでもないのよ!女性は仕草、佇まい、言葉使い色んな所に気を使っているの!アラン隊長は仮装ね!」
「ミシェル~!お前だって男だろうが!」
皆に押さえつけられてアラン隊長が下がっていくと…
「でも綺麗だったね!」
ミヅキがこっそりタナカ隊長に話しかけると
「アラン隊長は無いな…」
あれ?意外とあっさりしてる?
「では気を取り直して、エントリーNo.4ベイカーさん!」
「あっ!ベイカーさんの番だ!」
ベイカーさんは黒いパンツスーツで登場!
(あっ!私が献上式典で着た服のデザインだ!)
足の長さが際立ち黒い服が妖艶さを滲み出している…。
「綺麗…」
思わずボソッと声がすると…
「凄い綺麗はお姉さんて感じだ…」
「あんな女性に怒られたい…」
「ベイカーさん!長い足を活かしたパンツスタイルで登場!危険な扉を開こうとしている人続出かー?」
「やべぇ…」
タナカ隊長がポーっとしてベイカーさんを見つめる。
「解説者コメントを!」
「ベイカーさん!素敵!あんなお姉さんが欲しいです!足が長くてかっこいい!意外と短いスカートで足を出しても良かったかな!?」
「そうねぇ、ベイカーさんって結構綺麗な足をしてたわ!お尻もちっちゃくてこう…キュッとしまってて可愛かったわぁ~だからパンツスタイルでも似合うのねぇ」
「何処でベイカーさんの尻をみたんだ!?」
タナカ隊長が怪訝な顔をすると…
ザワザワ…再び会場がざわつき出した…
「ベイカー…最近女遊びしないと思ったら…」
「ベイカーさんってロリ…小さい子が好きなんじゃないんだ…」
「おい!なに勘違いしてる!ミシェル隊長変な事を言うなよ!部隊練習が終わった際にみんなで風呂に入った時だろ!」
「なんだ…」
ミヅキがホッとすると…
「あと誰だー!人をロリコンって言おうとした奴は!俺は小さい子が好きなんじゃない!ミヅキだから好きなんだ!」
えっ?
「おっとベイカーさん大胆な告白!どっちにしろ年の差が半端ない!ロリ確定か!」
「ち、違う!今の好きは親としてだ!父性愛だ!」
「ありがとう~!ベイカーさん私もベイカーさん大好きだよ!」
「ミヅキちゃんからの愛情のお返し!会場からはため息が!ベイカーさんは?」
ベイカーは目頭を押さえて下がってしまった。
「ベイカーさん戦闘不能の様ですね…ミヅキちゃんからの言葉に感無量のようです…では、最後の出場者になります、エントリーNo.5レオンハルト王子!」
「えっ?…王子?」
「王子がこんなのに出ていいのか?」
「まぁ…王子だから…」
レオンハルトが静々と恥ずかしそうに出てくると…そこには可憐な金髪の美少女がいた…。
『おおー!!』
「可愛いぞー!」
「なんだ!あの透き通るような肌は!」
「あの恥ずかしそうな仕草がまたいい!」
「レオンハルト王子!ほぼ化粧などはしていないそうです!なのにこの完成度!解説者の皆さんどうでしょう!?」
「王女様ですね!可愛いです!女の子だったら是非とも友達になりたかったです」
ミヅキの言葉にガクッと肩を落とす。
「これは…見込みがあるわね!将来が楽しみだわ!」
「ミシェル隊長?この方王子ですよ?将来女性になりませんからね!」
「可愛い子だ…今までで一番可愛いな」
「タナカ隊長からもお墨付きをもらったー!これはレオンハルト王子!一気に優勝候補か!」
皆に声援をもらって帰りは自信満々に下がって行った…。
「では皆様は第1回女装コンテストに相応しいと思った方の箱にお金の方を入れて下さい!」
セシルさんの声に会場の皆が動き出す。
各々が自分の箱を持ち、お金を入れてくれた人にお礼を言っていくと…。
「レオンハルト王子が優勢かしら?列が凄いわね!」
「でも他の人の列にも並んでる人がいるよ?優勝は金額で決まるんでしょ?」
「そうですね!投票数が多くても金額が少なかったら負けですね」
「タナカ隊長は誰だと思う?」
「俺は…王子かベイカーさんかな…」
「あーあれ?ベイカーさんの所なんか怪しい顔の人達が多く並んでるね…なんかお金を入れると叩いてるけど…なんでだろ?」
「ミヅキちゃんはいい子だから見るのをやめましょうね~タナカ隊長ちょっとミヅキちゃんの目と耳を塞いどいてくれる?」
「わかった」
えっ?なんで?
