16 / 177
じゅうろく
しおりを挟む
その日から、エイトはカズキの狩りに必ずついて行くようになった。
最初の頃はずっと抱っこされて移動していだが、何時からか自分から歩くと言って遅いながらも必死にカズキの後を追いかけた…
カズキはエイトに様々な事を教えていった…薬草を見つけては丁寧に説明して、食べられる実があれば一緒に食べる。
魔物を見つけると細かく弱点や性質を教えていた…
エイトはカズキの言うことに真剣に耳を傾けた…一語一句聞き漏らさないように…
カズキとナナミとの幸せな生活でエイトは幸福な子供時代を過ごす事がようやくできた…
カズキ達との生活も数年が経つと…
「じいちゃん!狩りに行こう!」
エイトは朝ごはんを食べ終え、ナナミの食器の片付けを手伝うとカズキの元に急いで向かう!
「もう準備出来たのか?」
カズキが笑ってエイトに聞くと
「うん!道具も持ったし!剣も持ったよ!」
エイトは腰に付けた剣と肩から掛けているナナミ特製の魔法のカバンを見せる!
「カズキもエイトももう行くの?」
ナナミが二人の前に顔を出した。
「ナナミ!今日のお土産はどんな花がいい?」
エイトはナナミに駆け寄ると
「エイトに任せるわ、エイトが持ってきてくれるものならなんでも嬉しいから」
ナナミが幸せそうに微笑む、エイトはあの日からナナミに必ずお土産を持って帰ってきていた…。
「わかった!今日はナナミにピッタリの可愛い花を見つけて来るね!」
「可愛いって…こんなおばあちゃんにピッタリの花なんてあるかしら」
ナナミが笑うと、エイトは真剣な顔で…
「ナナミは可愛いよ!一番可愛い!ね!じいちゃん!」
エイトは同意を求めるようにカズキを見ると…
「ああ、そうだな!俺はナナミより可愛い人は見た事が無い…いや待てよ…一人同じくらい可愛い子がいたな…」
カズキが言うと…
「えっ…」
エイトが不安そうにカズキとナナミを見る…
ナナミもカズキに同意すると
「私も知ってるわその子…」
クスクスと笑う。
エイトが誰の事かわからず不安そうに顔を曇らせると
「エイトって言う俺達の子供だな!」
「そうね!」
カズキとナナミが脅かすようにエイトに抱きつく!
「も、もう!二人ともびっくりしたじゃないか!」
エイトが恥ずかしそうに顔を赤らめた…。
「「行ってきます」」
カズキとエイトはナナミに手を振るとカズキを先頭に走り出した!
「今日は少しスピードをあげるぞ!きつくなったら言うんだ」
カズキが超えをかけると走り出す。
「大丈夫!最近は少し余裕が出来てたからね!」
エイトは笑ってカズキの後を追った!
カズキの足にどうにかついて行くと…
「よし、今日はここら辺にするか」
カズキがようやく足を止めた…エイトははぁはぁと息を整えると
「やっぱりじいちゃんは早いなぁ…全然追いつける気がしないよ…」
エイトはたまらず腰を降ろす。
「エイトもすごいぞ!この年で俺の速さに着いてきているんだからな!このまま頑張れば俺なんか直ぐに抜かされちまうな」
カズキがわらうと
「えー絶対無理だよ…じいちゃんが一番だよ」
エイトは憧れの人を見るようにカズキを見つめた。
最初の頃はずっと抱っこされて移動していだが、何時からか自分から歩くと言って遅いながらも必死にカズキの後を追いかけた…
カズキはエイトに様々な事を教えていった…薬草を見つけては丁寧に説明して、食べられる実があれば一緒に食べる。
魔物を見つけると細かく弱点や性質を教えていた…
エイトはカズキの言うことに真剣に耳を傾けた…一語一句聞き漏らさないように…
カズキとナナミとの幸せな生活でエイトは幸福な子供時代を過ごす事がようやくできた…
カズキ達との生活も数年が経つと…
「じいちゃん!狩りに行こう!」
エイトは朝ごはんを食べ終え、ナナミの食器の片付けを手伝うとカズキの元に急いで向かう!
「もう準備出来たのか?」
カズキが笑ってエイトに聞くと
「うん!道具も持ったし!剣も持ったよ!」
エイトは腰に付けた剣と肩から掛けているナナミ特製の魔法のカバンを見せる!
