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12章(続き)
727.エルフの国
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リバイアさんに少し池から出てもらい、アルフノーヴァさんにエヴァさん、オリビアと王都の魔法士が手伝いエルフの国と王都を繋ぐ魔法の通り道を作ることになった。
みんなで池に手をつけて準備する。
「ミヅキさん、人もいますからそれほど魔力を使わないくて大丈夫ですからね」
アルフノーヴァさんにこっそりと耳打ちされる。
私はウインクしてわかったと頷いた。
「ではエルフの私とエヴァ、オリビアが中心となり魔力を練ります。他の方は補助をお願いしますが無理をしないように」
「「「はい!」」」
アルフノーヴァさんの声に魔法士達が緊張した面持ちで返事を返した。
「はーい!」
そんな中、場違いのように軽く返事を返してしまった。
そんな私の様子に緊張していた人達がクスクスと笑う。
顔を赤くして下を向くとアルフノーヴァさんとエヴァさんが微笑みながら頭を撫でてくれた。
「ミヅキさんのおかげで皆の緊張も溶けたようですね」
「さすがミヅキだな」
エルフのみんなに会えるのが楽しみだったからつい…でも役に立てたのならよかった。
【ミヅキ、俺達も手を貸そうか?】
シルバ達が恥ずかしがった私を手伝うと言ってくれたがこれだけいるなら大丈夫でしょ!
【ありがとう。もし足りなそうなら様子を見て手を貸してね】
シルバ達は頷き池から少し離れて待つことにした。
「私達も手伝おう」
するとレオンハルトや、ピース達王子に王女達が手を貸すと私の横に並んだ。
「レオンハルト様も手を貸してくださるのですか?」
アルフノーヴァさんが驚いてレオンハルトの顔を凝視する。
「ミヅキがやるのに私達が見てるだけって訳にはいかないだろ」
「オリビアちゃんの家族の為なら喜んで手伝うわ!」
アクアもやる気満々だ。
「わかりました、お願い致しますが皆様無理をなさらずに…我らの立つ瀬がなくなりますからね」
アルフノーヴァさんが苦笑した。
「私達は魔力も少ないからこっちで見てます。すみません、お手伝い出来なくて」
バイオレッドとアルフレッドが申し訳なさそうに耳を垂れた。
「そんな気にする事はありません。むしろ王子達は手伝わなくてもいいくらいなのに…お気持ちだけでも嬉しいです」
アルフノーヴァさんが驚き慰めようとする。
「人には得手不得手があるんだから気にしない、気にしない!私なんて魔力はあるけど体力ないもん」
「獣人さん達は魔力が無い分身体能力が高いですからね」
「そうだ、これは私達が好きにしてるからアルフレッド達は気にしないでくれ」
「「ありがとう」」
二人はわかったと笑顔を見せてシルバ達と同じように後ろに下がる。
「では行きますよ」
改めてアルフノーヴァさんが声をかけると魔力を練り出す。
アルフノーヴァさんの魔力を感じてみんなも魔力を池に向かって放出した。
「さぁ私も!」
軽め軽めと意識しながら魔力を放出するとすぐに湖の様子が変わりだした。
水面がゆらめき七色に輝く。
成功したのかな?
私はアルフノーヴァさんの顔をチラッと横から見つめた。
すると視線に気がついたのかアルフノーヴァさんがこちらを向くとニッコリと笑う。
「皆さんのおかげで道が出来ました」
「「「おお!」」」
よかった!
魔法士達が初めての快挙に興奮して歓声をあげる。
「じゃあいよいよだね!」
私達が池に集中していると水面が波打ってきた。
「来る」
アルフノーヴァさんが池に視線を集中する。
ここにいる人達がみんな池を見つめる。
ザバーン!!
