一統失患者の日乗

れつだん先生

文字の大きさ
上 下
4 / 6
2016年

9月

しおりを挟む
 二◯一六年 九月一日 木曜日

 九時過ぎに、訪問看護に起こされる。今日は、密かに想い焦がれている女性だった。いつも金曜日なので、木曜日に来るのは珍しい。
 今日は本来なら病院の日だけれど、主治医が講義で、二週間後になっている。それを言うと訪問看護の女性が、「病院無かったの? なんだぁ、早く起こしちゃったね」と言った。

 煙草を一発キメながら、The Strokesの1stを聞く。今までずっと好きになれなかったけれど、こうして聞いてみると普通にいい。凄くFranz Ferdinandっぽい。いや、そういうと間違いか。The Strokesの方が、音源を出したのは早かったし。

 昼を過ぎたので、味噌ラーメンを茹でる。さあできあがったので食べようと思うと、鍋の中に小さなゴキブリが死んでいた。もったいないと思いながらそれを捨てて、スパゲティを茹でて食べる。

 それから適当に読書やらネットやらをして過ごし、5時に夢中! を観る。観終わってから、図書館へ行き、ザ・クロマニヨンズのライヴ・アルバム、ザ・クロマニヨンズツアー 2013 イエティ対クロマニヨンと、THE BLUE HEARTSの2ndアルバム、YOUNG AND PRETTYのリマスターと、西村賢太対談集 薄明鬼語を借りる。

 ショート・ホープのメンソールがどこにも売っていなくて、うろうろとした挙句、いつも通っているファミリー・マートで買い、吸いながら家に帰り、エアコンを入れて水を浴びる。それから二枚のアルバムをハード・ディスク・ドライヴに入れ、iPhoneにも入れる。

 うだうだしながら横になっていた。


 二◯一六年 九月二日 金曜日

 昨日早めに寝たおかげか、七時半過ぎに目が覚める。煙草を一服して、つけっ放しのTOKYO MXをちょっと観て、ファミリー・マートへ行く。金を引き出して、携帯代と家賃と電気代を払い、ハイライト・メンソールをワン・カートン買う。七百円で一回くじがひけるようで、六回ひいたところ、その内の四つが当たりだった。
「今は忙しいので、暇になったら交換しに来て下さい」と言われたので、家に帰る。

 それから十時頃に訪問看護がやってきて、話をする。免許証の更新の話をすると、僕はY駅の方に行く予定です、と言うと、S駅の方が近いよ、と言われる。蒲田に住んで四年ぐらいになるけれど、残念ながらまったく地理がわからない。いいことを聞いたので、月曜日あたりにSの方に行こうと思う。

 終わってからだらだらと音楽聞きながら一服していると、昼前になったので、整形外科へ行く。終わって手帳のための写真を撮って薬局に入った頃に、Lから電話があり、僕が前々から旨いと言っていたラーメン屋へ行く。女友達の一人が美味しくない、と言っていたので、絶対に旨いからとLを連れて行った結果、絶賛していた。ラーメン屋なのにも関わらず、生魚の丼まであって、Lはそれとラーメンを食べていた。見たところ、鰹の刺し身丼、というところだろうか。

 二人して駅へ向かっていると、同じデイケアで、今は一児の母になった友達と会う。挨拶して別れ、一人で駅ビルの本屋へ行く。うーむ、色々な本がありますなぁ。手に取って立ち読みしていると、脳内に様々なものが浮かんでは消えていく。
 トイレで一発してから出て、近くにあるブックオフへ向かう。立ち読みをする。

 ああ、薬局に紙を出しただけで、薬を受け取っていない、ということを思い出し、薬を貰って出て、イヤホンを耳に付けながら煙草に火を付けると、前から赤ちゃんを抱いた主婦がやってきた。虫の居所が悪いのが表情に出ている。うーむ、子育ては大変だなぁ、と歩こうとすると、その主婦がすれ違いざまに、「こんなとこで、煙草吸うな」と言ってきた。僕はその瞬間頭が真っ白になり、口から勝手に、「文句あるならはっきりと言えよ!」という言葉が出ていた。まさか逆ギレされるとは思っていなかったのか、呆気に取られ、すぐに僕を睨みつけながら去っていった。
 確実に正義は主婦にあるし、何よりおそらく――ていうか知らない――ここで歩き煙草をするのは悪いだろうし、何よりすぐそこに交番がある。そこに連れて行けばいいだけの話。

 いやあ、本当に格好悪い。駄目なことをやっておいて、それを注意されると逆ギレするんだから。質が悪い。所謂クズ。けれど、そういうクズだからこそ、小説が生きているんだ、と言い聞かせて、毎日クズ的行動を取っている。情けない。

 気持ちを切り替えて、図書館へ行く。THE BLUE HEARTSの1stのリマスターと、漢 a.k.a GAMIのヒップホップ・ドリームを借りる。

 部屋に入って、エアコンを入れて水シャワーを浴びる。それからヒップホップ・ドリームを読む。

 途中で、ファミリー・マートでくじの交換をしていなかったのを思い出して、ファミリー・マートへ行く。同時に、二ヶ月近く続けていた肉食禁止をやめる。やっぱり、人間は肉も食わないと駄目だということがよくわかった。
 家に帰ったらジャパニーズ・ヒップホップを聞く。聞きながらちらちらっと小説を書いて、ちらちらっとしていたら、腹を壊した。うーむ、急にガッツリと食肉したから壊したのだろうか。


 二◯一六年 九月三日 土曜日

 夜中を過ぎても眠気が一向に来ないのと小腹が空いたこともあって、スーパーへ足を向ける。この時間だから刺し身半額は二つ、寿司に至っては一つも無い。食肉をやめていた頃に、肉コーナーをスルーする癖がついていたので、そのコーナーを通り過ぎた瞬間に、「あ、僕は食肉をすることに決めたんだ」と気づき、回れ右をして百グラム七十円の鶏むね肉ともやしを買って帰る。

 鶏むね肉を切って、もやしと一緒に塩コショウで炒める。材料費三百円もしないのに、旨くて安い料理が完成した。
 日曜日は、ライヴを奢ってくれた女友達が回転寿司を奢ってくれるし、本当に楽しみだ。と同時に、そういう友達がいるということは当たり前なのではない、ということを噛みしめる。

 恋する閉鎖病棟という作品、恋に恋する閉鎖病棟という作品、退院日記という作品、夢で逢えたらという作品を合わせて、今年の群像新人文学賞に出す事に決めた。枚数は二百四十九枚と十五行。締め切りは十月末なので、それまで推敲を続ける。
 深夜四時を回っても、推敲を続けていた。

 気づくと眠っていて、十二時過ぎに目が覚めた。パソコンが再起動している。起きると再起動していることが多いので、色々と検索して再起動しないように設定する。
 今日は三時から歯科だ。

 歯科はただ歯と歯茎の間を突いて終わりだった。通う意味はあるんだろうか? 終わって、今日は起きてから何も食べていないことに気づき、近所にある東京チカラめしに入り、唐揚げ定食を食べる。ご飯をお替わりして、満腹になったのでTSUTAYAに入って物色していると、Lから電話があり、「これから会う」という話になったので、家に帰っていると、途中でLとばったり合って部屋に入る。