タナカ隊長はそっと膝に乗せて顔を胸に押し付けると
「耳を塞ぐからな、痛かったら言えよ」
耳を優しく押さえつけられて何も聞こえなくなると…
ズン!と振動が襲った…ビクッとすると手を離されて
「大丈夫か?」
「うん…なんとも無いけど…さっきの揺れは何?」
「いいんだ…気にするな」
会場を見るとミシェル隊長が消えていた…そしてベイカーさんの列に並んでいた人達も…。
「お金は回収してありますから気にしないで下さい!」
セシルさんが笑顔で言う…。
リングス商会の協力で集計を取り終えると…
「では!結果が出たようです!第1回女装コンテスト優勝者は…」
セシルさんの言葉に皆が注目すると…
「レオンハルト王子!」
『おお!』
「いいぞー!王女!」
「これからは王女でいてくれ!」
「ミヅキさんから優勝者にトロフィーの授与です!」
「レオンハルト王子!おめでとう!」
「あ、ああ。ありがとう」
複座そうにトロフィーを受け取ると…
「ありがとう!これからも王子として頑張るのでよろしく!」
王子
「ぶー!」
「たまにはドレス着てください!」
「続いて二位以下の発表です!二位、ベイカーさん!三位カイト隊長!四位ガッツ隊長!最下位はアラン隊長でした!」
パチパチパチ!
大きな拍手が出場者達を称える!
「今回の集められたお金は学校建設に役立てさせていただきます!皆さんご協力ありがとうございました!これを持ちまして第1回女装コンテストを終了したします!ご清聴ありがとうございました!」
「よろしくお願いします!」
「司会は第五部隊副隊長のセシルが努めさせていただきます。解説は変装ならお手の物ミヅキちゃんです」
「よろしく~」
ミヅキが観客に向かってにこやかに手を振る
「いいぞー!」
「ミヅキちゃーん!」
「可愛い~」
「ミヅ~ル様~!」
「おおっと、解説のミヅキちゃんに様々な声援が送られています。続いての解説者は出たら優勝間違いなし!第三部隊ミシェル隊長です」
「よろしくぅ~」
ヒラヒラと手を振ると…
「きゃー!ミシェル様~」
「男でも好きです!」
「おっとこちらも声援がすごい!野太い声の告白があるぞー!」
「ごめんなさいね~、私綺麗な子が好きなの~ミヅキちゃんみたいな!」
そう言ってミヅキのほっぺにチュっと軽くキスをすると…
「おい!ミシェルなにしてんだ!」
「ふざけんなよ!このおかま!」
「おふざけは大概にしてください…」
女装コンテスト出場者達控え室から野次が飛ぶ…。
「何よ!ちょっと挨拶しただけじゃない!ねー!ミヅキちゃん」
ミシェル隊長がミヅキを見ると…
顔を赤くしてモジモジしているミヅキがそこにはいた。
「ミ、ミヅキちゃん?」
ミシェル隊長がミヅキの反応に驚いていると…
「えへへ…ミシェル隊長綺麗だから…恥ずかしくなっちゃった」
照れながらはにかむミヅキに…
ガッターン!!
ミシェル隊長が椅子から落ちる…
「何この子…可愛すぎる…」
ミシェル隊長が呟いた…。
「いいから!早く始めろ!」
「いつまでこんなに格好させとく気だ!」
「ミシェル隊長?大丈夫ですか?控え室がうるさいのでどんどん行きますよ!」
椅子に座り直してミシェル隊長がどうぞと促す。
「続いての解説者は女装など絶対ゴメンだとただを捏ねたタナカ隊長です」
「誰がドレスなんて着るか!なら解説の方がましだ!」
「ぶー!」
「ノリが悪いぞー」
「引っ込めー」
「誰だー!うっさいぞ!」
タナカ隊長が椅子を倒して立ち上がると…
「まぁまぁ、押さえて。では以上のメンバーで解説を行います!観客の皆様は審査員となります、最後に出場者の番号の箱を用意しますので気に入った方の箱にお金を投入してください!金額はいくらでも構いません!なおそのお金はこれから建てられる子供達の学校の建設費にあてさせていただきます」
『おおっ!』
「ではエントリーNo.1第一部隊のカイト隊長!」
カイト隊長はスラッとした体格を生かし、スレンダーなドレス姿で登場する。
「おお!流石王都部隊でも指折りのイケメン!スッキリとしたドレスを華麗に着こなしています!」
「かっこいい!カイト隊長!」
「あら!まぁまぁいいわね!」
「まぁ…みれるな…」
「ちなみに今回の衣装、メイクはマルコさん率いるリングス商会の提供で行っております!」
あー…マリーさんだね…
ミヅキは納得した。
「どうですか?解説の皆さん?」
「カイト隊長の良さを引き出していて、かっこいい女性って感じです!髪をアップにしてまとめていてる所もポイント高いですね!」
「そうね、カイト隊長の髪の色と服がとってもよく似合っているわ、これは衣装を用意した方を褒めるべきね」
「カイト隊長が…」
タナカ隊長が少し凹んでいる?