「カズキもエイトももう行くの?」
ナナミが二人の前に顔を出した。
「ナナミ!今日のお土産はどんな花がいい?」
エイトはナナミに駆け寄ると
「エイトに任せるわ、エイトが持ってきてくれるものならなんでも嬉しいから」
ナナミが幸せそうに微笑む、エイトはあの日からナナミに必ずお土産を持って帰ってきていた…。
「わかった!今日はナナミにピッタリの可愛い花を見つけて来るね!」
「可愛いって…こんなおばあちゃんにピッタリの花なんてあるかしら」
ナナミが笑うと、エイトは真剣な顔で…
「ナナミは可愛いよ!一番可愛い!ね!じいちゃん!」
エイトは同意を求めるようにカズキを見ると…
「ああ、そうだな!俺はナナミより可愛い人は見た事が無い…いや待てよ…一人同じくらい可愛い子がいたな…」
カズキが言うと…
「えっ…」
エイトが不安そうにカズキとナナミを見る…
ナナミもカズキに同意すると
「私も知ってるわその子…」
クスクスと笑う。
エイトが誰の事かわからず不安そうに顔を曇らせると
「エイトって言う俺達の子供だな!」
「そうね!」
カズキとナナミが脅かすようにエイトに抱きつく!
「も、もう!二人ともびっくりしたじゃないか!」
エイトが恥ずかしそうに顔を赤らめた…。
「「行ってきます」」
カズキとエイトはナナミに手を振るとカズキを先頭に走り出した!
「今日は少しスピードをあげるぞ!きつくなったら言うんだ」
カズキが超えをかけると走り出す。
「大丈夫!最近は少し余裕が出来てたからね!」
エイトは笑ってカズキの後を追った!
カズキの足にどうにかついて行くと…
「よし、今日はここら辺にするか」
カズキがようやく足を止めた…エイトははぁはぁと息を整えると
「やっぱりじいちゃんは早いなぁ…全然追いつける気がしないよ…」
エイトはたまらず腰を降ろす。
「エイトもすごいぞ!この年で俺の速さに着いてきているんだからな!このまま頑張れば俺なんか直ぐに抜かされちまうな」
カズキがわらうと
「えー絶対無理だよ…じいちゃんが一番だよ」
エイトは憧れの人を見るようにカズキを見つめた。
0
お気に入りに追加
2,044
あなたにおすすめの小説
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
異世界転移「スキル無!」~授かったユニークスキルは「なし」ではなく触れたモノを「無」に帰す最強スキルだったようです~
夢・風魔
ファンタジー
林間学校の最中に召喚(誘拐?)された鈴村翔は「スキルが無い役立たずはいらない」と金髪縦ロール女に言われ、その場に取り残された。
しかしそのスキル鑑定は間違っていた。スキルが無いのではなく、転移特典で授かったのは『無』というスキルだったのだ。
とにかく生き残るために行動を起こした翔は、モンスターに襲われていた双子のエルフ姉妹を助ける。
エルフの里へと案内された翔は、林間学校で用意したキャンプ用品一式を使って彼らの食生活を改革することに。
スキル『無』で時々無双。双子の美少女エルフや木に宿る幼女精霊に囲まれ、翔の異世界生活冒険譚は始まった。
*小説家になろう・カクヨムでも投稿しております(完結済み
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
異世界の片隅で引き篭りたい少女。
月芝
ファンタジー
玄関開けたら一分で異世界!
見知らぬオッサンに雑に扱われただけでも腹立たしいのに
初っ端から詰んでいる状況下に放り出されて、
さすがにこれは無理じゃないかな? という出オチ感漂う能力で過ごす新生活。
生態系の最下層から成り上がらずに、こっそりと世界の片隅で心穏やかに過ごしたい。
世界が私を見捨てるのならば、私も世界を見捨ててやろうと森の奥に引き篭った少女。
なのに世界が私を放っておいてくれない。
自分にかまうな、近寄るな、勝手に幻想を押しつけるな。
それから私を聖女と呼ぶんじゃねぇ!
己の平穏のために、ふざけた能力でわりと真面目に頑張る少女の物語。
※本作主人公は極端に他者との関わりを避けます。あとトキメキLOVEもハーレムもありません。
ですので濃厚なヒューマンドラマとか、心の葛藤とか、胸の成長なんかは期待しないで下さい。
治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~
大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」
唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。
そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。
「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」
「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」
一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。
これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。
※小説家になろう様でも連載しております。
2021/02/12日、完結しました。
【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。
帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。
しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。
自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。
※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は……
・シエナ(女・人間・28歳)
絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜
一ノ瀬 彩音
ファンタジー
元勇者パーティーで雑用係をしていたが、追放されてしまった。
しかし彼は本当は最強でしかも、真の実力を隠していた!
今は辺境の小さな村でひっそりと暮らしている。
そうしていると……?
※第3回HJ小説大賞一次通過作品です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる