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8章
444.セシル
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「ミヅキさん…」
セシルは記憶を失ったアランと一日過ごし…たまらずミヅキの元を訪れていた…。
「セシルさんアラン隊長の事ですよね?」
ミヅキが心配そうに聞くと
「はい…」
「どうしたんですか?直ぐに記憶戻ってやりたい放題やってるんですか?」
ミヅキが聞くと
「いえ…その逆です。全然記憶が戻らなくて…今日一日いつも通り過ごせは戻るかと思いましたがそんな気配もなく…王宮の医師にも見せましたが、どうやれば戻るかは分からないと…次の日に戻るかもしれないし…一生戻らないかもしれないと…」
「アラン隊長そんなにセシルさん困らせているんですか?」
「いえ…すごく真面目に仕事をしています…頼めば素直に従ってくれますし…慣れて来ると自分で仕事を探したり…」
「そ、それはよかったのでは?」
ミヅキは素直なアラン隊長を想像して苦笑する。
「見ようによればそうなんですが…」
セシルが言葉を濁すと
「セシルさん、あんなにアラン隊長に真面目にやれ!仕事しろって言ってましたよね?実際そうなったけど…」
「わかってます!俺もそれを望んでいましたが…俺は前のアラン隊長のままそうなって欲しかった…俺が憧れたアラン隊長は…ズボラでだらしなくて、いい加減で…だけど熱く仲間思いの豪快なあの人が好きなんです…」
ミヅキは真面目に訴えるセシルさんに思わず微笑む…
「分かります…アラン隊長あんな感じだけどみんなにすごく慕われてますもんね!」
「そうですね…アラン隊長があんなにみんなをまとめていたと今更ながら気が付きました…」
「でも…私に戻せるかな…多分…シルバが強く頭を叩きすぎたのが原因なんじゃないかと…」
「頭をですか?」
「うん…もう一回強く叩けば元に戻るかも…なーんて、漫画じゃあるまいし!」
ミヅキが笑ってセシルに笑いかけようとすると
「あれ?セシルさん?」
セシルの姿がどこにもない…
ミヅキがキョロキョロと周りを見ると
【あいつなら凄い勢いで外に飛び出して行ったぞ】
シルバが後ろから声をかける。
【えっ!まさかの頭を叩くってのを本気にしたのかな?】
【そうだろうな…あの感じだと】
【た、大変!今頭なんて叩いたら…余計記憶無くなっちゃうかも!】
【でも上手くいけば戻るかもしれんぞ】
【そ、それはそうかも知れないけど…でも危ないよ!素人が頭を叩くなんて!】
【ベイカーさん呼んで急いでセシルさん追いかけよう!】
ミヅキはベイカーを大声で呼びながら走り出した!
「アラン隊長ーー!」
セシルは大きなこん棒を手に目をギラつかせてアラン隊長を探しながら王宮を練り歩く!
「セ、セシル!?どうしたんだ!」
ガッツ隊長がそんなセシルを見かけて声をかけると…
「ガッツ隊長!アラン隊長を見ませんでしたか?」
「アラン隊長か?さっき訓練すると訓練場に向かっていたが…あの新生アランになってから本当に人が変わったな…」
ガッツが少し寂しそうに言うと
「やはりガッツ隊長もそう思いますか?分かりました!俺がアラン隊長を元の隊長に戻してみせます!」
セシルはそう言うと訓練場へとこん棒を振り回しながら向かっていった…。
「セシルまでおかしくなったのか?」
ガッツは唖然とセシルを見つめていた。
「アラン隊長!」
訓練場に着くとアラン隊長が木の棒を持って素振りを繰り返していた…
「ああ、セシル。何か用事かい?」
アランは素振りを止めるとセシルの元に歩いて来た…
あまりに警戒する様子のないアラン隊長にセシルは勢いが止まってしまう…
「あ…アラン隊長は何を?」
セシルが聞くと
「いや今日の訓練でセシルに迷惑をかけてしまったからな…少し練習をしておこうと…」
アランが恥ずかしそうに頭をかくと
「あんなの…迷惑にもなりませんよ…」
セシルは下を向いて呟く…
「ん?なんだ?」
アランが優しく聞き返すと
「あんなのは迷惑とは言いません!迷惑とは!やるべき仕事を人に押し付けて自分はのうのうと遊び!じっと座ることが嫌いで直ぐに逃げだし面倒事があるとスっと姿を消して食べ物に目がない人です!」
「そ、そんな奴がいるのか?」
アランがびっくりしていると
「前のアラン隊長はそうだったんです!」
「えっ!それって私なのか?」
「アラン隊長は自分の事、私!なんて言いません!今のアラン隊長は隊長として申し分ないです…ですが…俺は前のアラン隊長が…」
セシルはこん棒をギュッと掴むと
「アラン隊長!すみません!大人しく殴られて下さい!」
セシルはアラン隊長に向かってこん棒を振り下ろした!