 六時半頃にLが帰宅し、その後はひたすら一人でジャパニーズ・ヒップホップを聞く。聞きながら、一時間近くかけて、小説を十四枚書く。眠たいな。

 九時半に薬を飲んでから十一時前までうだうだとしていて、何となくスーパーへ行きラーメンやらうどん蕎麦、スパゲティを買い込む。値引きしていたティラミスも買う。
 帰って、ティラミスを食べる。こういう甘いものを食べるのは久し振りだったからか、とても旨かった。


 二◯一六年 九月四日 日曜日

 十時半頃に目が覚める。冷蔵庫に入れてあったカフェ・オ・レを飲みながら一服していると、チャイムが鳴った。ブックオフからだった。読んで感想を付ける。
 昨日の日記で書いたかもしれないけれど、結構高確率でネットが止まりそうなので、リアルタイムで日記を更新できなくなる。まあでも、ネットが無くなったほうが、読書や執筆に集中できるし、いいかなと。四ヶ月の閉鎖生活の時も、一日一冊読書していたし。

 昼の三時半までかけて、漫画を十一冊読む。腹が減ったのでスパゲティを茹で、燻製ベーコンのペペロンチーノで食べる。一緒に飯を食べる予定が、いろいろあって夜になった。もしかしたら、このまま流れるかもしれない。

 五時ごろに友人Sから電話があり、八時から寿司に行くことになった。
 それからYou Tubeでガキの使いの動画を観たりして過ごし、七時過ぎにシャワーを浴び、七時半に家を出て、バスで駅へと急ぐ。

 寿司屋の前の花壇の縁に座り、煙草を吸いながら待つ。何となく立ち上がったら、尻ポケットに財布が入っておらず、一瞬焦って花壇を見たら、ぽつんとそこにあった。座っている間にただ抜けただけだった。
 八時過ぎに友人Sがやってきて、二人で寿司屋に入る。あれやこれや頼んで飲み食いし、最後にうに軍艦で〆る。
 一時間半ほどその回転寿司屋で食事をし、九時半頃に別れる。
 そのままブック・オフに寄って、カイジの和也編の一巻と二巻が百円だったので、ポイントで買う。
 途中でローソンに寄り、十二月のライヴのチケットを二枚購入する。

 家に帰り、図書館のホームページで、欲しいけれど金を出すまでもないようなアルバムを色々と検索する。この間、検索して出てきた頁をブック・マークにしていたのに、全部、「セッションが切れました」としか表示できなくて、ちょっと切れそうになった。


 二◯一六年 九月五日 月曜日

 夜中の一時半を超えても眠気が来ないため、二、三ヶ月で振った絵描き女が好きで貸してくれた、モーモールルギャバンのアルバムを聞く。借りた当時はそんなにって感じだったけれど、今聞くとなかなかいい感じ。図書館にもアルバムがバッチリあるので、徐々に借りていこうっと!

 乾麺の蕎麦を茹でて、冷水にさらしてめんつゆをかけて食べる。自分の手で蕎麦を茹でたのは初めてかもしれない。
 東京に来るまでは、蕎麦とは疎遠だった。年越しで食ったり食わなかったりぐらいで、蕎麦屋も無かった。うどん屋は色々とあった。うどんを食うので、家でも作って食っていた。蕎麦は食わないので、家でも作らなかった。

 朝の三時を超えても眠気がこないため、新作の小説を七枚書く。蒲田を舞台にした物語。

 書き終えて、昼夜逆転しないために今日は一日起きておくことにしたので、ファミリー・マートへブラック・コーヒーを買いに行く。ネットに「PERFECT RETSUDANの続きを書いてくれ」とあったので、元々書く予定の無かった続きを、一時間かけて書く。

 起きておくと決めたのに、朝の六時頃に眠ってしまっていた。そして昼の一時に目が覚め、二時に訪問看護がやってきた。
 訪問看護が帰ったあと、ネット動画でガキの使いを観て、腹が減ったのでラ王の醤油ラーメンを作る。旨い!

 障害者手帳のための写真を役所に持って行って、その帰り道にスーパーで焼き鳥のレバーを買って食べ歩く。

 九時ごろまでネットなどをして、腹が減ったのでスーパーへ行き、鶏胸肉ともやしを買って、塩コショウで炒めて食べる。
 そこでようやく、今日の5時に夢中! を観忘れたことにきづく。


 二◯一六年 九月六日 火曜日

 またもや変な夢を観て、朝の六時過ぎに目が覚める。汗だくなのでエアコンを入れ、シリアルを食べる。
 昨日歯科だったことを忘れていた。今日はSまで行って、免許証の更新に行かなければならない。面倒くさいなァ。

 九時過ぎに家を出る。ナントカ線でS駅まで行く。電車に乗ったのは、退院した日以来久し振りだったので、少し不安だったものの、難なくたどり着く。
 駅を出ると、矢印で試験場まで案内してくれる。そのまま進んでいると、怪しいおじさんが声をかけてきた。
「ここで手続きしてこの紙を持って行けば、すぐ交付されて、早く帰られるよ」と言う。黙って聞いていると、「八百円で、すぐ帰られるよ!」と言う。
 断って試験場へ行き、手続きだの金だの写真だの視力検査だの三十分のお話だのを終え、無事にゴールド・カード。生まれて初めてのゴールド。左目が見えないので、視力検査の時に視野の検査もした。三十分のお話の中で、「今年の六月に施行されたもので、統合失調症やてんかんその他を患っている人は、申告しなければならない」とか言い出して、そんなの最初に言っておけよ、と思いつつ、お話終了後に近くにいた試験場スタッフに聞くと、運転に支障がないなら大丈夫、と言われる。

 電車で揺られて、O駅へ行く。そこから歩いて、O駅近くの三階建てのブック・オフに入り、二時間以上物色する。百円で賭博堕天録カイジ 和也編の続きを買い、それまた近くにあったナントカっていうビル、商業施設、よくわからないところに入り、座って漫画を読む。

 さあ、歩いて帰ろうかと思った時に、図書館からCDが四枚届きましたというメールが。だったら電車に乗って、図書館行って、家に帰った方が楽なので、電車に乗る。PASMOに金が入ってあったので、使える時に使っておこう、という。

 家に着いたのは四時過ぎで、CDをハードディスク・ドライブに入れて、iPhoneにも入れる。THE TIMERSの復活!! タイマーズ、THE OFFSPRINGのDAYS GO BY、The StrokesのComedown Machine、玉置浩二のベスト・アルバム。

 五時からは当然、5時に夢中! を観る。終わるとGOTHAM/ゴッサムを観る。するとソフトバンク戦がやっているので、当然観る。ソフトバンクは負けた。

 ジャパニーズ・ヒップホップを聞いていると急に、ボンタンアメが食べたくなったので、スーパーへ行く。九十円也。

 十時すぎに急激に眠たくなったので、そのまま眠る。


 二◯一六年 九月七日 水曜日

 十時半頃に、激しい喘息の発作の苦しさで目を覚ます。すぐに吸入する。残っていたコーラを飲んで、一服しながらYou Tubeで先日分のフリースタイル・ダンジョンを観る。GADOROが格好いい。
 それから、同じく先日分のウシジマくん Season 3の最新話を観て、感想を付ける。

 腹が減ったので十二時半過ぎにスーパーに行く。帰ってくると、ヘルパーがドアの前に立っていた。そうだ、今日は掃除の日だった。
 掃除が終わる頃に、震度四の地震があった。

