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第四の事件
第20話 結局、悪霊退散である
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二宮の肩を掴み、激しくゆすりながら叫びつづける私を、いつの間にかやってきた市原が必死になって止めている。私は市原を突き飛ばし、二宮の肩を掴んだ。市原は大量にある文庫本の山に体を埋めた。二宮は体を丸め、ただぼそぼそと何かを呟いている。
「おい! 返せよ! サキエさんを!」
「牧瀬さん、落ち着いてくだ」また止めようとする市原の顔面を殴り飛ばした。音のような悲鳴を上げ、台所へ体をぶつけた。衝撃で台所に置いてあった鍋が市原の頭に落ちた。乾いた音が響き、市原は気を失う。私は市原をそのままに、また二宮を激しく揺さぶった。
先程まで震えていた二宮が、にやりと笑った。
「ふっふっふ、牧瀬環、お前も消してやろうか」
口調が変わっていた。ぼそぼそと消え入りそうな声ではなく、はっきりと、低い声で。思わず肩から手を離し、二宮の顔を見る。気持ち悪いほどに笑っている。
「くくく、だからあれほど危ないと言っていたのに」
「二宮……?」
後ずさりながら声をかける。途端、二宮が大声で笑い出した。
「環、私よ私。びっくりした?」
声色は二宮だが、口調はサキエさんである。消えたはずなのになぜか。情報量は私の脳の限界を超えている。
「この子に霊を消す力なんてないわよ。びっくりさせるつもりで乗り移ったの。ああ、わかったわかった、うるさい」
ふっと力が抜けるように、二宮が床に倒れた。同時に半透明のサキエさんが、二宮の体から脱皮するかのようにゆっくりと姿を現した。
「私の体をお! 汚した! もう、もう、死んでやるうう!」
むくりと起き上がり、二宮は大きな口を空けて泣き出した。その声に市原が目を覚まし、
「ま、牧瀬さんが、に、二宮さんの体を……」
否定する気力も無く、私はゆっくりとうな垂れた。腹を抱えて笑うサキエさんと、「体を汚した」という確実に勘違いされるであろう言葉で泣き続ける二宮と、私を犯罪者のような目でみる市原の間に挟まれた私は、コップに注いであった残りの水を、一気に飲み干した。
「い、いやあ、びび、びっくりしましたよ。ま、まさかと思いました」
二宮はもう泣くことはやめているものの、常にサキエさんを睨みつけている。サキエさんは二宮を笑わせようと、さまざまな行動を起こしているが、二宮の怒りは収まらないようだ。私は市原に謝罪し、説明した。と言っても真実は言わない。言ったところで誰が信じるであろうか。私の部屋に住む幽霊が、二宮に乗り移ったなどと。
「ま、まあ、れ恋愛はじ、自由ですからね」
何を勘違いしたのだろうか、市原は私と二宮を見比べながら、ぐふふと笑った。
「あくりょー! たいさん!」
お手上げである。そうこうしているうちに外が騒がしくなった。私は窓から庭を見やる。既に目を覚ました赤田が、怒りに顔を歪め、作業員たちに木を切る指示を出していた。
「な、なんとかしなきゃなりませんねえ」
いつの間にか隣にいた市原が独りでに頷く。二宮はサキエさんに遊ばれている。この際なので放って置こうと思う。
読者諸兄ならどうするだろうか。確かに、赤田の言うことは理解できる。若々しい木ならまだ花も咲かせ、汚いアパートを彩ってくれるであろう。しかし、桜さんはもう老朽化などという言葉を通り越してしまっている。いつ朽ち果ててもおかしくないのだ。それを切ろうとする赤田は、一般的に見れば至極当然の行動なのかもしれない。そしてあの男はここの管理人である。ここに住む以上、管理人の指示に従わねばならないのであろう。一度冷静になり、桜さんを眺めてみる。来年花を咲かせるかどうか以前に、来年まで持つかどうかもわからない。もう一つの理由である、切ってしまうとサキエさんが消えるかもわからない、というのは言ったところで奇人変人扱いになるであろうからここに留めておく。
「さ、桜の木、切られてし、しまうんですかねぇ」
私は首を横に振った。良い案が出ない。自分の行いが正しいのかどうかさえわからない。赤田に従うのがいいのだろうか、しかし桜さんが切られてしまうのも忍びない。
うんうんと頭を捻って考えているのを邪魔するかのように、庭から赤田の叫び声が聞こえた。
「木、木が、木が、か、勝手に動いて……」