「うわっ!」
アラン隊長がサッと避けると…
「セ、セシル?」
セシルから距離を取る…
「アラン隊長…あなたは頭を強く打ってそうなったそうです…治すにはもう一度同じ衝撃を!」
またこん棒を振りかぶると
「ま、待ってくれ!そんなの食らったら…」
アランがやめろと腕を突き出すが、セシルは止まる気配がない!
アランは素振りで使っていた木の棒を構えると
「ちょっと!セシルくん落ち着いて!」
「セシルくんってなんですか!アラン隊長はくん呼びする時はやましい事がある時です!」
セシルは勢いを付けてジャンプするとそのままアラン隊長の頭目掛けてこん棒を振り下ろす!
「絶対そんなの食らったら死ぬ!」
アランは思わず逃げ出すと…
「あれ?前にもこんな事…」
シルバに追われていた事を思い出す…
「あっ!」
アランは全て思い出した!
「ま、待て!セシル!」
アランはセシルに声をかけるが…
「問答無用!アラン隊長大人しく殴られろ!」
「お前!聞く耳持たねぇな!ちょっとは落ち着け!」
アランが叫ぶが
「何を今更隊長の真似を!」
セシルは構わずっとアラン隊長の頭だけを狙う!
ブンッ!
こん棒の振り回すとアラン隊長の頭を掠める…
「あっぶねぇ!待て!まじで死ぬ!今度は本気で死ぬぞ!」
「そうだ!1回死んでまた生まれ変わって来るだ!」
セシルはアラン隊長の頭目掛けてこん棒をぶん投げた!
「こんにゃろ!」
アランは木の棒をギュッと握りしめると…
「ミヅキの焼き飯食う前に死んでたまるか!」
アランは飛んできたこん棒目掛けて木の棒で応戦する!
「おおりゃあぁぁぁー!!!」
こん棒にヒビが入ると…パカッと割れる。
真ん中にはアラン隊長が持っていた木の棒が突き刺さっていた…
「はぁ…あんなでかいこん棒ぶん投げやがって…」
アランがセシルを見ると…
「馬鹿野郎!俺じゃ無かったら死んでたからな!」
アランの怒涛が響き渡る…
「そ、その言葉使い…アラン隊長!やっぱり衝撃で戻ったんですね!」
セシルが駆け寄ると…
ゴツン!
アランがセシルに思いっきり拳骨を落とす!
「その前に記憶戻ってんだよ!あれが当たってたら記憶ところが死んでたね!」
「まさか、あれ程度でアラン隊長は死にませんよ」
セシルが嬉しそうに答える。
すると…
「セシルさーん!アラン隊長ー!」
ミヅキがベイカー達を引き連れて駆けつけて来た!
「よ、よかった…まだ攻撃してなかったんだね…」
ミヅキがホッとすると…
「あれを見てもそう思うか?」
アランが後ろに転がる真っ二つに割れたこん棒を指さす…
「な、何あのこん棒…まさかセシルさんあれでアラン隊長の頭を叩こうと!?」
ミヅキが驚いてセシルを見ると
「あれ?アランさん戻ってないか?」
アランの様子にベイカーが気がつくと
「あっ…確かにいつものアラン隊長だ!」
「そうなんです!こん棒投げたら戻りました!」
セシルが嬉しそうに言うと
「だーかーらー!その前から戻ってたの!お前がしようとしてた事は犯罪だからな!」
アランがセシルに怒鳴ると
「それは…すみません!」
セシルが嬉しそうに謝る。
「お前…全然反省してねぇな…」
アランのこめかみがピクピクと動くと…
「ア、アラン隊長!ごめん!私が余計な事言ったから…セシルさんはあんまり…悪くないよ…」
「あんまりって事は少しは悪いんだろ!」
「まぁ…アラン隊長を心配してだから…ほら!お詫びに焼き飯取っておいたよ!」
ミヅキがアランが食べ損ねた焼き飯を出すと…
「おお!しょ、しょうがねぇ…焼き飯に免じて今回は水に流そう…」
アランはニヤニヤと笑いながら焼き飯を受け取った…。
セシルは記憶を失ったアランと一日過ごし…たまらずミヅキの元を訪れていた…。
「セシルさんアラン隊長の事ですよね?」
ミヅキが心配そうに聞くと
「はい…」
「どうしたんですか?直ぐに記憶戻ってやりたい放題やってるんですか?」
ミヅキが聞くと
「いえ…その逆です。全然記憶が戻らなくて…今日一日いつも通り過ごせは戻るかと思いましたがそんな気配もなく…王宮の医師にも見せましたが、どうやれば戻るかは分からないと…次の日に戻るかもしれないし…一生戻らないかもしれないと…」
