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知識と知識が繋がる
免罪符
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「で、もっと言うと」
「はい」
「ルターがなんで、レオ十世ことジョバンニ・デ・メディチを非難したかって言うと」
「はい、言うと」
「レオ十世が免罪符って言うのを、売ったのね」
「免罪符?免罪符ですか」
そうそう、と佐々木が頷く。
「なんのですか?」
「なんのですかっていうか、人類の、あるいは人生の」
「なんですかそれ」
吉田が笑う。
「だから人間は生きていたら罪を犯す」
佐々木が手を振る。
「もっと言えばキリスト教は、原罪って言って、人間は生まれた事が罪だって考え方なのね」
「すごい宗教ですね、考えてみたら」
「で、この免罪符を買えば、罪が免除されて、天国に行けるってことね」
「はいはいはい」
「でもそれを、ルターが非難したのね」
「まぁまぁね」
「聖書のどこにも、そんなこと書いてないじゃないか」
「はいはい」
「聖書のどこにも、ローマ教皇がその人を、キリスト教の信者を、天国に行けるかどうか決めれるなんて書いてないと」
「そりゃそうだ」
「免罪符なんてモノを買えば天国に行けるなんて、おかしいだろうと」
「金持ちだけが行ける」
「・・・・・・まぁある意味、真実だけどね」
ハハハハハハッと吉田は笑う。
「はい」
「ルターがなんで、レオ十世ことジョバンニ・デ・メディチを非難したかって言うと」
「はい、言うと」
「レオ十世が免罪符って言うのを、売ったのね」
「免罪符?免罪符ですか」
そうそう、と佐々木が頷く。
「なんのですか?」
「なんのですかっていうか、人類の、あるいは人生の」
「なんですかそれ」
吉田が笑う。
「だから人間は生きていたら罪を犯す」
佐々木が手を振る。
「もっと言えばキリスト教は、原罪って言って、人間は生まれた事が罪だって考え方なのね」
「すごい宗教ですね、考えてみたら」
「で、この免罪符を買えば、罪が免除されて、天国に行けるってことね」
「はいはいはい」
「でもそれを、ルターが非難したのね」
「まぁまぁね」
「聖書のどこにも、そんなこと書いてないじゃないか」
「はいはい」
「聖書のどこにも、ローマ教皇がその人を、キリスト教の信者を、天国に行けるかどうか決めれるなんて書いてないと」
「そりゃそうだ」
「免罪符なんてモノを買えば天国に行けるなんて、おかしいだろうと」
「金持ちだけが行ける」
「・・・・・・まぁある意味、真実だけどね」
ハハハハハハッと吉田は笑う。
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