折れた木の枝を、サキエさんが掴んで動かしている。私と二宮以外には当然のことながらサキエさんの姿は見えない。赤田の言葉が全てであろう。木が、勝手に動いているのだ。
「さ、桜の木が、き、切られるのをそ阻止しようとしているのでしょうか」
という市原の言葉に反応し、二宮が私を押しのけて窓の外を眺め、「……あの悪霊め」と爪を噛みながら呟いた。私は笑いそうになるのを必死に堪え、市原を見る。市原は「こ、これは歴史的瞬間になる! す、鈴木さんに言わないと。あ、あと、カ、カメラ……」などと叫び、私の部屋を飛び出していった。途中激しい音が聞こえたので、どこかで躓いたのだろう。巨漢が倒れこんで、果たしてあの廊下は大丈夫なのだろうか。しばらくして庭に、腰を抜かす赤田と呆然と立ちすくむ鈴木、そしてシャッターを切りまくる市原の姿が見えた。二宮は手を合わせ、「悪霊退散」という言葉を何度も繰り返し呟いている。木を振り回すサキエさんの姿を見て決心した私は、立ちすくむ鈴木とはしゃぐ市原を押しのけ、赤田の元へ走った。
「木は切らないで下さい」
怯え腰を抜かす赤田の耳には私の声など入らないようだ。
「ふ、ふん。どんなトリックを使ったかは知らんが、私が切ると言えば切るのだ」
これはトリックだ、と自分に言い聞かすようにしながら立ち上がり、いつもの得意げな表情になって私を見る赤田を睨み返す。
「なぜそこまでこの木にこだわる」
「あなたが気に食わないからですよ。何でも自分の思い通りにことが運ぶと思ったら大間違いです」
「いよ! かっこいい!」
笑顔で木を振り回すサキエさんが私に微笑んだ。私もサキエさんに微笑み返し、また赤田を見る。今の私の姿は、誰が見ても格好良いと言うであろう。自画自賛ではない。紳士は自分を格好良く見せることも厭わないのである。鈴木が私の隣に立ち、先程までの慌てようはどこへやら、得意げな表情で「牧瀬君の言う通りだ」と眼鏡を人差し指で上げながら呟いた。
「し、しかし! もう金は払っているし、お前たちがどれだけ騒ごうが決まったことなんだよ!」
「あら皆さんお揃いで。こんにちわあ」
仕事から帰ってきたのだろうか、何も知らない瀬名さんがやってきた。私と鈴木、そして市原が挨拶を返す。
「桜の木に集まって、みなさんどうしたんですか?」
あどけない表情でにっこりと微笑む瀬名さんに癒される。それは私だけではなく、鈴木や市原、そして赤田の後ろにいる作業員も同じようだ。空気が和らぐのがわかる。
「夏美さん、どこかへお出かけだったのですか?」
暫し瀬名さんに見とれていた私を、鈴木が押しのけながら瀬名さんに近づいていった。キザな笑みを浮かべる鈴木には、もう既に先程までの慌てようは微塵も感じられない。
「ええ、ちょっと散歩がてら、買い物に行ってたんです」と言いながら、片手に持った買い物袋を見せる。鈴木が「女性にこの様な重い物を持たせるわけにはいきません。僕が部屋までお運びしましょう」とそれを奪い取り、ずかずかとアパートの中へ入っていった。瀬名さんは苦笑いをしながら私たちに「じゃあ、またね」と言い、鈴木の後を追いかけていった。
「鈴木さんって、もしかして瀬名さんに惚れてます?」
「そ、そうですよ。あ、あの人、ず、ずっと前からです。本人は否定していますが」
「わっかりやすいよねえ。あの子も困ってるんじゃないかしら」
「とっ、とにかくだ!」
アパートを見上げ鈴木さんの行動に呆れる私たちに、話を元に戻そうと赤田が叫んだその瞬間、突然上から大量の文庫本が降り注いできた。あいたたた。私たちは頭を抱えその衝撃に耐えながら、上を見上げた。
「あっ、悪霊退散! 悪霊退散! あくりょうたいさあああああん!」
二宮が涙を浮かべながら次々と文庫本を放り投げていた。それはどう見ても私の愛してやまない本たちだった。次第に投げる物がなくなったのか、鍋や食器の類などが庭に降り注ぐ。市原の持っていたカメラにそれが当たり、カメラが地面に音を立てて落ちた。
「悪霊退散! 悪霊退散!」
「カ、カメラが……! 僕のカメラ。ぼ、僕のカメラ」
「あくりょーめ! これでも食らえ!」
「あはははははは! 幽霊に本は効かなーい」
「ふん、何を言われようと切るからな! また後日来る!」
「ぼ、僕のカメラ! こ、これ、高かったんですよ、ど、どうしてくれるんですか!」
「俺たちどうする? 赤田さんも帰ったし、けえるべ」
「ふふ、買い物に行く際は、僕に声をおかけ下さい。荷物など軽がると持ってあげましょう」
