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この想いのお味はいかがですか?
この想いのお味はいかがですか?
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互いの料理を食べ合って後片付けをし、お風呂に入って人心地がついたところで寝室に向かう。薄暗がりの中で、先にベッドに横になっている正仁さんに目が留まった。
(私を喜ばせるためにたくさんの買い物をしたり、美味しいカレーを作ってくれた旦那さまを喜ばせてあげたい――)
すごく恥ずかしかったけれど全裸でベッドの中に潜り込んで、正仁さんにぎゅっと抱きついてみた。
「へぇ、スパイスの効能のお蔭で随分と積極的になったんですね」
「スパイスの効能って?」
抱きついた私の躰を正仁さんはいとも簡単にベッドの上に磔にして、素早く跨った。
「滋養強壮剤と呼ばれるものを中心に使いましたから。ここぞとばかりに性欲が増しているのではないですか?」
言うなり目の前にある顔が近づいてきて、私の唇を貪るように塞いだ。そして舌は激しく口内を犯す。いつもは優しいキスから始めるのに、正仁さんもスパイスの効能で性欲が上がっているのかな?
そんな事を考えている内にようやく唇が解放されると、互いの舌を透明な糸が結んでいた。激しいキスに息をするのもやっとで、正仁さんの顔をぼんやりと見つめるのが精一杯だった。
「そんな可愛い顔を、他の男に見せてはいけませんよ。いいですね」
着ていたパジャマの上下を素早く脱ぎ捨てて掠れた声で告げるなり、首筋に正仁さんの唇が這っていく。
「ぁあっ、んっ!」
肌の上を這う舌先にぞくぞくしたものを感じて、甘い声をあげずにはいられない。
「下着を脱がす楽しみはありませんが、こうして積極的な君を堪能する時間が増えるのがいいですね」
大きな両手で乳房を揉みしだかれ、舌を出した正仁さんの顔がその先端に近づいた。それを目の当たりにして、とっても恥ずかしいのになぜだか目を逸らせない。
そのままじっと見つめていると、唇から出た舌先が先端にそっと触れる。
「んんっ!」
恥ずかしがる私に見えるようにわざと口には含まず、舌先だけで硬くなったソレを転がされた。視覚と聴覚を使っての愛撫に、自然と声が漏れてしまう。
「あっ、はぁあっ、まさひ、とさ……」
「感じる君の声を聴かせてください、もっと」
今度は乳房を寄せて、両方の突起を音を立てながら交互に吸われた。
「やっ、恥ずかしぃ、のにっ……ああん!」
いつもより感じてしまうのは、カレーのせいなのかな。堪えきれない快感が下半身に伝わってじんじんと熱を持ち、秘部にじわりとした湿り気をもたらした。
「君がこれだけでこんなに感じているということは、ここはどうなっているのでしょうね」
片側の口角を上げて私の膝の間に躰を割り込ませ、両足を左右に大きく開かされた。正仁さんの細長い指が秘部に触れる。
「ちょっと触れただけなのに、もう濡れているんですね。それにここも堅くなってる」
秘豆と蜜壺を一緒に音を立てるように触れられ、気がおかしくなりそうだった。
「駄目っ、そんなに弄っちゃっ……ああっ、我慢できないっ」
「分かりました。少々早いですが、美味しくいただきましょう」
正仁さんの張り詰めて大きくなっているモノが、蜜の溢れる場所にあてがわれる。今か今かと待ち焦がれていると、躊躇なく一気に最奥まで貫かれてしまった。
「ひゃあぁんっ!」
「ひとみの中、すごくヒクついて悦んでいますね。それにいつもよりキツいです。きゅうきゅう締め付けられるせいで、我慢するのが大変……」
耳元で吐息混じりに囁かれるせいで、くすぐったくてしょうがない。
「正仁さ、我慢し、ないで。いっぱい感じて……」
「感じるたびに俺のを締め上げるから、美味しく堪能できる余裕がありません」
そんな事を言いながら、様々な角度で私の中をえぐるように何度も貫いた。
「ぁあっ、も、イキそ……ぅうんっ」
「まだまだイカせません、もう少しだけ」
限界に近づくと、正仁さんはそのたびに動きを止める。
「やぁん、いじわる……しないでくださぃ」
眉根を寄せて哀願した私を見て、切なげに微笑んだ正仁さんがふたたび動き出した。
「しょうがないですね。イカせてあげましょう」
今までにない速さで一番奥をずんずんと突きまくったその瞬間に、声にならない声でイった私を見て、正仁さんの動きが更に加速する。
「イくっ!」
痙攣している私の中に、正仁さんの膨張したソレが弾けるのを感じた。
「ありがとう、ひとみ。とても甘くて美味しい君をいただくことができました」
「私も。ありがとうございます」
結局勝負は引き分けになり、互いの願い事を打ち明け合った。それぞれの願いを叶えた今、そのまま抱き合って、互いの愛情を深さを確かめ合うことができた一日になったのでした。
おしまい
最期まで閲覧ありがとうございました(*- -)(*_ _)ペコリ
(私を喜ばせるためにたくさんの買い物をしたり、美味しいカレーを作ってくれた旦那さまを喜ばせてあげたい――)
すごく恥ずかしかったけれど全裸でベッドの中に潜り込んで、正仁さんにぎゅっと抱きついてみた。
「へぇ、スパイスの効能のお蔭で随分と積極的になったんですね」
「スパイスの効能って?」
抱きついた私の躰を正仁さんはいとも簡単にベッドの上に磔にして、素早く跨った。
「滋養強壮剤と呼ばれるものを中心に使いましたから。ここぞとばかりに性欲が増しているのではないですか?」
言うなり目の前にある顔が近づいてきて、私の唇を貪るように塞いだ。そして舌は激しく口内を犯す。いつもは優しいキスから始めるのに、正仁さんもスパイスの効能で性欲が上がっているのかな?
そんな事を考えている内にようやく唇が解放されると、互いの舌を透明な糸が結んでいた。激しいキスに息をするのもやっとで、正仁さんの顔をぼんやりと見つめるのが精一杯だった。
「そんな可愛い顔を、他の男に見せてはいけませんよ。いいですね」
着ていたパジャマの上下を素早く脱ぎ捨てて掠れた声で告げるなり、首筋に正仁さんの唇が這っていく。
「ぁあっ、んっ!」
肌の上を這う舌先にぞくぞくしたものを感じて、甘い声をあげずにはいられない。
「下着を脱がす楽しみはありませんが、こうして積極的な君を堪能する時間が増えるのがいいですね」
大きな両手で乳房を揉みしだかれ、舌を出した正仁さんの顔がその先端に近づいた。それを目の当たりにして、とっても恥ずかしいのになぜだか目を逸らせない。
そのままじっと見つめていると、唇から出た舌先が先端にそっと触れる。
「んんっ!」
恥ずかしがる私に見えるようにわざと口には含まず、舌先だけで硬くなったソレを転がされた。視覚と聴覚を使っての愛撫に、自然と声が漏れてしまう。
「あっ、はぁあっ、まさひ、とさ……」
「感じる君の声を聴かせてください、もっと」
今度は乳房を寄せて、両方の突起を音を立てながら交互に吸われた。
「やっ、恥ずかしぃ、のにっ……ああん!」
いつもより感じてしまうのは、カレーのせいなのかな。堪えきれない快感が下半身に伝わってじんじんと熱を持ち、秘部にじわりとした湿り気をもたらした。
「君がこれだけでこんなに感じているということは、ここはどうなっているのでしょうね」
片側の口角を上げて私の膝の間に躰を割り込ませ、両足を左右に大きく開かされた。正仁さんの細長い指が秘部に触れる。
「ちょっと触れただけなのに、もう濡れているんですね。それにここも堅くなってる」
秘豆と蜜壺を一緒に音を立てるように触れられ、気がおかしくなりそうだった。
「駄目っ、そんなに弄っちゃっ……ああっ、我慢できないっ」
「分かりました。少々早いですが、美味しくいただきましょう」
正仁さんの張り詰めて大きくなっているモノが、蜜の溢れる場所にあてがわれる。今か今かと待ち焦がれていると、躊躇なく一気に最奥まで貫かれてしまった。
「ひゃあぁんっ!」
「ひとみの中、すごくヒクついて悦んでいますね。それにいつもよりキツいです。きゅうきゅう締め付けられるせいで、我慢するのが大変……」
耳元で吐息混じりに囁かれるせいで、くすぐったくてしょうがない。
「正仁さ、我慢し、ないで。いっぱい感じて……」
「感じるたびに俺のを締め上げるから、美味しく堪能できる余裕がありません」
そんな事を言いながら、様々な角度で私の中をえぐるように何度も貫いた。
「ぁあっ、も、イキそ……ぅうんっ」
「まだまだイカせません、もう少しだけ」
限界に近づくと、正仁さんはそのたびに動きを止める。
「やぁん、いじわる……しないでくださぃ」
眉根を寄せて哀願した私を見て、切なげに微笑んだ正仁さんがふたたび動き出した。
「しょうがないですね。イカせてあげましょう」
今までにない速さで一番奥をずんずんと突きまくったその瞬間に、声にならない声でイった私を見て、正仁さんの動きが更に加速する。
「イくっ!」
痙攣している私の中に、正仁さんの膨張したソレが弾けるのを感じた。
「ありがとう、ひとみ。とても甘くて美味しい君をいただくことができました」
「私も。ありがとうございます」
結局勝負は引き分けになり、互いの願い事を打ち明け合った。それぞれの願いを叶えた今、そのまま抱き合って、互いの愛情を深さを確かめ合うことができた一日になったのでした。
おしまい
最期まで閲覧ありがとうございました(*- -)(*_ _)ペコリ
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