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国のタイプ

  どっちの立場だよ

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 ハハハハハッと笑い、
「そうですね」
と吉田は頷く。

「アメリカの」
「はい、アメリカの」
「ガーファみたいな大企業の」
「大企業の」
「シーイーオが」
「シーイーオが」
「インド人なの」
「インド人、なんすね」
「日本、関係ないじゃん」
 ハハハハハッと吉田が笑う。

「俺が言いたいのはね」
「はいはい」
「これどっちの立場に、俺らは立つの?って話」
「はい、そうですね」

「まぁじゃあ、アメリカの立場としましょうや」
「はい」
「日本もアメリカの様に、優秀な外国人を、インド人を大企業の幹部に社長に迎えましょう」
「はいはい」
「もうゴーンさんで懲りてるだろう」
「ハハハッ、そうですね」

「だって日本の大企業でやる事なんかリストラだけだし、そんなことしたら失業者で溢れるし」
 そうですねよ、と吉田が頷く。
「だってアメリカは、元々のアメリカ人っておかしいですけど、白人が大量に失業者になって、生活に困る人らが大量に生まれて、その人らがトランプ支持者ですからね」
 そうそう、と佐々木が頷く。

「だからさぁ、日本はダメだ論の人らに言いたいのは、日本もアメリカみたいに、失業者だらけになれば良いって事?って言いたいのね」
 確かに、と吉田が笑いながら同意する。
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