「どうやら、憧れのカイト隊長の容姿に少しショックの様ですね…そっとしておきましょう!続いてエントリーNo.2第二部隊ガッツ隊長!」
「えっ?ガッツ隊長?」
「あのゴリゴリマチョのガッツ隊長?」
「男の中の男のガッツ隊長?」
皆が見守る中、舞台に集中するがなかなか出てこない…
「あれ?どうしました?ガッツ隊長出てください!」
「なにしてんだ!サッサと出ろ!」
「し、しかし…」
「今更恥ずかしがってんじゃねーよ!」
ドンと押されてガッツ隊長が舞台に出ると…
シーン…会場が静まりかえる。
「可愛いねぇ~!」
ミヅキの声が会場に響いた!
「か、可愛い?あれが?」
「流石に無理だ…あんなごつい女性は…」
皆がコソコソと話出すと、
「なんか大きなガッツ隊長が恥ずかしそうにしてて可愛い!もう少し大きな服があれば良かったね!やっぱり顔が濃いから化粧も似合ってます!」
ミヅキの言葉にガッツ隊長がはにかむと…ザワザワと会場がざわめく。
「やべぇ…一瞬あの笑顔に可愛いと思っちまった…」
「俺も…」
ガッツ隊長が静々と下がると…
「意外といい評価だったのでしょうか?では続きましてエントリーNo.3我らが第五部隊からアラン隊長!」
『おお!』
アラン隊長が堂々と出てくると…
「なんか…歩き方が無いわ…」
「女性に見えなくもないが…がさつ感が出てるな」
「なんでこんな時までがに股なんだよ!」
「少しは女性らしく歩け!」
アラン隊長まんまの態度にブーイングが飛ぶ。
「なんだと!てめぇら!どう見ても女性だろうが!」
ドレスのスカートをまくしあげて生足を見せると…
「おぇー!」
「汚ねえ足を見せるな!」
「ガッツ隊長の方が全然良かったぞ!」
「凄い批判の嵐ですね!解説のミシェル隊長どうですか?」
「女装したからいいってもんでもないのよ!女性は仕草、佇まい、言葉使い色んな所に気を使っているの!アラン隊長は仮装ね!」
「ミシェル~!お前だって男だろうが!」
皆に押さえつけられてアラン隊長が下がっていくと…
「でも綺麗だったね!」
ミヅキがこっそりタナカ隊長に話しかけると
「アラン隊長は無いな…」
あれ?意外とあっさりしてる?
「では気を取り直して、エントリーNo.4ベイカーさん!」
「あっ!ベイカーさんの番だ!」
ベイカーさんは黒いパンツスーツで登場!
(あっ!私が献上式典で着た服のデザインだ!)
足の長さが際立ち黒い服が妖艶さを滲み出している…。
「綺麗…」
思わずボソッと声がすると…
「凄い綺麗はお姉さんて感じだ…」
「あんな女性に怒られたい…」
「ベイカーさん!長い足を活かしたパンツスタイルで登場!危険な扉を開こうとしている人続出かー?」
「やべぇ…」
タナカ隊長がポーっとしてベイカーさんを見つめる。
「解説者コメントを!」
「ベイカーさん!素敵!あんなお姉さんが欲しいです!足が長くてかっこいい!意外と短いスカートで足を出しても良かったかな!?」
「そうねぇ、ベイカーさんって結構綺麗な足をしてたわ!お尻もちっちゃくてこう…キュッとしまってて可愛かったわぁ~だからパンツスタイルでも似合うのねぇ」
「何処でベイカーさんの尻をみたんだ!?」
タナカ隊長が怪訝な顔をすると…
ザワザワ…再び会場がざわつき出した…
「ベイカー…最近女遊びしないと思ったら…」
「ベイカーさんってロリ…小さい子が好きなんじゃないんだ…」
「おい!なに勘違いしてる!ミシェル隊長変な事を言うなよ!部隊練習が終わった際にみんなで風呂に入った時だろ!」
「なんだ…」
ミヅキがホッとすると…
「あと誰だー!人をロリコンって言おうとした奴は!俺は小さい子が好きなんじゃない!ミヅキだから好きなんだ!」
えっ?