「アラン隊長そんなにセシルさん困らせているんですか?」
「いえ…すごく真面目に仕事をしています…頼めば素直に従ってくれますし…慣れて来ると自分で仕事を探したり…」
「そ、それはよかったのでは?」
ミヅキは素直なアラン隊長を想像して苦笑する。
「見ようによればそうなんですが…」
セシルが言葉を濁すと
「セシルさん、あんなにアラン隊長に真面目にやれ!仕事しろって言ってましたよね?実際そうなったけど…」
「わかってます!俺もそれを望んでいましたが…俺は前のアラン隊長のままそうなって欲しかった…俺が憧れたアラン隊長は…ズボラでだらしなくて、いい加減で…だけど熱く仲間思いの豪快なあの人が好きなんです…」
ミヅキは真面目に訴えるセシルさんに思わず微笑む…
「分かります…アラン隊長あんな感じだけどみんなにすごく慕われてますもんね!」
「そうですね…アラン隊長があんなにみんなをまとめていたと今更ながら気が付きました…」
「でも…私に戻せるかな…多分…シルバが強く頭を叩きすぎたのが原因なんじゃないかと…」
「頭をですか?」
「うん…もう一回強く叩けば元に戻るかも…なーんて、漫画じゃあるまいし!」
ミヅキが笑ってセシルに笑いかけようとすると
「あれ?セシルさん?」
セシルの姿がどこにもない…
ミヅキがキョロキョロと周りを見ると
【あいつなら凄い勢いで外に飛び出して行ったぞ】
シルバが後ろから声をかける。
【えっ!まさかの頭を叩くってのを本気にしたのかな?】
【そうだろうな…あの感じだと】
【た、大変!今頭なんて叩いたら…余計記憶無くなっちゃうかも!】
【でも上手くいけば戻るかもしれんぞ】
【そ、それはそうかも知れないけど…でも危ないよ!素人が頭を叩くなんて!】
【ベイカーさん呼んで急いでセシルさん追いかけよう!】
ミヅキはベイカーを大声で呼びながら走り出した!
「アラン隊長ーー!」
セシルは大きなこん棒を手に目をギラつかせてアラン隊長を探しながら王宮を練り歩く!
「セ、セシル!?どうしたんだ!」
ガッツ隊長がそんなセシルを見かけて声をかけると…
「ガッツ隊長!アラン隊長を見ませんでしたか?」
「アラン隊長か?さっき訓練すると訓練場に向かっていたが…あの新生アランになってから本当に人が変わったな…」
ガッツが少し寂しそうに言うと
「やはりガッツ隊長もそう思いますか?分かりました!俺がアラン隊長を元の隊長に戻してみせます!」
セシルはそう言うと訓練場へとこん棒を振り回しながら向かっていった…。
「セシルまでおかしくなったのか?」
ガッツは唖然とセシルを見つめていた。
「アラン隊長!」
訓練場に着くとアラン隊長が木の棒を持って素振りを繰り返していた…
「ああ、セシル。何か用事かい?」
アランは素振りを止めるとセシルの元に歩いて来た…
あまりに警戒する様子のないアラン隊長にセシルは勢いが止まってしまう…
「あ…アラン隊長は何を?」
セシルが聞くと
「いや今日の訓練でセシルに迷惑をかけてしまったからな…少し練習をしておこうと…」
アランが恥ずかしそうに頭をかくと
「あんなの…迷惑にもなりませんよ…」
セシルは下を向いて呟く…
「ん?なんだ?」
アランが優しく聞き返すと
「あんなのは迷惑とは言いません!迷惑とは!やるべき仕事を人に押し付けて自分はのうのうと遊び!じっと座ることが嫌いで直ぐに逃げだし面倒事があるとスっと姿を消して食べ物に目がない人です!」
「そ、そんな奴がいるのか?」
アランがびっくりしていると
「前のアラン隊長はそうだったんです!」
「えっ!それって私なのか?」
「アラン隊長は自分の事、私!なんて言いません!今のアラン隊長は隊長として申し分ないです…ですが…俺は前のアラン隊長が…」
セシルはこん棒をギュッと掴むと
「アラン隊長!すみません!大人しく殴られて下さい!」
セシルはアラン隊長に向かってこん棒を振り下ろした!