 四時頃まで音楽を聞いて過ごし、歯科へ出かける。いったいこの歯科医は何をやっているんだろう? 尖ったもので歯と歯茎の間を突いているだけ。まあいいんだけれど。
 煙草を吸って図書館へ行く。借りていたCD四枚を返却し、新たに三枚借りる。THE BLUE HEARTSのTRAIN TRAIN REMASTER、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTのTHEE GREATEST HITS、oasisのoasis20周年記念デラックス・エディション。それと、太田光のしごとのはなしも借りる。何となく手に取って、図書館のソファで読んでいたんだけれど、なかなか面白くて。

 家に帰り、借りたCDをハードディスク・ドライブに取り込んで、iPhoneにも入れる。

 太田光のしごとのはなしを半分ぐらいまで読んでから、漢 a.k.a GAMIとKNZZのBEEFについて色々と調べる。調べているとあっという間に時間が経ち、十一時を過ぎたので、スーパーへ行って、半額のまるごとバナナを買って食った。


 二◯一六年 九月八日 木曜日

 八時半頃に目が覚める。すっきり感が無い。だらだらと煙草を吸っていると、チャイムが鳴った。訪問看護タイムだ。な、なんと! 僕が恋焦がれている女性だった。この女性だけ、距離感がちょっとおかしい。すぐ目の前に座る。だから、色々終わって帰る時に同時に立ち上がるんだけれど、その瞬間に体が触れそうになる。こっちゃぁ七年セックスしてないし、七ヶ月女体に触っていないわけなので、抱きつきそうになる。それを堪える。そんなことしてみなさい、良くて警察、悪くて閉鎖だ!

 この歳になって、フェティシズムがちょっと変わってきた。いや、正確に言うと、一番好きだったポイントが二位に転落し、下の方にランクインしていたポイントが急上昇した。つまり、足、太もも、膝裏の足セットが二位になり、手――手首から先――がトップに踊りでたわけだ。
 僕は若い女性がタイプではないので、肉付いた手でも、若々しい手でもなく、それなりに歳を重ねた女性の、ちょっとくたびれてほっそりとした手が好きだ。

 十時半頃に家を出て、病院へ行く。十一時に受付をして、呼ばれたのは四時半だ。一人で松屋に行き、牛とじ丼を食べて戻る。友人であるT君とI君と会い、話していると、同じく友人であるSが、今から他の女性を連れて行くとLINEを打ってきたので、その流れで五人でファミレスでドリンク・バーを飲む。結局なんだかんだですぐに出たので、アイス・コーヒー一杯が四百円もしたことになった。
 それからLがやってきて、I君が帰り、三人で話す。やっと診察を呼ばれたので、二週間ぶりに主治医と話す。主治医は、「今の状態が一番いい。入院前は無茶をし過ぎた」と言った。「記憶が無いなら無いで、新たに関係性を作ればよい」とも。最後に、彼女の話になったので、僕が、「こんな、働いてもないクズニートに、彼女なんかできるわけないじゃないですか」と笑いながら言うと、主治医は、「そういうのはまったく関係ないよ」と言っていた。うーむ。
 診察が終わり、T君が呼ばれるまで三人で話す。なぜか僕はT君に、ダークナイト・トリロジーの面白さを力説していた。Blu-ray BOXを半ば強引に貸す流れとなった。

 別れ、薬局で薬を貰い、図書館に寄って帰る。高橋弘希の指の骨をレンタル。

 家に着いてすぐにエアコンを入れ、水シャワーを浴びてすっくり。七時半前頃にスパゲッティを茹でて、ミート・ソースで食べる。

 十時半ごろまで西村賢太の対談集を読んで、スーパーへ行く。半額のおにぎりと半額のメンチ・カツを買って、食べながら歩いていると、器官に飯が入っちゃって、喘息発作が起きた。

 かなり眠たくて、目も開けてられないぐらいなのにもかかわらず、眠ることができない。
 西村賢太の対談集と太田光のしごとのはなしを交互に読みながら、その日は終わった。


 二◯一六年 九月九日 金曜日

 眠れないので、ファミリー・マートへ行って立ち読みして葉書を買う。Netflixを漁る。映画、ドラマ、アニメーションが毎週大量に追加されるのに、ユーザー・インターフェイスが腐ってて、お目当てのモノが見つけにくい。
 気になるモノを適当にお気に入りに入れていると、トレインスポッティングを見つけた。過去に観て――後で調べたら、五年前だった――全然面白さを感じなかったので、今観たらどうだろうな、という軽い気持ちで観る。

 面白い!

 ……朝の五時頃に、ありえないぐらいの眠気に襲われたので、途中で止めて寝る。

 訪問看護のチャイムに起こされる。学校を卒業したばかりの若い眼鏡娘を連れて来ていた。色々と教えつつ、色々話す。

 訪問看護が帰ると、トレインスポッティングの続きを観て感想文を書く。まあ、ヘロインはやりたいとは思わないけれど、やたら喫煙シーンと飲酒シーンがあったので、煙草を吸いながら観ていた。

 観終えて、腹が減ったのでスーパーへ行き、もやし二袋と卵と牛乳を買い、生卵もやし入り味噌ラーメンを作って食べる。旨い。電気代の請求が九千円を超えていた。頭がくらくらする。

 暇なので、適当にYoutubeを漁ったり、図書館のホーム・ページでCDを予約したりしながら、何となく渋谷系というジャンルを聞いてみたところ、結構いいなと思ったので、図書館でCDを漁る。

 五時から歯科。奥歯を削って、何かを入れた。奥歯の奥の歯茎が痛いと訴えると、親知らずが生えてきているのかもしれない、と。けれどウチじゃ親知らず抜歯はできないので、様子を見て斜めに生えてきたりしたら、考えよう、と。

 その流れでブック・オフに。何も買わない。ただチェックするだけ。散歩中にネタやら文章やらが頭に浮かぶことが多いので、最近はよく歩いている。

 七時過ぎに帰宅、洗濯しようとしたら二台とも使われていたので、諦めて水シャワー。かなり腹が減っているので、卵を二個使ってスクランブル・エッグ的なものを作って食べる。

 それだけでは腹が全然満たされないので、九時過ぎにうどんを茹でて麺つゆで食う。帰ってからずっとジャパニーズ・ヒップホップを聞いている。


 二◯一六年 九月十日 土曜日

 一度暑さと汗で目が覚めて、エアコン入れてまた寝た。起きたら夕方の四時半だった。さすがに寝すぎた……。軽やかに喘息発作も起きているし。

 MSCのアルバムを聞きながらシリアルを食う。

 八時まで読書をして、腹が減ったのでもやし卵めんつゆ塩コショウ炒めを作って食べる。旨い!

