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男は部屋の前で一呼吸すると扉をノックする。

中から声がかかると

「ダ、ダレンさん…すみませんが来てくれませんか?」

男がダレンと呼ばれる男に恐る恐る声をかけた、すると中から声が返ってくると扉が開く…

「なぁに?またなんかあったの?」

男はしなをつくりながら出てきた…

「ダレンさんが捕まえた子供がちょっと手に負えなくて…」

「えー?あの子が何かしたの?めぼしい物は取り上げたはずなのに…」

ブツブツと文句を言う。

「す、すみません…お手を煩わせて…」

ビクビクしながら頭を下げると…怯える男を見ながらほくそ笑む。

「別にいいわよ…そのかわり…」

ダレンは部屋の扉を閉めると男の髭を舐めるように下から触る…男は身動き出来ずにじっとされるがままで直立不動でいた。

「夜は私の部屋に来なさい…」

ボソッと耳元でつぶやくと機嫌よく子供を閉じ込めている部屋の方へと向かった。

「ダ、ダレンさん…勘弁してください…俺…彼女が…」

男が真っ青になっていると

「あらそうなの?ならその子とはきょうでお別れしなきゃね。私人の物を取る気はないからしっかりと別れてから来てね。大丈夫…私がちゃんと可愛がってあげるから」

問題無いわよとダレンは笑っているとふと思い出したように真顔になる…

「もし逃げたらわかってるだろうな…使い物にならないようにしてやるからな…男としても女としても生きられない体にしてやる…」

ダレンの急に低くなった声に男は腰が抜けると…

「でもいい子にしてたら私無しじゃいれない体にしてあ・げ・る♡」

そう言って頭を撫でてダレンは離れると…男はガタガタと震え…動く事が出来ずにいた…


ダレンが地下の部屋に近づくと…部屋から漏れでる光に気がついた…

扉の近くには自分と同じように雇われた男達が部屋を取り囲んでいる、そしてこちらに気がつくと…みんな一様に顔を逸らす。

まぁ慣れた光景だ

そんな事にはお構い無しに近くにいた男に声をかけると

「なーんか呼ばれたんだけど、この光はなぁに?」

あんまりタイプでは無い男に声をかけると

「ど、どうも旦那の事を嗅ぎ回っていたガキが何か魔道具を持っていたようで…」

「あらそうなの?あのカバンだけじゃなくて他にも持ってたのね」

ダレンが部屋を覗き込むと…

ビクッ!

ダレンを見て怯える子供と目が合った。

さっきはすぐに気を失わせて袋詰めにしたからよく見ていなかったが…可愛い顔をしている…

ダレンはペロリと舌なめずりすると

「ふふふ…美味しそうな子ね…大きくなるのが楽しみだわ…」

ダレンが機嫌良さそうにエイトを見つめた…
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