佐々木と吉田 EVのフェラーリーなんな、誰が買うんだよ編

国のタイプ

日本は多民族国家、韓国は単一民族国家

「とにかくね」
「はい、とにかく」
「日本はギリシャで、アメリカはローマなわけよ」
「はいはい」
「その目指すもの、幸福の形、国の形、国民の人生の形、まったく違う訳じゃん」
「そうっすね」
「それを同じさぁ、物差しで測るのなんてさぁ、走り幅跳びと走り高跳びを同じ物差しで測るようなもんじゃん」
「・・・・・・そのたとえ、なんすか？」
「違う？」
「違う」
　吉田は頷く。

「とにかく、とにかくさぁ、アメリカと比べるのはおかしいと」
「はいはい」
「同じように韓国と比べるのもさぁ」
「はい」
「向こうは単一民族国歌で、こっちはそうじゃないし」
「もちろんそうです」
　吉田が頷く。
　　　
「究極的なこと言えばだよ」
「はい」
「日本周辺、まぁ東アジアにさぁ」
　佐々木が指を回す。
「大和民族とアイヌ民族と琉球民族と朝鮮民族がいるのね」
「はい、そうですね」
「そのうちの大和民族とアイヌ民族と琉球民族と一部の朝鮮民族で日本は出来ているのね」
「はいはいはい、もちろんそうです」
　吉田が頷く。
「対して韓国は、朝鮮民族だけで・・・・もっと言うとそれが二つに割れて」
「はい、割れて」
「その一つ何だから、同じ物差しで比べるのはおかしいんだよね」
「・・・・・・・まぁ、こっちは言ってないんですけど、向こうが言って来てるんですけどね」
「・・・・・まぁ、そうだけど」
　佐々木が顔を歪める。
「だからほっときゃいいんだよ、相手にしなきゃ」
「まぁそうですけどね」
　ニヤニヤしながら吉田が応える。