 今日は寝すぎたなから眠れないだろうな、と思ったら、〇時過ぎには寝ていた。


 二◯一六年 九月十一日 日曜日

 昼過ぎに起床。煙草を一発キメて、Youtubeでワイドナショーを観る。

 三時過ぎに友人のNが、暇だから遊ぼうという。家に来るまでANARCHYを聞いて過ごす。BLKFLGの出来が酷すぎる。ANARCHYは一体どうなってしまったのか。Diggin' Anarchyは、最初の閉鎖病棟の時に、毎日聞きまくった。だから、何だか懐かしく感じる。あまり覚えてはいないんだけれど、ベッドの上でiPhoneでもって聞いていたなぁ。

 それ以降、記憶なし。


 二◯一六年 九月十二日 月曜日

 夜中に目が覚める。まったく記憶なし。テレビでウシジマくんの映画パート2をやっていたので、それを観る。終わった後、かなり腹が減ったので、すき家に行って牛丼豚汁お新香セットを食べる。

 腹は満たされたものの、気持ちの悪さは取れない。そこからずっと、ウィキペディアを検索し続ける。たまにハマるんだよね。

 訪問看護がやってきて、話す。その女性は僕の本棚を見るなり、「東野圭吾が好きで、集めてたんですよ」と言った。やっぱり東野圭吾は人気なんだなぁ。

 気持ちの悪さが取れてきたのと、図書館からメールで、「そろそろ返却しろやチンカス野郎」とメールが来たので、昼過ぎから読書に没頭する。読み終えて感想文を書く。早く中村文則の銃を読みたい……。あと先月買った文芸誌を一頁も読んでいないので、それもアレしないと。本当に。読んでも読んでも次々と来るんだから。
 それで思い出したんだけれど、十月末の群像新人文学賞の締め切りがどんどん迫ってきているのに、二百四十九枚の応募作を開いてもいない。手直しする気もない。もうこのまま出してやろうかしら!

 腹が減ったのでラ王の味噌ラーメンを作る。ガスのすぐ横に小さなゴキブリがいたので、ゴキジェット・プロをぶちまけてやったら、引火して大きな炎が出た。飛び上がるぐらいびっくりした。

 ラーメンを食い終えて、ノリノリでLITTLEのBad Boy 武士を聞いていると、5時に夢中! が始まったので観る。

 コーヒー牛乳をファミリー・マートで買って、それを飲みながら一服する。


 二◯一六年 九月十三日 火曜日

 寝すぎた。起きたら5時に夢中! がやっていたので、観ながら一服する。途中で観るのをやめて、図書館へ行って本を二冊返し、CDを四枚借りて帰る。ザ・タイマーズの1st、モーモールルギャバンの1st、YOSHII LOVINSONの1stと2nd。

 八時ごろから、太田光のしごとのはなしを読む。

 突然、ザ・クロマニヨンズが聞きたくなったので、ライヴ・アルバムをエンドレス・リピートする。

 たまたまYouTubeで、BARBEE BOYSを観て、とても格好よいと思ったので、図書館でベスト・アルバムを取り寄せてもらう。

 深夜前に、明日以降の分のシリアルと牛乳を買いに行く。


 二◯一六年 九月十四日 水曜日

 テレビで、フリースタイル・ダンジョンか闇金ウシジマくんのどちらかを観ようか悩み、闇金ウシジマくんを途中から観る。
 観終えるとシリアルを食って一服する。朝の四時頃まで読書をして、いつの間にやら眠っていた。

 一時前頃に、掃除のヘルパーに起こされる。掃除をする。その後、十二月のライヴへの勢いを高めるために、爆弾ジョニーを聞く。今月配信されたラジオで、新曲が二、三曲発表されていたので、かなり楽しみ。聞きながらシリアルを食う。

 ウシジマくんの最新話を観ながらラ王の醤油拉麺を食べ、感想文を書く。その後フリースタイル・ダンジョンの最新回を観る。

 図書館から二枚のCDが到着したというメールが来たので、5時に夢中! を観終えた後に出向く。5時に夢中! に初めてメッセージ送ったものの、読まれることはなかった。

 検索したら、吉井和哉とあったので借りてみたら、ニルヴァーナのカヴァー・アルバムだった。僕はニルヴァーナが好きじゃないんだけれど、まあいいか。フリッパーズ・ギターのアルバムをハードディスク・ドライブに取り込んで、iPhoneにも入れる。

 それから、音楽を聞いたりYouTubeを観たりして、腹が減ったのでナポリタンと塩コショウ炒り卵を作って食べる。旨い!

 九時半頃に、薬をキメてから、スーパーへ行ってトイレット・ペーパーを買う。ついでに、マンゴー・プリンも安いので!

 ずっとデモンゲイズのレベル・アップをしていたら、夜中を過ぎていた。


 二◯一六年 九月十五日 木曜日

 デモン・ゲイズのレベル・アップを続ける。

 二時半頃にプレイをやめ、ファミリー・マートへ行く。Guns N' Roses奇跡の再結成と書かれたポスターが目に入った。VIP席チケットが、何と三万円! それでも余裕で埋まるんだろうな、ビッグ・バンドだから。

 九時に訪問看護のチャイムで起こされる。今日は医大生を連れて来ているということで、その医大生の弾性が血圧を測ったり体温を測ったりする。

 眠たいので、一時間ほど寝る。今年始まって以来の最悪な夢を見た。まずは、もう潰れた地元の中古ショップで、ドリーム・キャストと同梱の何かを百七十円で買う、という夢。それなら別に何のダメージも無い。次からだ。
 四ヶ月間ブチ込まれていた閉鎖病棟で仲良くなったKさんという女性を探す夢。いいところまで言ったものの、そこで目が覚め、夢だったかと思いながら起き上がり、部屋の本棚の上においてあった箱を何となく物色すると、手紙が入っており、そこにKさんの電話番号とメール・アドレスが書いてあって歓喜するものの、何とかさんという別人だったという夢。何だ夢だったのかと思い、それでも試してみようと本棚の上に置いてあった箱を取り出すと、Kさんの本名と住所が書いてあったので、必死の思いで検索してみると、その女性の情報が出てきて歓喜するものの、夢だったという落ち。
 ネタ時のままの体勢で目が覚めて、またもや同じ本棚の上を物色すると、僕とKさんが入院中に楽しんだ色々な記憶が見つかり――入院中に、そこに書かれたようなことは一切していない――そこから紙切れが落ちて、名前と住所が書いてあった。まずは手紙を送ってみようと、手紙セットを買いに行くものの、夢だったという落ち。そのKさんは携帯を持っていなかったので、こちらの連絡先を教えるだけで、向こうの連絡先は聞いていないので、Kさんの連絡先が残っているということはありえない。

 気が滅入る。そこからもう一度寝ようなんていう気には当然ならないので、病院へ向かう。一時に受付を済ませて、メンタルヘルス・センターへ行くと、椅子に友人のT君が座っているのを見つけた。
 T君が前回公募に出したライト・ノベルを僕に渡し、僕はDARK KNIGHT TRILOGYのBlu-ray BOXを渡す。前々からこれは約束していたものだ。
 T君はすぐに呼ばれ、帰って行った。僕は隣の皮膚科に呼ばれた後、松屋に行って食事を済ませ、戻って読書を続け、メンタルヘルスは四時半にようやく呼ばれた。そこから薬局へ行って家に着くと、五時半を回っていて、5時に夢中! をやっていたので観る。

 終わってから、昨日の続きのようにAerosmithを聞く。

 聞きながらデモン・ゲイズのプレイを続け、八時頃に洗濯物を済ます。そこからまたプレイを続け、ふとしたらパソコンのネットが切断されているのに気づく。iPhoneやPSVITAのwifiは繋がっているのに、どういうことだろう? まあ取り敢えず、日課だった日記の更新は、今日でストップする。またネットが繋がったら、一気にアップ・ロードすればいい。


 二◯一六年 九月十六日 金曜日

 訪問看護に起こされる。

 またわけのわからない夢を見た。僕はどうやら船――帆を張って進む大きな船――の船長という設定。ヤンキーな人たちと銭湯へ行き、湯船に浸かるシーンから始まり、その次はなぜか僕はたくさんある石の階段をポンポン降りながら、「今日は給料日だ」と叫んでいる。
 どこぞのお兄さんが現れ、僕に給料の入った封筒を手渡す。僕は船長であり社長なのだから、たくさん入っているだろうと期待して開けると、二万円しか入っていなかった。
 がっくりしていると、場面は駅のホームに変わる。すると、「Sの降臨~!」とアナウンスが流れ、女友達であるSが、線路から登場する。僕は、Sが来たなら大丈夫だ、と思いながら大きな船を出発させる。その船の名前は、沈まぬ太陽。けれど、徐々に沈んでいき、もがき苦しみながら目が覚めた。

 昨日から、iPhoneやPSVITAはインターネットに繋がるのに、パソコンは繋がらない状態が続いているので、十一時にプロバイダに電話してみる。向こうがアダプタのプロパティを開けと言うので開いてみると、昨日何となくインストールしたアンチ・ウイルス・ソフトの項目があり、そこにチェックしてあったので、それを外すとインターネットに繋がった。何の話だ。

 二時間以上時間をかけて、群像新人文学賞に出す予定の小説の手直しをする。三分の一も終わっていない。枚数はぴったり二五◯枚。
 休憩がてら、録音していた高橋源一郎のラジオを聞く。腹が減ったのでシリアルを食う。旨い!

 ラジオの途中で、生活支援センターの男性がやってきたので、話をする。僕より少し年上ぐらいか、はたまた年下か。後半は漫画と音楽の話になる。二時半過ぎに帰って行った。

 ラジオを聞きながら、五袋三百円で買ったチキン・ラーメンを食べる。

 公募に出す予定の作品の手直しを続ける。


 二◯一六年 九月十七日 土曜日

 十一時半過ぎに目が覚める。またわけのわからない夢を観た。けれど、それを文章で説明することができない。

 起きて薬を飲んで、公募の手直しという、昨日の続きをする。文章がおかしかったり、やたら漢字を使っていたり、僕が恋する女性をイニシャルや彼女と表記するのをやめたり。大変な作業。

 三時になったので、歯科へ行く。終わると図書館へ行き、CDを三枚借りる。その足でTSUTAYAに寄り、一時間半以上立ち読みを続け、家に帰って水シャワーを浴び、一息ついたのは、夜の七時前だった。
 借りたCDは、DAFT PUNKのALIVE1997、モーモールルギャバンのクロなら結構です、BARBEE BOYSのBARBEE BOYS。

 そこからなんだかんだで推敲を続けた。


 二◯一六年 九月十八日 日曜日

 昼の一時過ぎに目が覚める。薬を飲んで、Youtubeを漁りながら、音楽を聞きながら、推敲を続ける。

 ショックなことに群像新人文学賞は、インターネットで発表した作品は対象外とする、という規定があったので、違うところを探さなければならない。

 あっという間に時間が経つ。五時半になったので、図書館へCDを返して、CDを借りる。フリッパーズ・ギターのシングルス、小沢健二の犬は吠えるがキャラバンは進む、ピチカート・ファイヴのシングルス。

 途中セブン・イレブンに寄って百円の炭酸ジュースを買い、ヤンマガを立ち読みして、飲みつつ煙草を吸いつつ家に帰る。
 出張掲載されていた、食糧人類という漫画が気になる。絵はアイアムアヒーローの人に似ていたというのは置いておいても、内容はなかなか面白かった。一巻出ているみたいよ。
 彼岸島は相変わらず、カイジも相変わらず、村田ひろゆき先生の新作も相変わらず。喧嘩稼業は載っておらず。
 部屋に入り、エアコンを入れてからハードディスク・ドライブに音楽を入れ、iPhoneにも入れる。

 八時ごろに、今更ながらDOMMUNEの9sari groupとBLACK SWANの公開記者会見を観ながら、ナポリタンを作って食べる。

 それから無料アプリで漫画を読み、十一時ごろから推敲を続ける。疲れる……。


 二◯一六年 九月十九日 月曜日

 深夜を超えても眠気がこないので、ひたすら推敲を続ける。途中、iPhoneでウイニング・ポストのスマート・フォン版をプレイしたり、アプリで漫画を読みまくったりしつつ、推敲を続け、朝方に推敲が終わった。文章のあれこれも、漢字を開くことも、登場人物の名前も、完璧に仕上がり、八万九千八百五十五文字、枚数にして二百五十枚。

 感慨深くもなく、開放感があるわけでもなく、洗濯物を済ませ、ずっと掃除していなかった扇風機を掃除する。掃除する前は、まったくと言っていいほど風が来なかったのに、掃除した途端、涼しい風が汗ばんだ体を冷ませてくれる。

 昼過ぎに、腹が減ったのでチキン・ラーメンを作る。なんだかマズイので、残す。スーパーの二階にある百円ショップで、缶の灰皿を買って帰る。

 いきなりベースのムーブメントがやってきたので、GorillazのFeel Good Inc.をひたすら練習しまくる。指のトレーニングをまったくやっていなかったので、全然指が開かない。教本によると、一日五分でもいいから練習しろ、と。肝に免じました。左の指先と腕が痛い。

 腹が減りすぎているのに、食べない。……わけにもいかないので、ラ王の味噌を作って食べる。旨い!
 何となくMassive Attackを聞く。東京に出てくる前に、4thアルバムのMezzanineが中古ショップで二百八十円だったのを、ジャケット買いしたのがそもそもの出会い。よさはわからないんだけれど、なんだか癖になるんだよね。それがいいんだろうか。トリップ・ホップはよくわからない。
 聞きながら、村上春樹の村上さんのところを読む。内容量が多くて読むのに時間がかかるので、図書館に返却しよう。で、電子書籍の完全版とやらを買おうかな。金はないけれど。

 昔もらった何十枚ものCDを取り込みながら、九時に猛烈な睡魔により、眠りにつく。


 二◯一六年 九月二十日 火曜日

 寒ッ! 八時前に起床。バス・タオルを体に巻いて寝ていた。
 まぁたわけのわからない夢を観ていた。僕の両親と叔父一家が東京に来た、というもの。そこになぜか、五年近く付き合った彼女も来る。父親と叔父が受付をしているレストランに入り、彼女の到着を待つ。母親と祖母から、「――ちゃんがわざわざ――から一人で来てくれるんだから、粗相のないように。何から何まで全部、あんたが金出しなさいよ」と、口酸っぱく言われる。僕は八年ぶりの再開なので、緊張して煙草を吸っている。そこで目が覚めた。

 寒いので、タオル・ケットをロフトから下ろし、CDの取り込みをやめる。というのも、そこにあるCDのほとんどが、リマスターとして再販されているので。George Harrisonのよさにすっかりハマってしまい、図書館で1st AlbumのREMASTERを発見し、予約する。

 昼を過ぎて、朝食と昼食を兼ねて、シリアルを食べる。やたらと色々な音楽を聞く。Red Hot Chili Peppersだったり。

 昼食のあと、ひたすらベースを練習する。左指の使い方がわかってきたので、それを繰り返し、飽きたらGorillazのFeel Good Inc.を弾く。

 終わって、闇金ウシジマくん Season3の最終話を観て感想文を書く。映画が楽しみだなぁ。

 六時を過ぎたので、炒り卵塩コショウを食べる。旨い。しかし、それだけで腹が満たされるわけもなく、ラーメンかスパゲティかなぁ……と考えながら、シリアルを食べる。旨い。シリアルっていくら食べてもまったく飽きないね。

