3 / 75
3
しおりを挟む
「さっきからふたりして、変なことばかり言って。おかしいよ」
右胸に顔を埋めかけていた怜司が動きを止めて首を伸ばし、僕を見上げる。僕からの苦情を聞いているハズなのに目が合うと、なぜか笑いかけられた。
(――どうして怜司は、そんなに嬉しそうな顔ができるんだ?)
「怜司?」
「全然おかしくない。俺は龍が好き。ずっと好きだったんだ」
「俺も龍が好きだよ。俺のでイキ狂いさせたいくらいにね」
怜司に続いて、浩司兄ちゃんまで変なことを言い出したことに驚き、僕はふるふると首を横に振りながら、大きな声で告げた。
「僕はそんな感情でっ……ンっ!」
唐突に右胸を怜司に吸われ、ゾクリとしたものが背筋を伝った。浩司兄ちゃんに羽交い締めにされていたが、なんとか上半身を動かして抵抗を試みる。
「怜司やめろ。こんなこと、僕は嫌だ」
「そう言ってるけど、躰は正直に反応してる。アソコも乳首も固くなってる」
舌先を器用に使って、陥没してる僕の乳首をぐりぐり責められると、下半身が妙に疼いた。
「怜司、スラックスも脱がしてやれよ。キツそうに見える」
「ホントだ。今解放してあげる」
「やだ、脱がさないで。これ以上なにもしないで……」
僕の叫びも虚しく、あっけなくベルトが外され、スラックスと一緒に下着が膝までおろされる。痛いくらいに張り詰めているのをふたりの目に晒されて、恥ずかしさに涙が滲んできた。
「なぁ龍、気づいてないだろ」
浩司兄ちゃんが耳元に顔を寄せたと思ったら、僕の背中に密着した。
「龍が暴れるたびに、俺のがどんどん大きくなっているってこと」
「えっ?」
「怜司にエロいことされて、おまえが抵抗するたびに、俺のに何度も当たって、すっげぇ刺激されちゃってさ。こんなになってるんだわ」
喜びを含んだ口調で言って、腰骨に固くなったモノを押し当てるなり、上下に擦りつけられた。
「ヒッ!」
「コレを龍のナカに挿れて、もっともっと感じさせたい」
浩司兄ちゃんは、僕の首筋に舌を這わせた。味わうように皮膚をべろべろ舐められるし、胸は怜司が吸ってるしで、どんどん変な気分になっていく。
(抵抗するのに動いたら、浩司兄ちゃんを刺激してしまう。だけど動かなかったら怜司に好き勝手されるし、本当にもう嫌だ……)
「兄貴、そろそろベッドに移動しよう。龍の抵抗がなくなっているからこそ、もっともっと感じさせてやりたい」
「そうだな。俺も龍のをしゃぶりたいし、イくところが見たい」
「手錠用意するから、ちょっと待ってて」
「手錠!?」
怜司が発したセリフにぎょっとしたら、躰を拘束する浩司兄ちゃんの腕の力が増した。
「安心しろ。警察が使ってる金属でできたものじゃない。龍を優しく拘束するためのツールだ」
浩司兄ちゃんが僕にわかるように説明してくれても、不安が拭えるわけじゃなかった。拘束すると宣言された時点で、このふたりにいいように弄ばれるのがわかりすぎる。
右胸に顔を埋めかけていた怜司が動きを止めて首を伸ばし、僕を見上げる。僕からの苦情を聞いているハズなのに目が合うと、なぜか笑いかけられた。
(――どうして怜司は、そんなに嬉しそうな顔ができるんだ?)
