ヒガンバナ

Alan Walker

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一章

新しい子

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翔side

桜が舞う暖かい春の日のこと。


今日も俺の仲間は仲良く過ごしていて実に平和だった。


鬼弦「主様ー、祖父様から手紙が届いてたぜー。」


翔「お、鬼弦か。ありがと」


鬼弦「はいよ」


鬼弦は祖父からの手紙を渡してすぐに部屋から去って行った。


そういえば、一週間前に大事な話があるから手紙で送るとかなんとか言っていたな。


翔「悪い話じゃなければいいんだが...。」


俺は封筒を開け、中にあった紙を取って広げた。


--------------------------------------
翔へ


翔、元気にしているか?


お前の仲間も元気にしているか?


なんか困っていることはないか?


困っていることがあったらいつでも俺を頼ってくれよ。


お前にその仕事をやらせているからには責任持って俺が何でも教えてやる。


さて、前置きはこれくらいにして本題に入るぞ。


明日、外を歩いてある妖怪を探して仲間にしてほしい。


どういう子かは会ってからのお楽しみ。


お前は全妖怪揃っているからどの子が新しい妖怪かわかるはずだ。


全妖怪の顔を覚えてたらの話だが。


ちなみに覚えてない場合は知らん!


今日中に頑張って覚えろ!


以上!


あ、言い忘れていたがその子は明日の一日にしか現れないから仲間にするには明日しかチャンスはないから。


明日を逃せば次はないから気を付けるんだぞ~。


期待しておるぞ!!


祖父 真より

--------------------------------------


翔「明日だけか...。」


そいつは随分珍しく不思議な奴だな。


超レアキャラなのか??


めっちゃ強いキャラとか??


まあ、強くても弱くても珍しくても珍しくなくても仲間にすることには変わりわない。


翔「仲間の顔と名前は全員覚えてるから平気だから、仲間にできるようにいろんな食べ物の準備でもしておくか」


...ていうか、新キャラの好物くらい教えろや!!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

真「あ、そういえばあの手紙に好物がなにかを書き忘れてなあ...。まあ、いいか。あいつならなんとかうまくやれるだろう。多分だけど。無駄に運は良いしな。」


そう言ってお茶を啜る祖父の真がいた。
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