 無料だからと漫画を読んでいたら、九時になっていた。しかし、アプリ等々で無料で読めるだなんて、今はいい時代になったな。それやって無料で読めても、気に入っている漫画は買い続けるし、元々無料になっていないものもある。
 読みながら、The Rolling Stones等々を聞いている。よさがさっぱりわからない。The Rolling Stones、Radiohead、Massive Attack、Led Zeppelin、The Beach Boys、The Stone Rosesはよさがさっぱりわからない。
 それに加えると、中高時代はやたらありがたがって聞いていた、Metal勢も聞かなくなった。当時は、低音低音、という感じだった。だった。それでも数年前までは一応アルバムを追っていたけれど、今はもう新譜が出たのかどうかも知らない。
 最近よさがわかったのは、The Strokes。ガレージ・ロックかなんだか知らないけれど、と、そういうリヴァイヴァル・バンドを聞かなかったんだけれど、聞いてみたら驚いた。

 腹が減ったので、ボンゴレビアンコを。旨い。飽きない。シンプルな味付けで、何よりあさりが旨い。貝は見た目グロテスクなのに味は最高だ。

 以前ファミリー・マートで景品にくれた、カフェイン・レスのドリップ・コーヒーを入れて、ブラックで飲む。味はとてもいいんだけれど、粉に比べて作るのが面倒くさい。

 ウシジマくんを読んでいたら、昔の思い出が蘇った。
 十八の時に、会社の先輩の友達から、ヤン車仕様のアコードを買ったんだけれど、その仕事辞めちゃって、毎月の支払い忘れてた。
 ある日夜勤のバイトを終えて眠ってたら、母親がいきなり、友達が来たとか言い出した。出てみたら、先輩とその友人で、車で山奥に連れて行かれた。
 土下座させられて、これから一ヶ月五十万稼げるタコ部屋に行くか、十五万払うか選べと言われた。

 この時は、さすがに死ぬなあと思ったな。

 寝る前に、仕事のことを考える。介護の仕事がしたい。そのためにヘルパーの資格も取りたい。けれど、僕に務まるのか不安。


 二◯一六年 九月二十一日 水曜日

 一度目は友人からの電話で目が覚め、二度目はヘルパーの執拗なチャイムと電話で目が覚める。うっとうしいからもうヘルパー無視してやろうか、と思ったが、あとから金でも請求されちゃたまらないということで、出る。

 帰ったあと、シリアルを食べて一服。

 二時半を過ぎたので、歯科と整形外科へ行く。歯科では何やら削り、埋めて、削る。整形外科は一言二言話して、薬を貰う。毎週通っている薬局の、四十代の薬剤師がお気に入り。

 その足で図書館へ行くと、以前通っていたデイケアのスタッフのNさんに会う。三、四歳ぐらいの女の子を引き連れ、赤ちゃんを胸に抱いて。過去に小さな女の子と男の子と一緒に暮らしていた癖に、こういった知人の子どもに対してどう接していいかわからない。当たり障りのことを言い、別れる。
 CDと本を返して、KRAFTWERKのツール・ド・フランスと西村賢太の一私小説書きの日乗 憤怒の章を借りる。。四時半まで図書館で読書を続け、そういや5時に夢中! が始まるなと思い、急いで家に帰って観る。

 中高生時代に好んでよく聞いていた、海外のポップ・パンクを何となくYouTubeで聞く。当時はあれだけハマっていたのに、今聞くと、「まあ、いいっちゃいいかな……」程度にしか思えない。

 5時に夢中! が終わったので、丸ちゃん製麺の塩に生卵を落として食べる。旨い! 食べ終わったら、カフェイン・レスのブラック・コーヒーを飲みながら一服。
 吸い終わるとベースの練習に取りかかる。
 右手を見て弾くと、右手が上手く動いて、左手を見て弾くと、左手が上手く動く。
 難しい。
 汗で気持ちが悪いので、そのままシャワーを浴びる。水を浴びると、さすがにこの季節、ちょっとつらいので、少しだけ湯をひねる。

 読書をして、八時にチキン・ラーメンをそのままバリバリ食べる。茹でると不味いのに、そのままだと旨い。
 その流れで、YouTubeで彼岸島 Love is Overの一話を観て、フリースタイルダンジョンを観る。そこからなぜか不可思議/wonderboyを試しに聞いてみて、一発で気に入った。


 二◯一六年 九月二十二日 木曜日

 昼の三時前まで爆睡。いつものように変な夢を見たものの、忘れる。かなり腹が減っているので、丸ちゃん製麺の塩に生卵を入れて食べる。喘息も出ているので、吸入をし、朝の薬四錠と粉薬を飲み、吸入してから煙草を一服。

 友人Sが、暇だからコーヒー・ショップに来れば、という話なので、歩いて行く。一応その日に返そうと思っていたCDと読みかけの本二冊を持って。
 するとSの他にSやらMやらLやらが来て、なんだかんだのどうのこうので夜の八時まで話す。

 昨日会ったNさんとその子どもの時もそうだったけれど、今回はMが二歳ぐらいの娘を連れてきていて、やっぱり僕は小さな子どもとどう接していいかわからない。向こうがつたない口で何かを言うも、僕は無言。女の子が駄目なのかな。男の子だったら大丈夫なのかもしれない。わからないけれど。

 歩いて帰って、三十分間ベースの練習をする。今日は一段上がって、ドレミハソラシドレミファソラシド。指が動いてくれるようになってきた。九時まで練習して、薬を飲む。

 それから夜中まで仕事を探す。


 二◯一六年 九月二十三日 金曜日

 眠たいのに眠れない。ザ・クロマニヨンズの新曲、ペテン師ロックをYouTubeで聞く。相変わらず格好いい。ライヴも行ってみたいけれど、金がないので。
 その流れで、色々な音楽のベース・カヴァーを観る。

 続けて、西村賢太の日記を寝転んで読んで、なんとなく次作を数行書いてやめ、また読書に入る。眠れないなぁ。
 塩コショウをふりかけすぎた炒り卵をつまみながら、煙草を一服しながら、六十頁まで日記を読んで一旦閉じる。

 当然眠れないので、一包化になった精神科以外の薬を切り分けて薬カレンダーに並べる。数えてみると、朝と夕方に四錠と粉薬、寝る前に六錠。なかなかのジャンキーっぷり。
 壊れて初期化したニンテンドー3DSの電源を入れてみると、やはり壊れたまま。しかし今回判明したことが一つ。上画面を少しだけ持ち上げると、ちゃんと上画面が表示される。指を離すと映ったり映らなかったりする。ジャンク品として売ることを決意。

 なんとなくCD棚を整理して、weezerのThe Red AlbumとRaditudeを見つけたので、すでに取り込んでいた二つを聞いてみる。The Red Album以降は買うだけ買って、少し聞いて、すぐに封印していた。

 いきなり、幼少時に兄弟と一緒にビデオを擦り切れるほど観た、人形劇が頭に浮かんだ。いくら検索をかけても出てこない。確か、確か……と思い出しながら、ようやくヒットした。フラグル・ロックという番組だ。オープニングをYouTubeで観る。懐かしいな……。

