佐々木と吉田 ドラクエツクールと栄一の野望と、メガテンIf リボーンペルソナ0篇

ペルソナ0

人間関係の曼荼羅

「で、そのゲームを二十周くらいやるとさぁ」
「そんなに出来るんですか？」
「当然、当然」
　ええっ、と吉田が呟く。

「すごい人間関係の曼荼羅が出来るのね」
　ハハハハハハハハッと吉田は笑う。


「それで、じゃあこれは誰が悪いんだ、誰が原因なんだみたいなのになるとさぁ」
「はいはいはい」
「それがすごい複雑で」
　佐々木が手を振る。
「悪い奴がいないわけじゃないんだけど、それぞれの人間に動機があるのね」


「みんな動機があって行動してるのね」
「はい」
「それを、他の人というか、プレイヤーが観て、納得できるかどうかは別として」
「はい、別として」
「すべての人が、こういう動機があって、こういう行動をしたんだっていうのが、複雑に絡み合ってるゲーム」
「ハハハハハハッ、どんなゲームなんですか」
　笑いながら、吉田がツッコむ。