私はポケットから煙草を取り出し火をつけた。空は明るく、涼しげな風が私の全身を包む。桜さんもその風に吹かれながら、私に微笑んでくれる。私は、また面倒くさいことになったなと、目に染みる煙を見ながら思ったのであった。
「おい! 返せよ! サキエさんを!」
「牧瀬さん、落ち着いてくだ」また止めようとする市原の顔面を殴り飛ばした。音のような悲鳴を上げ、台所へ体をぶつけた。衝撃で台所に置いてあった鍋が市原の頭に落ちた。乾いた音が響き、市原は気を失う。私は市原をそのままに、また二宮を激しく揺さぶった。
先程まで震えていた二宮が、にやりと笑った。
「ふっふっふ、牧瀬環、お前も消してやろうか」
口調が変わっていた。ぼそぼそと消え入りそうな声ではなく、はっきりと、低い声で。思わず肩から手を離し、二宮の顔を見る。気持ち悪いほどに笑っている。
「くくく、だからあれほど危ないと言っていたのに」
「二宮……?」
後ずさりながら声をかける。途端、二宮が大声で笑い出した。
「環、私よ私。びっくりした?」
声色は二宮だが、口調はサキエさんである。消えたはずなのになぜか。情報量は私の脳の限界を超えている。
「この子に霊を消す力なんてないわよ。びっくりさせるつもりで乗り移ったの。ああ、わかったわかった、うるさい」
ふっと力が抜けるように、二宮が床に倒れた。同時に半透明のサキエさんが、二宮の体から脱皮するかのようにゆっくりと姿を現した。
「私の体をお! 汚した! もう、もう、死んでやるうう!」
むくりと起き上がり、二宮は大きな口を空けて泣き出した。その声に市原が目を覚まし、
「ま、牧瀬さんが、に、二宮さんの体を……」
否定する気力も無く、私はゆっくりとうな垂れた。腹を抱えて笑うサキエさんと、「体を汚した」という確実に勘違いされるであろう言葉で泣き続ける二宮と、私を犯罪者のような目でみる市原の間に挟まれた私は、コップに注いであった残りの水を、一気に飲み干した。
「い、いやあ、びび、びっくりしましたよ。ま、まさかと思いました」
二宮はもう泣くことはやめているものの、常にサキエさんを睨みつけている。サキエさんは二宮を笑わせようと、さまざまな行動を起こしているが、二宮の怒りは収まらないようだ。私は市原に謝罪し、説明した。と言っても真実は言わない。言ったところで誰が信じるであろうか。私の部屋に住む幽霊が、二宮に乗り移ったなどと。
「ま、まあ、れ恋愛はじ、自由ですからね」
何を勘違いしたのだろうか、市原は私と二宮を見比べながら、ぐふふと笑った。
「あくりょー! たいさん!」
お手上げである。そうこうしているうちに外が騒がしくなった。私は窓から庭を見やる。既に目を覚ました赤田が、怒りに顔を歪め、作業員たちに木を切る指示を出していた。
「な、なんとかしなきゃなりませんねえ」
いつの間にか隣にいた市原が独りでに頷く。二宮はサキエさんに遊ばれている。この際なので放って置こうと思う。
読者諸兄ならどうするだろうか。確かに、赤田の言うことは理解できる。若々しい木ならまだ花も咲かせ、汚いアパートを彩ってくれるであろう。しかし、桜さんはもう老朽化などという言葉を通り越してしまっている。いつ朽ち果ててもおかしくないのだ。それを切ろうとする赤田は、一般的に見れば至極当然の行動なのかもしれない。そしてあの男はここの管理人である。ここに住む以上、管理人の指示に従わねばならないのであろう。一度冷静になり、桜さんを眺めてみる。来年花を咲かせるかどうか以前に、来年まで持つかどうかもわからない。もう一つの理由である、切ってしまうとサキエさんが消えるかもわからない、というのは言ったところで奇人変人扱いになるであろうからここに留めておく。
「さ、桜の木、切られてし、しまうんですかねぇ」
私は首を横に振った。良い案が出ない。自分の行いが正しいのかどうかさえわからない。赤田に従うのがいいのだろうか、しかし桜さんが切られてしまうのも忍びない。
うんうんと頭を捻って考えているのを邪魔するかのように、庭から赤田の叫び声が聞こえた。
「木、木が、木が、か、勝手に動いて……」
折れた木の枝を、サキエさんが掴んで動かしている。私と二宮以外には当然のことながらサキエさんの姿は見えない。赤田の言葉が全てであろう。木が、勝手に動いているのだ。
「さ、桜の木が、き、切られるのをそ阻止しようとしているのでしょうか」
