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「送っていただいてありがとうございました。」
「いいえ、騎士として当然のことをしたまでです。」
「あのっ、これお礼として受け取ってください。」
「これは??」
「私、薬屋を営んでいるんです。私の作った回復ポーションです。」
「(手作り‥‥嬉しい!)ありがとうございます!大切に使いますね?」
「怪我したら使ってくださいね?」
「はい、ところで旦那さんは‥‥??」
「あの‥‥この子の親は私だけなんです。」
「?!失礼なことを聞いて申し訳ございません。」
「気に病まないでください。今日は遅くまでありがとうございました。いらぬ心配かもしれませんがお気をつけて。」
「ありがとうございます。ではおやすみなさい。」
「ぅーん?お母さま??」
彼が去る直前で目を開けたルーカス。その瞳は紫色をしていた。
瞳の色を確認した瞬間違和感のないように隠した。
きちんと隠せただろうか?
心臓がバクバクなる。
どうしよう?バレた?でも‥‥一瞬だった。彼が見ていたとも限らない。
大丈夫。きっと大丈夫よ。
「お母さま?」
「ああ、ごめんね。ルーカス。目薬しましょう?」
「うん!」
「もう夜も遅いわ。おやすみなさい。」
「おやすみー!!」
すやすやと穏やかな寝息を立てて眠る我が子を見守る。
きっと大丈夫よ。もう彼に会うことはないだろうし。
あと3週間ちょっと。接触のないように気をつけましょう!気を引き締めるのよ!クレア!!
ーーーー
「あっ団長帰ってきた!」
「「「「「お帰りなさい!!」」」」」
「なんだ?お前たち。」
「まあまあ飲みましょう。今日は最後まで付き合いますから!」
「飲んで嫌なことは忘れちゃいましょう!」
「俺も失恋したんです!慰めてください!!」
「お前はいつも失恋してるだろ。大体あって3秒で惚れだって何だよ。しかも毎回彼氏持ちだしさぁ~。」
「だって~うぅ~。」
「何でお前がもう酔ってるんだ!」
「おい、何だこれは?」
「団長を慰める会です!」
「はぁ?何でお前らに慰められなきゃならないんだ??」
「ぇ?だって失恋したんでしょう?あのお嬢さんお子様いたじゃないですかー!」
「あぁ、旦那はいないそうだ。」
「「「「「「「?!」」」」」」」
「じゃあいける?!」
「お前ら、絶対に手出すなよ?」
「おお、怖っ。さすが団長。殺気混じりはマジですね。」
「お嬢さん怖がらせないでくださいよ!」
「それがよ!団長、あのお嬢さんの前では爽やかに笑ってたんだよ!」
「「「嘘だぁ~!」」」
「本当だって!」
「え?団長笑えたんですか?」
「失礼な奴だな。俺だって笑えるさ。さあ!お前ら邪魔だ!どっか行け!!」
「「「「はははっ!!」」」」
「はぁ~結局飲みたいだけだろ。」
「まあまあ良いじゃないですかぁー!!」
「そうだ!そうだ!!」
騒がしい夜は深夜に至るまで続いた。
「いいえ、騎士として当然のことをしたまでです。」
「あのっ、これお礼として受け取ってください。」
「これは??」
「私、薬屋を営んでいるんです。私の作った回復ポーションです。」
「(手作り‥‥嬉しい!)ありがとうございます!大切に使いますね?」
「怪我したら使ってくださいね?」
「はい、ところで旦那さんは‥‥??」
「あの‥‥この子の親は私だけなんです。」
「?!失礼なことを聞いて申し訳ございません。」
「気に病まないでください。今日は遅くまでありがとうございました。いらぬ心配かもしれませんがお気をつけて。」
「ありがとうございます。ではおやすみなさい。」
「ぅーん?お母さま??」
彼が去る直前で目を開けたルーカス。その瞳は紫色をしていた。
瞳の色を確認した瞬間違和感のないように隠した。
きちんと隠せただろうか?
心臓がバクバクなる。
どうしよう?バレた?でも‥‥一瞬だった。彼が見ていたとも限らない。
大丈夫。きっと大丈夫よ。
「お母さま?」
「ああ、ごめんね。ルーカス。目薬しましょう?」
「うん!」
「もう夜も遅いわ。おやすみなさい。」
「おやすみー!!」
すやすやと穏やかな寝息を立てて眠る我が子を見守る。
きっと大丈夫よ。もう彼に会うことはないだろうし。
あと3週間ちょっと。接触のないように気をつけましょう!気を引き締めるのよ!クレア!!
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「あっ団長帰ってきた!」
「「「「「お帰りなさい!!」」」」」
「なんだ?お前たち。」
「まあまあ飲みましょう。今日は最後まで付き合いますから!」
「飲んで嫌なことは忘れちゃいましょう!」
「俺も失恋したんです!慰めてください!!」
「お前はいつも失恋してるだろ。大体あって3秒で惚れだって何だよ。しかも毎回彼氏持ちだしさぁ~。」
「だって~うぅ~。」
「何でお前がもう酔ってるんだ!」
「おい、何だこれは?」
「団長を慰める会です!」
「はぁ?何でお前らに慰められなきゃならないんだ??」
「ぇ?だって失恋したんでしょう?あのお嬢さんお子様いたじゃないですかー!」
「あぁ、旦那はいないそうだ。」
「「「「「「「?!」」」」」」」
「じゃあいける?!」
「お前ら、絶対に手出すなよ?」
「おお、怖っ。さすが団長。殺気混じりはマジですね。」
「お嬢さん怖がらせないでくださいよ!」
「それがよ!団長、あのお嬢さんの前では爽やかに笑ってたんだよ!」
「「「嘘だぁ~!」」」
「本当だって!」
「え?団長笑えたんですか?」
「失礼な奴だな。俺だって笑えるさ。さあ!お前ら邪魔だ!どっか行け!!」
「「「「はははっ!!」」」」
「はぁ~結局飲みたいだけだろ。」
「まあまあ良いじゃないですかぁー!!」
「そうだ!そうだ!!」
騒がしい夜は深夜に至るまで続いた。
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