「おっとベイカーさん大胆な告白!どっちにしろ年の差が半端ない!ロリ確定か!」
「ち、違う!今の好きは親としてだ!父性愛だ!」
「ありがとう~!ベイカーさん私もベイカーさん大好きだよ!」
「ミヅキちゃんからの愛情のお返し!会場からはため息が!ベイカーさんは?」
ベイカーは目頭を押さえて下がってしまった。
「ベイカーさん戦闘不能の様ですね…ミヅキちゃんからの言葉に感無量のようです…では、最後の出場者になります、エントリーNo.5レオンハルト王子!」
「えっ?…王子?」
「王子がこんなのに出ていいのか?」
「まぁ…王子だから…」
レオンハルトが静々と恥ずかしそうに出てくると…そこには可憐な金髪の美少女がいた…。
『おおー!!』
「可愛いぞー!」
「なんだ!あの透き通るような肌は!」
「あの恥ずかしそうな仕草がまたいい!」
「レオンハルト王子!ほぼ化粧などはしていないそうです!なのにこの完成度!解説者の皆さんどうでしょう!?」
「王女様ですね!可愛いです!女の子だったら是非とも友達になりたかったです」
ミヅキの言葉にガクッと肩を落とす。
「これは…見込みがあるわね!将来が楽しみだわ!」
「ミシェル隊長?この方王子ですよ?将来女性になりませんからね!」
「可愛い子だ…今までで一番可愛いな」
「タナカ隊長からもお墨付きをもらったー!これはレオンハルト王子!一気に優勝候補か!」
皆に声援をもらって帰りは自信満々に下がって行った…。
「では皆様は第1回女装コンテストに相応しいと思った方の箱にお金の方を入れて下さい!」
セシルさんの声に会場の皆が動き出す。
各々が自分の箱を持ち、お金を入れてくれた人にお礼を言っていくと…。
「レオンハルト王子が優勢かしら?列が凄いわね!」
「でも他の人の列にも並んでる人がいるよ?優勝は金額で決まるんでしょ?」
「そうですね!投票数が多くても金額が少なかったら負けですね」
「タナカ隊長は誰だと思う?」
「俺は…王子かベイカーさんかな…」
「あーあれ?ベイカーさんの所なんか怪しい顔の人達が多く並んでるね…なんかお金を入れると叩いてるけど…なんでだろ?」
「ミヅキちゃんはいい子だから見るのをやめましょうね~タナカ隊長ちょっとミヅキちゃんの目と耳を塞いどいてくれる?」
「わかった」
えっ?なんで?
タナカ隊長はそっと膝に乗せて顔を胸に押し付けると
「耳を塞ぐからな、痛かったら言えよ」
耳を優しく押さえつけられて何も聞こえなくなると…
ズン!と振動が襲った…ビクッとすると手を離されて
「大丈夫か?」
「うん…なんとも無いけど…さっきの揺れは何?」
「いいんだ…気にするな」
会場を見るとミシェル隊長が消えていた…そしてベイカーさんの列に並んでいた人達も…。
「お金は回収してありますから気にしないで下さい!」
セシルさんが笑顔で言う…。
リングス商会の協力で集計を取り終えると…
「では!結果が出たようです!第1回女装コンテスト優勝者は…」
セシルさんの言葉に皆が注目すると…
「レオンハルト王子!」
『おお!』
「いいぞー!王女!」
「これからは王女でいてくれ!」
「ミヅキさんから優勝者にトロフィーの授与です!」
「レオンハルト王子!おめでとう!」
「あ、ああ。ありがとう」
複座そうにトロフィーを受け取ると…
「ありがとう!これからも王子として頑張るのでよろしく!」
王子
「ぶー!」
「たまにはドレス着てください!」
「続いて二位以下の発表です!二位、ベイカーさん!三位カイト隊長!四位ガッツ隊長!最下位はアラン隊長でした!」
パチパチパチ!
大きな拍手が出場者達を称える!
「今回の集められたお金は学校建設に役立てさせていただきます!皆さんご協力ありがとうございました!これを持ちまして第1回女装コンテストを終了したします!ご清聴ありがとうございました!」
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