という市原の言葉に反応し、二宮が私を押しのけて窓の外を眺め、「……あの悪霊め」と爪を噛みながら呟いた。私は笑いそうになるのを必死に堪え、市原を見る。市原は「こ、これは歴史的瞬間になる! す、鈴木さんに言わないと。あ、あと、カ、カメラ……」などと叫び、私の部屋を飛び出していった。途中激しい音が聞こえたので、どこかで躓いたのだろう。巨漢が倒れこんで、果たしてあの廊下は大丈夫なのだろうか。しばらくして庭に、腰を抜かす赤田と呆然と立ちすくむ鈴木、そしてシャッターを切りまくる市原の姿が見えた。二宮は手を合わせ、「悪霊退散」という言葉を何度も繰り返し呟いている。木を振り回すサキエさんの姿を見て決心した私は、立ちすくむ鈴木とはしゃぐ市原を押しのけ、赤田の元へ走った。
「木は切らないで下さい」
怯え腰を抜かす赤田の耳には私の声など入らないようだ。
「ふ、ふん。どんなトリックを使ったかは知らんが、私が切ると言えば切るのだ」
これはトリックだ、と自分に言い聞かすようにしながら立ち上がり、いつもの得意げな表情になって私を見る赤田を睨み返す。
「なぜそこまでこの木にこだわる」
「あなたが気に食わないからですよ。何でも自分の思い通りにことが運ぶと思ったら大間違いです」
「いよ! かっこいい!」
笑顔で木を振り回すサキエさんが私に微笑んだ。私もサキエさんに微笑み返し、また赤田を見る。今の私の姿は、誰が見ても格好良いと言うであろう。自画自賛ではない。紳士は自分を格好良く見せることも厭わないのである。鈴木が私の隣に立ち、先程までの慌てようはどこへやら、得意げな表情で「牧瀬君の言う通りだ」と眼鏡を人差し指で上げながら呟いた。
「し、しかし! もう金は払っているし、お前たちがどれだけ騒ごうが決まったことなんだよ!」
「あら皆さんお揃いで。こんにちわあ」
仕事から帰ってきたのだろうか、何も知らない瀬名さんがやってきた。私と鈴木、そして市原が挨拶を返す。
「桜の木に集まって、みなさんどうしたんですか?」
あどけない表情でにっこりと微笑む瀬名さんに癒される。それは私だけではなく、鈴木や市原、そして赤田の後ろにいる作業員も同じようだ。空気が和らぐのがわかる。
「夏美さん、どこかへお出かけだったのですか?」
暫し瀬名さんに見とれていた私を、鈴木が押しのけながら瀬名さんに近づいていった。キザな笑みを浮かべる鈴木には、もう既に先程までの慌てようは微塵も感じられない。
「ええ、ちょっと散歩がてら、買い物に行ってたんです」と言いながら、片手に持った買い物袋を見せる。鈴木が「女性にこの様な重い物を持たせるわけにはいきません。僕が部屋までお運びしましょう」とそれを奪い取り、ずかずかとアパートの中へ入っていった。瀬名さんは苦笑いをしながら私たちに「じゃあ、またね」と言い、鈴木の後を追いかけていった。
「鈴木さんって、もしかして瀬名さんに惚れてます?」
「そ、そうですよ。あ、あの人、ず、ずっと前からです。本人は否定していますが」
「わっかりやすいよねえ。あの子も困ってるんじゃないかしら」
「とっ、とにかくだ!」
アパートを見上げ鈴木さんの行動に呆れる私たちに、話を元に戻そうと赤田が叫んだその瞬間、突然上から大量の文庫本が降り注いできた。あいたたた。私たちは頭を抱えその衝撃に耐えながら、上を見上げた。
「あっ、悪霊退散! 悪霊退散! あくりょうたいさあああああん!」
二宮が涙を浮かべながら次々と文庫本を放り投げていた。それはどう見ても私の愛してやまない本たちだった。次第に投げる物がなくなったのか、鍋や食器の類などが庭に降り注ぐ。市原の持っていたカメラにそれが当たり、カメラが地面に音を立てて落ちた。
「悪霊退散! 悪霊退散!」
「カ、カメラが……! 僕のカメラ。ぼ、僕のカメラ」
「あくりょーめ! これでも食らえ!」
「あはははははは! 幽霊に本は効かなーい」
「ふん、何を言われようと切るからな! また後日来る!」
「ぼ、僕のカメラ! こ、これ、高かったんですよ、ど、どうしてくれるんですか!」
「俺たちどうする? 赤田さんも帰ったし、けえるべ」
「ふふ、買い物に行く際は、僕に声をおかけ下さい。荷物など軽がると持ってあげましょう」
私はポケットから煙草を取り出し火をつけた。空は明るく、涼しげな風が私の全身を包む。桜さんもその風に吹かれながら、私に微笑んでくれる。私は、また面倒くさいことになったなと、目に染みる煙を見ながら思ったのであった。
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