「うわっ!」
アラン隊長がサッと避けると…
「セ、セシル?」
セシルから距離を取る…
「アラン隊長…あなたは頭を強く打ってそうなったそうです…治すにはもう一度同じ衝撃を!」
またこん棒を振りかぶると
「ま、待ってくれ!そんなの食らったら…」
アランがやめろと腕を突き出すが、セシルは止まる気配がない!
アランは素振りで使っていた木の棒を構えると
「ちょっと!セシルくん落ち着いて!」
「セシルくんってなんですか!アラン隊長はくん呼びする時はやましい事がある時です!」
セシルは勢いを付けてジャンプするとそのままアラン隊長の頭目掛けてこん棒を振り下ろす!
「絶対そんなの食らったら死ぬ!」
アランは思わず逃げ出すと…
「あれ?前にもこんな事…」
シルバに追われていた事を思い出す…
「あっ!」
アランは全て思い出した!
「ま、待て!セシル!」
アランはセシルに声をかけるが…
「問答無用!アラン隊長大人しく殴られろ!」
「お前!聞く耳持たねぇな!ちょっとは落ち着け!」
アランが叫ぶが
「何を今更隊長の真似を!」
セシルは構わずっとアラン隊長の頭だけを狙う!
ブンッ!
こん棒の振り回すとアラン隊長の頭を掠める…
「あっぶねぇ!待て!まじで死ぬ!今度は本気で死ぬぞ!」
「そうだ!1回死んでまた生まれ変わって来るだ!」
セシルはアラン隊長の頭目掛けてこん棒をぶん投げた!
「こんにゃろ!」
アランは木の棒をギュッと握りしめると…
「ミヅキの焼き飯食う前に死んでたまるか!」
アランは飛んできたこん棒目掛けて木の棒で応戦する!
「おおりゃあぁぁぁー!!!」
こん棒にヒビが入ると…パカッと割れる。
真ん中にはアラン隊長が持っていた木の棒が突き刺さっていた…
「はぁ…あんなでかいこん棒ぶん投げやがって…」
アランがセシルを見ると…
「馬鹿野郎!俺じゃ無かったら死んでたからな!」
アランの怒涛が響き渡る…
「そ、その言葉使い…アラン隊長!やっぱり衝撃で戻ったんですね!」
セシルが駆け寄ると…
ゴツン!
アランがセシルに思いっきり拳骨を落とす!
「その前に記憶戻ってんだよ!あれが当たってたら記憶ところが死んでたね!」
「まさか、あれ程度でアラン隊長は死にませんよ」
セシルが嬉しそうに答える。
すると…
「セシルさーん!アラン隊長ー!」
ミヅキがベイカー達を引き連れて駆けつけて来た!
「よ、よかった…まだ攻撃してなかったんだね…」
ミヅキがホッとすると…
「あれを見てもそう思うか?」
アランが後ろに転がる真っ二つに割れたこん棒を指さす…
「な、何あのこん棒…まさかセシルさんあれでアラン隊長の頭を叩こうと!?」
ミヅキが驚いてセシルを見ると
「あれ?アランさん戻ってないか?」
アランの様子にベイカーが気がつくと
「あっ…確かにいつものアラン隊長だ!」
「そうなんです!こん棒投げたら戻りました!」
セシルが嬉しそうに言うと
「だーかーらー!その前から戻ってたの!お前がしようとしてた事は犯罪だからな!」
アランがセシルに怒鳴ると
「それは…すみません!」
セシルが嬉しそうに謝る。
「お前…全然反省してねぇな…」
アランのこめかみがピクピクと動くと…
「ア、アラン隊長!ごめん!私が余計な事言ったから…セシルさんはあんまり…悪くないよ…」
「あんまりって事は少しは悪いんだろ!」
「まぁ…アラン隊長を心配してだから…ほら!お詫びに焼き飯取っておいたよ!」
ミヅキがアランが食べ損ねた焼き飯を出すと…
「おお!しょ、しょうがねぇ…焼き飯に免じて今回は水に流そう…」
アランはニヤニヤと笑いながら焼き飯を受け取った…。
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