 西村賢太の日記を半分以上呼んだところで、朝食に丸ちゃん製麺の塩生卵を作って食べる。旨い。日記中にやたらとラーメンが出ていたので、食べたくなった。

 読書はやめ、三ヶ月ぐらい放置してた第三次スーパーロボット大戦Zをプレイする。エヴァ、デスサイズ、マジンガーを全改造した。初期の頃は難しさのバランスがおかしかったけれど――その分攻略の楽しみはあった――、αぐらいから制作会社が変わり、お気に入りの機体を改造してばたばたと敵を倒していくゲームになった。FとF完結編なんて頭がおかしいレベルに難しかった。

 途中シリアルを食べ、スパロボを続け、一時半から読書に浸……ろうとしたら、腹を下してトイレに行ったり来たり。

 三時前に歯科へ行く。終わって図書館へ行き、CDを返してCD二枚と本を借りる。Maroon5のライヴ・アルバム、ELECTRIC LIGHT ORCHESTRAのベスト・アルバム、ヒップホップの詩人たち。
 帰宅して水シャワーを浴び、読書を続ける。七時前になったので夕方の薬を飲んで、ベースの練習。

 終わって一息つきながら、輸入盤しか持っていないアルバムの国内版を、図書館で予約する。ボーナス・トラックが結構いい曲だったりするので、見逃せない。

 漫画を読み終わって、一息つく。
 カクヨムのエッセイ・コンテストの結果発表である、三十日が怖い。滅茶苦茶怖い。どうせ落ちてるんだから期待するなと言い聞かせているが、もしかしたら……という期待が全然取れない。
 選考通過、それだけでよかった。あの時は単純に、すごくすごく、心の底から喜んだ。あれがゴールでよかった。あと一週間、あと一週間。
 でも、受賞もしたくない。責任とか関係なく、ぴーひゃららっと文章書いてりゃ楽しかった。
 受かりたいけれど受かりたくない。

 一体僕はどうすりゃいいんだ。


 二◯一六年 九月二十四日 土曜日

 昼の一時過ぎまで寝ていた。寝ている間に寒かったのか、タオルケットを体に巻いていた。暑い暑い。
 朝の分の薬を飲んで、腹が減ったのでミート・ソースのスパゲティを作って食べる。旨い!

 久しぶりにZebraheadを聞く。アルバムPlaymate of the Yearは、当時阿呆みたいに毎日聞いていた。MFZBも聞いていた。ところがヴォーカルがジャスティンからマッティに変わってしまったBroadcast to the World以降はほとんど聞いていない。実際このアルバムは、出来も悪かった。それ以降を図書館で借りてみるかな。

 アルバムが終わったので、音楽をTHE MAD CAPSULE MARKETSの二枚のベスト・アルバムに変えて、聞きながら西村賢太の日記を読み終え、感想文を書く。もう夕方の四時だ。

 連日のベース・トレーニングで、腕と胸が筋肉痛。

 五時にアパートの管理会社から電話。ベース等々に対するクレームかと思いきや、違った。内容は、更新料は振り込まれたが、渋谷に手続きをしに来ていない、という。放置してたら忘れてくれるかな、と思っていたのに。来月に渋谷に行かねばならない。面倒くさいなあ。

 ファミリー・マートで煙草を二箱買う。この店は相変わらず、深夜以外男を雇っていない。

 MSCのアルバムを聞く。高橋弘希の指の骨を読み終えたら、積んである高橋源一郎の作品群を読むことに決める。

 九時ごろに、腹が減ったのでスーパーへ行く。三割引で二百八十円の帆立の天ぷらが売ってあった。久しぶりに帆立たべたいな、と思いつつ、三割引のソーセージのパンを買って食べる。旨い。


 二◯一六年 九月二十五日 日曜日

 九時半に目が覚める。また変な夢。サザエさんのカツオになっていて、明日ディズニー・ランドへ行くというもの。カツオである僕が片思いしている女性に電話をかけて、「明日ディズニーに行くんですよぉ」とか言ってた。何の話だ。

 読書をして、昼過ぎに丸ちゃん製麺の塩に生卵を入れて食べる。旨い! ……冷やかしにスーパーへ行くと、家のすぐ近くにあるセブン・イレブンの前にパトカーが停まっていた。コンビニの前ということは、十中八九万引きだろう。たかだか数百円のものを万引きして警察のご厄介になるなんて、阿呆臭い。

 アップル・ティーを買う。これぐらいの贅沢は許されるだろう。本音を言えば、三貫三百円の鰹の握りが食べたかった。そんな金はない。

 ひたすら読書をしていたら、もう夕方。読書をやめて、ジャパニーズ・ヒップホップを聞く。THA BLUE HERBとか、鬼とか、そのあたり。

 あまりに暑いのでシャワーを浴びて、上がってすぐにベースの練習。ドレミハソラシドレミファソラシドをやって、今日はちょっとレベルを上げて、NirvanaのSmells Like Teen Spiritを練習。両腕がじーんときてる。運動不足甚だしい。

 元々ベースを買うきっかけになった曲、GLAYのSHUTTER SPEEDSのテーマを練習する。これから毎日、この曲ばかり練習する。一日三十分やり続ければ、いつか普通に弾けるようになるでしょう。
 その流れでGLAYのベスト・アルバムを聞きながら、空腹を我慢する。我慢しなくてもいいんだけれど、作るのが面倒くさいのと、毎日毎日麺で飽きてきた。

 なんだか悟った。死ぬまで作家志望でいよう。一生受賞しなくていい。その代わり、書けなくなる日まで応募を続ける。

 腹が減ってどうしようもないので、八時過ぎに四玉二百円の乾燥蕎麦を茹でて、冷やしぶっかけで食べる。旨い! 本当は天ぷらやら卵やら入れたかったけれど、そんな金はないので。食い終わって一服したのち、水シャワーを浴びる。

 九時半までかけて、高橋弘希の指の骨を読み終え、感想文を書く。結構長くなってしまった。薬を飲んで、GLAYを聞きながらゆっくりする。

 眠れないので、なんとなくスーパーへ行く。アパートの前で老人が煙草を吸っている。やたらと僕に話しかけてきて、しかもそれが長いという爺さん。
「このアパートに住んでどれぐらい?」やら、「更新料高すぎないか」やら、「このアパート結構若者も住んでるんだな」を五回は聞いた。そのくせ僕がついた嘘は覚えている。


 二◯一六年 九月二十六日 月曜日

 九時半頃に、訪問看護のチャイムで目が覚める。少し化粧の濃い感じの人。ハリー・ポッターを読むらしい。

 帰ったあと、素早くトイレに駆け込む。腹を下した。変なものを食べて下すならわかるけれど、理由もないのに下すのはやめて欲しい。冷えたから、とかいうふざけた理由は認めない。

 ファミリー・マートで立ち読みを済ませ、百三円の冷凍炒飯を買って帰る。家に着き、フライパンでそれを炒めて食べる。旨い!
 少しだけベースの練習をする。SHUTTER SPEEDSのテーマ。

 それからネットでいろいろとベースを調べる。楽器って値段がピンからキリまでありすぎて、わけがわからなくなる。今僕が使っているのはかなり安い物だけれど、今のところこれに満足しているんだよな。

 三時過ぎに、腹が減ったので、丸ちゃん製麺の塩に生卵を入れて食べる。旨い!