「怜司?」
「全然おかしくない。俺は龍が好き。ずっと好きだったんだ」
「俺も龍が好きだよ。俺のでイキ狂いさせたいくらいにね」
怜司に続いて、浩司兄ちゃんまで変なことを言い出したことに驚き、僕はふるふると首を横に振りながら、大きな声で告げた。
「僕はそんな感情でっ……ンっ!」
唐突に右胸を怜司に吸われ、ゾクリとしたものが背筋を伝った。浩司兄ちゃんに羽交い締めにされていたが、なんとか上半身を動かして抵抗を試みる。
「怜司やめろ。こんなこと、僕は嫌だ」
「そう言ってるけど、躰は正直に反応してる。アソコも乳首も固くなってる」
舌先を器用に使って、陥没してる僕の乳首をぐりぐり責められると、下半身が妙に疼いた。
「怜司、スラックスも脱がしてやれよ。キツそうに見える」
「ホントだ。今解放してあげる」
「やだ、脱がさないで。これ以上なにもしないで……」
僕の叫びも虚しく、あっけなくベルトが外され、スラックスと一緒に下着が膝までおろされる。痛いくらいに張り詰めているのをふたりの目に晒されて、恥ずかしさに涙が滲んできた。
「なぁ龍、気づいてないだろ」
浩司兄ちゃんが耳元に顔を寄せたと思ったら、僕の背中に密着した。
「龍が暴れるたびに、俺のがどんどん大きくなっているってこと」
「えっ?」
「怜司にエロいことされて、おまえが抵抗するたびに、俺のに何度も当たって、すっげぇ刺激されちゃってさ。こんなになってるんだわ」
喜びを含んだ口調で言って、腰骨に固くなったモノを押し当てるなり、上下に擦りつけられた。
「ヒッ!」
「コレを龍のナカに挿れて、もっともっと感じさせたい」
浩司兄ちゃんは、僕の首筋に舌を這わせた。味わうように皮膚をべろべろ舐められるし、胸は怜司が吸ってるしで、どんどん変な気分になっていく。
(抵抗するのに動いたら、浩司兄ちゃんを刺激してしまう。だけど動かなかったら怜司に好き勝手されるし、本当にもう嫌だ……)
「兄貴、そろそろベッドに移動しよう。龍の抵抗がなくなっているからこそ、もっともっと感じさせてやりたい」
「そうだな。俺も龍のをしゃぶりたいし、イくところが見たい」
「手錠用意するから、ちょっと待ってて」
「手錠!?」
怜司が発したセリフにぎょっとしたら、躰を拘束する浩司兄ちゃんの腕の力が増した。
「安心しろ。警察が使ってる金属でできたものじゃない。龍を優しく拘束するためのツールだ」
浩司兄ちゃんが僕にわかるように説明してくれても、不安が拭えるわけじゃなかった。拘束すると宣言された時点で、このふたりにいいように弄ばれるのがわかりすぎる。
5
お気に入りに追加
69
あなたにおすすめの小説
幼なじみとセックスごっこを始めて、10年がたった。
スタジオ.T
青春
幼なじみの鞠川春姫(まりかわはるひめ)は、学校内でも屈指の美少女だ。
そんな春姫と俺は、毎週水曜日にセックスごっこをする約束をしている。
ゆるいイチャラブ、そしてエッチなラブストーリー。
くまさんのマッサージ♡
はやしかわともえ
BL
ほのぼの日常。ちょっとえっちめ。
2024.03.06
閲覧、お気に入りありがとうございます。
m(_ _)m
もう一本書く予定です。時間が掛かりそうなのでお気に入りして頂けると便利かと思います。よろしくお願い致します。
2024.03.10
完結しました!読んで頂きありがとうございます。m(_ _)m
今月25日(3/25)のピクトスクエア様のwebイベントにてこの作品のスピンオフを頒布致します。詳細はまたお知らせ致します。
2024.03.19
https://pictsquare.net/skaojqhx7lcbwqxp8i5ul7eqkorx4foy
イベントページになります。
25日0時より開始です!
※補足
サークルスペースが確定いたしました。
一次創作2: え5
にて出展させていただいてます!
2024.10.28
11/1から開催されるwebイベントにて、新作スピンオフを書いています。改めてお知らせいたします。
2024.11.01
https://pictsquare.net/4g1gw20b5ptpi85w5fmm3rsw729ifyn2
本日22時より、イベントが開催されます。
よろしければ遊びに来てください。
3人の弟に逆らえない
ポメ
BL
優秀な3つ子に調教される兄の話です。
主人公:高校2年生の瑠璃
長男の嵐は活発な性格で運動神経抜群のワイルド男子。
次男の健二は大人しい性格で勉学が得意の清楚系王子。
三男の翔斗は無口だが機械に強く、研究オタクっぽい。黒髪で少し地味だがメガネを取ると意外とかっこいい?
3人とも高身長でルックスが良いと学校ではモテまくっている。
しかし、同時に超がつくブラコンとも言われているとか?
そんな3つ子に溺愛される瑠璃の話。
調教・お仕置き・近親相姦が苦手な方はご注意くださいm(_ _)m
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる