佐々木と吉田 チュウニボーの人らはXが好き編

良かれと思って✖️

ドヤ顔で言ってたマスクの立場

「だからさぁ」
「はい」
「日本人は、特にネットをよく使う、チュウニボーの人らは」
「誰ですかチュウニボーって」
　笑いながら吉田がツッコむ。

「そういう人らは、エックスを支持すべきなんだよね」
「いやいや」
「マスクさん、あなた達のために、あなた達が喜んでくれると思ったから、エックスにしたんだから」
「勝手にしたから、あと、全部先輩の妄想だし」
　いやいや、と佐々木が手を振る。

「普通、こんなダサいのにしないだろう」
「ダサいとか言うな、ダサいけど」
「ましてマスクさんはカリスマなんだから、ダサいわけないだろう」
「どうでしょう、わかんないけど」

「日本のお得意さまの為にね、日本の人たちが喜んでくれる為に、どうしたらいいか考えて、エックスだってなったわけよ」
　ハハハハハッと吉田が笑う。
「それに会議の時にね、マスクさんはドヤ顔でエックスにするって言ったわけじゃん」
「まぁ、まぁそうでしょうね」
「これがウケるんだ、これがイケてるんだってね」
「はい、はい」
　苦笑しながら、吉田が頷く。
「そのマスクさんの立場も考えてあげて」
「知らんがね」