 五時まで、Daft Punkやらを聞いて、5時に夢中! を観る。途中で、牛乳屋が試飲ということで、五本飲むヨーグルトをくれた。なんだかんだで全部飲む。旨い。

 テレビを消して、録音していたラジオを聞く。


 二◯一六年 九月二十七日 火曜日

 十一時過ぎに起きる。暑いから汗が……。またわけのわからない夢を見た。昨日、途中まで聞いていたラジオを再生しながら、薬を飲んで一服。

 腹が減ったので、チキン・ラーメンをそのまま食べる。旨いけれど、辛いなぁ……。

 三時までラジオを聞いて、腹が減ったので丸ちゃん製麺の塩に生卵を入れて食べる。旨い!
 歯科のついでに図書館へ行く。歯ブラシで触ったり、歯科が突くと激痛が走る前歯を埋められて、図書館でCD一枚と本二冊を返し、CD五枚と本二冊を借りて帰る。途中、友人のSから電話があり、通話しながら帰宅する。
 帰宅して、CDを取り込みながら通話を続ける。George HarrisonのAll Things Must Passの二◯一四年リマスター、Living In The Material Worldの二◯◯六年リマスター、Maroon5のIt Won't Be Soon Before Long、Ⅴ、AviciiのStories。Maroon5のIt~は、持っていたのが海外盤だったので、ボーナス・トラック目当てに。

 All Things Must Passを聞く。いいアルバムだ。

 途中で止めて、何となくザ・クロマニヨンズの動画をいろいろ観る。観ながら、水で締めた蕎麦に生卵を入れて麺つゆをかけたものを食べる。旨い! ……が、それだけでは腹が一杯にならないので、ボンゴレ・ビアンコを作って食べる。旨い! ……が、さすがに腹いっぱい。残す。

 なんだか麺以外の食べ物が食べたいので、買ったまま手つかずだった、アンチョビとイナバのタイ・カレーを食べる。アンチョビ、辛すぎて途中でギブ・アップ。タイ・カレーはいつ食べても美味しいね。


 二◯一六年 九月二十八日 水曜日

 眠たいのに眠れないので、PSVITAで第三次スパロボZを朝までプレイ。やめて、録音したまままったく聞いていなかったラジオを点検し、つまらないのは、録音リストとフォルダを削除する。

 西村賢太のエッセイ集を読みながら、すやすやと眠っていた。ヘルパーに起こされる。ぼけっとしていたので、適当に済ませ、暑くてもう炭酸が飲みたくて仕方がないので、ポイントでペプシ・ストロング・ゼロを買って、飲みながら一服。腹減った。

 それから、録音していたラジオを聞く。数え切れないほどあるので、徐々に聞いていかないと。
 聞きながら、洗濯を済ます。

 入院中に勝手に解約になり、毎月五千円請求されているインターネットの件を弁護士に話すと、「事情が事情だから、無理やり払えなどとは言わない。差し押さえできないから」と言われ、その旨を会社側に伝えると、「債権回収会社が来月の中頃に電話します」となった。さすがにこの金額はキツすぎるので、少し安心。
 続けてラジオを聞く。

 以前登録していた、障害者雇用のサイトから電話があった。紹介できるのが都外しかないとのこと。早く働きたいものですな。

 夕方の五時半に、夕食をとる。丸ちゃん製麺の塩に生卵を入れる。旨い! 5時に夢中! のことをすっかり忘れていたので、慌ててテレビをつける。MCのふかわりょう氏が夏休みで、代わりにロンドンブーツ1号2号の田村淳氏。なんていうか、安定感が凄まじい。
 同時に、江原氏ってオーラの泉やっていた頃は胡散臭いと思っていたけれど、5時に夢中! のコーナー観出してから、この人はすごい人なんだ、と思うようになってきた。何というか、話を聞いていて安心する。

 久しぶりにケツメイシやDAやRIP SLYMEを聞いている。このあたりは中高生の時にムーブメントが起きたから、有名どころは知ってるのよね。

 今日、ベースの練習をしていないことを思い出したので、九時から三十分間、GALYのSHUTTER SPEEDSのテーマを練習する。なんとか、ベース・ソロ以外の動きはわかってきた。と言っても、オルタネイト・ピッキングがまだまだ不安定。あと、後半にミュートがあるので、そこも難しい。……まぁ、なんと言っても、ソロの難しさは半端ない!

 と、音楽に夢中になっていたら、ソフトバンク戦を観忘れていた。優勝は日ハム。薬を飲んで。

 日ハム優勝特集を観ながら、冷やし蕎麦麺つゆぶっかけを食べる。


 二◯一六年 九月二十九日 木曜日

 訪問看護のチャイムで目が覚める。今日は、恋焦がれているお姉さんの日だ。なんだか、数か月前からどんどんと可愛くなっていっている気がする。まあ気のせいだろうか。
 お姉さんと話した内容は、許可を取っていないので、オール・スキップ。
 十一時に病院へ向かう。

 三時前までぶらぶらと待っていたら、友人であるT君と会う。僕が貸した、DARK KNIGHT TRILOGY Blu-ray BOXの一作目であるBEGINSを観て、興奮したようだ。アメコミとかって、偏見があるよね。

 帰りに図書館へ寄って、家に着いたら5時に夢中! をやっていたので、シャワーを浴びてから観る。今日は数カ月ぶりにニコニコ生放送を観た。S氏とM氏のを。

 5時に夢中! を観ながら、本日最初で最後の食事を摂る。ミート・ソースのスパゲティ。旨い!

 六時から三十分間ベース練習。SHUTTER SPEEDSのテーマ、いい感じになってきた。

 少し読書して、それからずっと音楽を聞く。


 二◯一六年 九月三十日 金曜日

 訪問看護のチャイムで目が覚め、また寝て、を三回ぐらい繰り返して、ようやく完全に目が覚める。
 一番の上司っぽい訪問看護の女性。今日はこのサイトのコンテストの受賞が決まる日なので、「まだ発表されてないのね」と言っていた。

 夢を二種類見たのに、内容は全然覚えていない。まだ眠い。煙草を一服して、教えてもらった高橋源一郎の動画を観る。

 十二時に結果発表があり、三作が受賞。残念ながら僕のは落ちていた。まあそういうものだよね。

 ラ王の味噌を食っていると、先日訪問した牛乳屋が、ヨーグルトを六個無料でくれたので、それを食べる。旨い!
 食べながら、高校生ラップ選手権を観る。

 二時間もあったから、終わったらもう五時前になっていた。5時に夢中! の時間だけれど、なんとなくいいやと思って、図書館へ行ってCDを返して、CDを借りる。THE TING TINGSのSUPER CRITICAL、Maroon5のOVEREXPOSEDとHANDS ALL OVER、George HarrisonのAll Time Best。
 帰宅していると、某氏から電話が。残念だったね、という話で。ネット上でもなんでも、そう言って貰えるだけでありがたいと思っている。

 七時頃から、女友達のSと四時間ほど電話をする。最初は僕の恋愛相談で、それからいろいろと話が飛んだ。電話の最中に、ゆで卵を二個作り、食べる。旨い!
 電話が終わると、スーパーへ行って、レンジでチンするご飯大盛りと、百円のカレーうどんを買って、それを食べる。旨い!
しおりを挟む

処理中です...