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カズキはエイト達寝ている頃村に近づいていた…
村から少し離れた林の中では屈強な男達が集まり装備を整え、狩りの準備を始めていた。
「いいか!必ず捕まえろ、生死は問わん。捕まえた者には金一封も考えてあるからな!」
村長の言葉に男達の士気が高まる!
「おお!」
「俺のもんだ!」
男達が騒ぎ出すと…
「ふーん…小さい子供もいるみたいだけど、その子も殺すのか?」
誰かがそんな事を言うと
「そうだなぁ…あの子供は見た目が良かったなぁ…ちゃんと調教すればあの方も喜ぶかもしれん…」
村長が笑うと
「あっ!なら俺にやらせてくれよ」
一人の男が下卑た笑い顔を見せると
「でたよ…」
「好きだよなぁ~」
周りの男達がニヤニヤと笑う。
「お前が相手したらその子供使い物にならなくなるぞ」
『ギャハハハ!』
誰も心配をする訳でもなく子供が壊れる事を楽しみにしているようだった。
「それにあのクソおかま野郎にも仕返しが出来るしな!」
「俺は…あいつを絶対に許さない…」
ギラギラ目を血走らせている男もいる…
「どうしようと構わんが必ず捕まえろよ!」
「はいよ」
男達はヘラヘラと笑っていると
「じゃあそろそろ行くかぁ~かわい子ちゃんを食いに」
男が歩き出すと…
ーガシッ!
前に立っていた男が男の頭を掴んだ。
「おい、何するんだ?」
男が手を退けようとすると…ぐっと力が込められる。
「い、痛たた!痛い!おお!離せ!」
男の腕を掴んで引き剥がそうとするがビクともしない…
「お、おいやめろ…やめろ…ひゃ…め…」
男の頭はミシミシと音を立てている、男は口から泡を出して目玉がグルンと回ると…糞尿を垂れ流し崩れ落ちた。
「な、何してるんだ…」
男達が崩れ落ちた男を見下ろして手を出した男を見ると…
「あれ?お前誰だ?こんなじじいがいたか?」
見覚えの無い顔のじじいに男達が顔をしかめると…
「お前らをここから先に行かせる訳にはいかない」
じじいがそう言うと…
「ぷっ!ぶっははははは!何言ってんだこのじじいは!ボケるのも大概にしろよ!」
「じじい…家は何処だ?送ってやろうか?ついでに送り賃は貰うがな」
「ギャハハハ!」
男はじじいの肩に腕を乗せると
「汚ぇ腕を乗せるんじゃない」
じじいは男の腕を捻ると掴んで投げ飛ばした。
男が一瞬で目の前を通り過ぎる…男達は今見た光景を理解出来ずにいた…
どう見ても自分より大きな屈強な男をじじいが軽々と投げ飛ばしたのだ…
「えっ?」
男達が唖然としていると
「お前だよな…子供を調教するって戯言をほざいたのは…」
じじいは一人の男の目指してズカズカと歩いて行くと…
「てめぇ!何もんだ!この人数相手に喧嘩売って勝てるとでも思ってんのか!」
男はひるまずにじじいに向かって剣を振り上げた!
村から少し離れた林の中では屈強な男達が集まり装備を整え、狩りの準備を始めていた。
「いいか!必ず捕まえろ、生死は問わん。捕まえた者には金一封も考えてあるからな!」
村長の言葉に男達の士気が高まる!
「おお!」
「俺のもんだ!」
男達が騒ぎ出すと…
「ふーん…小さい子供もいるみたいだけど、その子も殺すのか?」
誰かがそんな事を言うと
「そうだなぁ…あの子供は見た目が良かったなぁ…ちゃんと調教すればあの方も喜ぶかもしれん…」
村長が笑うと
「あっ!なら俺にやらせてくれよ」
一人の男が下卑た笑い顔を見せると
「でたよ…」
「好きだよなぁ~」
周りの男達がニヤニヤと笑う。
「お前が相手したらその子供使い物にならなくなるぞ」
『ギャハハハ!』
誰も心配をする訳でもなく子供が壊れる事を楽しみにしているようだった。
「それにあのクソおかま野郎にも仕返しが出来るしな!」
「俺は…あいつを絶対に許さない…」
ギラギラ目を血走らせている男もいる…
「どうしようと構わんが必ず捕まえろよ!」
「はいよ」
男達はヘラヘラと笑っていると
「じゃあそろそろ行くかぁ~かわい子ちゃんを食いに」
男が歩き出すと…
ーガシッ!
前に立っていた男が男の頭を掴んだ。
「おい、何するんだ?」
男が手を退けようとすると…ぐっと力が込められる。
「い、痛たた!痛い!おお!離せ!」
男の腕を掴んで引き剥がそうとするがビクともしない…
「お、おいやめろ…やめろ…ひゃ…め…」
男の頭はミシミシと音を立てている、男は口から泡を出して目玉がグルンと回ると…糞尿を垂れ流し崩れ落ちた。
「な、何してるんだ…」
男達が崩れ落ちた男を見下ろして手を出した男を見ると…
「あれ?お前誰だ?こんなじじいがいたか?」
見覚えの無い顔のじじいに男達が顔をしかめると…
「お前らをここから先に行かせる訳にはいかない」
じじいがそう言うと…
「ぷっ!ぶっははははは!何言ってんだこのじじいは!ボケるのも大概にしろよ!」
「じじい…家は何処だ?送ってやろうか?ついでに送り賃は貰うがな」
「ギャハハハ!」
男はじじいの肩に腕を乗せると
「汚ぇ腕を乗せるんじゃない」
じじいは男の腕を捻ると掴んで投げ飛ばした。
男が一瞬で目の前を通り過ぎる…男達は今見た光景を理解出来ずにいた…
どう見ても自分より大きな屈強な男をじじいが軽々と投げ飛ばしたのだ…
「えっ?」
男達が唖然としていると
「お前だよな…子供を調教するって戯言をほざいたのは…」
じじいは一人の男の目指してズカズカと歩いて行くと…
「てめぇ!何もんだ!この人数相手に喧嘩売って勝てるとでも思ってんのか!」
男はひるまずにじじいに向かって剣を振り上げた!
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