すると水が割れて中から中から大きな木の馬車が飛び出してきた。
「おお!」
一台を先頭に次から次へと馬車が出てきて広場は馬車でいっぱいになった。
先頭に出てきた一番大きくて立派な馬車からエルフ達が数名出てくるとその後ろからアンドロメダ王が現れた。
みんなで池に手をつけて準備する。
「ミヅキさん、人もいますからそれほど魔力を使わないくて大丈夫ですからね」
アルフノーヴァさんにこっそりと耳打ちされる。
私はウインクしてわかったと頷いた。
「ではエルフの私とエヴァ、オリビアが中心となり魔力を練ります。他の方は補助をお願いしますが無理をしないように」
「「「はい!」」」
アルフノーヴァさんの声に魔法士達が緊張した面持ちで返事を返した。
「はーい!」
そんな中、場違いのように軽く返事を返してしまった。
そんな私の様子に緊張していた人達がクスクスと笑う。
顔を赤くして下を向くとアルフノーヴァさんとエヴァさんが微笑みながら頭を撫でてくれた。
「ミヅキさんのおかげで皆の緊張も溶けたようですね」
「さすがミヅキだな」
エルフのみんなに会えるのが楽しみだったからつい…でも役に立てたのならよかった。
【ミヅキ、俺達も手を貸そうか?】
シルバ達が恥ずかしがった私を手伝うと言ってくれたがこれだけいるなら大丈夫でしょ!
【ありがとう。もし足りなそうなら様子を見て手を貸してね】
シルバ達は頷き池から少し離れて待つことにした。
「私達も手伝おう」
するとレオンハルトや、ピース達王子に王女達が手を貸すと私の横に並んだ。
「レオンハルト様も手を貸してくださるのですか?」
アルフノーヴァさんが驚いてレオンハルトの顔を凝視する。
「ミヅキがやるのに私達が見てるだけって訳にはいかないだろ」
「オリビアちゃんの家族の為なら喜んで手伝うわ!」
アクアもやる気満々だ。
「わかりました、お願い致しますが皆様無理をなさらずに…我らの立つ瀬がなくなりますからね」
アルフノーヴァさんが苦笑した。
「私達は魔力も少ないからこっちで見てます。すみません、お手伝い出来なくて」
バイオレッドとアルフレッドが申し訳なさそうに耳を垂れた。
「そんな気にする事はありません。むしろ王子達は手伝わなくてもいいくらいなのに…お気持ちだけでも嬉しいです」
アルフノーヴァさんが驚き慰めようとする。
「人には得手不得手があるんだから気にしない、気にしない!私なんて魔力はあるけど体力ないもん」
「獣人さん達は魔力が無い分身体能力が高いですからね」
「そうだ、これは私達が好きにしてるからアルフレッド達は気にしないでくれ」
「「ありがとう」」
二人はわかったと笑顔を見せてシルバ達と同じように後ろに下がる。
「では行きますよ」
改めてアルフノーヴァさんが声をかけると魔力を練り出す。
アルフノーヴァさんの魔力を感じてみんなも魔力を池に向かって放出した。
「さぁ私も!」
軽め軽めと意識しながら魔力を放出するとすぐに湖の様子が変わりだした。
水面がゆらめき七色に輝く。
成功したのかな?
私はアルフノーヴァさんの顔をチラッと横から見つめた。
すると視線に気がついたのかアルフノーヴァさんがこちらを向くとニッコリと笑う。
「皆さんのおかげで道が出来ました」
「「「おお!」」」
よかった!
魔法士達が初めての快挙に興奮して歓声をあげる。
「じゃあいよいよだね!」
私達が池に集中していると水面が波打ってきた。
「来る」
アルフノーヴァさんが池に視線を集中する。
ここにいる人達がみんな池を見つめる。
ザバーン!!
すると水が割れて中から中から大きな木の馬車が飛び出してきた。
「おお!」
一台を先頭に次から次へと馬車が出てきて広場は馬車でいっぱいになった。
先頭に出てきた一番大きくて立派な馬車からエルフ達が数名出てくるとその後ろからアンドロメダ王が現れた。
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